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皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。
イラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)では様々なツールを駆使して絵を描いていきます。
そこで今回はCLIP STUDIO PAINTを購入した時点で使うことができるツールを全て紹介させていただきます。
特に使用する頻度の高いツールだけでいいという方は以下の記事を参考にしていただければと思います。
それではよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!
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CLIP STUDIO PAINT EXCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)ツールの仕様に関して
クリスタで使用できるツールには共通する仕様があります。
そちらは以下の記事で紹介していますので参考にしていただければと思います。
また、クリスタの初期ツールはバージョンによって少し違いはあるのですが、特にVer.1.10.10にて大きな変化がありました。
参考記事
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)で使えるツール!
クリスタのツール紹介はツールパレットの上から順に行っていきたいと思います。
※各自のクリスタやバージョンによって並び順が変わってる場合があります。
困った時は
虫めがねツール
クリスタVer.3.1から、「虫めがね」グループは廃止され、「移動」グループと統合されました。
「ズームイン」「ズームアウト」
各サブツールを選択してクリックするたびにクリスタで開いているキャンバス表示を段階的にズームイン・ズームアウトできるツールです。
また、ツールプロパティにてズームイン・アウトの切り替えやドラッグ次の操作内容も設定もできます。
ちなみに「短形で指定」とはドラッグで指定した範囲まで拡大表示できる機能です。
こちらは「クリック」の項目で「拡大」を選択している時に利用できます。
移動ツール
「手のひら」
キャンバスの表示位置をドラッグで移動させることができるツールです。
こちらはキャンバスの移動であり、キャンバス上に描かれている絵が移動するわけではありません。
キャンバスを自分の描きやすい位置まで移動させるのに利用しますので使用頻度は高いかと思います。
またパソコン版クリスタの場合、素材パレットの素材一覧やレイヤーパレット、レイヤープロパティパレット内でも手のひらツールを使ってのスライドができます。
「回転」
ドラッグすることでキャンバスを回転させることができます。
この時の回転の支点はキャンバスウィンドウ(作業画面)の中心になります。
キャンバスを自分の描きやすい角度に回転させるのに利用しますのでこちらも使用頻度は高いかと思います。
また、ツールプロパティの「角度の刻み」にチェックを入れることで入力した数値の角度毎でピタッピタッと止めることができます。
さらに、サブツール詳細にある「ダブルクリックで水平に戻す」にチェックを入れていますとその名の通りダブルクリック(タップ)することでキャンバスの角度を元の水平状態に戻すことができます。
操作ツール
「オブジェクト」
クリスタのキャンバス上に表示されている「ベクターレイヤーに描画した線」や「素材」、「コマ枠フォルダー」や「テキスト」、「定規」などを編集する際に使用するツールです。
オブジェクトツールで選択している状態でツールプロパティやサブツール詳細ウィンドウの項目を編集しますと設定内容を変更することができ、
オブジェクトツールで選択することで表示される「ハンドル」を操作することで移動・変形・回転ができるようになります。
また、ベクターレイヤーの場合はオブジェクトツールを使用している状態でカラーパレットを操作することで色の変更もできます。
※線を選択している場合はその線の色のみを、選択していない場合はそのベクターレイヤー全体の線の色を変更します。
さらにツールプロパティの「透明箇所の操作」を展開することで何も描画されていない箇所での操作方法を設定できます。
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「レイヤー選択」
クリスタのキャンバス上に表示されている箇所をタッチもしくはドラッグによる範囲指定をすることでその部分を表示させているレイヤーをレイヤーパレットで選択してくれるようにできるツールです。
編集したいレイヤーを見つける時に利用できます。
クリスタのレイヤー選択ツールに関しましては以下の記事の『クリスタの「レイヤー選択ツール」でレイヤーを見つける』の項目で詳しく紹介しています。
「ライトテーブル」
クリスタのアニメーション制作で使用するライトテーブルレイヤーを操作するツールです。
ツールプロパティにてドラッグ・クリック・(指での)タッチの3種類の操作方法を設定できます。
※「中心を移動」とはクリックした位置に回転などの支点となる中心点を配置することです。
クリスタにおいてライトテーブルレイヤーとはアニメーションセルパレットに登録するレイヤーで、編集中のレイヤー(セル)以外のレイヤー(セル)の絵をキャンバス上に表示させることができます。
このライトテーブルレイヤーを移動や拡大縮小の操作を行うことで編集中のレイヤーでの描画の参考にすることができるわけですね。
「タイムライン編集」
クリスタでアニメーション制作する際、キャンバスウィンドウ上で操作することでタイムラインパレットの選択フレームを変更することができるツールです。
手動でアニメーションの流れが確認できます。
ツールプロパティにてクリック・ドラッグの操作方法を設定できます。
レイヤー移動ツール
クリスタVer.3.1から、「レイヤー移動」グループは廃止され、「操作」グループと統合されました。
「レイヤー移動」
クリスタのレイヤーパレットで選択しているレイヤー上の描画部分をドラッグ移動することができるツールです。
この時、[Shift]を押しながらドラッグすることで水平・垂直方向に固定して移動させることができます。
「トーン柄移動」「グリッド移動」
●「トーン柄移動」
クリスタのトーンレイヤーによるトーンの表示位置をドラッグ移動させることができるツールです。
(トーンレイヤーの設定で表示位置を移動することもできます)
トーンの柄をずらすことでトーンを重ねる表現をすることができます。
●「グリッド移動」
クリスタではキャンバス上に格子状のガイド線「グリッド」や「ルーラー(目盛り)」を表示させることができるのですが、このグリッド・ルーラーをドラッグ移動することができるツールです。
(グリッド・ルーラーの設定で表示位置を移動することもできます)
※グリッドとルーラーの移動は連携されており、別々で移動させることはできません。
選択範囲ツール・自動選択ツール
クリスタのキャンバス上に選択範囲を作成することができるツールです。
こちらに関しては以下の記事でまとめてますので参考にしていただければと思います。
スポイトツール
「表示色を取得」「レイヤーから色を取得」
クリスタのキャンバス上に描画されている色を取得して描画色にできるツールです。
●「表示色を取得」
キャンバス上に表示されている色をそのまま取得します。
合成モードなどで描画色から色が変更されている場合でも表示色をそのまま取得します。
●「レイヤーから色を取得」
選択しているレイヤーにおいてタッチした箇所に描画されている色を取得します。
合成モードなどで描画色から色が変更されている場合でも描画色を取得することができます。
※表示上で色が塗られている箇所でも選択しているレイヤーには何も描画されていない場合は「透明色」を取得します。
クリスタVer.1.12.7より、スポイトツールのツールプロパティに「ペンでサークルを表示」の項目が追加されました。
こちらにチェックを入れますとスポイトツールで色を取得した際、カーソルの周囲に「取得した」と「取得前の描画色」が分かるサークルが表示されるようになります。
また、このサークルの内側は色を取得した箇所の拡大図が表示されるようになっています。
ペンツール
クリスタのペンツールにはさらに「ペン」と「マーカー」という2つのサブツールグループがあります。
クリスタVer.3.1から、「マーカー」グループは廃止され、「ペン」グループと統合されました。
「ペン」ツール
クリスタのキャンバス(レイヤー)上に線や絵を描く際に使用するツールです。
イラストや漫画の線画はこのペンツールで描画するのが一般的です。
アナログでいう所の付けペンですね。
サブツールに予め設定が行われている様々なペンツールが用意されています。
(基本的には同じツールになります)
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「マーカー」ツール
ペンツール同様、クリスタのキャンバス(レイヤー)上に線や絵を描く際に使用するツールです。
ミリペンやサインペンといったサブツールが初期状態で用意されています。
基本的にはペンツールと同じですが、中にはドット絵を描画できる「ドットペン」というツールも用意されています。
鉛筆ツール
クリスタの鉛筆ツールにはさらに「鉛筆」と「パステル」の2つのサブツールグループがあります。
クリスタVer.3.1から、「鉛筆」「パステル」グループは廃止され、「スケッチ」グループとなって統合されました。
「鉛筆」ツール
「鉛筆」と「シャーペン」の2種類が用意されています。
それぞれアナログで描いた時と近い表現ができます。
特に「鉛筆」はデュアルブラシ機能によって、実際の鉛筆のようにペンの傾きによって太さが変わる設定がされています。
※使用するタブレットに傾き検知機能が付いている場合に限ります。
「パステル」ツール
「パステル」「クレヨン」「チョーク」といったツールが用意されています。
こちらもアナログで描いた時と近い表現ができます。
また、リアルに表現するために塗るたびに微妙に色味が変わる「色の変化」機能も設定されています。
筆ツール
クリスタの筆ツールはさらに「水彩」「厚塗り」「墨」の3つのサブツールグループがあります。
クリスタVer.3.1から、「墨」グループは廃止され、「水彩」グループと統合されました。
「水彩」ツール
水彩絵の具の表現ができるツールが用意されています。
基本的には同じツールですが、それぞれ名称に合った設定がされています。
多くは塗り重ねることで濃く暗くなっていきます。
「水筆」は描画色に関係なく、描画済みの色を薄くしていくツールになります。
「厚塗り」ツール
油絵などの濃いめの色で塗る表現ができるツールが用意されています。
基本的には同じツールですが、それぞれ名称に合った設定がされています。
塗り重ねても色が混ざらないツールが多いです。
「ガッシュなじませ」は描画色に関係なく、描画済みの色をなじましていくツールになります。
※「ガッシュ」とは「不透明水彩」を意味します。
「墨」ツール
書道で使用するような筆表現ができるツールが用意されています。
基本的には同じツールですが、それぞれ名称に合った設定がされています。
こちらも「水彩」同様塗り重ねることで濃く暗くなるツールが多いです。
エアブラシツール
スプレーやエアブラシなどの描画表現ができるツールが用意されています。
粒子の設定はサブツール詳細ウィンドウの「散布効果」や「ストローク」などで設定します。
デコレーションツール
クリスタのデコレーションツールはさらに「効果・演出」「背景」「服飾」「カケアミ・砂目」「罫線」の5つのサブツールグループがあります。
線を引くようにキャンバス上をドラッグするだけで簡単に複雑な模様や絵を描画できます。
「効果・演出」ツール
星や羽根、花びらといった背景やキャラクターなどの周囲に描画することで効果や演出を表現できる描画ができるツールが用意されています。
※「グリッター」とはキラキラ輝くものといった意味です。
「背景」ツール
背景描画を簡単に描画できるツールが用意されています。
自然系のものが多いですが、本やビルなどの人工物もあります。
「服飾」ツール
衣装や装飾品に関する描画ができるツールが用意されています。
自分でキャラクターを描く方はあまり使用する機会が少ないかもしれませんが、「シンプルフリル」や「ボタン」「ジッパー」など自分で描画するには面倒に感じる描画もドラッグ1つでできます。
※「ビーズアクセサリー」の色は固定されています。
※「ジッパー」はツールプロパティで「デュアルブラシ」のチェックを外すことで片側だけの描画もできます。
「カケアミ・砂目」ツール
アナログ漫画で利用する表現が描画できるツールが用意されています。
こちらは「透明色」で描画することでトーンを削る表現やレイヤーマスクの境目をぼやけさせるといった使い方もできます。
「罫線(けいせん)」ツール
様々なタイプの線を描画できるツールが用意されています。
消しゴムツール
クリスタのキャンバス(レイヤー)上にある描画部分を消すことができるツールです。
サブツールに予め設定が行われている様々な消しゴムツールが用意されています。
(基本的には同じツールになります)
ベクターレイヤーに描画した線画に対しては設定によって交点まで消せることができるので便利です。
ブラシ形状が異なる消しゴムツール
設定内容が異なる消しゴムツール
※設定の違いだけですのでどの消しゴムツールに対しても同じ設定を行えば同じ操作が行えます。
●「硬め」「ざっくり」の違い
筆圧検知のタブレットを使用している場合、「硬め」は筆圧を強くするほどブラシサイズが大きくなる設定がされています。
「ざっくり」は筆圧に関係なく常に同じブラシサイズで使用できる設定がされています。
●「ベクター用」
先述のようにベクターレイヤーの線に対する設定がされています。
●「レイヤー貫通」
消しゴムツールは基本的に同じレイヤー上の描画部分を消すのですが、「レイヤー貫通」は全てのレイヤーの描画部分を対象に消すことができる設定がされています。
●「スナップ消しゴム」
定規やガイド線の影響を受ける設定がされています。
塗りつぶしツール
線や色で囲まれた範囲を一気に塗りつぶしてくれるツールです。
こちらは一般的なレイヤーであるラスターレイヤーで使用します。
また、トーンレイヤーによるトーンの表示範囲を(レイヤーマスクによって)一気に指定するといった使い方もあります。
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クリスタVer.3.1から、「直接描画」グループにあった「投げなわ塗りツール」が「塗りつぶし」グループに移動しました。
「編集レイヤーのみ参照」「他レイヤーを参照」
クリスタキャンバス上の色を塗りたい面の一部をタッチするだけで線や別の色に囲まれた範囲を塗りつぶしてくれます。
●「編集レイヤーのみ参照」
選択中のレイヤー上にある線や色のみを認識して塗りつぶす範囲を決めます。
●「他レイヤーを参照」
全てのレイヤー上にある線や色を認識して塗りつぶす範囲を決めます。
基本的にはこちらを使用する方が多いかと思います。
「囲って塗る」
クリスタのキャンバス上にてフリーハンドで任意の場所を囲みますとその範囲の中で「線や別の色によって囲まれている部分」を塗りつぶしてくれます。
「塗り残し部分に塗る」
クリスタのキャンバス上にて任意の場所をなぞりますと、その中にある隙間を埋めるように塗りつぶしをしてくれます。
クリスタVer.3.1から、「塗り残し部分に塗るツール」が「すきま塗りペン」という名称に変更されました。
グラデーションツール
クリスタのグラデーションツールはさらに「グラデーション」「等高線塗り」の2つのサブツールグループがあります。
「グラデーション」ツール
クリスタのキャンバス上でドラッグすることでそのキャンバス全体にグラデーションを描画することができるツールです。
グラデーションツールを使用する際にラスターレイヤー上に直接描画するのか「グラデーションレイヤー」を作成するのかをツールプロパティやサブツール詳細ウィンドウの「描画対象」にて設定できます。
グラデーションレイヤーを作成しますとオブジェクトツールで選択することで後から自由に編集が可能になるのでおすすめめです◎
クリスタのグラデーションツールは予め様々な設定がされたサブツールが用意されています。
(「描画色から透明色」が一般的なグラデーションを作成できるツールになります。)
「描画色から透明色」「描画色から背景色」「ストライプ」「背景色ストライプ」「光球」
描画色や背景色を使ったグラデーションを作成するツールです。
※「背景色」とは「サブカラー(サブ描画色)」のことです。
※サブツールパレットでは常に赤色で表示されていますが描画色でのグラデーションを作成できます。
「青空」「昼空」「夕焼け」「夜空」「虹」
描画色に関係なく予め設定された固定の色のグラデーションを作成するツールです。
(自分で編集も可能です)
「消しグラデーション」
グラデーションで描画部分を消すツールです。
基本的には「編集対象のレイヤーに描画」で使用します。
※「グラデーションレイヤーを作成」で使用しますと白色のグラデーションレイヤーを作成し、表示上消している表現になります。
「マンガ用グラデーション」
トーンのグラデーションを作成できるツールです。
基本表現色が「モノクロ」のキャンバスであることが条件になります。
※基本表現色が「モノクロ」であれば描画色を使うグラデーションツールでもトーン表示ができます。
※トーンをキレイに表示するためには解像度が600 dpi以上のキャンバスを作成しましょう。
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「等高線塗り」ツール
クリスタのラスターレイヤー上で描画部分の間をタッチしますとその間にある色でグラデーション塗りをしてくれるツールです。
詳しくは以下の記事で紹介していますので参考にしていただければと思います。
図形ツール
クリスタの図形ツールはさらに「直接描画」「流線」「集中線」の3つのサブツールグループがあります。
クリスタVer.3.1から、「流線」「集中線」グループは「コミックツール」に移動されました。
「直接描画」ツール
直線や曲線、連続曲線、図形などを描画することができるツールです。
詳しくは以下の記事で紹介していますので参考にしていただければと思います。
クリスタVer.3.1から、「直接描画」グループにあった「投げなわ塗りツール」が「塗りつぶし」グループに移動しました。
「流線」ツール
漫画の効果線などで使用される流線を一気に描画・表示することができるツールです。
詳しくは以下の記事で紹介していますので参考にしていただければと思います。
クリスタ流線ツールの設定&使い方!-漫画効果線を楽々作成!-
「集中線」ツール
漫画の効果線などで使用される集中線を一気に描画・表示することができるツールです。
詳しくは以下の記事で紹介していますので参考にしていただければと思います。
クリスタの集中線ツールの設定方法!-漫画効果線を楽々作成!-
ゆがみツール
クリスタのキャンバス(レイヤー)上にある描画部分を歪ませることができるツールです。
編集データ(.clip)がない作品でも修正が行えます。
クリスタのゆがみツールに関しては以下の記事で詳しく紹介していますので参考にしていただければと思います。
定規ツール
クリスタにおける「定規」とはペンツールなどの描画ツールの動きを一定方向や一定の形に固定することができるものになり、「定規ツール」はこの定規をキャンバス(レイヤー)上に設置するツールになります。
漫画表現で利用する流線や集中線、パースもこの定規を利用することで描画できます。
また、「対称定規」を利用して左右対称の絵を簡単に描くこともできます。
クリスタの定規ツールに関しては以下の記事でまとめてますのでそちらを参考にしていただければと思います。
コマ枠ツール
クリスタのコマ枠ツールはさらに「コマ作成」「コマ枠カット」の2つのサブツールグループがあります。
クリスタVer.3.1から、「コマ作成」と「コマ枠カット」が「コマ枠」グループとして統合されて「コミックツール」の中に移動されました。
「コマ枠作成」ツール
クリスタでは漫画のコマ枠を「コマ枠フォルダー」を作成して表示させる機能があります。
このコマ枠フォルダーの中にレイヤーを作成して描画することでコマ枠から絵がはみ出ないようにすることができます。
「コマ枠作成ツール」はこのコマ枠を単独でキャンバス上に作成することができるツールになります。
詳しくは以下の記事で紹介していますので参考にしていただければと思います。
クリスタなら重なるコマ枠も自在に作成できる!!その制作方法を画像付きで紹介します!
「コマ枠カット」ツール
クリスタのキャンバス上に設置したコマ枠を分割することができるツールです。
クリスタでの漫画制作のコマ割りは基本的にこの「コマ枠カットツール」でコマ枠を分割していく形になります。
クリスタでのコマ枠作成からコマ枠分割(コマ割り)までの詳細と手順は以下の記事にまとめてますので参考にしていただければと思います。
クリスタの漫画コマ枠作成&コマ割り方法!2ステップ+αで簡単!!
テキストツール
クリスタのキャンバス上に文字(テキスト)を入力・編集することができるツールです。
クリスタVer.3.0から、「円形配置」の設定が可能になり、すでに円形配置設定がされている「円形テキストツール」も追加されました。
クリスタのテキストツールに関しては以下の記事で詳しく紹介していますので参考にしていただければと思います。
フキダシツール
クリスタのフキダシツールはさらに「フキダシ」「フラッシュ」の2つのサブツールグループがあります。
クリスタVer.3.1から、「フキダシ」「フラッシュ」グループは「コミックツール」となり、「コマ枠」「集中線」「流線」グループと統合されました。
「フキダシ」ツール
クリスタのキャンバス上に漫画制作で使用するフキダシを作成することができるツールです。
ペンツールで直接描画してフキダシを作成してもいいのですが、修正のしやすさや内側を自動で塗りつぶしてくれるなど便利な点も多くあります。
クリスタのフキダシツールに関しては以下の記事で詳しく紹介していますので参考にしていただければと思います。
「フラッシュ」ツール
クリスタのキャンバス上に漫画制作で使用するフラッシュを作成することができるツールです。
(先述の「集中線ツール」と仕様としては同じツールになります)
キャラクターの心の声の表現やベタフラッシュなどの表現ができます。
クリスタのフラッシュツールに関しては以下の記事で詳しく紹介していますので参考にしていただければと思います。
線修正ツール
クリスタの線修正ツールはさらに「線修正」「ごみ取り」の2つのサブツールグループがあります。
「線修正」ツール
基本的にはベクターレイヤーに描画した線に対しての修正を行うことができるツールになります。
「制御点」
クリスタのベクターレイヤーに描画した線の中には「制御点」が存在します。
「制御点ツール」はこの制御点の移動・追加・削除などの編集が行えるツールになります。
クリスタの制御点ツールに関しては以下の記事で詳しく紹介していますので参考にしていただければと思います。
クリスタは便利!ベクター制御点ツールでこんなことができる!!
「ベクター線つまみ」
ベクターレイヤー上にある線をつまむように移動させることができるツールです。
クリスタのベクター線つまみツールに関しては以下の記事で詳しく紹介していますので参考にしていただければと思います。
クリスタのベクター線つまみツールの設定と使い方!【線画修正】
「ベクター線単純化」
ベクターレイヤー上にある線をなぞることで設定した効果を線に与えて修正することができるツールです。
与えられる効果は主に3つです。
※複数の効果を同時に設定することも可能です。
●「単純化」
制御点の数を減らして線を滑らかにすることができます。
●「線つなぎ」
重なっていたり、近くにある線を繋げて1本にすることができます。
●「短い線の消去」
消し残りなどの短い線を消すことができます。
クリスタのベクター線単純化ツールに関しては以下の記事で詳しく紹介していますので参考にしていただければと思います。
クリスタのベクター線単純化ツールの設定と使い方!【線画修正】
「ベクター線つなぎ」
ベクター線単純化ツールの「線つなぎ」の設定のみがされているだけのツールです。
「線幅修正」
ベクターレイヤー上にある線をなぞることで線の太さを修正することができるツールです。
クリスタの線幅修正ツールに関しては以下の記事で詳しく紹介していますので参考にしていただければと思います。
「ベクター線描き直し」
ベクターレイヤー上にある線をなぞることで元の線を利用した描き直しができるツールです。
クリスタのベクター線描き直しツールに関しては以下の記事の『クリスタのベクターレイヤーで線の形を修正・調整する時の使い方』にて詳しく紹介していますので参考にしていただければと思います。
「ベクター線幅描き直し」
ベクターレイヤー上にある線をなぞることでその線を設定した太さに変更することができるツールです。
クリスタのベクター線幅描き直しツールに関しては以下の記事の『クリスタのベクターレイヤーで線幅を修正する時の使い方』にて詳しく紹介していますので参考にしていただければと思います。
「ごみ取り」ツール
クリスタにスキャンしたデータを読み込んだ時などに写ってしまうごみを一気に消すことができるツールです。
ラスターレイヤーで使用することができます。
アナログ原稿をクリスタで仕上げる場合などに利用できます。
クリスタのごみ取りツールに関しては以下の記事で詳しく紹介していますので参考にしていただければと思います。
色混ぜツール
クリスタのキャンバス(レイヤー)上に塗られている色を調整・修正できるツールです。
基本的には一般的なレイヤーであるラスターレイヤー上に塗られた色に対して使用します。
サブツールに予め設定が行われている様々な色混ぜツールが用意されています。
(基本的には同じツールになります)
「色混ぜ」
クリスタのキャンバス(レイヤー)上にある色を混ぜることができるツールです。
1色でも使用できます。
色の境目をなじませることができます。
※絵具を混ぜるように2色以上を混ぜて新しい色を作るわけではありません。
「ぼかし」
クリスタのキャンバス(レイヤー)上にある描画部分をぼかすことができるツールです。
フチをなじませたり、画像のぼかし加工もできます。
「指先」
クリスタのキャンバス(レイヤー)上にある描画部分をドラッグした方向に延ばすことができるツールです。
動きやエフェクトなど表現方法は幅広いです。
「筆なじませ」「繊維にじみなじませ」「質感残しなじませ」
それぞれ筆・繊維・紙質の表現を出しつつキャンバス(レイヤー)上の色を混ぜる・なじませることができるツールです。
どのような設定になっているかと言いますと、サブツール詳細ウィンドウの「ブラシ先端」で名称に合ったブラシの形状が登録されています。
さらに「質感残しなじませ」では「紙質」にて登録した紙質のテクスチャが表示されるようになっています。
「コピースタンプ」
クリスタのキャンバス(レイヤー)上にある描画部分をブラシサイズの範囲内でコピーすることができるツールです。
描画部分の複製だけでなく、画像の編集・修正にも利用できます。
クリスタのコピースタンプツールに関しては以下の記事で詳しく紹介していますので参考にしていただければと思います。
クリスタのコピースタンプでイラストの加工・修正が可能!!-意外と知らないクリスタ機能-
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のツールとショートカット
パソコン版クリスタでは[Ctrl(Command)]や[Alt(Option)]キーなどの修飾キーによる一時変換の他にアルファベットキーの入力でツールの変換ができます。
1回の入力で変換、長押しで一時変換が可能です。
クリスタ初期状態では以下のツールがショートカットキーとして登録されています。
●~Ver.3.0
虫めがね | / | 手のひら | H |
回転 | R | オブジェクト | O |
レイヤー選択 | D | ライトテーブル タイムライン編集 | L |
レイヤー移動 | K | 選択範囲 | M |
自動選択 | W | スポイト | I |
ペン 鉛筆 | P | 筆 エアブラシ デコレーション | B |
消しゴム | E | 色混ぜ | J |
塗りつぶし グラデーション | G | 図形 コマ枠 定規 | U |
テキスト フキダシ | T | 線修正 | Y |
●Ver.3.1~
ペン スケッチ | P | 筆 エアブラシ デコレーション | B |
消しゴム | E | 色混ぜ ゆがみ | J |
選択範囲 | M | 自動選択 | W |
塗りつぶし グラデーション | G | オブジェクト | O |
レイヤー選択 | D | レイヤー移動 | K |
ライトテーブル タイムライン編集 | L | 図形 定規 | U |
テキスト | T | コミック | N |
線修正 | Y | 手のひら | H |
回転 | R | ズームイン | Z |
スポイト | I |
※複数あるものはキーを押すたびに切り替わります。
※サブツールグルーがショートカットの対象の場合は最後に使用したサブツールグループ・サブツールに変換されます。
また、クリスタのショートカットは自分で追加・変更もできます。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のツールを把握しよう!
以上がクリスタの初期状態で使用できるツールになります。
制作内容によっては使用する機会の少ないツールも出てくるかと思いますが、こういうツールがあると把握しておきますと様々な場面での対応も容易になるかと思います。
また、クリスタを購入する前の確認にも役立てていただければなとも思います◎
それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!
▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】
CLIP STUDIO PAINT PRO▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】
CLIP STUDIO PAINT EX▼動画視聴型お絵描き講座【Palmie(パルミー)】