山本電卓のマンガWEBhttps://dentakumanga.com漫画を読んで描いて楽しもう!Tue, 13 May 2025 16:45:39 +0000jahourly1https://dentakumanga.com/wp-content/uploads/2024/01/cropped-saitoaikon-32x32.webp山本電卓のマンガWEBhttps://dentakumanga.com3232 クリスタVer.4.0の新機能・新設定まとめ!!https://dentakumanga.com/clipstudiopaint-4-newfunction/Tue, 13 May 2025 09:20:07 +0000https://dentakumanga.com/?p=41513

皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。山本電卓と申します。 イラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)がVer.4.0のアップデートを公開しました。 今回はCLIP STUD ... ]]>

皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。

イラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)がVer.4.0のアップデートを公開しました。

今回はCLIP STUDIO PAINT Ver.4.0で使用できるようになった新しい機能や仕様の内、特に使用頻度の高そうなものをまとめて紹介させていただきますのでよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!


▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】

CLIP STUDIO PAINT PRO

▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】

CLIP STUDIO PAINT EX

参考記事:クリスタを購入する3つの方法と手順紹介!!

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)Ver.4.0の入手方法

新しくクリスタを購入する場合

新しくクリスタを購入する場合はそのままクリスタVer.4.0を入手することができます。

クリスタを購入する3つの方法!損しない選択をしよう!

注意

パッケージ版の場合はVer.1やVer.2.0、Ver.3.0も販売されていますのでバージョンを間違えないようにしましょう。


また、Ver.4.0でも期限付きライセンスの場合もあるのでそちらもしっかり確認しましょう。

手元のクリスタをVer.4.0にする場合

既にクリスタを所有している場合は、アップデートをすることでVer.4.0を入手することができます。


●月額利用の場合
追加料金なしでアプリストアから最新版にアップデートできます。


●ダウンロード・パッケージ版の場合
「アップデートプラン」の契約、もしくは「優待バージョンアップ」の購入によってクリスタVer.4.0にアップデートすることができます。

【クリスタ】アップデートプランの契約方法を紹介します!!

クリスタを無期限Ver.2・3・4に!優待バージョンアップ購入方法!

注意

「優待バージョンアップ」を購入する場合、お手元のクリスタがVer.1.xであれば「Ver.1.x→Ver.2.0」→「Ver.2.0→Ver.3.0」→「Ver.3.0→Ver.4.0」と優待バージョンアップを順番に購入する必要があります。


「アップデートプラン」を契約する場合はお手元のクリスタがVer.1.xでも最新バージョンにアップデートが可能です。

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)Ver.4.0の新機能!

「パペット変形」

クリスタの変形機能に「パペット変形」が追加されました。

パペット変形とは、キャンバス上の絵に表示されたメッシュ上に「ピン」を設置し、その「ピン」をドラッグ移動することで絵を折り曲げたり伸ばしたりするような変形をすることができる機能です。

クリスタのパペット変形


参考記事

イラストを折り曲げる!クリスタのパペット変形の使い方!!

オブジェクトツールによるスナップ機能

オブジェクトツールを使用時に、絵やテキストといったオブジェクトや、ベクター線を構成させている制御点などをガイド線だけでなく別のオブジェクト・制御点の位置に合わせたり沿わせる(スナップする)操作が可能になりました。

クリスタ4.0スナップ機能


参考記事

クリスタのスナップ機能で絵や線を揃える方法!【Ver.4~】

新しいフィルター機能の追加

「レンズぼかしフィルター」

レンズぼかしフィルターとはクリスタに読み込んだ画像や絵にキラキラした輝き効果のあるぼかし表現に変換するフィルター機能です。

クリスタ「レンズぼかし」フィルター


参考記事

クリスタでキラキラぼかし!レンズぼかしフィルターの使い方!!

「水晶フィルター」

水晶フィルターとはクリスタに読み込んだ画像や絵を結晶・宝石やステンドグラスのような表現に変換するフィルター機能です。

クリスタの水晶フィルター


参考記事

クリスタで宝石・ドット絵表現!水晶フィルターの使い方!!

投げなわ系ツールの吸着機能

投げなわ系ツールにて、吸着機能をONにすることでレイヤー上の描画部分に沿わせて操作することができる機能が追加されました。

クリスタの投げなわ吸着機能


参考記事

クリスタVer.4で投げなわ吸着機能を使う方法!!

クリスタの3D素材に関する新機能

クリスタVer.4.0では、3Dデッサン人形や3Dプリミティブに描画ができたり、「環境光」設定に細かい内容が追加されたりと3D素材に関しての新機能・設定がいくつか追加されました。

クリスタで3Dデッサン人形や3Dプリミティブに描画
クリスタ3D素材設定「環境光色」(ファイル)


詳しくは以下の記事にまとめていますので参考にしていただければと思います。

クリスタVer.4.0の3D素材新機能まとめ!!

サブツールの複数選択

サブツールパレットにてサブツールの複数選択が可能に

クリスタのサブツールパレットにて、[Shift]や[Ctrl(Command)]を押しながらサブツールを選択していくことで複数選択が可能になりました。

クリスタVer.4でサブツールを複数選択


また、サブツールパレット左上メニュー「≡」→「チェックボックスを使用して選択」と選択する、
もしくはサブツールパレット下部にあるチェックボックス表示アイコンを押すことでサブツールパレットにチェックボックスを表示されることができるようになりました。

クリスタ「チェックボックスを使用して選択」

クリスタVer.4のサブツールチェックボックス


このチェックボックスを利用することでもサブツールの複数選択が可能になります。

サブツールを複数選択してできること

サブツールを複数選択することで、以下のような操作をまとめて行えるようになりました。


●ファイルデータへの書き出し
サブツールを複数選択した状態でサブツールパレット左上メニュー「≡」→「サブツールの書き出し」と選択することでサブツールをまとめてファイルデータとして書き出すことができます。

クリスタ「サブツールの書き出し」


サブツールを複数選択している状態で「サブツールの書き出し」を選択しますと以下のウィンドウが表示されます。

クリスタVer.4「サブツールの書き出し」ダイアログ


ここで「サブツールを個別のファイルに書き出す」を選択して「OK」を押すと、選択したサブツールを1つずつのファイルデータ(.sut)として保存され、
「グループとして1つのファイルに書き出す」を選択して「OK」を押すと、選択したサブツールをまとめたファイルデータ(.sutg)として保存されます。

※「OK」を押した後に保存先を指定する作業もあります。

※「グループとして1つのファイルに書き出す」の場合、サブツールパレット内で1番上のサブツール名がファイル名になります。

クリスタVer.4で複数のサブツールを書き出す


削除
サブツールを複数選択した状態でサブツールパレット左上メニュー「≡」→「サブツールの削除」と選択することでサブツールをまとめて削除することができます。


複製
サブツールを複数選択した状態でサブツールパレット左上メニュー「≡」→「サブツールの複製」と選択することでサブツールをまとめて複製することができます。


ロック
サブツールを複数選択した状態でサブツールパレット左上メニュー「≡」→「ロック」と選択することでサブツールをまとめてロック状態、もしくはロックの解除をすることができます。

※サブツールのロックとは、サブツールの設定を変更しても別のサブツールに切り替えるタイミングでロックを実行した時の設定に自動で戻す機能です。


●移動
サブツールを複数選択した状態でドラッグすることでまとめて移動・並び替えができます。

▷クリスタのツール・サブツールの並び替えに関して


素材登録
サブツールを複数選択した状態でサブツールパレット左上メニュー「≡」→「サブツールを素材として登録」と選択することでサブツールをまとめて素材登録することができます。

この時、選択したサブツールは1つずつの素材として登録されますが、「素材のプロパティ」の操作はまとめて1回の操作になり、名前も編集できずにサブツール名のまま登録される形になります。

クリスタVer.4で複数のサブツールを素材登録する


参考記事

クリスタで素材登録時の設定項目の意味を紹介します!!-素材のプロパティ-


ツールアイコンとアイコンの背景色を変更
サブツールを複数選択した状態でサブツールパレット左上メニュー「≡」→「サブツールの設定」と選択することでサブツールの「ツールアイコン」と「アイコンの背景色」をまとめて変更することができます。
(その他の設定は行えません)

クリスタVer.4で複数のサブツールを


初期設定に戻す
サブツールを複数選択した状態でサブツールパレット左上メニュー「≡」→「初期設定に戻す」と選択することで選択したサブツールの設定をまとめて初期設定に戻すことができます。


初期設定として登録
サブツールを複数選択した状態でサブツールパレット左上メニュー「≡」→「初期設定に登録」と選択することで選択したサブツールの設定をまとめて初期設定として登録することができます。

サブツールグループの編集機能

クリスタにて、「サブツールグループ」とはサブツールパレット上部のタブでまとめられたサブツールを指します。

クリスタのサブツールグループ

「サブツールグループの削除」

サブツールパレット左上メニュー「≡」に「サブツールグループの削除」が追加されました。

クリスタ「サブツールグループの削除」


実行することで選択中のサブツールグループをまとめて削除することができます。

「サブツールグループの書き出し」

サブツールパレット左上メニュー「≡」に「サブツールグループの書き出し」が追加されました。

クリスタ「サブツールグループの書き出し」


選択中のサブツールグループ内のサブツールをまとめてファイルデータとして書き出すことができます。

実行しますと以下のウィンドウが表示されます。

クリスタVer.4「サブツールの書き出し」ダイアログ


ここで「サブツールを個別のファイルに書き出す」を選択すると、選択したサブツールグループ内のサブツールを1つずつのファイルデータ(.sut)として保存され、
「グループとして1つのファイルに書き出す」を選択すると選択したサブツールグループ内にあるサブツールをまとめたファイルデータ(.sutg)として保存されます。

「グループとして1つのファイルに書き出す」の場合、ファイル名はサブツールグループタブの名前になります。

サブツールグループの読み込み

クリスタでは、サブツールパレット左上メニュー「≡」→「サブツールの読み込み」と選択することでクリスタを使用しているデバイスに保存されているサブツールのデータファイル(.sut)を読み込み、使用することができます。

クリスタ「サブツールの読み込み」


Ver.4.0以降では、この時にサブツールグループのデータファイル(.sutg)も読み込み可能になりました。

サブツールグループのデータファイル(.sutg)を読み込みますとサブツールパレットにサブツールグループが追加されます。

※この時のサブツールグループの名前はデータファイル名と同じになります。

【補足】サブツールグループでの右クリックメニューでも選択可能

サブツールパレットのサブツールグループのタブ部分で右クリック(長押し)することで上記のサブツールグループに関するメニューを開くこともできます。

クリスタVer.4サブツールグループの右クリックメニュー

「色の設定」編集時のプレビュー

クリスタにはレイヤープロパティの「境界効果」や「レイヤーカラー」、「用紙レイヤー」や「選択範囲レイヤー」、テキストの編集時など、色の変更操作をする場面があります。

その色の変更を行う際に開くのが「色の設定」ウィンドウです。

クリスタ「色の設定」ウィンドウ


Ver.4.0以降では、この「色の設定」ウィンドウで色を変更する操作中でもキャンバス上で変更後の色がプレビューとして表示されるようになりました。

クリスタVer.4の「色の設定」
MEMO

Ver.3以前では、「色の設定」ウィンドウで色を指定して「OK」を押した後に色の変更が実行されます。

クリスタの復元保存・自動上書き保存機能の仕様変更

mac OS・iPad・iPhone・Android版クリスタにて、復元保存や自動上書き保存の仕様に以下の内容が追加されました。


●キャンバスを新規作成などで開く時、既に開いているキャンバスの復元保存や自動上書き保存が実行されるようになりました。


●キャンバスから画像を書き出す時、既に開いているキャンバスの復元保存や自動上書き保存が実行されるようになりました。


●キャンバスからタイムラプスを書き出す時、既に開いているキャンバスの復元保存や自動上書き保存が実行されるようになりました。


参考記事

クリスタでメイキング動画!タイムラプスの作り方を紹介します!

CLIP STUDIO STARTのホームに「別の場所から」が追加

CLIP STUDIO STARTの「ホーム」画面の「続きを描く」の箇所に「別の場所から」という項目が追加されました。

CLIP STUDIO START「別の場所から」


こちらを選択しますとクリスタを使用しているデバイスのフォルダーが開き、「CLIP STUDIO PAINT形式ファイル」を選択・開くことでそのフォイルをクリスタで開くことができるようになります。

CLIP STUDIO START「別の場所から」でファイル選択

外部サービスのアカウントを利用したクリスタアカウントの作成

クリスタVer.4.0から、Apple AccountやGoogleアカウントからクリスタアカウントを作成できるようになりました。

クリスタのアカウント作成(Apple Account・Googleアカウント)


アカウント作成手順は以下の公式ページをご確認ください。

▷Apple AccountやGoogleアカウントでCLIP STUDIOアカウントを作成する方法を教えてください


この方法でクリスタアカウントを作成した場合、ログイン画面で「Appleで続ける」もしくは「Googleで続ける」からログインができりようになります。

クリスタVer.4ログイン画面「Appleで続ける」もしくは「Googleで続ける」

アニメーション制作に関する追加項目・仕様

ファイルメニューに「ムービーから新規作成」が追加(パソコン版)

パソコン版クリスタにて、ファイルメニューに「ムービーから新規作成」が追加されました。

クリスタ「ムービーから新規作成」


こちらを選択することでクリスタを使用しているフォルダーが開き、ムービーファイルを読み込むことでアニメーション制作ができるようになります。

クリスタで読み込みできるムービーファイル(動画データ)は以下の記事を参考にしてください。

クリスタの動作環境「入力・出力対応フォーマット」の意味解説します!

新規キャンバスに「ムービーから作成」が追加(タブレット・スマホ版)

タブレット・スマホ版クリスタのCLIP STUDIO STARTなどの「新規キャンバス」にて、「アニメーション」を選択した場合、選択肢に「ムービーから作成」が追加されました。

スマホ版クリスタ「ムービーから作成」


こちらを選択することでクリスタを使用しているフォルダーが開き、ムービーファイルを読み込むことでアニメーション制作ができるようになります。

クリスタで読み込みできるムービーファイル(動画データ)は以下の公式ページを参考にしてください。

▷クリスタ動作環境

ファイルメニューからMP4形式ファイルの読み込みが可能に(タブレット・スマホ版)

タブレット・スマホ版クリスタにて以下の操作でMP4形式の動画ファイルを読み込み、アニメーション制作ができるようになりました。


●iPad・iPhone版クリスタの場合
「ファイル」メニューにて「フォトライブラリから新規作成」を選択。


●Android版クリスタの場合
「ファイル」メニューにて「ストレージから新規作成」を選択。

「連番画像」書き出しに「ICCプロファイルの埋め込み」が追加

アニメーションの制作データにて、CLIP STUDIO PAINT画面上部から「ファイル」→「アニメーション書き出し」→「連番画像」と選択することで編集中のアニメーションをフレームごとに連番画像として書き出すことができます。

クリスタ「アニメーション書き出し」(連番画像)


●アニメーション

GIFアニメ(瞬き)


●連番画像で書き出したファイル

クリスタ「連番画像」書き出しファイル


この「連番画像」の書き出し設定項目に「ICCプロファイルの埋め込み」が追加されました。

クリスタ「連番画像」書き出し設定ウィンドウ(ICCプロファイルの埋め込み)
ポイント

「ICCプロファイルの埋め込み」の項目が表示されるのは、「種類」にてPNG・JPEG・TIFF・WebPを選択した時です。

クリスタ連番画像書き出し「種類」(ICCプロファイルの埋め込み利用可能形式)


同じ画像データでも、そのデータを開く機器やソフトによって色味が少し変わることがあるのですが、ここにチェックを入れるとどの機器やソフトで開いた時でもできるだけ同じ色味で表現してくれるようにしてくれます。

※その分データ容量も少しだけ大きくなりますが、特に気にしないのであればチェックを入れておいて損はないかと思います。

▷連番画像書き出し設定に関して(公式ページ)

MEMO

埋め込まれるプロファイルの内容はクリスタ環境設定の「カラー変換」項目で設定した内容になります。

クリスタの環境設定「カラー変換」


クリスタの環境設定の開き方は以下の記事を参考にしてください。

初心者に知ってほしいクリスタの環境設定23選!!

クリスタ新規作成の「プリセット」の内容変更

「すべてのコミック設定を表示」の「集英社」プリセットが統一

クリスタ新規作成ウィンドウにて「作品の用途」で「すべてのコミック設定を表示」を選択した際の「プリセット」に表示される選択肢の中の「集英社」の項目が1種類に統一されました。


●Ver.3以前

クリスタ新規作成プリセット「集英社」(Ver.3)


●Ver.4以降

クリスタ新規作成プリセット「集英社」(Ver.4)

「アニメーション」のプリセットに縦型動画やスクエア動画向けの選択肢が追加

クリスタ新規作成ウィンドウにて「作品の用途」で「アニメーション」を選択した際の「プリセット」に縦型動画やスクエア(正方形)動画向けの選択肢が追加されました。

クリスタ新規作成プリセット(縦型動画やスクエア動画向け)

ページの複数選択時に「見開きに変更」「単ページに変更」の実行が可能に(EXのみ)

複数ページ作品のページ管理ウィンドウにて、複数のページを[Shift]や[Ctrl(Command)]キーを使用して複数のページを選択した状態で「見開きに変更」や「単ページに変更」を実行できるようになりました。

※Ver.3以前は1ページずつしか変更できませんでした。

クリスタVer.4で複数ページを1回で見開きページに変更


ただし、変更の処理は同時ではなく各ページごとに順番に処理されていきます。
そのため、選択したページ数が多いと完了までに少し時間がかかります。

クリスタVer.4で複数ページを1回で見開きページに変更(処理の順番)


これに伴い、実行時に表示される設定ウィンドウにも実行するページを表示する箇所が追加されています。


●「見開きに変更」

クリスタVer.4「見開きに変更」設定ウィンドウ


●「単ページに変更」

クリスタVer.4「単ページに変更」設定ウィンドウ
MEMO

ちなみにVer.3以前は、見開きページにするページの片方だけを選択していないと「見開きに変更」を実行できなかったのですが、
Ver.4.0以降は両方のページを選択している状態でも「見開きに変更」を実行できるようにもなりました。

クリスタVer.4で両ページを選択した状態で「見開きに変更」


ちなみに、見開きページと単ページ両方を選択している状態で「見開きに変更」もしくは「単ページに変更」を実行しますと、設定ウィンドウに実行するページと対象外のページが表示されます。

クリスタVer.4「見開きに変更」(単ページ選択時)


参考記事

クリスタEXで見開きページを作る手順紹介!!

新規作成「同人誌印刷所」の追加項目と設定変更(EXのみ)

クリスタEXでキャンバスの新規作成を「同人誌入稿」で作成する際、「同人誌印刷所」の項目にて任意の印刷所を選択することで入力内容がその印刷所で印刷できる設定かを右上の「OK」を押すタイミングでチェックしてくれるようになります。

クリスタ新規作成「同人誌入稿」(同人誌用設定)


Ver.4.0から、この「同人誌用設定」の内容に一部変更がありました。


参考記事

クリスタで同人誌!新規作成「同人誌入稿」の設定項目の意味を説明します!(EXのみ)

選択できる印刷所の追加

「同人誌用設定」の選択肢に以下の印刷所が新たに追加されました。

●ホープツーワン

●ブロス

●テイズプリント

●オレンジ工房.com

● EditNetプリンテック

印刷所の設定内容の変更

「同人誌用設定」の選択肢にある以下の印刷所の設定が変更されました。

● 緑陽社

●サンライズ

●金沢印刷

●栄光

● シメケン

● ポプルス

● 関西美術印刷

● PICO

● pixivFACTORY

● サングループ

● くりえい社

●  大陽出版

クリスタ操作上の不具合の改善

タッチジェスチャー使用可能環境での「親子関係」の設定不具合の改善

タッチジェスチャーが使用可能なデバイスにて、環境設定「タッチジェスチャー」カテゴリーの「パレットを指、マウスで操作不可にする」にチェックが入っていると親子関係設定で使用するドラッグ操作ができなくなるという不具合が発生していました。

クリスタ環境設定「パレットを指、マウスで操作不可にする」

初心者に知ってほしいクリスタの環境設定23選!!

こちらは「パレットを指、マウスで操作不可にする」のチェックを外せば改善されるのですが、
Ver.4.0から、「パレットを指、マウスで操作不可にする」にチェックが入っていても親子関係設定で使用するドラッグ操作ができるようになりました。

クリスタ「オブジェクトリスト」でリストをドラッグ


▷親子関係設定に関して

kindle向け書き出しの仕様変更(Windows版のみ)

Ver.4.0から、Windows版クリスタで選択できたkindle向けデータ形式の書き出しに関する項目が廃止されました。

具体的には以下の項目です。

●CLIP STUDIO PAINT画面上部「ファイル」→「複数ページ書き出し」から選択できる以下の項目

・Kindleフォーマットで出力

・出力済みkindleデータのプレビュー

・Kindleフォーマットの出力先を開く

・Kindleフォーマットの出力設定


●CLIP STUDIO START「作品一覧」の「>」→「kindle出力」


※それに伴い、「作品一覧」の「種別」から「kindleフォーマット」の項目も削除されています。


Ver.4.0以降では、kindle向けデータ形式は
CLIP STUDIO PAINT画面上部「ファイル」から「複数ページ書き出し」→「EPUBデータ出力」と選択し、EPUB形式データを書き出す形になります。

※EPUB(イーパブ)は国際電子出版フォーラムが策定した電子書籍に対応した標準データ形式です。

クリスタ「複数ページ書き出し」(EPUBデータ出力)
MEMO

CLIP STUDIO START「作品一覧」の「>」にも「EPUB出力」の項目があります。

CLIP STUDIO START「EPUB出力」


▷「EPUBデータ出力」に関して(公式ページ)

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)Ver.4.0の新機能を使ってみよう!

今回はクリスタVer.4.0の新機能・仕様を抜粋して紹介させていただきました。

1年前に公開されたVer.3からさらに便利な機能が追加されましたね。

特に「パペット変形」やオブジェクトツールのスナップ機能、新しいフィルターなど、画像編集にも利用できる機能が増え、クリスタの編集の幅がさらに広がりました。

また、ページ管理ウィンドウにて「見開きに変更」「単ページに変更」が複数選択に対応してくれたのも手間が省けて便利になりました。

ご興味のある方はクリスタVer.4.0へのバージョンアップもご検討ください◎

【クリスタ】アップデートプランの契約方法を紹介します!!

クリスタを無期限Ver.2・3・4に!優待バージョンアップ購入方法!


それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!


▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】

CLIP STUDIO PAINT PRO

▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】

CLIP STUDIO PAINT EX

参考記事:クリスタを購入する3つの方法と手順紹介!!


▼動画視聴型お絵描き講座【Palmie(パルミー)

パルミー

▶パルミーについて詳しく見る


]]>
クリスタVer.4.0の3D素材新機能まとめ!!https://dentakumanga.com/clipstudiopaint-3dmaterial-function40/Sat, 03 May 2025 18:18:33 +0000https://dentakumanga.com/?p=41411

皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。山本電卓と申します。 イラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)がVer.4.0にアップデートされました。 これによって3D素材にもいく ... ]]>

皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。

イラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)がVer.4.0にアップデートされました。

これによって3D素材にもいくつか機能が追加されましたので今回はそちらをまとめて紹介させていただきます。

それではよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!


▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】

CLIP STUDIO PAINT PRO

▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】

CLIP STUDIO PAINT EX

【補足】CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)基本情報

クリスタ3D素材基本情報

クリスタの3Dに関する基本情報は以下の記事にまとめてますので参考にしていただければと思います。

クリスタ3D素材の基本操作・設定!

クリスタVer.4.0を使用する方法

クリスタVer.4.0を使用するためにはクリスタVer.4.0を購入するか、お手元のクリスタをVer.4.0以降にアップデートする必要があります。

そのため、お手元のクリスタが無期限版(買い切りタイプ)の場合は「アップデートプラン」を契約するか、クリスタVer.4.0への「優待バージョンアップ」を購入する必要があります。

ポイント

クリスタを月額利用で使用している場合は追加料金なしでアップデートできます。

【クリスタ】アップデートプランの契約方法を紹介します!!

クリスタを無期限Ver.2・3・4に!優待バージョンアップ購入方法!

注意

「優待バージョンアップ」を購入する場合、お手元のクリスタがVer.1.xであれば「Ver.1.x→Ver.2.0」→「Ver.2.0→Ver.3.0」→「Ver.3.0→Ver.4.0」と優待バージョンアップを順番に購入する必要があります。


「アップデートプラン」を契約する場合はお手元のクリスタがVer.1.xでも最新バージョンにアップデートが可能です。

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の3Dデッサン人形と3Dプリミティブの表面への描画が可能に!

クリスタのレイヤーパレットで3Dレイヤーを選択している状態でブラシ系ツールを使用することでクリスタのキャンバスに設置されている「3Dデッサン人形」もしくは「3Dプリミティブ」の表面に描画することができるようになりました。

クリスタで3Dデッサン人形や3Dプリミティブに描画


参考記事

標準搭載!クリスタ3Dデッサン人形の操作・設定方法!!

クリスタの3Dプリミティブで立体背景が作成できる!!

ポイント

描画の手順としてはオブジェクトツールで3Dデッサン人形もしくは3Dプリミティブを1度選択してからブラシ系ツールに切り替えて描画するといった順番になります。

クリスタで3Dデッサン人形や3Dプリミティブに描画する手順


描画ができなくなった場合は改めてオブジェクトツールで選択し直してからブラシ系ツールに切り替えることで再び描画ができるようになります。


また、キャンバスの解像度が低い場合、描画後は3D素材の表示がやや粗くなることがあります

クリスタで3Dキャラクター描画時の荒れ


使用できる描画ツールは以下になります。

「ペン」・「スケッチ」・「筆」・「消しゴム」・「エアブラシ」・「デコレーション」


3D素材なので向きやポーズを変えて描画していくこともできます。

クリスタで3Dデッサン人形や3Dプリミティブに描画(視点変更)


また、ブラシの不透明度設定も反映されます。


ちなみに、ブラシ系ツールを選択した状態で[BackSpace][Delete]キーや「編集」メニューの「消去」などを実行することで描画部分を一気に消すこともできます。

クリスタで3Dデッサン人形や3Dプリミティブに描画後の消去
注意

オブジェクトツールで3D素材を選択している状態で「消去」を実行すると3D素材自体を消してしまうので注意しましょう。


この機能により、顔や服の模様・柄などのアタリを描き、様々な角度での見え方を確認するといった使い方もできますね◎

※3Dデッサン人形の場合、表面(皮膚上)に直接描くので服などの柄は「アタリ」として捉えた方がいいでしょう。

クリスタで3Dデッサン人形への描画(顔の視点変更)
クリスタで3Dデッサン人形への描画(服の柄の視点変更)

3Dデッサン人形や3Dプリミティブに描画する際のポイント

2つ以上の3D素材に対して同時に描画はできない

クリスタの3D素材は[Shift]もしくは[Ctrl(Command)]を押しながら選択することで複数選択も可能ですが、描画は1つの3D素材を選択している時にしかできません
描画を行う場合は1つだけ選択してから描画しましょう。

描画部分は体型や形状の変更に影響される

クリスタの3Dデッサン人形や3Dプリミティブは体型や形状をお好みにカスタマイズできます。
その場合、描画部分も体型や形状に合わせて変形しますので、先に体型や形状を決めてから描画する方が良いかと思います。

クリスタで3Dデッサン人形に描画後に体型を変更

陰を非表示にすると色が分かりやすい

クリスタの3D素材は初期設定で影が表示されています。
しかしこの影は「このモデルは光源の影響を受ける」のチェックを外すことで非表示にでき、これによって描画する色を確認しやすくできます。

クリスタ3Dプリミティブ「このモデルは光源の影響を受ける」
クリスタで3Dプリミティブに描画(陰のある・なし)

テクスチャの上からも描画可能

クリスタの3Dプリミティブは画像や画像素材をテクスチャとして表面に貼り付けることができますが、このテクスチャの上からでも描画は可能です。

クリスタの3Dプリミティブのテクスチャ上に描画


参考記事

クリスタの3Dプリミティブで立体背景が作成できる!!

3D素材への描画は定規の影響も受ける

3D素材を表示している3Dレイヤーの定規アイコンをタッチすると3D素材に付属されているパース定規を表示させることができます。

クリスタの3Dプリミティブでパース定規を表示


そして描画で使用するブラシ系ツールもこのパース定規の影響を受けて描画ができます。

クリスタの3Dプリミティブでパース定規に合わせて描画


※パース定規を非表示に戻したい場合は[Shift]を押しながらタッチ、もしくは「レイヤー」メニューから「定規・コマ枠」→「定規を表示」と選択しましょう。

MEMO

3D素材のパース定規を表示させると最初はグリッドも一緒に表示されます。

グリッドがあるとグリッドのライン上にしか描画できなくなるのでオブジェクトツール選択時のサブツール詳細「パース定規」カテゴリーにてグリッド表示をOFFにしましょう。

クリスタで3Dプリミティブのパース定規でグリッドをOFF


また、対称定規など他の定規を追加して描画することも可能ですが、元々あるパース定規の効果のON・OFF状態も考慮する必要があります。

クリスタで3Dデッサン人形に描画(対称定規)


参考記事

クリスタ定規ツールの種類と使い方・効果を紹介します!!

クリスタ定規がうまく使えない時は仕様を確認しよう!!

描画した3D素材は素材登録が可能

描画を行った3Dデッサン人形や3Dプリミティブは素材登録をすることで保存・再使用が可能です。

クリスタで描画した3Dデッサン人形を素材登録する


また、再使用時にそこからさらに加筆も可能です。
(加筆した3D素材を改めて登録したい場合は新しく素材登録を行いましょう。上書き保存はできません。)

【注意!】描画ができるのは「3Dデッサン人形」と「3Dプリミティブ」のみ!

先述の通り、新しく追加された3D素材への描画機能はVer.4.0の時点で「3Dデッサン人形」と「3Dプリミティブ」の2種類のみです。

3D頭部モデルや他の3D素材では利用できないので注意しましょう。

クリスタVer.4で描画可能な3D素材(3Dデッサン人形・3Dプリミティブ)

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)3D素材設定「環境光」で種類の設定が可能に!

クリスタの3D素材は、オブジェクトツールで選択中にサブツール詳細にて細かい設定が可能です。

クリスタのツールプロパティとサブツール詳細(3D)


このサブツール詳細ウィンドウの「光源」カテゴリーにある「環境光」に種類を選択できる項目が追加されました。

クリスタVer.4の3D素材設定7「環境光色」


「環境色」とは、全方向から均等に当たる光(周りの反射光)を指します。
(そこに光源からの光が加わりますので、光源の反対側になる箇所の色という見方もできます)

MEMO

「環境光」を表示させるには同カテゴリーにある「このモデルは光源の影響を受ける」にチェックが入っている必要があります。

クリスタ3D素材「このモデルは光源の影響を受ける」


●「単光色」
下部の「環境光色」の色表示部分をタッチすることで開く「色の設定ウィンドウ」で指定した色の光が3D素材全体に当たります。

クリスタVer.4「環境光色」(単色光)
クリスタVer.4「環境光色」(単色光)


参考記事

▶「光源」カテゴリーの設定に関して


●「ファイル」
選択することでクリスタを使用しているデバイスのフォルダーが開き、保存されている画像を選択・読み込みすることでその画像の全体的な色味を環境光として表示させることができます。

※もう1度選択することで別の画像を再読み込みさせることもできます。

クリスタ3D素材設定「環境光色」(ファイル)

クリスタ3D素材設定「環境光色」(ファイルで画像選択)

クリスタ3D素材設定「環境光色」(ファイル)
MEMO

「ファイル」で選択できる画像の種類はclip・lip・psd・psb・tga・tif・bmp・png・jpg・webpの10種です。


●「素材」
クリスタ内に保存されている画像素材を選択・読み込みすることでその画像素材の全体的な色味を環境光として表示させることができます。

※もう1度選択することで別の画像素材を再読み込みさせることもできます。

クリスタ3D素材設定「環境光色」(素材)

クリスタ3D素材設定「環境光色」(素材を選択)

クリスタ3D素材設定「環境光色」(素材)


参考記事

クリスタをより便利に!素材ダウンロード方法と使い方を紹介します!!


●「天球」
同じ3Dレイヤー上にて天球を表示させている時に選択できます。
選択することで表示している天球の周辺の色味を環境光として表示させることができます。

クリスタ3D素材設定「環境光色」(天球)


この時、同じ天球でも表示位置(カメラ角度)を変更すると環境光の色味も合わせて(微妙な違いですが)変化します。

クリスタ3D素材設定「環境光色」(天球による色の変化)


参考記事

クリスタの「天球」素材の使い方と注意点!

MEMO

「ファイル」や「素材」から画像・素材を読み込みした場合、下部の「環境光色」の項目に読み込みした画像・素材の一部が表示されます。

クリスタ3D素材設定「環境光色」(ファイル)


この箇所をタッチすることでも画像・素材の再読み込みが可能です。

3D設定「環境光」の利用方法

先述の通り、「環境光」とは全方向から均等に当たる光(周りの反射光)です。

そのため、3D空間周辺の色や画像・天球を環境光として表示させることで3D素材に当たる光の色にリアリティを出すことができます。

クリスタ3D素材設定「環境光色」でリアルな光表現

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の天球設定に「回転角」が追加!

クリスタの3Dレイヤーでは360度の背景画像となる「天球」を読み込み・表示させることができます。

クリスタの天球素材


参考記事

クリスタの「天球」素材の使い方と注意点!


この天球は、3Dレイヤーを選択中にオブジェクトツールのサブツール詳細ウィンドウ「天球」カテゴリーにて設定ができます。

クリスタの天球設定


この「天球」カテゴリーの設定項目に「回転角」という項目が追加されました。

クリスタの天球設定「回転角」


こちらは「-180~180」の数値で設定し、「-」数値ですと左方向に、「+」数値ですと右方向に指定した数値の角度分だけ天球を水平回転させることができます。

クリスタの天球設定「回転角」(数値の違い)


この時、上記の画像のように同じ3Dレイヤー上に設置されている3Dオブジェクトの位置は変更されません

MEMO

クリスタの天球はオブジェクトツールで直接ドラッグすることでも移動・回転が可能です。

クリスタの天球素材


しかし、この場合は上下方向にも動いてしまうので高さを保ちつつ回転させたい場合は「回転角」で操作しましょう。

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)Ver.1.5互換の3D素材に関する変更点

【Ver.1.5互換3D素材とは】

「Ver.1.5互換の3D素材」とは、3Dのキャラクター・アイテム・背景などの制作ソフト「CLIP STUDIO COORDINATE(※)」で制作した3Dデータ「.c2fr」「.c2fc」形式の素材を指します。

(今でもCLIP STUDIO ASSETSで一部公開されています)

※現在「CLIP STUDIO COORDINATE」は「CLIP STUDIO MODELER」に統合されています。

クリスタVer.1.5互換3D素材が非推奨に

Ver.4.0以降では、Ver.1.5互換3D素材の使用が非推奨になりました。
つまり、クリスタのキャンバス上に設置は可能ですが、ちゃんと表示できるかは保障されなくなったというわけですね。

それに伴い、Ver.1.5互換3D素材がある場合、素材パレットでは警告アイコンが表示されるようになり、レイヤーパレットでも他の3Dレイヤーとは異なるアイコンが表示されるようになりました。

クリスタVer.1.5互換3D素材の警告アイコン

レイヤー検索パレットの検索対象が「3Dレイヤー」と「旧形式3D」に分割

クリスタにはレイヤーパレットにあるレイヤーから特定の種類のレイヤーのみを絞り込み表示させる「レイヤー検索パレット」があります。

クリスタのレイヤー検索パレット


ここで絞り込み表示させるレイヤーの種類の選択肢にあった「3Dレイヤー」が
「3Dレイヤー(標準)」
「旧形式3D(非推奨)」

の2種類に分割されました。
「旧形式3D(非推奨)」とはVer.1.5互換3D素材のことであり、ここで非推奨のVer.1.5互換3D素材と分けて絞り込み表示が可能になります。

クリスタのレイヤー検索パレット「3Dレイヤー(標準)」「旧形式3D(非推奨)」

オブジェクトツールとカラー系パレットによる3D素材の色変更機能が廃止

3Dプリミティブの表面色

Ver.3までは、オブジェクトツールで3Dプリミティブを選択している状態でカラー系パレットの色を変更すると3Dプリミティブの表面色を変更することができたのですが、この機能がVer.4から廃止されました。

クリスタの3Dプリミティブ「色」(カラーパレット)


3Dプリミティブの表面色を変更したい場合はオブジェクトツールのサブツール詳細「プリミティブ」カテゴリーの「プリミティブの色」の項目で変更しましょう。

クリスタの3Dプリミティブ設定「色」

その他の3D素材の輪郭線

オブジェクトツールで3D素材を選択しますと、サブツール詳細「輪郭線」カテゴリーの「輪郭線幅」にチェックを入れることで輪郭線を表示させることができます。

※3D素材によっては表示がない場合もあります。

クリスタ3D素材のサブツール詳細「輪郭線」


Ver.3までは、オブジェクトツールで3D素材を選択している状態でカラー系パレットの色を変更すると表示させている3D素材の輪郭線の色を変更することができたのですが、この機能がVer.4から廃止されました。

クリスタ3D素材の輪郭線の色をカラーパレットで変更


輪郭線の色を変更したい場合はサブツール詳細「輪郭線」カテゴリーの「色」の項目で変更しましょう。

クリスタ3D素材設定「輪郭線」(色)

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)3D素材の不透明度が「高速」でも変更可能に

クリスタではオブジェクトツールで3D素材を選択しますと、サブツール詳細「環境」カテゴリーの「編集表示設定」で「通常」か「高速」かの選択ができます。

クリスタ3D素材「編集表示設定」


Ver.3以前ではここで「高速」を選択していますと、3D素材の動作が軽くなる代わりにレイヤーパレットの「不透明度」の影響を受けなかったのですが、
Ver.4から「高速」を選択していてもレイヤーパレットの「不透明度」の影響を受けるようになりました。


●Ver.3以前の「高速」

クリスタ3D素材「編集表示設定:高速」


●Ver.4以降の「高速」

クリスタ3D素材「編集表示設定:高速」(Ver.4)
MEMO

編集表示設定で「高速」を選択してると「レイヤープロパティの効果が反映されない」「ナビゲーターパレットに表示されない」「キャンバス外に3D素材が表示されるようになる」といった影響もあるのですが、これらの仕様はVer.3以前と同じです。

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)3D素材のその他の変更点

「STL」形式の3D素材の読み込みに対応

3Dプリンター業界で多く使用されている「STL」形式の3Dデータを素材として読み込めるようになりました。

天球設定「魚眼パース」の表示が他の項目と統一

天球を表示している3Dレイヤーを選択中に、オブジェクトツールのサブツール詳細「天球」カテゴリーで天球の設定ができるのですが、
その中の設定項目の1つである「魚眼パース」のスライダー表示が他の項目のスライダー表示と同じになりました。

クリスタ天球設定「魚眼パース」(バージョンの違い)


参考記事

クリスタの「天球」素材の使い方と注意点!

3Dキャラクター素材の登録が可能に

クリスタのキャンバス上に読み込んだ3Dキャラクター素材を素材登録した際に「素材の種類」が「3Dキャラクター」となるように登録できるようになりました。

クリスタ素材パレット「種類」(3Dキャラクター)


そのため、3Dキャラクター素材をオブジェクトツールで選択している時のサブツール詳細「キャラクター」に「キャラクターを素材登録」というボタンが追加されています。

クリスタ3Dキャラクター設定
注意

CLIP STUDIO PAINT画面上部から「編集」→「素材登録」の手順で素材登録した場合、「種類」は「3D画像」になるので注意しましょう。

MEMO

自作の3Dキャラクター素材はCLIP STUDIO ASSETSにて公開もできます。


▶3Dキャラクター素材作成フロー(公式ページ)

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)Ver.4.0で3D素材をよりリアルな表現にしてみよう!

クリスタVer.4.0へのアップデートにより、3D素材にも様々な機能・仕様が追加されました。

特に注目なのが「3Dデッサン人形や3Dプリミティブへの描画機能」と「環境光の設定内容の追加」ですね。

これらの機能を活用することでよりリアルな表現・描画が可能になるかと思いますのでぜひ1度お試しください◎


それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!


▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】

CLIP STUDIO PAINT PRO

▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】

CLIP STUDIO PAINT EX

参考記事:クリスタを購入する3つの方法と手順紹介!!


▼動画視聴型お絵描き講座【Palmie(パルミー)

パルミー「3D機能を使った背景作画講座」

▶講座について詳しく見る


]]>
クリスタVer.4で投げなわ吸着機能を使う方法!!https://dentakumanga.com/clipstudiopaint40-lassotool-adsorption/Mon, 21 Apr 2025 11:20:15 +0000https://dentakumanga.com/?p=41341

皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。山本電卓と申します。 イラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)のVer.4.0から、「投げなわ」系のツールに描画部分に吸着する機能が追 ... ]]>

皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。

イラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)のVer.4.0から、「投げなわ」系のツールに描画部分に吸着する機能が追加されました。

今回はこの投げなわ系ツールの吸着機能の設定内容と使い方を紹介させていただきます。

それではよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!


▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】

CLIP STUDIO PAINT PRO

▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】

CLIP STUDIO PAINT EX

参考記事:クリスタを購入する3つの方法と手順紹介!!

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)Ver.4「投げなわ系ツール」の吸着機能とは

投げなわ系ツールを描画部分に沿わせる機能!

投げなわ系ツールは本来フリーハンドで操作するツールなのですが、
クリスタVer.4.0からの吸着機能をONにしますと、レイヤー上の描画部分に沿わせて投げなわ系ツールを操作することができる機能です。

クリスタの投げなわ吸着機能
「投げなわ系」ツールとは

「投げなわ選択」や「シュリンク選択」、「囲って塗る」「投げなわ塗り」、「ごみ選択」ツールなど、フリーハンドで範囲選択した部分を編集するツールを指します。


参考記事

初心者向け!クリスタで使える全初期ツールまとめ!!


ちなみに、選択範囲ツールには初めから吸着機能がONに設定してある「線画に沿って選択」ツールが追加されています。

クリスタ「線画に沿って選択」ツール


その「描画部分」が線画であれば線上に吸着するのですが、画像ですと(全体が描画部分となるので)フチに吸着する形になります。

クリスタの吸着機能(画像)


もし画像の線画上に吸着したい場合は線画の抽出作業を行いましょう。

クリスタで線画を切り抜き(抽出)する7つの方法!!


ちなみに、吸着中の色は吸着させる箇所の色によって変わります。

クリスタ投げなわ吸着の表示色

クリスタVer.4.0以降で利用可能

投げなわ系ツールの吸着機能はVer.4.0からの機能のため、使用するためにはクリスタVer.4.0を購入するか、お手元のクリスタをVer.4.0以降にアップデートする必要があります。

そのため、お手元のクリスタが無期限版(買い切りタイプ)の場合は「アップデートプラン」を契約するか、クリスタVer.4.0への「優待バージョンアップ」を購入する必要があります。

ポイント

クリスタを月額利用で使用している場合は追加料金なしで最新版にアップデートできます。

【クリスタ】アップデートプランの契約方法を紹介します!!

クリスタを無期限Ver.2・3・4に!優待バージョンアップ購入方法!

注意

「優待バージョンアップ」を購入する場合、お手元のクリスタがVer.1.xであれば「Ver.1.x→Ver.2.0」→「Ver.2.0→Ver.3.0」→「Ver.3.0→Ver.4.0」と優待バージョンアップを順番に購入する必要があります。


「アップデートプラン」を契約する場合はお手元のクリスタがVer.1.xでも最新バージョンにアップデートが可能です。

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)で投げなわ系ツールの吸着機能を使う方法!

クリスタで投げなわ系ツールの吸着を使うレイヤーを用意しよう

クリスタで投げなわ系ツールの吸着機能は基本的にレイヤーパレットにて選択中のレイヤーに対して使用します。

クリスタ投げなわ吸着機能(選択中のレイヤー)


また、「参照レイヤー」を設定している場合はどのレイヤーを選択中でも参照レイヤーの描画部分に吸着するようになります。

クリスタ投げなわ吸着機能(参照レイヤー)


この時、複数のレイヤーを参照レイヤーに設定し、吸着させることも可能です。

クリスタ投げなわ吸着機能(複数の参照レイヤー)


参考記事

▶参照レイヤーについて

投げなわ系ツールの吸着に関する設定をしよう!

吸着機能が使える投げなわ系ツールにはツールプロパティもしくはスパナアイコンを選択することで開くサブツール詳細ウィンドウの「投げなわ」カテゴリーに設定項目があります。

クリスタ「投げなわ」設定


こちらで設定を行うことで吸着機能を利用することができるようになります。

「参照レイヤーに吸着」

この項目にチェックを入れることで吸着機能をONにすることができ、下部の設定も可能にます。

クリスタ投げなわ設定「参照レイヤーに吸着」
ポイント

「参照レイヤーに吸着」という名称ですが、先述のように参照レイヤーを設定していない場合は選択中のレイヤーの描画部分に吸着するようになります。


また、「参照レイヤーに吸着」の項目にある目盛り(インジケーター)を上げるほど吸着しやすくなります。

クリスタ投げなわ設定「参照レイヤーに吸着」(インジケーター)
クリスタの投げなわ吸着機能(吸着しにくい例)
ポイント

クリスタでは「インジケーター」と「スライダー」で表示切り替えが可能です。

クリスタ投げなわ設定「参照レイヤーに吸着」(インジケーター表示とスライダー表示)

クリスタのスライダー・インジケーターは切替えできます!

「吸着する動作」

※この項目は後述する「領域作成方法」にて「複数回操作(フリーハンドと折れ線)」を選択している時に効果がでます。

投げなわ系ツールで吸着操作を行う時の動作の種類を「フリーハンドのみ」「折れ線のみ」「すべて」の3種類から選択します。

クリスタ投げなわ設定「吸着する動作」


●「フリーハンドのみ」
その名の通りフリーハンドのドラッグで投げなわ系ツールを操作する時に吸着機能を利用することができます。

クリスタ投げなわ吸着(フリーハンド)
MEMO

後述の「領域作成方法」にて「複数回操作(フリーハンドと折れ線)」を選択しているため、

1度ドラッグを止めた場合でも操作は完了せず、再びドラッグを開始することで吸着作業を再開することができます。

ただし、ドラッグを止めた位置から再開した位置との間は直線で結ばれる形になります。

※先述の「参照レイヤーに吸着」の目盛りを上げていると描画部分に吸着してくれる場合があります。

クリスタ投げなわ吸着(ドラッグの終了位置と再会位置)


●「折れ線のみ」
吸着させたい描画部分上を順番にタッチして折れ線を作成するように投げなわ系ツールを操作することで吸着機能を利用することができます。
この時、操作時の折れ線が吸着したい描画部分から少しはみ出ても最終的には描画部分に合わせた形状になります。

※先述の「参照レイヤーに吸着」の目盛りを下げていると描画部分から離れてしまう場合があります。

クリスタ投げなわ設定「折れ線のみ」
MEMO

「折れ線」操作時には[Shift]を押しながら操作することで水平・垂直方向や45度刻み方向に固定して操作することもできます。


●「すべて」
「フリーハンド」「折れ線」両方の操作を利用することができます。

「ベクターの中心線に吸着」

吸着操作を行う対象がベクターレイヤーの場合、この項目にチェックを入れていることで投げなわ系ツールの吸着位置がベクター中心線になります。

クリスタ投げなわ設定「ベクターの中心線に吸着」
クリスタ投げなわ設定「ベクターの中心線に吸着」(チェックのありなし)


参考記事

クリスタで線画!消しゴムをうまく使うコツはベクター中心線!

「領域作成方法」

こちらは「参照レイヤーに吸着」にチェックが入っていなくても設定・利用可能です。

投げなわ系ツールで吸着操作を行う時の操作方法を「1ストロークで確定」か「複数回操作(フリーハンドと折れ線)」の2種類から選択します。

クリスタ投げなわ設定「領域作成方法」


●「1ストロークで確定」
1回のドラッグ操作(フリーハンド)で吸着作業を行えるようになります。

MEMO

クリスタ上の説明では「1ストロークで確定」を選択している場合は先述の「吸着する操作」の影響は受けないとなっているのですが、手元のクリスタで試したところ、「吸着する操作」にて「折れ線のみ」を選択している場合は吸着機能がなくなるようです。


●「複数回操作(フリーハンドと折れ線)」
先述の「吸着する操作」で選択した吸着作業を行えるようになります

クリスタの投げなわ系ツールで吸着操作をし、確定しよう!

吸着に関する設定できましたら、実際にキャンバス上で投げなわ系ツールを使用して吸着作業を行いましょう。


●「1ストロークで確定」を選択している場合
ドラッグ操作が終われば自動で完了します。
ドラッグの始点と終点が繋がっていない場合は直線で自動で結ばれる形になります。

クリスタ投げなわ設定「1ストロークで確定」
※画像は「投げなわ塗り」ツールの場合


「複数回操作(フリーハンドと折れ線)」を選択している場合
吸着作業の始点と終点を結ぶことで吸着作業を完了することができます。

クリスタ投げなわ設定「複数回操作(フリーハンドと折れ線)」
※画像は「投げなわ塗り」ツールの場合


それ以外にもダブルクリック、[Enter]キー、キャンバスウィンドウ外をタッチするといった操作で吸着作業を完了させることができます。
この時、始点と終点が繋がっていない場合は「1ストロークで確定」と同様に直線で自動で結ばれる形になります。

MEMO

ダブルクリックでの完了操作は環境設定「ツール」カテゴリーの「図形の作成をダブルクリックやダブルタップで確定する」にチェックが入っている場合に利用できます。

初心者に知ってほしいクリスタの環境設定23選!!


操作が完了すればそのツールに合った効果が実行されます。

【補足】投げなわ系ツールの取り消し操作

「領域作成方法」にて「複数回操作(フリーハンドと折れ線)」を選択している場合、操作中に右クリック2本指タップ(初期設定)をすることで「取り消し」を行って1つ前の状態に戻すことができます。

クリスタ投げなわ吸着の取り消し操作
MEMO

2指タップによる「取り消し」は環境設定「タッチジェスチャー」カテゴリーの「2本指でタップ」にて「取り消し」が設定されている場合に利用できます。

初心者に知ってほしいクリスタの環境設定23選!!

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)での吸着機能に関する補足

投げなわの吸着がズレてしまう場合

実際にクリスタで投げなわ吸着機能を利用するとうまく吸着できない場合があります。

そういった場合は「参照レイヤーに吸着」の目盛りを最大(※)にし、「折れ線」で操作するとキレイに吸着しやすくなるなるかと思います。

※初期設定では目盛り最大=最大値ではありません。

クリスタ投げなわ設定(おすすめ)

吸着する位置に関して

クリスタVer.4.0から追加された投げなわ系ツールの吸着機能は描画部分の少し内側に吸着されます。

クリスタ投げなわ吸着の吸着位置


また、線上を吸着する場合でも操作開始位置によって吸着位置が変わります

※「ベクターの中心線に吸着」にチェックを入れた状態でベクターレイヤーの線に対して使用した場合はしっかり線の中心に吸着させることができます。

クリスタ投げなわ吸着(線画での吸着位置の違い)


そのため、線画の内側にまで届く位置まで範囲選択し、色を塗って線との隙間をなくすといった使用方法が一般的かなと思われます。

クリスタ投げなわ吸着で塗りつぶし


これらの仕様を理解した上で吸着機能を利用しましょう。

ポイント

描画部分のフチにピッタリ合わせたい場合は「シュリンク選択」ツールを使用しましょう。

クリスタのシュリンク選択ツール

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の投げなわ吸着機能を活用しよう!

クリスタVer.4.0から追加された吸着機能によって、投げなわ系ツールがより扱いやすくなりました。

また、自動選択などとは違い自身で操作を行うのである程度の調整も可能なのが利点ですね。

制作でよく投げなわ系ツールを使用する方はぜひ吸着機能もご利用ください◎


それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!


▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】

CLIP STUDIO PAINT PRO

▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】

CLIP STUDIO PAINT EX

参考記事:クリスタを購入する3つの方法と手順紹介!!


▼動画視聴型お絵描き講座【Palmie(パルミー)

パルミー

▶パルミーについて詳しく見る


]]>
クリスタで宝石・ドット絵表現!水晶フィルターの使い方!!https://dentakumanga.com/clipstudiopaint-filter-crystal/Sun, 13 Apr 2025 11:40:15 +0000https://dentakumanga.com/?p=41304

皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。山本電卓と申します。 イラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)のVer.4.0からフィルター機能に「水晶」が追加されました。 今回はこ ... ]]>

皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。

イラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)のVer.4.0からフィルター機能に「水晶」が追加されました。

今回はこの「水晶フィルター」機能の使い方・設定内容を紹介させていただきますのでよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!


▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】

CLIP STUDIO PAINT PRO

▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】

CLIP STUDIO PAINT EX

困った時は:クリスタのウィンドウ・アイコン・項目がない時の見つけ方!!

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のフィルター機能とは

クリスタのフィルター機能の基本的な使い方・仕様は以下の記事で紹介していますので参考にしていただければと思います。

クリスタ:フィルターの使い方と仕様!

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の水晶フィルターとは

クリスタで画像を結晶や宝石のような表示に変換できるフィルター機能!

クリスタの水晶フィルターは数あるフィルター機能の1つです。
クリスタに読み込んだ画像や絵を結晶・宝石やステンドグラスのような表現に変換できます。

クリスタの水晶フィルター


また、その変換具合も各設定項目の入力値によって調整することができます。

注意

使用する画像やイラストは自身が著作権を所有しているもの、もしくは著作権を所有している方から許諾を得ているものにしましょう。

無断で他人の画像やイラストを使用・加工するのは著作権違反です。

水晶フィルターが使えるのはクリスタVer.4.0以降

今回紹介する「水晶フィルター」はVer.4.0からの機能のため、使用するためにはクリスタVer.4.0を購入するか、お手元のクリスタをVer.4.0以降にアップデートする必要があります。

そのため、お手元のクリスタが無期限版(買い切りタイプ)の場合は「アップデートプラン」を契約するか、クリスタVer.4.0への「優待バージョンアップ」を購入する必要があります。

ポイント

クリスタを月額利用で使用している場合は追加料金なしで最新版にアップデートできます。

【クリスタ】アップデートプランの契約方法を紹介します!!

クリスタを無期限Ver.2・3・4に!優待バージョンアップ購入方法!

注意

「優待バージョンアップ」を購入する場合、お手元のクリスタがVer.1.xであれば「Ver.1.x→Ver.2.0」→「Ver.2.0→Ver.3.0」→「Ver.3.0→Ver.4.0」と優待バージョンアップを順番に購入する必要があります。


「アップデートプラン」を契約する場合はお手元のクリスタがVer.1.xでも最新バージョンにアップデートが可能です。

クリスタ「水晶」フィルターの利用方法!

困った時は:クリスタのウィンドウ・アイコン・項目がない時の見つけ方!!

「水晶」フィルターの利用条件

●ラスターレイヤー・レイヤーマスク・選択範囲レイヤーにて利用可能
「水晶」フィルターはラスターレイヤーとレイヤーマスク、そして選択範囲レイヤーにて利用可能です。


参考記事

クリスタのフィルターはレイヤーマスクにも使用できます!


●全ての「表現色」で利用可能
クリスタの「水晶」フィルターはレイヤーの表現色が「カラー」「グレー」「モノクロ」のいずれで合っても利用することが可能です。

クリスタのレイヤープロパティ(表現色)

クリスタのフィルターメニューから「水晶」を選択しよう!

クリスタのレイヤーパレットにて対象のレイヤーを選択している状態で
CLIP STUDIO PAINT画面上部「フィルター」から「効果」→「水晶」と選択しましょう。

クリスタのフィルターメニュー「水晶」


すると以下の設定ウィンドウが開きますのでここで目的の表現に合うように各項目の数値を入力・調整して「OK」を押すことで選択中のレイヤーを変換することができます。

※キャンバスサイズ・解像度によっては変換に数秒かかる場合があります。

クリスタ水晶フィルター設定ウィンドウ

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)水晶フィルターの設定項目の意味

ポイント

クリスタのフィルター設定ウィンドウにて「プレビュー」にチェックを入れておけば設定内容を変更した際にすぐその変化を画面上で確認できるようになります。

※初期状態で既にチェックが入っています。

クリスタ水晶フィルター設定「プレビュー」

クリスタの水晶フィルター設定:「×」印

水晶フィルターの設定中、変換させる画像上に「×」印が表示されます。

クリスタ水晶フィルター設定「×」印


この「×」印はドラッグ移動させることができ、その移動によって変換具合を変えることができます。

クリスタ水晶フィルター設定「×」印の移動


基本的に初期位置で問題ないかと思いますが、変換内容に変化を加えたい時には「×」印を動かしてみましょう。

クリスタの水晶フィルター設定:セルの大きさ

クリスタ水晶フィルター設定「セルの大きさ」


「水晶」フィルターの特徴である結晶表現部分(セル)の大きさを「2.0」~「300.0」の数値で設定します。
数値が大きいほどセルが大きくなります。
(初期値は「20.0」です)

クリスタ水晶フィルター設定「セルの大きさ」(数値の違い)

クリスタの水晶フィルター設定:セルのばらつき

クリスタ水晶フィルター設定「セルのばらつき」


結晶表現部分(セル)の形状や配置のばらつき具合を「0」~「100」の数値で設定します。
数値が大きいほどセルの形状や配置のばらつき具合が大きくなり、小さいほどセルが正方形に近付き、規則的な配置に近付きます。
(初期値は「100」です)

クリスタ水晶フィルター設定「セルのばらつき」(数値の違い)


この時、数値が「0」になると完全にセルが正方形になり、並びもキレイになります。

クリスタ水晶フィルター設定「セルのばらつき」(数値:0)

クリスタの水晶フィルター設定:タイリング

クリスタには、1つの画像素材を上下左右に連続で並べてキャンバス全体に表示させる「タイリング」という機能があります。

クリスタのタイリング機能


参考記事

クリスタのタイリングで柄パターン素材を自作する方法!!


「水晶」フィルター設定の「タイリング」にチェックを入れてフィルター変換を実行することで、変換した画像にタイリング設定した時でも画像同士の繋がりが滑らかになるようになります。

クリスタ水晶フィルター設定「タイリング」


●「タイリング」にチェックを入れずに変換した画像をタイリングした場合

クリスタ水晶フィルター設定「タイリング」チェックなし


●「タイリング」にチェックを入れて変換した画像をタイリングした場合

クリスタ水晶フィルター設定「タイリング」チェックあり

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)で水晶フィルターの使用例

宝石表現

水晶フィルターと合成モードを組み合わせることで宝石のような表現を作成することができます。

クリスタ水晶フィルターで宝石表現


関連記事

クリスタの合成モードを簡単な言葉で説明します!!

ステンドグラス表現

イラストに水晶フィルターを使用して窓枠を重ねることで簡単にステンドグラスを作成することができます。

クリスタ水晶フィルターでステンドグラス表現


また、窓枠は対称定規を使用すると幾何学的な窓枠を作成することもできます。

クリスタ水晶フィルターでステンドグラス表現

ばらつきのあるタイル表現

規則的な模様に「セルの大きさ」の数値を上げた水晶フィルターを使用することで「ばらつきのあるタイル柄」を作成することができます。

クリスタ水晶フィルターでタイル表現

ドット絵風表現

「セルの大きさ」の数値を小さく、「セルのばらつき」を「0」することで昔のゲーム画面のようなドット絵風の表現に変換することができます。

クリスタ水晶フィルターでドット絵表現
MEMO

似た機能として「モザイクフィルター」もあります。

※ただし、こちらはぼかし効果も含まれます。

クリスタのモザイクフィルターでドット絵表現

クリスタでモザイク作成!モザイクフィルターの使い方!!

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の水晶フィルターで宝石・ブロック表現を作成してみよう!

クリスタVer.4.0から追加された「水晶フィルター」は2つの設定項目だけで気軽に画像の表示を変換することができます。

ドット絵風のように少しだけ変換を加える表現から大胆に変換する表現までできますのでお好みの表現方法をお試しください◎


それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!


▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】

CLIP STUDIO PAINT PRO

▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】

CLIP STUDIO PAINT EX

参考記事:クリスタを購入する3つの方法と手順紹介!!


▼動画視聴型お絵描き講座【Palmie(パルミー)

パルミー「仕上げ加工講座」

▶講座について詳しく見る


]]>
クリスタでキラキラぼかし!レンズぼかしフィルターの使い方!!https://dentakumanga.com/clipstudiopaint-filter-lensblur/Mon, 07 Apr 2025 17:29:52 +0000https://dentakumanga.com/?p=41223

皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。山本電卓と申します。 イラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)のVer.4.0からフィルター機能に「レンズぼかし」が追加されました。 ... ]]>

皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。

イラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)のVer.4.0からフィルター機能に「レンズぼかし」が追加されました。

今回はこの「レンズぼかしフィルター」機能の使い方・設定内容を紹介させていただきますのでよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!


▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】

CLIP STUDIO PAINT PRO

▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】

CLIP STUDIO PAINT EX

参考記事:クリスタを購入する3つの方法と手順紹介!!

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のフィルター機能とは

クリスタのフィルター機能の基本的な使い方・仕様は以下の記事で紹介していますので参考にしていただければと思います。

クリスタ:フィルターの使い方と仕様!

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のレンズぼかしフィルターとは

クリスタで画像にキラキラ効果のあるぼかしを入れるフィルター機能!

クリスタのレンズぼかしフィルターは数あるフィルター機能の1つです。
クリスタに読み込んだ画像や絵にキラキラした輝き効果のあるぼかし表現に変換できます。

クリスタ「レンズぼかし」フィルター


また、その変換具合も各設定項目の入力値によって調整することができます。


ちなみに、この「レンズぼかし」フィルターの輝き効果は複雑な(細かい)部分の方が分かりやすく出ます

クリスタ「レンズぼかし」フィルター(輝き効果)
注意

使用する画像やイラストは自身が著作権を所有しているもの、もしくは著作権を所有している方から許諾を得ているものにしましょう。

無断で他人の画像やイラストを使用・加工するのは著作権違反です。

レンズぼかしフィルターが使えるのはクリスタVer.4.0以降

今回紹介する「レンズぼかしフィルター」はVer.4.0からの機能のため、使用するためにはクリスタVer.4.0を購入するか、お手元のクリスタをVer.4.0以降にアップデートする必要があります。

そのため、お手元のクリスタが無期限版(買い切りタイプ)の場合は「アップデートプラン」を契約するか、クリスタVer.4.0への「優待バージョンアップ」を購入する必要があります。

ポイント

クリスタを月額利用で使用している場合は追加料金なしで最新版にアップデートできます。

【クリスタ】アップデートプランの契約方法を紹介します!!

クリスタを無期限Ver.2・3・4に!優待バージョンアップ購入方法!

注意

「優待バージョンアップ」を購入する場合、お手元のクリスタがVer.1.xであれば「Ver.1.x→Ver.2.0」→「Ver.2.0→Ver.3.0」→「Ver.3.0→Ver.4.0」と優待バージョンアップを順番に購入する必要があります。


「アップデートプラン」を契約する場合はお手元のクリスタがVer.1.xでも最新バージョンにアップデートが可能です。

クリスタ「レンズぼかし」フィルターの利用方法!

困った時は:クリスタのウィンドウ・アイコン・項目がない時の見つけ方!!

「レンズぼかし」フィルターの利用条件

●ラスターレイヤー・レイヤーマスク・選択範囲レイヤーにて利用可能
「レンズぼかし」フィルターはラスターレイヤーとレイヤーマスク、そして選択範囲レイヤーにて利用可能です。

関連記事

クリスタのフィルターはレイヤーマスクにも使用できます!


●「表現色」は「カラー」もしくは「グレー
クリスタの「レンズぼかし」フィルターを使用するにはレイヤーの表現色が「カラー」もしくは「グレー」である必要があります。

クリスタのレイヤープロパティ(表現色)

クリスタのフィルターメニューから「レンズぼかし」を選択しよう!

クリスタのレイヤーパレットにて対象のレイヤーを選択している状態で
CLIP STUDIO PAINT画面上部「フィルター」から「ぼかし」→「レンズぼかし」と選択しましょう。

クリスタフィルターメニュー「レンズぼかし」


すると以下の設定ウィンドウが開きますのでここで目的の表現に合うように各項目の数値や項目を入力・調整して「OK」を押すことで選択中のレイヤーを変換することができます。

※キャンバスサイズ・解像度によっては変換に数秒かかる場合があります。

クリスタ「レンズぼかし」フィルター設定画面

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)レンズぼかしフィルターの設定項目の意味

ポイント

クリスタのフィルター設定ウィンドウにて「プレビュー」にチェックを入れておけば設定内容を変更した際にすぐその変化を画面上で確認できるようになります。

※初期状態で既にチェックが入っています。

クリスタのレンズぼかしフィルター「プレビュー」

クリスタのレンズぼかしフィルター設定:ぼかす範囲

クリスタのレンズぼかしフィルター「ぼかす範囲」


クリスタの「レンズぼかし」フィルターの特徴であるキラキラ部分の大きさを「1.00」~「100.00」の数値で設定します。
数値が大きいほどサイズが大きくなり、ぼかし効果も強くなります。
(初期値は「20.00」です)

※「1.00」では全くぼかしがかかっていない状態になります。

クリスタのレンズぼかしフィルター「ぼかす範囲」

クリスタのレンズぼかしフィルター設定:ハイライトの形状

クリスタのレンズぼかしフィルター「ハイライトの形状」


レンズぼかしのキラキラ部分(ハイライト)の形を「三角形」~「八角形」まで選択できます。
(初期設定は「六角形」です)

クリスタのレンズぼかしフィルター「ハイライトの形状」

クリスタのレンズぼかしフィルター設定:ハイライトの強調

クリスタのレンズぼかしフィルター「ハイライトの強調」


レンズぼかしのキラキラ部分(ハイライト)の明るさを「0.00」~「100.00」の数値で設定します。
数値が大きいほど明るく、くっきりとした表示になります。
(初期値は「20.00」です)

※「0.00」ではハイライトが表示されなくなります。

クリスタのレンズぼかしフィルター「ハイライトの強調」

クリスタのレンズぼかしフィルター設定:ハイライトの丸み

クリスタのレンズぼかしフィルター「ハイライトの丸み」


レンズぼかしのキラキラ部分(ハイライト)の辺の丸みを「0.00」~「100.00」の数値で設定します。
数値が大きいほど辺が丸くなります。
(初期値は「0.00」です)

クリスタのレンズぼかしフィルター「ハイライトの丸み」


この時、数値を「100.00」にすると完全な円になります。

クリスタのレンズぼかしフィルター「ハイライトの丸み」(100)

クリスタのレンズぼかしフィルター設定:ハイライトの回転

クリスタのレンズぼかしフィルター「ハイライトの回転」


レンズぼかしのキラキラ部分(ハイライト)の角度を「-180(度)」~「180(度)」の数値で設定します。
「-」数値が左回転、「+」数値が右回転で数値の角度分傾いていきます。
(初期値は「0」です)

クリスタのレンズぼかしフィルター「ハイライトの回転」

【補足】フィルターギャラリー・効果でもレンズぼかしは利用可能

「レンズぼかし」フィルターは「フィルター」メニューの「フィルターギャラリー」シンプルモードの「効果」からでも利用することができます。

●「フィルターギャラリー」

クリスタのフォルダーギャラリー「レンズぼかし」


●シンプルモード「効果」

クリスタシンプルモードの効果「レンズぼかし」


「フィルターギャラリー」「効果」に関しては以下の記事を参考にしていただければと思います。

クリスタ「効果」「フィルターギャラリー」機能の使い方!!


ただし、ここでのレンズぼかしの設定項目は「ぼかす範囲」「ハイライトの形状」「ハイライトの強調」の3つのみと少し簡易的になっています。

また、「ハイライトの形状」は「円形」と「六角形」の2種類から選択する形になります。

クリスタのフィルターギャラリー「レンズぼかし」(ハイライトの形状)
クリスタのレンズぼかしフィルター「ハイライトの形状」(円形・六角形)

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)でレンズぼかしフィルターの使用例

写真の背景ぼかし表現

背景をレンズぼかしでぼかすことで人物にピントの合った写真のような表現ができます。

クリスタのレンズぼかしフィルター(背景をぼかす)

輝きの表現

レンズぼかしの特徴はハイライトのキラキラした部分を表現できる点ですので、水面のキラキラした表現を作成することもできます。

クリスタのレンズぼかしフィルター(水面)


また、レンズぼかしフィルターを実行したレイヤーの合成モードを「覆い焼き(発光)」などに設定し、元の画像の上に配置することでより光の効果を強調することもできます。

クリスタのレンズぼかしフィルター(水面の光)


参考記事

クリスタの合成モードを簡単な言葉で説明します!!

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のレンズぼかしフィルターで輝きのあるぼかし表現をしてみよう!

クリスタには他にも様々なぼかし効果のあるフィルターがありますが、クリスタVer.4.0から追加された「レンズぼかし」は今回紹介したようにキラキラした輝き表現ができるのが特徴です。

他のぼかしフィルターではできない表現ですので輝きのあるぼかし表現をしたい時はこの「レンズぼかし」フィルターをぜひご利用ください◎


それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!


▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】

CLIP STUDIO PAINT PRO

▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】

CLIP STUDIO PAINT EX

参考記事:クリスタを購入する3つの方法と手順紹介!!


▼動画視聴型お絵描き講座【Palmie(パルミー)

パルミー「仕上げ加工講座」

▶講座について詳しく見る


]]>
クリスタのスナップ機能で絵や線を揃える方法!【Ver.4~】https://dentakumanga.com/clipstudiopaint40-snap/Tue, 01 Apr 2025 18:00:41 +0000https://dentakumanga.com/?p=41121

皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。山本電卓と申します。 イラスト・マンガ制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)のVer.4.0が公開され、「スナップ機能」が大きく拡張されました。 ... ]]>

皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。

イラスト・マンガ制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)のVer.4.0が公開され、「スナップ機能」が大きく拡張されました。

これによって絵の配置や調整がより便利になりましたので今回はその使い方を紹介させていただきます。

それではよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!


▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】

CLIP STUDIO PAINT PRO

▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】

CLIP STUDIO PAINT EX

参考記事:クリスタを購入する3つの方法と手順紹介!!

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の新しいスナップ機能とは

Ver.3以前のクリスタにおける「スナップ」とは、ペンツールや図形ツールなどの描画ツールを定規やガイド線に沿わせる操作ができる機能や、

クリスタの定規ツール


3D素材の配置を別の3D素材の位置に合わせたり、決まった角度で回転させることを指していました。

クリスタの3Dプリミティブ(位置をスナップ)


しかし、Ver.4以降のクリスタでは、絵やテキストといったオブジェクトや、線を構成させている制御点などをガイド線だけでなく別のオブジェクト・制御点の位置に合わせたり沿わせる操作も可能になりました。

クリスタ4.0スナップ機能


これは別レイヤーにある対象に対してもスナップが可能になっています。

クリスタ4.0のスナップ機能(別レイヤー)
ポイント

Ver.4.0からの新しいスナップ機能を使用したい場合、

Ver.3以下のダウンロード・パッケージ版クリスタ(無期限版)をご使用の方は「アップデートプラン」の契約か、「優待バージョンアップ」を購入してVer.4.0にバージョンアップする必要があります。

【クリスタ】アップデートプランの契約方法を紹介します!!

クリスタを無期限Ver.2・3・4に!優待バージョンアップ購入方法!

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)Ver.4以降でスナップ機能を利用する条件

クリスタ表示メニューの「スナップ」で各項目をONにしよう!

クリスタVer.4から、「表示」メニューに「スナップ」が追加されました。

クリスタ表示メニュー「スナップ」


この項目にて、既にチェックがある項目はON状態を表しており、チェックの付いていない項目ではその項目を選択することでチェックの付いたON状態に切り替えることができます。

※逆にON状態の項目を選択することでOFF状態に切り替えることもできます。


クリスタVer.4で新しく追加されたスナップ機能を利用するには、

「キャンバス・基本枠にスナップ」
「キャンバス・基本枠はコマ枠のみスナップする」
「オブジェクト同士のスナップ」
「制御点同士のスナップ」

をON状態にする必要があります。

この「スナップ」の項目上では「基本枠」しか記載がありませんが、「製本(仕上がり)サイズ」や「裁ち落とし枠」に対してもスナップが可能です。

漫画原稿「裁ち落とし枠」「製本(仕上がり)サイズ」「基本枠」
注意

「キャンバス・基本枠にスナップ」と「キャンバス・基本枠はコマ枠のみスナップする」両方をON状態にしますと「キャンバス・基本枠はコマ枠のみスナップする」の方が優先されますのでコマ枠以外のものもキャンバスや基本枠にスナップさせたい場合は「キャンバス・基本枠はコマ枠のみスナップする」をOFF状態にしましょう。


また、「スナップ中にガイドを表示」もON状態にしておくことでスナップの状態をオレンジ色の線で確認できます。

※スナップの線が非表示でもスナップの機能は有効です。

※スナップの線が表示されているのは操作中のみです。操作が終わればスナップの線は消えます。

クリスタ「スナップ」(スナップ中にガイドを表示)
クリスタ「スナップ」(スナップ中にガイドを表示)


ちなみに、この「スナップ」設定を1度変更すれば後に作成するキャンバスには同じ設定が適用されますが、設定を変更する前に開いていたキャンバスではキャンバスを開いた時の「スナップ」設定が適用されています。

MEMO

Ver.3以前にて「表示」メニューにあったスナップに関する項目もこの「スナップ」の中に入っています。

クリスタ4.0での定規・グリッドに関する


その時々によってスナップ機能のON・OFFを切り替えて使用したい場合はショートカットを設定するといいでしょう。

クリスタのショートカット(スナップ)


参考記事

クリスタでショートカットを設定して作業効率を上げよう!

クリスタVer.4以降のスナップ機能を利用できる手段

クリスタVer.4で追加されたスナップ機能を利用できる手段は主に以下の3パターンです。

◆スナップしたい対象物をオブジェクトツールで操作する


変形機能を使用する(パペット変形は除く)


◆設定に「補正」カテゴリーがあるツールを使用する


ちなみにクリスタのオブジェクトツールで操作できるもの(オブジェクト)には以下のようなものがあります。

画像素材・ベクター線・制御点(ベジェ曲線の方向点、通過点含む)・テキストレイヤー・ガイド線・フキダシレイヤー・定規(平行線定規・パース定規を除く)


※平行線定規をオブジェクトツールで選択した時にも「表示メニューに従いスナップ」の項目があるのですが、手元のクリスタで試したところ利用できるスナップを確認できませんでした。

ポイント

上記のように、ラスターレイヤーはVer.4以降のスナップ機能の対象になっていませんが、変形機能や「レイヤーの変換」で画像素材レイヤーに変換することで利用可能になります。

クリスタ「補正」カテゴリーの「表示メニューに従いスナップ」にチェックを入れよう!

先述の3つのパターンの操作中、ツールプロパティもしくはサブツール詳細ウィンドウ「補正」カテゴリーに
表示メニューに従いスナップ」という項目があます。

クリスタ4.0「表示メニューに従いスナップ」


こちらのチェックを入れることで前項で紹介した「表示」メニューの「スナップ」で設定した内容のスナップが利用できるようになります。

MEMO

この仕様変更により、Ver.3以前のツールの「補正」カテゴリーにあった「スナップ」や「スナップ可能」、「基本枠にスナップ」が「表示メニューに従いスナップ」という名称に変更されています。


※オブジェクトツールでコマ枠フォルダーを選択した時の設定項目である「スナップ」は「選択したコマ枠に描画をスナップ」に変更されており、別で「表示メニューに従いスナップ」も追加されています。


※定規をオブジェクトツールで選択した時の「スナップ」は「選択した定規に描画をスナップ」に変更されており、別で「表示メニューに従いスナップ」も追加されています。

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)Ver.4以降のスナップ機能の内容

ポイント

以下で紹介するクリスタVer.4以降のスナップ機能の内、設定に「補正」カテゴリーがあるツールを使用する場合に利用できるのは『キャンバスやガイド線・基本枠・製本サイズ・裁ち落としに合わせる』のみです。


そのため、基本的にはオブジェクトツールで操作する、もしくは変形時での操作がメインとなります。

オブジェクトを合わせる

端や中央を合わせる

キャンバス上にあるオブジェクトをオブジェクトツールで移動させる際に、別のオブジェクトやキャンバス・ガイド線の端や中央に合わせることができます。


●「端に合わせる」

クリスタ4.0スナップ機能(オブジェクトとの端に合わせる)


●「中央に合わせる」

クリスタ4.0スナップ機能(オブジェクトの中央に合わせる)
MEMO

「テキスト」の場合はハンドルではなくハンドルの内側に表示されている枠がスナップ対象です。

クリスタ4.0スナップ機能(テキストのスナップ)

幅や高さを合わせる

キャンバス上にあるオブジェクトをオブジェクトツールや変形機能で変形させる際に、別のオブジェクトの幅や高さに合わせることができます。

この時、「幅」の場合は変形中オブジェクトの左右にある別のオブジェクトに合わす形になり、

クリスタ4.0スナップ機能(幅を合わせる)


「高さ」の場合は変形中オブジェクトの上下にある別のオブジェクトに合わす形になります。

クリスタ4.0スナップ機能(高さを合わせる)
注意

「幅」は上下、「高さ」は左右にある別のオブジェクトに合わせることができません。


つまり、「幅」の場合は左右、「高さ」の場合は上下にあるオブジェクトに対してでないとスナップできない仕様のようです。

オブジェクト同士やキャンバス・ガイド線などとの間隔を合わせる

キャンバス上にあるオブジェクトをオブジェクトツールや変形機能で移動させる際に、別のオブジェクトやガイド線・キャンバスなど3つ以上の要素がある場合、それらとの間隔が等しくなる位置に合わせることができます。

クリスタ4.0スナップ機能(間隔を合わせる)

【補足】選択範囲を使用した変形の場合は選択範囲のサイズでスナップする

選択範囲で囲ったオブジェクトを変形機能で変形・移動する場合、幅・高さ・間隔は選択範囲のサイズにスナップさせる形になります。

クリスタ4.0スナップ機能(選択範囲×変形で間隔を合わせる)

制御点・ハンドルを合わせる

ベクター線をオブジェクトツールや制御点ツールで選択した際に表示される「〇」を「制御点」と呼びます。
また、ベジェ曲線を構成する「方向点」「通過点」も「制御点」の一種です。

クリスタベクター線の制御点・通過点・方向点


そしてベクター線や画像素材、テキストなどをオブジェクトツールで選択した際に表示される青い「〇」や変形機能(パペット変形以外)を利用中に表示される「□」を「ハンドル」と呼びます。

クリスタのオブジェクトツール・変形の「ハンドル」


これらの「制御点」や「ハンドル」の位置を個別、もしくは複数選択して移動する際、別の制御点やオブジェクト・キャンバス・ガイド線の端や中心点に合わせることができます。

クリスタ4.0スナップ機能(制御点・ハンドルのスナップ)

定規に合わせる

クリスタではキャンバス(レイヤー)上に描画ツールをスナップできる「定規」を設置することができます。

クリスタ特殊定規(平行線)を利用した描画
※画像は「平行線定規」


参考記事

クリスタ定規ツールの種類と使い方・効果を紹介します!!

クリスタ定規がうまく使えない時は仕様を確認しよう!!


このキャンバス(レイヤー)上に設置した定規にオブジェクトや制御点を合わせることができます。

ポイント

定規に関するスナップ機能は「表示」メニュー「スナップ」の定規に関するスナップ設定もON(チェックが入っている)状態にしておく必要があります。

クリスタ表示メニュー「スナップ」(定規にスナップ・特殊定規にスナップ)


また、定規は設定によっては設置したレイヤーを選択した時にしか表示されない場合があります。

別のレイヤーにある定規にスナップしたい場合は定規の表示設定を「すべてのレイヤーで表示」にしておきましょう。

クリスタ定規アイコンの変更

定規に直接合わせる

ポイント

こちらの操作は、パース定規や平行線定規、対称定規などキャンバス全体に影響を与える定規では利用できません

●特殊定規以外の場合
オブジェクトツールで各オブジェクトを操作時・変形機能の使用時・制御点を操作時にオブジェクト全体や制御点・ハンドルを定規の位置に合わせることができます。

クリスタ4.0スナップ機能(定規にスナップ)


●特殊定規の場合(※)
オブジェクトツールで制御点を操作時に定規の端や定規の形状に沿った位置に合わせることができます。

クリスタ4.0スナップ機能(特殊定規にスナップ)


「定規の形状に沿った位置」は画像のように定規から少し離れた位置になるようで、場所も1箇所のみのようです。

※「特殊定規」とは平行線定規・平行曲線定規・放射線定規・放射曲線定規・同心円定規を指します。

定規の方向に合わせる

オブジェクトツールで各オブジェクトを操作時・変形機能の使用時・制御点を操作時にオブジェクト全体や制御点・ハンドルを定規の方向に合わせることができます。

パース定規に合わせる

変形時のハンドルや制御点を移動する場合、パース定規の消失点の方向に合わせることができます。
これにより、壁や床の柄が描かれた画像素材などをパースに合わせて設置することができます。

※変形機能では「自由変形」「ゆがみ」「メッシュ」などハンドルを個別に動かせる変形の時に利用できます。

クリスタ4.0スナップ機能(パース定規にスナップ)

平行線定規に合わせる

オブジェクトツールで各オブジェクトや制御点を操作時・変形機能の使用時に回転させることで平行線定規と同じ角度、もしくは平行線定規に対して垂直の角度に合わせることができます。

※操作するオブジェクトによっては「平行線定規に対して垂直の角度に合わせる」が利用できない場合があります。

クリスタ4.0スナップ機能(平行定規にスナップ)

【補足】定規に合わせるのは「ハンドル」部分

定規に合わせるのは「ハンドル」部分になります。
対象オブジェクトの辺ではないので注意しましょう。

クリスタ4.0スナップ機能(定規にハンドルをスナップ)

「対称定規」での制御点操作

ベクターレイヤーにて対称定規を使用して描画を行った場合、その線をオブジェクトツールで制御点を移動させると対称となる他の線の制御点も同じように合わせて移動することができます。

クリスタ4.0スナップ機能(対称定規にハンドルをスナップ)


また、制御点ツールを使用する場合は移動以外の編集も反映されます。

クリスタ4.0スナップ機能(対称定規にハンドルをスナップ)で制御点を削除


こちらは対称数が増えても同じです。

クリスタ4.0スナップ機能(対称定規にハンドルをスナップ)
MEMO

Ver.3以前では、線の移動のみ、ベクター線つまみツールにて似た操作が可能です。

キャンバスやグリッド・ガイド線・基本枠・製本サイズ・裁ち落としに合わせる

クリスタVer.4のスナップ機能に対応可能なオブジェクトや制御点・ハンドルをオブジェクトツールで操作する場合、キャンバス・グリッド・ガイド線・基本枠(内枠)製本(仕上がり)サイズ・裁ち落とし線の端や中央に合わせることができます。

クリスタ4.0スナップ機能(ハンドルをガイド線にスナップ)
ポイント

グリッドに関するスナップ機能は「表示」メニュー「スナップ」の「グリッドにスナップ」もON(チェックが入っている)状態にしておく必要があります。

クリスタ「スナップ」(グリッドにスナップ)


これにより、オブジェクトツールでコマ枠を裁ち落とし線にピッタリ合う位置まで広げることもできるようになります。

クリスタ4.0スナップ機能(コマ枠をガイド線にスナップ)


また、「補正」カテゴリーにて「表示メニューに従いスナップ」にチェックが入っているツールの内、図形作成操作を行うツール(※)を使用する際に、キャンバス・グリッド・ガイド線・基本枠(内枠)・製本(仕上がり)サイズ・裁ち落とし線に沿うように描画・設置することができます。

クリスタ4.0スナップ機能(図形をガイド線にスナップ)


また、「中央から開始」にチェックが入っている場合は図形を作成する中心点(始点)もスナップさせることができます。

クリスタ4.0スナップ機能(中央から開始の図形をガイド線にスナップ)


しかし手元のクリスタで試したところ、「中央から開始」で操作をする場合、キャンバス・グリッド・ガイド線・基本枠(内枠)・製本(仕上がり)サイズ・裁ち落とし線にスナップするのは上下もしくは左右方向でスナップできる対象に挟まれている場合のみスナップが可能なようです。

クリスタ4.0スナップ機能(中央から開始の図形をガイド線にスナップ)(上下もしくは左右方向でスナップできる対象に挟まれているある場合)


操作が難しい場合は描画後にオブジェクトツールや変形機能でスナップさせるのも1つの方法かなと思います。

ポイント

※「図形作成操作を行うツール」とは図形ツール(「直線」「曲線」を除く)、選択範囲ツール(長方形・楕円・折れ線)、集中線・フラッシュツール、流線ツール、フキダシツール、コマ枠ツール、曲線・図形・ガイド定規などです。

【補足】スナップ以外の揃えるCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)機能

クリスタVer.2から「整列・分布パレット」が追加され、こちらでキャンバス・選択範囲・ガイド線・オブジェクトを基準に端や中央、等間隔に揃えることはできます。

クリスタの整列・分布パレット

クリスタの整列・分布パレットで絵をキレイに配置しよう!!【Ver.2.0】

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)Ver.4のスナップ機能でキレイな配置にしょう!

クリスタVer.4から追加されたスナップ機能を使用することで、今まで目視で絵や線の位置を揃えていたものをピッタリ合わせることができるようになりました。

絵を描くという作業よりも背景や柄の配置といった編集作業寄りの機能ですが、イラスト・漫画・アニメーション制作などの多くの場面で活躍してくれる機能だと思いますのでぜひご利用ください◎


それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!


▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】

CLIP STUDIO PAINT PRO

▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】

CLIP STUDIO PAINT EX

参考記事:クリスタを購入する3つの方法と手順紹介!!


▼動画視聴型お絵描き講座【Palmie(パルミー)

パルミー

▶パルミーについて詳しく見る


]]>
イラストを折り曲げる!クリスタのパペット変形の使い方!!https://dentakumanga.com/clipstudiopaint-deformation-puppet/Sat, 22 Mar 2025 17:14:01 +0000https://dentakumanga.com/?p=41006

皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。山本電卓と申します。 イラスト・マンガ制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)のVer.4.0が公開され、変形機能に「パペット変形」が追加されました ... ]]>

皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。

イラスト・マンガ制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)のVer.4.0が公開され、変形機能に「パペット変形」が追加されました。

今回はこのパペット変形の使い方を紹介させていただきますのでよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!


▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】

CLIP STUDIO PAINT PRO

▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】

CLIP STUDIO PAINT EX

困った時は:クリスタのウィンドウ・アイコン・項目がない時の見つけ方!!

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の「パペット変形」とは

クリスタのパペット変形とは、キャンバス上の絵に表示されたメッシュ上に「ピン」を設置し、その「ピン」をドラッグ移動することで絵を折り曲げたり伸ばしたりするような変形をすることができる機能です。

クリスタのパペット変形


このパペット変形を利用して完成済みのイラストの部分的な角度調整差分を編集・作成することができます。

クリスタのパペット変形による調整


また、少しずつ変化する絵を繋げるアニメーションのセル画制作にも利用できますね◎

クリスタのパペット変形でアニメーション制作
ポイント

「パペット変形」はVer.4.0からの機能になります。

Ver.3以下のダウンロード・パッケージ版クリスタ(無期限版)をご使用の方は「アップデートプラン」の契約か、「優待バージョンアップ」を購入してVer.4.0にバージョンアップする必要があります。

【クリスタ】アップデートプランの契約方法を紹介します!!

クリスタを無期限Ver.2・3・4に!優待バージョンアップ購入方法!

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)「パペット変形」の使い方!

クリスタで「パペット変形」が使えるレイヤーを準備しよう!

クリスタの「パペット変形」が使えるのはラスターレイヤー選択範囲レイヤーです。

クリスタの選択範囲レイヤーとラスタレイヤー


それ以外のレイヤーでパペット変形を使用したい場合は「ラスタライズ」でラスターレイヤーに変換させましょう。

ラスタライズは変換させたいレイヤーを選択している状態で
CLIP STUDIO PAINT画面上部から「レイヤー」→「ラスタライズ」と選択することで実行できます。

クリスタ:ラスタライズ


また、パペット変形は対応レイヤーであれば複数選択している状態でも利用可能です。

※複数選択されたレイヤーの中に対応外のレイヤーがある場合は対応レイヤーのみに変形が適用されます。

クリスタのパペット変形(複数レイヤー)

必要であれば選択範囲を作成しよう!

クリスタのパペット変形はキャンバス上に選択範囲を作成している状態で実行するとその範囲だけにパペット変形を適用させることができます。

クリスタのパペット変形(選択範囲あり)
MEMO

上の画像のように選択範囲を作成してパペット変形を実行する場合、選択範囲内にある描画部分だけが変形可能範囲になります。


参考記事

クリスタ4つの「選択範囲」作成方法とその機能!!


部分的にパペット変形を使用したい場合はその部分に選択範囲を作成しましょう。

ただし、変形の仕方によっては選択範囲外にある絵と切り離されてしまう場合がありますので注意しましょう。

クリスタのパペット変形(選択範囲)失敗例

クリスタの編集メニューから「パペット変形」を選択しよう!

レイヤーの用意ができましたら、変形させたいレイヤーを選択した状態で
CLIP STUDIO PAINT画面上部「編集」→「変形」→「パペット変形」と選択しましょう。

クリスタ「パペット変形」


パペット変形が編集状態になりますと対象の絵が三角形のメッシュで覆われた状態になり、この部分が変形可能範囲となります。

クリスタ「パペット変形」のメッシュ


ここから設定・変形を行っていきます。

MEMO

背景まで結合されている絵の場合はキャンバス全体にメッシュが表示されてしまいます。

クリスタのパペット変形(背景含む)

クリスタ「パペット変形」の基本操作

メッシュ上に「ピン」を設置する

パペット変形を実行し、キャンバス上の絵にメッシュが表示された状態でそのメッシュ上をタッチすると「ピン」を設置することができます。

クリスタのパペット変形でピンを設置


このピンは複数設置可能です。

クリスタのパペット変形でピンを複数設置
ポイント

新規作成したピン、もしくは選択状態のピンは赤色で、それ以外のピンはグレーで表示されます。

「ピン」の移動で変形

設置したピンをタッチして選択状態にし、中央の円をドラッグしますと絵を変形させることができます。

クリスタのパペット変形でピンを移動


この時の変形内容は「ドラッグの方向」や「他のピンの配置」によって変わります

クリスタのパペット変形でピンを移動(方向の違い)
ポイント

この時の変形はメッシュの三角形を1つのまとまりとして変形されます。

「ピン」の回転で変形

設置した「ピン」を選択状態にしますと外側に円が表示され、この外側の円上にカーソル(ペン)を持っていくとカーソルが曲線矢印に変わります。

クリスタのパペット変形の回転カーソル


この状態でドラッグするとピンを中心に周辺の絵を回転させることができます。

クリスタのパペット変形でピンを回転

操作の取り消し

パペット変形中、ピンの移動や回転で変形を行った場合でも、「取り消し」を行うことで1つ前の状態に戻すことができます。

クリスタ「パペット変形」の設定内容

クリスタでパペット変形を実行して編集状態になりますと、ツールプロパティもしくはサブツール詳細ウィンドウ「メッシュ・ピン」カテゴリーにて設定変更が可能になります。

クリスタのパペット変形「ツールプロパティ」「サブツール詳細ウィンドウ」

「メッシュの細かさ」

メッシュの細かさを「粗い」「標準」「細かい」の3種類から選択できます。

クリスタのパペット変形設定「メッシュの細かさ」
クリスタのパペット変形設定「メッシュの細かさ」比較


メッシュの細かさはパペット変形を行う際の影響範囲の細かさを表しています。
メッシュが細かいほど細かく滑らかな変形が可能になり、メッシュが大きいほど全体的な変形が可能になります。

クリスタのパペット変形設定「メッシュの細かさ」変形の違い


また、メッシュが細かいほど、ピンを細かく(近距離で)設置することができるようになります。

クリスタのパペット変形設定「メッシュの細かさ」ピンの設置数
MEMO

メッシュの細かさによっては、ピンの近くに新たにピンを設置すると以下のような注意メッセージが表示されて設置できないことがあります。

クリスタのパペット変形「ピンを追加できません」

「処理範囲の拡張」

クリスタのパペット変形「処理範囲の拡張」


変形可能範囲であるメッシュの拡張範囲を「0」~「100」の数値で設定します。
数値が大きいほど範囲が広くなります。
(初期値は「2」です)

クリスタのパペット変形「処理範囲の拡張」数値の違い


毛先などの細い部分は初期値でメッシュ内にしっかり入らないことがあるため、この数値を上げることで描画部分全てを変形範囲に入れることができます。

クリスタのパペット変形「処理範囲の拡張」でメッシュの範囲を広げる
注意

パペット変形でピンの移動後に「処理範囲の拡張」の数値を変更すると変形結果が変わることがありますのでこちらはピンの移動による変形の前に設定した方がいいでしょう。

「メッシュを表示」

クリスタのパペット変形「メッシュを表示」


チェックのあり・なしでメッシュの表示・非表示を切り替えることができます。

※メッシュが表示されていない状態でもピンの設置や変形は可能です。

クリスタのパペット変形「メッシュを表示」チェックのあるなし

「ピンをクリック」

先述のように、パペット変形では、変形範囲(メッシュ上)をタッチすると変形の起点となる「ピン」を設置することができます。

この設置済みのピンをタッチする時の操作を「ピンを選択」「ピンを削除」の2種類から選択できます。

クリスタのパペット変形「ピンをクリック」


●「ピンを選択」
設置しているピンをタッチした際、次項で説明する「選択の追加(クリック)」で設定した操作を行います。


●「ピンを削除」
設置しているピンをタッチすることでそのピンを削除することができます。

クリスタのパペット変形「ピンを削除」


また、「ピンを選択」の時でも[Alt(Option)]を押しながらタッチすることで「ピンを削除」の操作を行うことができます。

MEMO

「ピンを削除」選択中でも、ピンのない箇所にタッチするとピンを設置する操作になります。

「選択の追加(クリック)」

前項の「ピンをクリック」にて「ピンを選択」を選択している時に設置済みのピンをタッチした時の操作
「新規選択」「追加選択」「部分解除」「選択状態の切り替え」
の4種類から選択します。

クリスタのパペット変形「選択の追加(クリック)


●「新規選択」
ピンをタッチするとそのピンを選択状態(操作可能)にします。
別のピンをタッチすると選択状態は新しくタッチしたピンに切り替わります。

クリスタのパペット変形(クリック)「新規選択」


●「追加選択」
ピンをタッチすることでそのピンを選択状態(操作可能)にします。
この時、別のピンをタッチしていくことで選択状態のピンを追加(複数選択)していくことができます。

クリスタのパペット変形(クリック)「追加選択」


ピンを複数選択しますと、ピンをまとめて操作できるようになります。


●「部分解除」
選択状態になっているピンをタッチすることで選択状態を解除します。
(ピンそのものを削除するわけではありません)

クリスタのパペット変形(クリック)「部分解除」


●「選択状態の切り替え」
選択状態のピンをタッチすると選択状態を解除し、選択状態でないピンをタッチすると選択状態に切り替えます。
この時、他のピンの選択状態は変化しません。

クリスタのパペット変形(クリック)「選択状態の切り替え」
ポイント

どの「選択の追加」を選択している状態でも、[Shift]を押しながらタッチすることで追加選択や選択状態の切り替えができるようになります。

「選択の追加(範囲選択)」

パペット変形中に変形範囲(メッシュ上)以外の箇所からドラッグすることでピンを範囲選択することができます。

※変形範囲(メッシュ上)からドラッグするとピンの設置→移動という変形操作になってしまいます。

クリスタパペット変形で範囲選択


この時の範囲内にあるピンに対しての操作を
「新規選択」「追加選択」「部分解除」「選択状態の切り替え」
の4種類から選択します。

クリスタパペット変形「選択の追加(範囲選択)」


●「新規選択」
範囲選択内にあるピンを選択状態(操作可能)にします。
範囲選択外に選択状態のピンがある場合、そのピンの選択状態は解除されます。

クリスタパペット変形(範囲選択)「新規選択」


●「追加選択」
範囲選択内にあるピンを選択状態(操作可能)にします。
この時、別の選択状態のピンもそのまま継続されるので、選択状態のピンを次々に追加していくことができます。

クリスタパペット変形(範囲選択)「追加選択」


●「部分解除」
範囲選択内にある選択状態になっているピンの選択状態を解除します。

クリスタパペット変形(範囲選択)「部分解除」


●「選択状態の切り替え」
範囲選択内にあるピンの中で、選択状態のピンは選択状態を解除し、選択状態でないピンは選択状態に切り替えます。

クリスタパペット変形(範囲選択)「選択状態の切り替え」
ポイント

どの「選択の追加」を選択している状態でも、[Shift]を押しながら範囲選択することで「新規選択」と同じ操作ができるようになります。

「ピンの回転補正」

こちらは選択中のピン1つだけに対して設定する項目です。

※ピンを2つ以上選択している時には設定できません。

クリスタパペット変形「ピンの回転補正」


各ピンでは次項で紹介する「ピンの回転角」を設定することができるのですが、この「ピンの回転補正」にチェックを入れておくと、他のピンを移動・回転させた時にそのピンに設定されている「ピンの回転角」の数値を自動で変更(補正)してくれるようになります。

クリスタパペット変形「ピンの回転補正」(チェックあり)


各ピンの角度を自動で変更されたくない場合はチェックを外しておきましょう。

クリスタパペット変形「ピンの回転補正」(チェックなし)
MEMO

そのため、「ピンの回転補正」にチェックを入れているピンを回転(「ピンの回転角」を変更)すると「ピンの回転補正」のチェックは外れてしまいます。

「ピンの回転角」

こちらは選択中のピン1つだけに対して設定する項目です。

※ピンを2つ以上選択している時には設定できません。

クリスタパペット変形「ピンの回転角」


ピンを中心に周囲の絵を回転させる角度を「-180度」~「180度」の数値で設定できます。
「+」が右回転、「-」が左回転になります。

クリスタパペット変形「ピンの回転角」
MEMO

先述のように、ピンは外側の円部分をドラッグすることでも回転させることができます。


また、ピンをドラッグ移動した時も「ピンの回転角」は変動します。

クリスタパペット変形「ピンの回転角」(ピンの移動による数値の変化)

「ピンの前後関係」

ピンを2つ以上設置している際に設定できる項目です。

ピンのドラッグ移動によって絵同士が重なった場合、そのピンのある箇所を前面に表示するか、背面に表示するかを設定できます。

※ピンの位置によって選択できる項目が変わります。

クリスタパペット変形「ピンの前後関係」


ここでは以下のように絵が重なるようにパペット変形した時を例として紹介します。

クリスタのパペット変形(絵の重なり)


●「ピンを最前面へ」
ピンを設置している箇所の絵を1番手前に配置します。

クリスタのパペット変形「ピンを最前面へ」


●「ピンを前面へ」
ピンを設置している箇所の絵を1つ手前に配置します。

クリスタのパペット変形「ピンを前面へ」


●「ピンを最背面へ」
ピンを設置している箇所の絵を1番奥に配置します。

クリスタのパペット変形「ピンを最背面へ」


●「ピンを背面へ」
ピンを設置している箇所の絵を1つ奥に配置します。

クリスタのパペット変形「ピンを背面へ」
ポイント

変形対象によってはキレイに表示できない場合があります。

クリスタのパペット変形「ピンの前後関係」(表示の不具合)


そういった場合は他のピンの「ピンの前後関係」を操作することでキレイに表示できるようになる場合があります。

クリスタのパペット変形「ピンの前後関係」(表示不具合の改善)
注意

前面・背面の配置設定ができるのは同じレイヤー上の絵に限ります


また、1度パペット変形を確定した後に再びパペット変形を実行しても同じような前面・背面の配置はできません。

(クリスタの「取り消し」でパペット変形の実行前に戻すことは可能です)

最後に「確定」してパペット変形を完了する!

変形が完了しまたら、「確定」アイコンや[Enter]キーを押すことでパペット変形を完了させることができます。

クリスタのパペット変形「確定」


また、その他の変形に関する設定や操作方法は以下の記事を参考にしていただければと思います。

クリスタなら絵・イラストをこれだけ自在に変形できる!!

【補足】クリスタ「パペット変形」による劣化に関して

クリスタに限らず、どんな絵でも編集すれば劣化が起こってしまいます。

このパペット変形においても、絵の劣化は発生します。
しかし、以下の画像のように拡大すると劣化が目立つかもしれませんが、絵全体を見ればそこまで気になる程の劣化ではないと個人的には感じています。

クリスタパペット変形による劣化

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)「パペット変形」を利用する際のコツ

人物をパペット変形する場合は関節にピンを設置しよう!

パペット変形で角度付ける場合はピンの位置が支点になるので、人物をパペット変形する場合はピンを関節の位置に設置することで不自然な変形を避けることができます。

クリスタパペット変形で関節にピンを配置


また、ドラッグ移動だけではキレイに曲がりませんのでピンの回転も利用しましょう。

クリスタのパペット変形で関節を曲げる

動かしたくない位置にもピンを設置しよう!

パペット変形にてピンをドラッグ移動して変形させる場合、動かしたい位置にだけピンを設置すると、絵全体が動いてしまいます。

クリスタパペット変形(ピンが少ない場合)


そのため、動かしたくない位置にもピンを設置することでその位置を固定した状態で変形ができるようになります。

クリスタパペット変形(ピンを多く設置した場合)

複数選択したピンでも操作可能!

先述のように、パペット変形のピンは複数選択が可能ですので、特定の範囲をまとめて変形させたい場合は複数選択したピンを移動させましょう。

クリスタパペット変形(ピンの複数操作)

レイヤー分けで変形範囲を分割!

クリスタのパペット変形の対象は選択しているレイヤーの描画部分です。

ですので装飾品やパーツなどの変形対象をレイヤーで分けておくことで変形範囲を分割することができます。

クリスタのパペット変形(レイヤー分け)

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)「パペット変形」でイラストを編集しよう!

クリスタにはベクターレイヤーがあるので制作中に線画を劣化することなく自在に変形・編集することが容易にできます。

クリスタ・ベクターレイヤーの使い方実践例!!

ただし、こういった変形は今までラスターレイヤーではできなかったため、ラスターレイヤーや完成済みのイラストを変形・調整するのには今回紹介したパペット変形がかなり役に立つかと思います◎

ぜひ今回の記事を参考にパペット変形をご利用ください!

MEMO

ラスターレイヤーを編集できる方法として「ゆがみツール」を利用する方法もあります。

クリスタゆがみツールでイラストの修正が可能に!!


それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!


▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】

CLIP STUDIO PAINT PRO

▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】

CLIP STUDIO PAINT EX

参考記事:クリスタを購入する3つの方法と手順紹介!!


▼動画視聴型お絵描き講座【Palmie(パルミー)

パルミー「ポーズ講座」

▶講座について詳しく見る


]]>
クリスタのバージョンによる機能の違いまとめ!https://dentakumanga.com/clipstudiopaint-difference-ver/Tue, 18 Feb 2025 06:58:32 +0000https://dentakumanga.com/?p=40764

皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。山本電卓と申します。 今回はイラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)の各バージョンによって使えるようになる機能をまとめさせていただきま ... ]]>

皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。

今回はイラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)の各バージョンによって使えるようになる機能をまとめさせていただきます。

それではよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!


▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】

CLIP STUDIO PAINT PRO

▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】

CLIP STUDIO PAINT EX

参考記事:クリスタを購入する3つの方法と手順紹介!!

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)とバージョンの基本情報

クリスタでは、年月が経つたびに新機能が追加された新しいバージョンが公開されていきます。

しかし、パソコンで使用する「無期限版(ダウンロード版・パッケージ版)」では年額制の「アップデートプラン」を契約しないと最新バージョンにアップデートできません。

【クリスタ】アップデートプランの契約方法を紹介します!!

MEMO

「月額利用」では常に最新バージョンにアップデート可能です。


※タブレット・スマホ版クリスタは「月額利用」でしか使用できません。


また、「優待バージョンアップ」を購入することでお手元の無期限版クリスタを「Ver.2.0」「Ver.3.0」「Ver.4.0」の無期限バージョンにアップデートできる商品もあります。

クリスタを無期限Ver.2・3・4に!優待バージョンアップ購入方法!

ポイント

ダウンロード版クリスタの場合はその時の最新バージョンで2番目の数字が「0」である「Ver.X.0」を購入する形になります。


パッケージ版クリスタでは各バージョンで2番目の数字が「0」である「Ver.X.0」を購入する形になります。

クリスタを購入する3つの方法!損しない選択をしよう!


ただし、こちらでも「Ver.X.1」といった2つ目の数字が上がった新機能が追加されたバージョンにアップデートするにはやはり「アップデートプラン」の契約が必要です。

そのため、同じグレードのクリスタを使っていても人によってバージョン、つまり使える機能の範囲が異なってくるのです。

※製品版クリスタには「PRO」と「EX」の2つのグレードがあり、このグレードによる機能の使用範囲の違いもあります。

【補足:手元のクリスタのバージョンを確認する方法】

●Windows版クリスタの場合
CLIP STUDIO PAINT画面上部の「ヘルプ」→「バージョン情報」と選択しましょう。

クリスタ「バージョン情報」


●Mac OS版クリスタの場合
CLIP STUDIO PAINT画面上部から「CLIP STUDIO PAINT」→「バージョン情報」と選択しましょう。

クリスタ:バージョン情報(Mac)


これで、バージョン情報ウィンドウが開き、バージョンを確認することができます。

クリスタのバージョン番号

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の各バージョンで使える機能!

こちらでは各バージョンで使える(追加された)機能を抜粋して紹介していきます。

ポイント

クリスタ各バージョンでは、そのバージョンより前から追加された機能も全て使用できます

クリスタVer.2.0で使用できる機能

クリスタVer.2.0新機能紹介記事

クリスタVer.2.0の新機能・新設定まとめ!!

スマホ・タブレット版クリスタでタッチ位置調整を行う方法!

スマホ・タブレット版クリスタがシンプルモードで簡単操作できます!!

※Ver.2.0ではスマホ版のみにシンプルモード・タッチ位置調整が追加されました。

クリスタVer.2.0その他の新機能

◆ライセンス認証の仕様を変更
Ver.2.0.3以降では15日間隔で(インターネトの)オンラインによるライセンスの認証が自動で行われるようになりました。
そのため、オフライン状態で使用もできますが定期的に使用デバイスをオンライン状態にする必要があります。

▶クリスタのオフライン使用に関して(公式ページ)

クリスタVer.2.1で使用できる機能

クリスタVer.2.1新機能紹介記事

クリスタVer.2.1の3D素材新機能まとめ!!

クリスタVer.2.1の便利なショートカット・修飾キー5選!!

クリスタ変形の「位置」で数値指定での移動が可能に!!

クリスタで作業時間が表示されるようになりました!!

スマホ・タブレット版クリスタがシンプルモードで簡単操作できます!!

※Ver.2.1にてタブレット版にシンプルモード・タッチ位置調整が追加されました。

クリスタVer.2.1その他の新機能

◆GIFアニメの書き出し設定に「背景を透過」が追加
この項目にチェックを入れることで透明背景のままGIF書き出しだできるようになりました。

クリスタ「アニメーションGIF出力設定」(背景を透過)


参考記事

簡単!クリスタでの超基本的なGIFアニメの作り方!!


◆書き出し設定に「アルファチャンネルを書き出す」が追加
Ver.2.1以降では、PNG・WebPを書き出す際にこの項目にチェックを入れないと透明背景のまま書き出しができないようになりました。
※「WebP」はVer.3から対応された形式です。

クリスタ書き出し「アルファチャンネルを書き出す」


参考記事

クリスタの素材を書き出しして外部に保存する方法!!


◆テキストツールのフォント一覧に「検索機能」と「最近使用したフォント」の表示が追加

●フォントの検索機能

クリスタのフォント名検索


●「最近使用したフォント」表示機能

クリスタ「最近使用したフォント」


参考記事

クリスタのテキストで出来る23のコト!!


◆シンプルモード環境設定に「指で描画する」が追加
OFFにすることで指での操作はキャンバスのスクロール(2本指ドラッグと同じ)だけになり、スタイラスペンに対応しているデバイスを使用する場合に指が当たって描画してしまうことを防ぐことができます。

クリスタシンプルモード「指で描画する」


参考記事

スマホ・タブレット版クリスタがシンプルモードで簡単操作できます!!


◆タイムラプスを記録した.clip形式のデータ容量が最大80%削減

※Ver.2.1.0以降のクリスタで保存した「タイムラプスを記録している.clip形式のデータ」はVer.2.1.0より前のバージョンのクリスタではタイムラプスの書き出しはできなくなります。


参考記事

クリスタでメイキング動画!タイムラプスの作り方を紹介します!


◆3Dデッサン人形の「ポーズ」カテゴリーが「ハンドポーズ」に変更
3Dデッサン人形をオブジェクトツールで選択した時のサブツール詳細にて、「ポーズ」カテゴリーが「ハンドポーズ」という名称に変わり、手のポーズ専用のカテゴリーになりました。

クリスタのサブツール詳細ウィンドウでハンドスキャナーを起動(Ver.2.1~)


参考記事

クリスタのハンドスキャナーで手の描画を簡単にする方法!!

クリスタVer.2.2で使用できる機能

クリスタVer.2.2新機能紹介記事

クリスタVer.2.2の3D素材新機能まとめ!!

クリスタのウォーターマークで作品を転載・盗作から守ろう!!

※「ノイズパターン」はVer.3.1で追加された機能です。

クリスタVer.2.2その他の新機能

◆初期化起動の項目に「バックアップファイルの削除」が追加(タブレット・スマホ版のみ)

クリスタの初期化「バックアップファイルの削除」


参考記事

クリスタを最初の状態に戻す「初期化」は項目別に行えます!!


◆サブビューに「画像一覧」が追加
サブビューパレットにて「画像一覧アイコン」をタッチすることでサブビューパレットに保存されている画像を一覧で確認・表示切り替えができるようになりました。

クリスタのサブビュー「画像一覧」


◆サブビューの画像追加の仕様が変更
サブビューに画像を追加する際、Ver.2.1までは一覧の最後に追加されるのですが、Ver.2.2から画像追加時に表示していた画像の次の位置に追加されるようになりました。


参考記事

クリスタのサブビューで画像を開きながら作業できます!!-意外と知らないクリスタ機能-


◆「VRM」形式の入力に対応
「VRoid Studio」や「カスタムキャスト」などの3Dモデル制作ソフトで出力が可能なVRアプリケーション向けの3Dモデルのデータ形式である「VRM」の「0.0」「1.0」バージョンを読み込むことができるようになりました。

参考記事

クリスタの動作環境「入力・出力対応フォーマット」の意味解説します!


◆シンプルモードのメニュー「環境設定」が「環境設定とヘルプ」に変更

スマホ版クリスタのシンプルモード「環境設定とヘルプ」


参考記事

スマホ・タブレット版クリスタがシンプルモードで簡単操作できます!!


◆ライセンス認証の仕様変更
所有しているクリスタのライセンスが1つだけの場合、ライセンスの選択を行うことなく起動できるようになりました。

参考記事

クリスタのライセンス認証・変更方法!!

クリスタVer.2.3で使用できる機能

クリスタVer.2.3新機能紹介記事

クリスタVer.2.3の3D素材機能・仕様まとめ!!

クリスタVer.2.3のメッシュ変形でより細かい変形が可能に!!

クリスタVer.2.3その他の新機能

◆「グラデーションマップ」や「グラデーションの編集」に「混色モード」「輝度の補正」が追加

クリスタグラデーションマップ「混色モード」
クリスタグラデーションマップ「輝度の補正」


参考記事

クリスタ色調補正:グラデーションマップで色の印象を加えよう!


◆クリスタのログインがブラウザ(WEB)と連携されるように
クリスタのアプリ側でログインをしている状態でアプリ内からWEBページを開くとログイン状態がWEB上でも引き継がれるようになりました。


◆フキダシツールに「長方形フキダシ」が追加

クリスタ「長方形フキダシ」


参考記事

クリスタ・フキダシツールの便利な点を紹介します!!


◆テキストツールに「カーニング」が追加
テキスト2文字間の間隔を調整することができるようになりました。

クリスタ「カーニング」(+数値指定)


テキストツールの「フレームで折り返す」の「フレーム揃え」が「均等揃え」に変更され、設定項目に「両端揃え」が追加

クリスタ「均等揃え」
MEMO

Ver.2.3.0より前のクリスタでは「テキスト」カテゴリーの「フレーム揃え」の項目で「両端揃え」以外の並べ方を設定できます。

クリスタのテキスト「フレーム揃え」


参考記事

クリスタのテキストで出来る23のコト!!


◆グラデーションレイヤーを作成する時に「グラデーションの編集」が開くようになった
クリスタの「レイヤー」メニューから「新規レイヤー」→「グラデーション」と選択した時に「グラデーションの編集」ウィンドウが開くようになりました。

クリスタのグラデーションレイヤー

クリスタ「グラデーションの編集」ウィンドウ


参考記事

クリスタで3色以上のグラデーションを作る方法!!


◆環境設定「キャンバスの復元を有効にする」が「一定間隔で保存する」に変更(タブレット版のみ)

クリスタ環境設定「一定間隔で保存する」


参考記事

初心者に知ってほしいクリスタの環境設定23選!!


◆筆圧検知が可能なスマートホンにて「スマートフォンプラン」でもペンの筆圧・回転・傾きを検知可能に

▶対応機種やペンに関して(公式ページ)


◆シンプルモードの環境設定に「メモリの使用量を警告」が追加
ONにしておきますと、メモリの使用量が一定水準を超えた際に警告メッセージが表示されるようになります。

クリスタシンプルモード「メモリの使用量を警告」


◆シンプルモードの環境設定に「左右のインターフェース配置を入れ替える」が追加(タブレット版のみ)
この設定をONにすることでアイコンなどの表示位置を左右反転させることができます。

クリスタシンプルモード「左右のインターフェース配置を入れ替える」


参考記事

スマホ・タブレット版クリスタがシンプルモードで簡単操作できます!!

クリスタVer.3.0で使用できる機能

クリスタVer.3.0新機能紹介記事

クリスタVer.3.0の新機能・新設定まとめ!!

クリスタVer.3.0その他の新機能


◆シンプルモードの環境設定に「キーボードショートカット「エアアクションコマンド」が追加

●「キーボードショートカット」
キーボード操作ができる環境にて利用できるショートカットコマンドを確認できます。
※こちらのコマンドは固定で変更できません。

クリスタシンプルモード「キーボードショートカット」


●「エアアクションコマンド」
Galaxy付属のSペンの動きで操作できるエアアクションのコマンドを確認できます。
※こちらのコマンドは固定で変更できません。

クリスタシンプルモード「エアアクションコマンド」


参考記事

スマホ・タブレット版クリスタがシンプルモードで簡単操作できます!!

クリスタVer.3.1で使用できる機能

クリスタVer.3.1新機能紹介記事

クリスタVer.3.1の新機能・新設定まとめ!!

クリスタVer.3.1その他の新機能

◆パース定規上にて[Shift]×図形ツールの操作が可能に
[Shift]を押しながら図形ツールを使用することで縦横比率1:1で作成できる操作がパース定規上でもできるようになりました。

クリスタのパース定規と正方形描画(Ver.3.1)


参考記事

クリスタのパース定規の使い方!背景を楽に制作しよう!!

クリスタVer.3.2で使用できる機能

クリスタVer.3.2新機能紹介記事

クリスタVer.3.2の新機能・新設定まとめ!!

クリスタVer.3.2その他の新機能

◆環境設定「ペン・タッチ」カテゴリ―に「圧力データのある指入力をペン入力に変換する」が追加(Android版のみ)
Android版クリスタにてペンタブレット使用時にペン操作が指入力と認識されて筆圧の効いた描画ができない場合にこの項目にチェックを入れることで改善される可能性があります。

クリスタ環境設定「圧力データのある指入力をペン入力に変換する」


参考記事

スマホ・タブレット版クリスタでタッチ位置調整を行う方法!

クリスタVer.4.0で使用できる機能

クリスタVer.4.0新機能紹介記事

クリスタVer.4.0の新機能・新設定まとめ!!

クリスタVer.4.0その他の新機能

◆メッシュ変形の動作が高速化
クリスタの変形機能の1つである「メッシュ変形」の動作が高速化されました。
その代わり、変形操作中は一時的に変形対象が低画質になります。

クリスタ:メッシュ変形


参考記事

クリスタなら絵・イラストをこれだけ自在に変形できる!!

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のバージョンと使用可能な機能を把握しよう!

クリスタの相談ではよく「紹介されている機能が使えない」といったものがあるのですがその場合はバージョンが異なっていることが原因のことも多いです。

今回の記事を「手元のクリスタで使用できる機能の確認」や「アップデートプランが必要かどうかの判断」、「パッケージ版でどのバージョンの商品を購入するかの判断」に利用していただければなと思います◎


それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!


▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】

CLIP STUDIO PAINT PRO

▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】

CLIP STUDIO PAINT EX

参考記事:クリスタを購入する3つの方法と手順紹介!!


▼動画視聴型お絵描き講座【Palmie(パルミー)

パルミー

▶パルミーについて詳しく見る


]]>
クリスタ素材パレットで素材を好きな順番に並べ替える方法!https://dentakumanga.com/clipstudiopaint-sorting/Wed, 12 Feb 2025 08:38:03 +0000https://dentakumanga.com/?p=40704

皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。山本電卓と申します。 イラスト・マンガ制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)では制作の手助けとなる様々な「素材」を使用することができます。 これら ... ]]>

皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。

イラスト・マンガ制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)では制作の手助けとなる様々な「素材」を使用することができます。

これらの素材は「素材パレット」にて保存・使用が可能です。

今回はその素材パレット内に保存されている素材をお好みの順番に並べ替える方法を紹介させていただきますのでよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!


▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】

CLIP STUDIO PAINT PRO

▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】

CLIP STUDIO PAINT EX

参考記事:クリスタを購入する3つの方法と手順紹介!!

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の素材パレット基本情報

クリスタの素材パレットはCLIP STUDIO PAINT画面上部から「ウィンドウ」→「素材」と選択し、任意のカテゴリーを選択することで素材パレットを開くことができます。

クリスタメニュー「素材パレット」


また、CLIP STUDIO PAINT画面右側にある素材パレットのアイコンをタッチすることでも開くことができます。

クリスタの素材パレット


この素材パレットの中にクリスタ内に保存されている素材の一覧が表示されており、ここから素材を使用することができます。

クリスタ素材パレットの素材一覧


参考記事

▶クリスタ素材の使い方紹介はこちら


素材パレットでは既存のフォルダーに各カテゴリ―の素材が保存されています。

クリスタの素材パレット


素材一覧の表示順は素材パレットメニューの「整列方法」で特定の並べ替えは行えますが、お好みの順番での並び替えはできない仕様になっています。

クリスタ素材パレット「整列方法」


しかし、クリスタの仕様を利用してお好みの順番に並べ替える方法はあります!

次項からその方法を紹介させていただきます。

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の素材パレットでお好みの順番に並べ替える方法!

ポイント

こちらの作業は様々なカテゴリ―の素材を1つのフォルダー内に集めてお好みの順番に並べ替えることを想定して紹介しています。

既存の素材フォルダーの中で並べ替えをしたい場合は新しくフォルダーを作成したり、その中に素材を移動したりする作業は必要はありませんので『③クリスタ素材パレットの「整列方法」を「タイトル:昇順」にする!』の項目まで進んでください。

①まずはクリスタの素材パレットに新しい素材フォルダーを作成しよう!

クリスタの素材パレット左上のメニューアイコン「≡」→「素材フォルダー」→「新規作成」と選択することでオリジナルの素材保存先(素材フォルダー)を作成することができます。

※フォルダー名も自由に入力できます。

クリスタ素材パレット(素材フォルダーの新規作成)


今回は「制作用」という名前のフォルダーを作成しました。
作成したてなのでまだ空の状態です。

クリスタ素材パレットで新規素材フォルダー
注意

新しく作成される素材フォルダーは新規作成時に素材フォルダー一覧で選択しているフォルダーの中(1段下)に作成されます。

クリスタ素材パレットでの新規フォルダーの作成位置


他の素材フォルダーと同列にしたい場合は1番上の「すべての素材」フォルダーを選択した状態で作成しましょう。


また、フォルダーを作成後にドラッグによる移動も可能です。

MEMO

素材フォルダー一覧の下部にあるアイコンからも素材フォルダーに関するメニューを実行することができます。

クリスタ素材フォルダー編集アイコン


※「削除」や「名前を変更」は自分で新規作成したフォルダーでのみ実行できます。

②新規作成した素材フォルダーに素材を入れよう!

クリスタの素材パレットでフォルダーを新規作成した時点では中身が空なのでこのフォルダーに並べ替えしたい素材を入れる(移動する)作業を行います。

フォルダーへの移動方法はいくつかあります。

ポイント

手元のクリスタで確認したところ、ブラシ先端素材として設定している画像素材を別のフォルダーに移動してもブラシ先端素材の設定がリセットされることはありませんでした。

素材を直接ドラッグして移動する

クリスタの素材パレットにて、移動させたい素材を右側の一覧に表示させ、その一覧から移動させたいフォルダーにドラッグすることで移動ができます。

クリスタ素材パレットで素材をドラッグ移動

「素材のプロパティ」で保存先を変更する

クリスタで素材登録する時や、素材パレットで素材を選択中に下部の歯車アイコンを選択することで「素材のプロパティ」を開くことができます。

クリスタの素材パレット「素材のプロパティ」アイコン

クリスタ「素材のプロパティ」


この「素材のプロパティ」の「素材保存先」にて移動させたいフォルダーを指定して「OK」を選択することで移動ができます。

クリスタ「素材のプロパティ」で素材保存先を変更

クリスタの素材パレット(素材移動後)

レイヤーを直接ドラッグする

レイヤーパレットにあるレイヤーを直接素材フォルダーに直接ドラッグ(複数可)することで素材登録とフォルダー内移動を同時に行えます。

※レイヤー名がそのまま素材名になりますが、後で変更可能です。

クリスタのレイヤーを素材パレットにドラッグ

③クリスタ素材パレットの「整列方法」を「タイトル:昇順」にする!

素材の移動が完了しましたら、並べ替えの設定を行います。

素材パレットの左上にあるメニューアイコン「≡」から「整列方法」→「タイトル」と選択しましょう。

クリスタ素材パレットメニュー「整列方法(タイトル)」


次に再びメニューアイコン「≡」から「整列方法」→「昇順」と選択しましょう。
※既に「昇順」にチェックが入っている場合はこの作業は不要です。

クリスタ素材パレットメニュー「整列方法(昇順)」


これで素材パレットの中の素材の並びが[0~→A→Z→あ→わ]の順になります。

④素材名に数字を付けて作業完了!

名前を変更したい素材を選択して下部の歯車アイコンを選択して「素材のプロパティ」を開きます。

クリスタの素材パレット「素材のプロパティ」アイコン

クリスタ「素材のプロパティ」


そして「素材のプロパティ」の「素材名」にて素材名の先頭に並べたい順番の数字を入れて「OK」を押しましょう。

※画像では数字と素材名を見えやすくするために間に「:」も入れています。

クリスタ「素材のプロパティ」で素材名変更(数字追加)


このように「1」から順番に素材名の先頭に数字を付けることで素材が「1」からの数字順の並びになるので、お好みの順番に素材を並べ替えることができるというわけです。

クリスタ素材パレットでお好みの順に並べる
MEMO

レイヤーパレットから素材パレットにドラッグする方法で素材登録した場合はここで素材名をお好みの名称に変更することもできます。

【補足】素材パレットの表示方法も変更可能

クリスタでは、素材パレットメニューアイコン「≡」から「表示方法」と選択することで3種類の素材の表示方法を選択できますので、お好みの表示方法にしてみましょう。

クリスタ素材パレット「表示方法」

クリスタ素材パレット「表示方法」


参考記事

クリスタ素材パレットを使いやすくする4つの表示方法!!

デバイスの買い替えに注意…!

クリスタでは使用するデバイスを買い替える場合、クラウド機能を利用してクリスタの設定を引き継ぐことができます。

ただし、クラウド経由の引き継ぎではCLIP STUDIO ASSETSからダウンロードした素材は引き継ぐことができません

CLIP STUDIO ASSETSの「マイダウンロード」の履歴から再ダウンロードする必要があります。

ただし、パソコン版クリスタであれば「CELSYS」フォルダのコピーを行うことで素材ごと引き継ぐことはできます。


参考記事

買い替え安心!クリスタ設定は新デバイスに引き継ぎ可能です!!

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)でオリジナルの素材パレットを作ろう!

素材1つ1つに数字を入れていくのは少し手間ですが、今回紹介した方法を使えば自分がよく使う素材を使いやすい順番に並べ替えることができます。

クリスタそのものに目的の機能がなくても、使い方次第でカスタマイズの幅は広がりますのでご自身のクリスタの制作環境をより良くしていきましょう◎


それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!


▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】

CLIP STUDIO PAINT PRO

▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】

CLIP STUDIO PAINT EX

参考記事:クリスタを購入する3つの方法と手順紹介!!


▼動画視聴型お絵描き講座【Palmie(パルミー)

パルミー

▶パルミーについて詳しく見る


]]>
クリスタ3D素材の動作を軽くする設定・操作まとめ!https://dentakumanga.com/clipstudiopaint-3dmaterial-smoothoperation/Wed, 05 Feb 2025 18:37:28 +0000https://dentakumanga.com/?p=40519

皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。山本電卓と申します。 イラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)では作画の参考にしたり、そのまま作品の中で使用したりといった使い方ができ ... ]]>

皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。

イラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)では作画の参考にしたり、そのまま作品の中で使用したりといった使い方ができる「3D素材」というものを使用できます。

クリスタで複数素材を使用して3D空間を作成


しかし、3D素材はデバイスへの負荷が大きいため、動作が重くなる場合もあります。

そこで今回は3D素材の動作が軽くなる設定を紹介させていただきますのでよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!


▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】

CLIP STUDIO PAINT PRO

▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】

CLIP STUDIO PAINT EX

参考記事:クリスタを購入する3つの方法と手順紹介!!

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)3D素材の基本情報

クリスタの3D素材の基本情報に関しては以下の記事にまとめてありますのでこちらでご確認ください。

クリスタ3D素材の基本操作・設定!

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)3D素材の動作を軽くする設定

クリスタ環境設定「3D」カテゴリーでの設定変更

クリスタの環境設定には「3D」の項目があり、こちらで設定変更することで3D素材の動作を軽くすることができます。

クリスタ環境設定「3D」

初心者に知ってほしいクリスタの環境設定23選!!

「半透明とみなされるテクスチャの不透明度」の数値を小さくする

クリスタ環境設定「3D」「半透明とみなされるテクスチャの不透明度」


こちらは指定した値より3D素材に使われているテクスチャ(画像)の不透明度が小さい箇所を半透明で描画する設定項目です。

クリスタ環境設定「半透明とみなされるテクスチャの不透明度」


こちらの数値を小さく設定することで3Dオブジェクトが不透明になる代わりに動作が軽くなります

ただし、透明なテクスチャが不透明になることで描画が乱れる場合があります。

「マルチサンプリングを使用する」のチェックを外す

クリスタ環境設定「3D」「マルチサンプリングを使用する」


こちらはチェックを入れることで3D素材にマルチサンプリングを適用し、3D素材の表示品質を向上させる項目です。

※マルチサンプリングとはエッジを滑らかに描画するために使用されるグラフィックス技法です。

表示品質を向上させるということは動作が重くなるということになりますので、
この項目のチェックを外すことで3D素材の動作が軽くなります

クリスタ3D素材の「環境」カテゴリーでの設定変更

クリスタのオブジェクトツールを使用してレイヤーパレットにある3Dレイヤーを選択しますとサブツール詳細にて「環境」カテゴリーの設定が行えます。

クリスタ3D素材のサブツール詳細「環境」


ここの設定によって3D素材の動作を軽くすることができます。

「編集表示設定」を「高速」にする

「編集表示設定」の項目では「高速」と「通常」から選択できます。

クリスタ3D設定「編集表示設定」(高速)


ここで「高速」を選択することで3D素材の動作が軽くなります

その代わり、レイヤーパレットやレイヤープロパティの効果が反映されなくなり、ナビゲーターパレットにも表示されなくなります。
また、キャンバス外に3D素材が表示されるようになります。

クリスタ3D素材「編集表示設定:高速」

「影の解像度」を「低」にする(Ver.3.1~)

※こちらはVer.3.1から追加された項目です。

こちらはVer.3.1から追加された、3D素材の影を別の3D素材に表示される「落ち影」の鮮明さを設定する項目です。
「高」「中」「低」の3種類から選択できます。

クリスタ3D素材「影の解像度」
MEMO

「落ち影」はオブジェクトツールを選択し、3Dレイヤーを選択した状態でサブツール詳細ウィンドウ「光源」カテゴリーの「影」にて「3Dモデルのみに投影する」もしくは「床面とモデルに投影する」に設定することで表示させることができます。

クリスタ3D素材「影」
クリスタの3D素材に落ち影を表示


「高」の場合はくっきりとした影になり、「低」の場合はぼやけた影になるのですが、ここで「低」を設定することで3D素材の動作が軽くなります

クリスタ3D素材「影の解像度」

「バックフェースカリング」のチェックを入れる

「バックフェースカリング」とは3D素材の裏側の表示(本来見えない部分)を省略する機能です。

クリスタ3D素材「バックフェースカリング」


「レンダリング設定」を選択することで表示されるウィンドウにて、
「バックフェースカリング」のチェックを入れた状態にすることで3D素材の動作を軽くすることができます

※初期設定でチェックが入っている場合が多いです。

※一部の素材では設定できないものもあります。

クリスタ3D設定「バックフェースカリング」

クリスタ3D素材の輪郭線の表示設定

サブツール詳細「輪郭線」カテゴリーで輪郭線を非表示にする

クリスタの一部の3D素材では、オブジェクトツールで3D素材を選択した時のサブツール詳細に「輪郭線」カテゴリーが表示されるものがあり、
「輪郭線幅」のチェックを外して輪郭線を非表示にすることで3D素材の動作を軽くすることができます

クリスタ3D設定「輪郭線幅」
MEMO

サブツール詳細「環境」カテゴリーの「レンダリング設定」を選択して開くウィンドウにも「輪郭線」の設定項目があり、こちらでも「輪郭線を付ける」のチェックを外すことで輪郭線を非表示にすることができます。

クリスタ3D設定「輪郭線を付ける」

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)3D素材の動作を軽くする周辺機器の操作

【Windows・mac OS】グラフィックドライバのバージョンを確認・アップデートする

パソコン(Windows・mac OS)版クリスタでは、そのパソコンにインストールされているグラフィックドライバのバージョンが古い場合にクリスタにて3D素材の動作が重くなる場合があります。

使用しているパソコンのグラフィックドライバの最新バージョンが公開されている場合はアップデートを行いましょう。

バージョンが最新になることで3D素材の動作が軽くなる可能性があります。

MEMO

パソコン内のグラフィックドライバのバージョンや最新バージョンの情報は各OSやメーカーの公式ページなどでご確認ください。

【Windows】ディスプレイの接続状況を確認する

パソコンに液晶タブレットを含む複数のディスプレイを接続する場合、(入力・出力端子の繋ぎ間違いなどによる)接続ミスによって各ディスプレイのグラフィックボードが異なる状態になると、3Dの動作に影響が出る場合があります。

※「グラフィックボード」とは3D画像などのデータを画面上に正確に映し出すために搭載されているパーツです。

ディスプレイのグラフィックボードを確認するには、Windowsメニューの検索欄に「dxdiag」と入力し[Enter]を押すことで開く「DirectX診断ツール」の「ディスプレイ」タブにて確認できます。

Windows「DirectX診断ツール」(ディスプレイ)


ここでグラフィックボードの名前が異なる場合は接続が正しくないので1度パソコンの電源を切り、グラフィックボードが同じになるように正しく接続してから起動し、クリスタでの動作を確認してみてください。

デバイスの買い替え

クリスタを使用するデバイスが古い場合は性能的にクリスタの3D素材をスムーズに表示できないということも考えられます。

そういった場合はデバイスの買い替えも検討しましょう。


関連記事

買い替え安心!クリスタ設定は新デバイスに引き継ぎ可能です!!

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の3D素材を扱いやすくしよう!

クリスタの3D素材はスマートフォンでも利用できるので、(新しめのデバイスを使用しているのであれば)1度に多くの3D素材を使用しない限りは動作が重くなることはあまりないのではないかと思います。

その中でクリスタの3D素材の動作が重く感じた場合は今回紹介した設定や操作で3D素材を扱いやすくしてみてください◎


それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!


▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】

CLIP STUDIO PAINT PRO

▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】

CLIP STUDIO PAINT EX

参考記事:クリスタを購入する3つの方法と手順紹介!!


▼動画視聴型お絵描き講座【Palmie(パルミー)

パルミー「3D機能を使った背景作画講座」

▶講座について詳しく見る


]]>