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皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。
今回はイラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT（クリップスタジオペイント）にて「色調補正」を行う方法を紹介させていただきます。
それではよろしくお願いいたします
( ｀・∀・´)ﾉ！
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CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）の色調補正とは
クリスタで絵や画像の色味や明るさなどを調整できる編集機能！
クリスタの色調補正とは、開いてる絵や画像の色味や明るさといった見え方を変更・調整できる編集機能です。
絵や画像全体を編集することもできれば1枚のレイヤーに対してのみ編集することもできます。
クリスタの色調補正には以下の９種類があります。
クリスタで色調補正を使用するタイミング
※あくまで例ですが紹介させていただきます
●作品の最後の全体的な色味調整
クリスタでイラストを制作している場合にて、1番最後の仕上げとして全体的な色味を調整したい時に利用できます。
●色の差分
1つ作品に対して色味や明暗の違いを作成したい時に利用できます。
●画像や写真の加工
自分で撮影した写真や、（制作データを削除して）画像データしか残っていない作品などを加工したい時に利用できます。
CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）で色調補正を使用する方法
クリスタで色調補正を使用する方法は2つあります。
基本的に効果はどちらの方法でも同じですが、片方の方法でしか表示されない設定項目がある場合もあります。
困った時は：クリスタのウィンドウ・アイコン・項目がない時の見つけ方！！
色調補正レイヤーを利用する方法
CLIP STUDIO PAINT画面上部から「レイヤー」→「色調補正レイヤー」と選択し、任意の色調補正を選択します。
※「カラーリファレンス」は色調補正レイヤーでは利用できません。
すると選択した色調補正の設定ウィンドウが開きますので各設定・調整を行います。
※「階調の反転」は設定項目がありませんのでウィンドウも開きません。
設定中は内容の変化に合わせてキャンバス上の表示も変化しますので目で確認しながら設定が可能です。
設定が終わりましたら右上の「OK」を押しましょう。
クリスタのレイヤーパレットに「色調補正レイヤー」が作成されます。
1種類の色調補正に対して1つの色調補正レイヤーとなります
この色調補正レイヤーは下にあるレイヤー全てに効果が反映されます。
※グレーの色の箇所にカラー系の調整を行うなど、色調補正レイヤーの効果が反映されない場合もあります。
また、レイヤーフォルダーに入れることでその中のレイヤーだけに効果を与えることもできます。
さらに、複数の色調補正レイヤーを重ねることもできます。
この時、同じ名称の色調補正レイヤーを重ねることもできますよ。
クリッピングを利用すれば1枚のレイヤーに対してのみ色調補正レイヤーの効果を反映させることもできますね。
この色調補正レイヤーの便利なところは、レイヤーパレットにて色調補正レイヤーのサムネイル部分をダブルクリックすれば再び設定ウィンドウが開き、再設定が可能なとことです。
これによって何回でも調整が可能になりますので個人的にはこの方法で色調補正を行うのがおすすめです◎
また、色調補正レイヤーの「不透明度」を下げることで効果を弱めることもできますし
色調補正レイヤーの「合成モード」を変更することで表現方法や印象を変更することもできます。
部分的に色調補正レイヤーの効果を与えたい場合は色調補正レイヤーの「レイヤーマスク」で非表示範囲（効果を与えない範囲）を指定しましょう。
また、先に選択範囲を作成した状態で色調補正レイヤーを作成しますとその範囲だけが表示範囲となるようにレイヤーマスクが設定されます。
もちろん、そこから表示範囲を追加・削除することも可能です。
参考記事
編集メニューから色調補正を行う方法
こちらは1枚のラスターレイヤーに対して色調補正を行う方法です。
レイヤーパレットにて選択したレイヤーに描画されている部分にのみ色調補正を行うことができます。
色調補正を行いたいレイヤーを選択している状態で、
CLIP STUDIO PAINT画面上部から「編集」→「色調補正」と選択し、任意の色調補正を選択します。
すると選択した色調補正の設定ウィンドウが開きますので各設定・調整を行います。
※「階調の反転」は設定項目がありませんのでウィンドウも開きません。
設定ウィンドウにて「プレビュー」にチェックを入れておきますと、内容の変化に合わせてキャンバス上の表示も変化しますので目で確認しながら設定が可能です。
設定が終わりましたら右上の「OK」を押しましょう。
色調補正が完了します。
先述の通り、この方法では選択したレイヤーのみ反映されますので特定のレイヤーのみ色調補正を行うことができます。
ラスターレイヤー以外のレイヤーに色調補正を行いたい場合は「ラスタライズ（ラスターレイヤーに変換）」を行いましょう。
ラスタライズは変換したいレイヤーを選択している状態でCLIP STUDIO PAINT画面上部から「レイヤー」→「ラスタライズ」と選択することで実行できます。
ただし、ラスタライズを行いますと元のレイヤーの機能はなくなりますのでご了承ください。
選択中のレイヤーの中から部分的に色調補正の効果を与えたい場合は選択範囲を作成してから色調補正を実行しましょう。
そうすることで選択範囲の中だけに色調補正の効果が反映されます。
参考記事
編集メニューから色調補正を行う場合の注意点
編集メニューから色調補正を行う場合、選択したレイヤーの「表現色」によっては利用できない色調補正もあります。
また、編集メニューから色調補正を行う場合は選択しているレイヤーを直接編集するため、後から設定内容を変更するといったことはできませんので注意しましょう。
※クリスタの「取り消し」機能で元に戻すことは可能です。
色調補正を実行する前にレイヤーを複製して元のレイヤーを残しておけば安心でしょう。
クリスタEX・PROどちらでも利用可能！
クリスタの色調補正は、最上位グレードであるクリスタEXはもちろん、下位グレードのクリスタPROでも利用可能です。
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CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）の各色調補正の設定詳細
クリスタで実行できる9種類の色調補正の詳細に関しては別記事で紹介していますので参考にしていただければと思います。
◆「明るさ・コントラスト」
◆「色相・彩度・明度」
◆「階調化」
◆「階調の反転」
クリスタで階調の反転！白と黒を一瞬で入れ替える便利機能と注意点！！
◆「レベル補正」
◆「トーンカーブ」
◆「カラーバランス」
◆「2値化」
◆「グラデーションマップ」
クリスタ色調補正：グラデーションマップで色の印象を加えよう！
◆「カラーリファレンス」
クリスタ色調補正：カラーリファレンスで色を掛け合わせてみよう！【Ver.3】
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