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皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。
イラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)は白紙のキャンバスから作品を制作するデジタルペイントソフトです。
しかし、CLIP STUDIO PAINTは写真や完成イラストなどの画像データや動画データの静止画部分を作業画面に読み込み・挿入させ、編集を行うこともできるソフトでもあります。
そこで今回はCLIP STUDIO PAINTに画像を読み込み・挿入する方法を4つ紹介させていただきます。
それではよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!
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CLIP STUDIO PAINT EX【はじめに】画像を編集する際の注意点
使用する画像やイラストは自身が著作権を所有しているもの、もしくは著作権を所有している方から許諾を得ているものにしましょう。
無断で他人の画像やイラストを使用・加工するのは著作権違反です。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)で画像を読み込む・挿入する方法
困った時は:クリスタのウィンドウ・アイコン・項目がない時の見つけ方!!
①クリスタに直接画像を読み込む(開く)方法
クリスタの編集画面に保存している画像をそのまま開いて編集したい場合に利用する方法です。
CLIP STUDIO PAINT画面上部から「ファイル」→「開く」と選択しましょう。
するとクリスタを使用しているデバイスのフォルダが開きますので読み込みしたい画像を選択して「開く」を押しましょう。
※画像をダブルクリックすることでも同じ操作が行えます。
これでクリスタの編集画面に選択した画像を直接読み込むことができます。
この方法でクリスタに読み込みした画像はラスターレイヤーになっていますのでそのまま編集作業を行うことができます。
スマホ版クリスタ(Ver.1.12.7~)で保存した画像を直接開く(読み込む)方法は少し異なる
Ver.1.12.7以降のスマホ版クリスタではキャンバス作成画面にて「画像から作成」をタップしてストレージ内の写真(画像)を長押しして選択状態にしてから「選択」をタップしましょう。
②クリスタで作成したキャンバス上に画像を読み込む方法
クリスタで先にキャンバスを新規作成し、そのキャンバス上に画像を読み込み・挿入したい場合に利用する方法です。
CLIP STUDIO PAINT画面上部から「ファイル」→「読み込み」→「画像」と選択しましょう。
するとクリスタを使用しているデバイスのフォルダが開きますので読み込みしたい画像を選択して「開く」を押すことでキャンバス上に画像を読み込むことができます。
※画像をダブルクリックすることでも同じ操作が行えます。
キャンバス上に読み込んだ場合はオブジェクトツールで操作できる状態になりますので移動・回転や拡大・縮小を行ってキャンバスに合わせましょう。
関連記事
キャンバス上に読み込みした画像を編集する場合はラスタライズしよう
クリスタのキャンバス上に画像を読み込みした場合は写真(画像)が画像素材レイヤーになってしまいます。
この画像素材レイヤーであったためにオブジェクトツールで様々な操作が行えたのです。
しかし、画像素材レイヤーのままでは描画や消去、フィルターなどの編集機能を利用することができません。
クリスタのキャンバス上に読み込みした画像を編集したい場合は編集可能なラスタレイヤーに変換(ラスタライズ)する必要があります。
ラスタライズするには、
画像素材レイヤーを選択している状態でCLIP STUDIO PAINT画面上部から「レイヤー」→「ラスタライズ」と選択します。
これだけでラスターレイヤーに変換することができます。
モノクロのキャンバスでは自動でレイヤープロパティ効果が自動で設定される
新規作成ウィンドウにて「基本表現色」を「モノクロ」に設定したキャンバスでカラー画像を読み込みしますとレイヤープロパティの「効果」にて「トーン化」が自動でONになり、画像がトーン表示になります。
また、グレー画像を読み込みしますとレイヤープロパティの「効果」にて「減色表示」が自動でONになり、モノクロ表示になります。
レイヤープロパティの「効果」はアイコンをタッチするだけで簡単にON・OFFが可能ですので元の画像の色を表示させたい場合はOFFにしましょう。
関連記事
③クリスタで作成したキャンバス上にファイルオブジェクトとして読み込む方法
「ファイルオブジェクト」とは
クリスタにおいて「ファイルオブジェクト」はクリスタのキャンバス上に画像や動画の静止画を読み込み・表示させるレイヤーのことです。
読み込み後は画像素材レイヤー同様、オブジェクトツールで移動・回転・拡大・縮小といった操作が行えます。
前項で紹介した画像素材レイヤーと異なるのはCLIP STUDIO PAINT形式のファイルデータ(.clip)や動画データも読み込みができる点です。
読み込みされたファイルデータは1枚のファイルオブジェクトレイヤーとして表示されます。
動画データをファイルオブジェクトとして読み込みした場合は静止画扱いとなりますが、オブジェクトツールのツールプロパティにてどのシーンの静止画にするかの調整もできます。
さらにこのファイルオブジェクトを読み込みした制作データを保存しておきますと、
読み込み元のファイルデータを編集した場合に読み込み先のファイルオブジェクトレイヤーの内容もそれに合わせて更新させることができるのです。
※読み込み元のファイルデータを上書き保存した時点で自動でファイルオブジェクトレイヤーも更新されます。
参考記事
クリスタのファイルオブジェクトで貼り付け画像を更新できる!その使い方を紹介します!!
クリスタのキャンバス上にファイルオブジェクトを読み込む方法
CLIP STUDIO PAINT画面上部から「ファイル」→「読み込み」→「ファイルオブジェクトを作成」と選択しましょう。
するとクリスタを使用しているデバイスのフォルダが開きますので、ファイルオブジェクトとして読み込みしたい画像やCLIP STUDIO PAINT形式データ・動画データを選択して「開く」を押すましょう。
※画像をダブルクリックすることでも同じ操作が行えます。
キャンバス上に選択したデータファイルが読み込みされますと以下の注意ウィンドウが開きますので「OK」を押せば読み込み完了です。
ファイルオブジェクトレイヤーをラスタライズすることで直接編集できるようにもなりますが、その場合は読み込み元のファイルデータを編集しても反映されなくなります。
④クリスタで制作中のレイヤーから画像を作成・挿入する方法
クリスタで制作中のレイヤーをまとめて1枚のレイヤーを作成・挿入する方法です。
読み込みとは少しことなりますが紹介させていただきます。
まずはクリスタのレイヤーパレットにて1枚にまとめたいレイヤーのみを表示させましょう。
※1番下の用紙レイヤーも表示したままだと一緒にまとめられてしまいますので注意しましょう。
そしてCLIP STUDIO PAINT画面上部から「レイヤー」→「表示レイヤーのコピーを結合」と選択します。
すると表示させていた全てのレイヤーのコピーが1枚のレイヤーにまとめて(結合して)作成されます。
コピーですので元のレイヤーもちゃんと残っています。
※結合されたレイヤーは選択中のレイヤーの上に作成され、レイヤー名もコピーされます。
※実行後は非表示にしたレイヤーを表示させて元の状態に戻しましょう。
この方法ですと、わざわざ書き出し→画像データを読み込みといった手順を行う必要がなくなります。
参考記事
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)で読み込みした画像の使用例
アナログ原稿を読み込みしてクリスタで仕上げる
絵を描く・線を引くのはアナログの方がやりやすい、でも色塗りやトーン貼りなどは面倒と感じている方は、線画だけアナログで行って残りの仕上げをクリスタで行うという方法もあります。
【イラスト・漫画のデジタル化に悩む方へ】全てをデジタル化しなくてもいいのです!
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クリスタで制作する作品の一部として利用
クリスタで制作している作品データに画像を読み込むことで背景や服の柄など作品の一部として利用することができます。
クリスタで画像編集
クリスタはデジタルペイントソフトですが、画像編集を行える機能も多く搭載されています。
●変形
拡大・縮小・ゆがみ・回転・反転といった変形が行えます。
●色調補正
画像(レイヤー)の全体的な色味を変更することができます。
●フィルタ
様々なフィルターを使用して手描きではなかなか難しい表現を簡単に作ることができます。
●コピースタンプ
レイヤー上の表示を部分的にコピー・貼り付けすることができるコピースタンプツールを利用して不要な部分を消す(塗りつぶす)ことができます。
クリスタのコピースタンプでイラストの加工・修正が可能!!-意外と知らないクリスタ機能-
●トリミング&合成
画像の不要な部分を消去すれば一部分を切り取る(トリミングする)ことができ、さらに別の画像と組み合わせることで合成画像を作成することができます。
↓
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の画像読み込みを活用しよう!
創作活動を行う上で、画像を読み込む機会は多くあると思います。
クリスタにおいても画像を読み込む操作だけでも4種類ありますので、目的に合った方法で画像を読み込み、自身の作品に活用していただければと思います。
それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!
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