various sun 18:ポンコツ兄さん(15P/19P) 公開中!

これぞクリスタの特徴!ベクターレイヤーが便利すぎる!!

皆さん本日も閲覧ありがとうございます。。山本電卓と申します。

今回はイラスト・漫画制作ソフトのCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)における「ベクターレイヤー」を使用してて自分が便利だと思った機能・使い方を紹介していこうと思います。

イラストや漫画制作においてアナログよりかなり効率が良くなるのでぜひ知っていただければと思います。

ではよろしくお願いいたします( `・∀・´)ノ!

※アップデートにより、この記事に載せている一部の画像のCLIP STUDIO PAINTの表示とは少し変わってしまいましたが、機能としては変わりません。


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CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の特徴「ベクターレイヤー」とは?

クリスタの「ベクターレイヤー」とは「レイヤー」の種類の一つです。

では「レイヤー」とは何かと言いますと、透明な紙をイメージしていただければいいかなと思います。

デジタルではこのレイヤーに絵を描いてきます。そしてこのレイヤーが何枚も重なって1枚の原稿やイラストが成り立っています

レイヤーのイメージ
クリスタのレイヤー


↑この図のように絵をレイヤーごとに分けて描くことで描画や修正がやりやすくなります。

そのレイヤーにも種類によって特徴・機能があり、その1つが「ベクターレイヤー」というわけです。

この「ベクターレイヤー」が絵、もっと細かく言えば線画を描く上でとても便利な機能を持っているのです。

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の「ベクターレイヤー」でできること!

クリスタの「ベクターレイヤー」は絵を描く上でかなり便利な機能を持っています。

「ベクターレイヤー」上で描く線はただの塗りつぶした線ではなく、1本1本が情報を持ったデータの線となっています。この情報がある為、後から修正や変更などが簡単にできるわけです。

その特徴から、「ベクターレイヤー」は線画を描く際に使用するのに適しています

ではどんな作業で便利かを紹介していきましょう。


また、紹介したウィンドウや項目が見当たらない場合は以下の記事を参考に見つけていただければと思います。

CLIP STUDIO PAINT画面クリスタのウィンドウ・アイコン・項目がない時の見つけ方!!

クリスタのベクターレイヤは「はみ出した線」を一瞬で消せる!

絵を描いていて何回でも遭遇するのが線のはみ出しです。

アナログですとはみ出した部分を修正液で消す必要があり、その時に必要な線まで消してしまい、改めて線を描き直すと修正液の凹凸で線画ゆがみまた消して…という苦痛の繰り返しは絵を描く方なら必ずといっていいほど経験していると思います。

しかし、はみ出しをしないように描けば今度は線に勢いが生まれません。

クリスタ:ベクターレイヤー(消しゴム)


これがクリスタの「ベクターレイヤー」で描いた線なら一発ではみ出した部分のみを消すことができるのです!!


先程の線画をクリスタのベクターレイヤーで描いたとしましょう。

↓髪の毛はやはり勢いよく描かないとキレイに見えません。しかしそうするとどうしても線もはみ出しが…

クリスタ:ベクターレイヤー

ここでクリスタの「消しゴムツール」を使用し、はみ出した線のどこでもいいので消しゴムツールのポインターを当てると…

クリスタの消しゴムツール
クリスタ:消しゴムツール


このようにクリスタのベクターレイヤーに描いた線は一発で線の交点まで消すことができるのです!


また、複数の線を同時に消しゴムツールで当てれば当てた線全てが交点まで消えます。

ですのでクリスタのベクターレイヤーで線画を描くのなら、はみ出しなど気にせずドンドン勢いのある線を描くことができます。

クリスタ:消しゴムツール


ただし、線を何本も重ねて描く方もいると思います。その場合はいくらベクターレイヤーでも1回「消しゴムツール」を当てただけでは完全に消せない場合があります。

何重にも線が重なっているのでこれは仕方ありません。何回か「消しゴムツール」を当てて消すか、後述の設定を変更し、再度「消しゴムツール」を使用しましょう。

クリスタ消しゴムツール:複数線


こういった場合は少々面倒かもしれませんが、アナログよりかは断然楽だと思いますよ◎

※必要な線でも消しゴムツールが当たれば交点まで消えてしまうので注意しましょう。デジタルですので「取り消し」を行えばすぐ元に戻せますが。

クリスタのベクターレイヤーではみ出した線を一瞬で消すには設定が必要

クリスタで上記の作業を行うには「ベクターレイヤー」で描くということの他に、「消しゴムツール」でも設定が必要になります。

とはいえ難しいことではありません。チェックを入れる入れない程度のものです。

クリスタの「消しゴムツール」を選択している状態で「ツールプロパティ」を見て下さい。

クリスタの消しゴム―ルのツールプロパティ


必要な設定は2つです。

●「ベクター消去」にチェックが入っていること

●「交点まで」のアイコンが選択されていること

クリスタの消しゴム―ル(ベクター用設定)


この2つの設定ができていればOKです。

逆に「消しゴムツール」の触れた部分のみ消したい場合は「ベクター消去」のチェックを外せばいいのです。

MEMO

「交点まで」のアイコンの左横にある「触れた部分」のアイコンを選択しても触れた部分のみの消去になるのですが、ベクターレイヤーで描いた線の特徴上、「消しゴムツール」で触れた部分のみをきっちり消すというのは難しく、少し残ったりしてしまうのです。

ですので個人的にはチェックを外す方をおすすめします。

クリスタの消しゴム―ル(チェック外す/触れた部分)


合わせてこちらの記事もどうぞ!

ベクター中心線クリスタで線画!消しゴムをうまく使うコツはベクター中心線!

クリスタのベクターレイヤーは線1本単位で修正ができる!

クリスタのベクターレイヤーに描いた線を「オブジェクトツール」でタッチしますとガイド線が表示され、「1本」と認識されるまでの線が選択された状態になります。
(2回に分けて描かれた線でもピッタリ繋がっていれば「1本」の線と認識される場合があります)

クリスタのベクター線をオブジェクトツールでタッチする


この選択状態にすると線1本単位での修正が可能になります。

もし複数の線を修正したい場合は[Shift]を押しながら「オブジェクトツール」でタッチすることで複数の線の選択が可能です。

クリスタのベクター線を複数選択
MEMO

オブジェクトツールのツールプロパティで「透明箇所の操作」→「ドラッグで範囲指定して選択」にチェックを入れることで、ドラッグで囲った線を一気に選択できるようにもなります。


また、この操作をする時は「別のレイヤーへの選択の切り替え」のチェックは外しましょう。

※チェックが入っていると別のレイヤーを選択してしまい、ベクターレイヤーの線を選択することができなくなる場合があります。

クリスタのオブジェクトツール(透明箇所の操作)
クリスタのオブジェクトツールでベクター線をドラッグ選択


ちなみに、「選択の追加」の項目で「追加選択」のアイコンを選択すれば[Shift]を押さずにそのまま連続でタッチすることでベクターレイヤーの線を複数選択をすることができるよになります。

クリスタのオブジェクトツール(追加選択)

ベクターレイヤー線の消去

クリスタのベクタレイヤー線をオブジェクトツールで選択した状態で[Delete]や[Back space]キー、もしくはCLIP STUDIO PAINT画面上部から「編集」→「消去」と選択することで選択した線を消すことができます。

クリスタ:オブジェクトツール(消去)


上記の「消しゴムツール」では線の交点まで消すことができましたが、この方法では線1本分を消すことができます。

ベクターレイヤー線の移動

クリスタのベクターレイヤー線をオブジェクトツールで選択した状態でかつツールプロパティの「変形方法」が「制御点の移動」以外を選択している場合、表示されたガイドにポインターを近付けるとポインターが「移動ツール」のポインターに変わります。

この状態でドラッグすると選択しているベクターレイヤー線を移動させることができます。

※選択状態で十字キー操作をすることでも線を移動させることができます。

クリスタのベクター線をオブジェクトツールで移動
MEMO

ベクターレイヤー線を大きな区切りで移動したい、もしくは線を何重にも引いてて「オブジェクトツール」ではうまく選択できない場合は、「選択範囲ツール」で絵を囲い、「移動ツール」でドラッグして移動させましょう。

また、選択範囲内のベクターレイヤー線をオブジェクトツールで複数選択したようにする機能もあります。

クリスタのベクター線選択サムネクリスタで複数のベクター線を簡単に選択する方法!!

ベクターレイヤー線の変形

クリスタのベクターレイヤー線をオブジェクトツールで選択した状態にすると、「ツールプロパティ」の「変形方法」で選択した変形が可能になります。

クリスタのベクター線をオブジェクトツールで変形(変形方法)
MEMO

「ツールプロパティ」の「拡縮時に太さを変更」にチェックを入れると拡大縮小に合わせて線の太さも変えてくれます。元の線の太さのままでいいならチェックを外しましょう。

クリスタのベクター線をオブジェクトツールで選択(拡縮時に太さを変更)
ベクターレイヤー線の変形方法の種類

※下記の項目が複数の組み合わせになって表示されているものはその表示されている変形方法全てを行うことができます。


制御点の移動

クリスタのベクターレイヤー線をオブジェクトツールで選択すると線上に「制御点」がいくつも表示されるようになります。

この「制御点」をドラッグすることで線を変形させることができます。

あまり触り過ぎると変形前より変になってしまいますので微調整程度がいいかなと個人的には思います。

クリスタのベクター線をオブジェクトツールで変形(制御点の移動)

この「制御点」の数などは「線修正ツール」の「制御点」を選択することで修正ができます。

詳しくは以下の記事を参考にしていただければと思います

クリスタは便利!ベクター制御点の操作でこんなことができる!!


拡大・縮小

クリスタのベクターレイヤー線をオブジェクトツールで選択することで表示されるガイドの丸い点をドラッグすると線の拡大・縮小ができます。

クリスタのベクター線をオブジェクトツールで変形(拡大・縮小)


・変形の支点はドラッグする丸い点の反対側にある点になります。

・そのままドラッグすると縦横比は固定されず、縦長/横長など自由に変形できます。

[Shift]を押しながらドラッグすると元の線の比率を維持したまま拡大縮小します。


回転

クリスタのベクターレイヤー線をオブジェクトツールで選択することで表示されるガイド線にポインターをもっていけば曲線矢印の表示になり、その状態でドラッグすることで線を回転させることもできます。

クリスタのベクター線をオブジェクトツールで変形(回転)


・[Shift]を押しながら回転させると45度ずつの回転になります。

また、この「回転」は「変形方法」の「制御点の移動」「拡大・縮小」以外を選択している場合でしたらいつでも行うことができます。


自由変形

クリスタのベクターレイヤー線をオブジェクトツールで選択することで表示されるガイドの丸い点を単独でドラッグすることができ、自由な変形が可能になります。

クリスタのベクター線をオブジェクトツールで変形(自由変形)


ゆがみ

クリスタのベクターレイヤー線をオブジェクトツールで選択することで表示されるガイドの丸い点を「繋がっているガイド線の方向」にドラッグさせゆがんだ変形をさせることができます。

角の丸い点でしたら2方向のガイド線がありますので2方向にゆがみ変形ができます。

クリスタのベクター線をオブジェクトツールで変形(ゆがみ)


平行ゆがみ

クリスタのベクターレイヤー線をオブジェクトツールで選択することで表示されるガイドの丸い点をドラッグさせて変形させることができるのですが、そのドラッグする方向はガイド線と並行となる方向のみになります。

上記の「ゆがみ」とは違い、角の丸い点を単独で移動させることはできません。

その為、ガイド線の長さはドラッグしても変わらず、対となる角の丸い点も同じように移動します。

クリスタのベクター線をオブジェクトツールで変形(平行ゆがみ)


遠近ゆがみ

クリスタのベクターレイヤー線をオブジェクトツールで選択することで表示されるガイドの丸い点、主に四隅の点をドラッグすることで遠近法(パース)を使用した形に近い変形させることができます。

ガイド線上の点をドラッグすると「平行ゆがみ」と同じ変形になります。

※画像のように奥行を考慮した変形ではありませんので完全なパース変形となるわけではありません。

クリスタのベクター線をオブジェクトツールで変形(遠近ゆがみ)
MEMO

絵を大きな区切りで移動したい、もしくは線を何重にも引いてて「オブジェクトツール」ではうまく選択できない場合は「選択範囲ツール」で絵を囲い、CLIP STUDIO PAINT画面上部から「編集」→「変形」を選択し、さらにそこから任意の変形方法を選択し、変形作業を行いましょう。

クリスタ:変形クリスタなら絵・イラストをこれだけ自在に変形できる!!

ベクターレイヤー線の太さを変更

クリスタのベクターレイヤー線をオブジェクトツールで選択した状態でツールプロパティにある「ブラシサイズ」の数値を変更することで線を任意の太さに変更することができます。

クリスタのベクター線をオブジェクトツールで編集(ブラシサイズ)


こちらは、線に筆圧や入り抜きがある場合もちゃんと考慮してブラシサイズを変更してくれますよ◎

クリスタのベクター線をオブジェクトツールでブラシサイズ変更
MEMO

また、部分的に線の幅を任意の太さに変更させたい場合は、「線修正ツール」の「ベクター線幅描き直し」を使いましょう。

「ツールプロパティ」にある「ブラシサイズ」に変更したい太さを入力し、線に当てると、当てた部分が入力した太さの線に変わります。

クリスタのベクター線を線修正ツールで編集(ベクター線幅描き直し)

ベクターレイヤー線の色を変更

クリスタのベクターレイヤー線をオブジェクトツールで選択した状態で「カラーパレット」の色を選択・変更することで線の色をその色に変更させることができます。

クリスタのベクター線をオブジェクトツールで編集(線の色)


カラーを選択できるパレットでしたらどのパレットでも変更が可能です。

クリスタ:カラーパレット

ベクターレイヤー線のコピー・貼り付け

クリスタのベクターレイヤー線をオブジェクトツールで選択した状態で、

[Ctrl(command)]+[C]


を押すことで線自体のコピーを、


[Ctrl(command)]+[V]


を押すことで線自体の貼り付けをすることがができます。

※CLIP STUDIO PAINT画面上部から「編集」→「コピー」or「貼り付け」と選択することでも同じ作業を行えます。


この方法でのコピー・貼り付けはポインターの位置にペーストするのではなく線の上に重なって貼り付けされます。ですので「オブジェクトツール」で移動させると…↓

クリスタ:ベクター線のコピー


このように同じ線が2本存在していることが分かります。

MEMO

クリスタには「選択範囲ツール」で特定の範囲を選択し、その部分をコピー・貼り付けすることができるのですが、この方法はレイヤー自体をコピー・貼り付けしますので新しくレイヤーが作成されます。

「オブジェクトツール」を使用する方法は線そのものをコピー・貼り付けしますので、線を部分的にコピー・貼り付けしたいなどの場合はこの「オブジェクトツール」を使った方法が便利かと思います◎

ベクターレイヤー線の切り取り・貼り付け

クリスタのベクターレイヤー線をオブジェクトツールで選択した状態で、

[Ctrl(command)]+[X]


を押すことで線自体の切り取りを、


[Ctrl(command)]+[V]


を押すことで線自体の貼り付けをすることができます。

※CLIP STUDIO PAINT画面上部から「編集」→「切り取り」or「貼り付け」と選択することでも同じ作業を行えます。


この「貼り付け」は前項目のコピー・貼り付けと同様、同じ位置に貼り付けされます。

ではこれをやる意味がないのではないかと思われるかもしれませんが、意味はちゃんとあります!

違う色で描画すると分かりやすいのですが、線は後から描いた方が上になります。

これを「切り取り」「貼り付け」を行うことでベクターレイヤー線の前後を入れ替えることができるのです!

クリスタ:オブジェクトツール(切り取り/貼り付け)


表現方法としては大きく変わりますよね。

クリスタのベクターレイヤーは元の線の太さから算出した修正ができる!

先述で紹介したベクターレイヤー線の太さ変更は、元のベクターレイヤー線がどんな太さでも任意の太さに変更するというものでしたが、元の線の太さから少し太くする・細くするといった修正もできます!

クリスタの「線修正ツール」を選び、「サブツール」のウィンドウから「線幅修正」を選択することで、「ツールプロパティ」で選択した(●を入れた)項目に合った修正が行えます。

クリスタの線幅修正ツール


この項目はツールプロパティの右下にあるスパナのマークを押すことで表示されるサブツール詳細の「線幅修正」の項目を選択するとツールプロパティに表示されてなかった項目も選択できるようになります。

※項目の左横にある空欄をタッチして「目のマーク」を表示させることでツールプロパティ内にその項目を表示させることもできます。

クリスタの線幅修正ツール(サブツール詳細)


また、ツールプロパティもしくはサブツール詳細ウィンドウの「線全体に処理」にチェックを入れていると「線修正ツール」で触れた線全体に、チェックを外していると触れた部分のみに修正が適応されます。

クリスタの線幅修正ツール「線全体に処理」


各項目を選択すると項目名の横に数値の入力欄が表示され、ここで数値の設定ができます。

そしてこの「線修正ツール」で線に触れるたびにその部分の線の幅が設定通りに変更されます。何回も触れれば触れる程、変更されていきますので好みの太さになるまで繰り返し触れてみましょう。

また、「線修正ツール」での修正は触れた線全てに適応されますので、『髪の毛の線全体を修正したい』など複数の線に対しても修正ができるのが便利な点です!

※「ツールプロパティ」の「ブラシサイズ」は「線修正ツール」自体のポインターのサイズです。

クリスタ「線幅修正ツール」の各機能

指定幅で太らせる

元のベクターレイヤー線の太さから入力した数値分の太さを足します。最大値は2。

クリスタの線幅修正ツール(指定幅で太らせる)

※こちらは「ラスターレイヤー」でも使用できます。


指定幅で細らせる

元のベクターレイヤー線の太さから入力した数値分の太さを減らします。最大値は2。

クリスタの線幅修正ツール(指定幅で細らせる)

※こちらは「ラスターレイヤー」でも使用できます。

※下の「1ピクセルの線を残す」は「ラスターレイヤー」使用時のみ選択でき、チェックを入れると線を細くし過ぎて線が途切れてしまうのを防いでくれます。1ピクセル、つまり一番細い線を最低限残してくれるのです。


指定倍に拡大

元のベクターレイヤー線の太さから入力した数値分の倍率に太くします。

つまり、「元の太さ×入力した数値」の太さになります。入力可能範囲は1~10。

クリスタの線幅修正ツール(指定倍に拡大)


指定倍に縮小

元のベクターレイヤー線の太さから入力した数値分の倍率に細くします。

つまり、「元の太さ×入力した数値」の太さになります。入力可能範囲は0.1~1。かける数字は1以下なので細くなるというわけですね。

クリスタの線幅修正ツール(指定倍に縮小)


一定の太さにする

元のベクターレイヤー線を入力した数値の太さに変えます。入力可能数値は0.01~100。

上記の「ベクター線幅描き直し」と同じような効果ですね。

クリスタの線幅修正ツール(一定の太さにする)

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)「ベクターレイヤー」の強い所!

クリスタのベクターレイヤーは線画の劣化・ぼやけがない!

クリスタのベクターレイヤーの便利な機能で線の変形やコピー・ペーストがありました。

そして補足説明で「選択範囲ツール」を使った方法も描きましたが、この「選択範囲ツール」を使った方法でしたら他のレイヤーでも可能なのです。

しかし、他のレイヤーで変形やコピー・ペーストを繰り返すと、線自体がぼやけてくるのです。しかし、

クリスタのベクターレイヤーではそういった劣化やぼやけが起きません!


↓試しに1本の線を「範囲ツール」を使った方法で拡大変形させてみましょう。

クリスタ:ぼやけ(ラスター/ベクター)


結果は歴然です。

ベクターレイヤー線は何回変形や修正を行おうとキレイな線のままです。これがクリスタの「ベクターレイヤー」の強さなのです!

ぼやけは輪郭をなめらかにするので決してダメなことではありませんが、印刷目的のモノクロ漫画(イラスト)ですと線がくっきりしていた方がキレイですしアナログ原稿の表示に近くなります。

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のベクターレイヤーができないこと…!

これまで個人的に便利だと思ったクリスタのベクターレイヤーの機能を紹介し、「線画」を描く上ではとても役に立つと言ってきたのですが、このベクターレイヤーにはできないこともあるのです。

クリスタのベクターレイヤーは「塗りつぶし」ができない…!

クリスタのベクターレイヤー上で「塗りつぶしツール」を使用しようとすると…

クリスタ:ベクターレイヤー(塗りつぶし)


このようにポインターが使用不可の表示に変わり使用できません。

線には強い「ベクターレイヤー」ですが、特化し過ぎて面の編集には弱いようです。

ですので塗りつぶしやベタ塗りは「ラスターレイヤー」で行いましょう。

「ラスターレイヤー」とはいわゆる普通のレイヤーと思っていただいていいかなと。無料の描画ソフトなどと同じような描画ができるレイヤー、「ベクターレイヤー」の機能が使えないレイヤーですね。

つまりクリスタで制作する場合、線画は「ベクターレイヤー」、ベタ塗り・色塗りは「ラスターレイヤー」で行うが一般的な使い方といえるでしょう。

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)でベクターレイヤーを作成する方法

クリスタのベクターレイヤーはCLIP STUDIO PAINTを起動し、キャンバスを新規作成した段階ではまだ作成されていません。

自分で新たに新規レイヤーとして作成する必要があります。

その作成方法は基本的には3種類ありますので順に説明していきます。どの出し方でも同じ「ベクターレイヤー」が作成されますのでやりやすい方法で出して下さい。

ちなみにクリスタで新規作成したレイヤーはレイヤーパレットにおいて選択中のレイヤーの1つ上の段に作成されます。

※「ベクターレイヤー」を出すのはキャンバスを新規作成させてからの作業です。CLIP STUDIO PAINTを起動させただけではできません。

新規作成クリスタで絵を描く最初のステップは「新規作成」!!

クリスタ画面上部メニュー「レイヤー」からベクターレイヤーを作成する

CLIP STUDIO PAINTの画面上部から「レイヤー」→「新規レイヤー」→「ベクターレイヤー」と選択することでベクターレイヤーを作成することができます。

クリスタでベクターレイヤーを作成(レイヤーメニュー)


また、この「レイヤー」のメニュー表示はレイヤーパレット上で右クリックしても表示させることができます。

※レイヤーに表示されているサムネイルやアイコンの上で右クリックしますと別のメニューが表示されますのでサムネイル・アイコン以外の場所で右クリックしましょう。


また、このやり方で「ベクターレイヤー」を作成した場合、レイヤー名を入力するウィンドウが表示されます。

レイヤー名を付ける場合はここで入力し、付けない場合はそのまま「OK」もしくは[Enter]を押しましょう。

クリスタ「新規ベクターレイヤー」ウィンドウ


レイヤー名は後からでも付けることも変更することもできます。

クリスタのレイヤーパレット上のアイコンからベクターレイヤーを作成する

クリスタのレイヤーパレット(初期設定では画面右下側)の上部にアイコンが並んでいるのが見えると思います。

その中に「新規ベクターレイヤー」のアイコンがありますのでそれを選択することでベクターレイヤーを作成することができます。

新規レイヤーアイコン


アイコンからベクターレイヤーを作成する場合は上記のレイヤー名を入力するウィンドウは表示されずにすぐレイヤーパレット上に作成されます。

※[Alt(Option)]を押しながらアイコンを選択するとレイヤー名入力のウィンドウを開くことができます。

キーボードからクリスタのショートカットキーでベクターレイヤーを作成する

クリスタの初期設定ではベクターレイヤーの作成はショートカットとして設定されていないのですが、自分でショートカットを設定することができます

また、ショートカットで「ベクターレイヤー」を作成した際もレイヤー名の入力ウィンドウが表示されます。

クリスタでのショートカットキー設定方法

↓こちらの記事を参考にしていただければと思います。

ショートカットキークリスタでショートカットを設定して作業効率を上げよう!

ベクターレイヤーはCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)「PRO」「EX」どちらでも利用可能!

今回紹介したクリスタのベクターレイヤーの便利な機能はクリスタ EXはもちろん、少しお安いクリスタ PROでも利用できますよ◎

CLIP STUDIO PAINTダウンロード版のご購入は以下のリンクから行うことができます。


CLIP STUDIO PAINT PRO


CLIP STUDIO PAINT EX


クリスタ:PROとEXの違いクリスタPROとEXの機能の違い全29項目を紹介します!! クリスタ購入方法サムネクリスタを購入する3つの方法と手順紹介!!

クリスタ無料体験版もあり!

CLIP STUDIO PAINTでは無料体験版があります。

そのままでは保存ができないなど機能制限があるのですが、アカウント登録(無料)をすることで30日間制限なしで全ての機能を使用することができます。

CLIP STUDIO PAINT無料体験版は以下のリンクからダウンロードできます。


ペイントソフト CLIP STUDIO PAINT 無料体験版のダウンロード


CLIP STUDIO PAINT:体験版クリスタ無料体験版のダウンロード・使用方法!-全工程の画像付き-

月額利用契約で3ヶ月無料サービスあり!

2020年9月現在、買い切りではなく、毎月もしくは毎年定額料金を支払う「月額利用」を契約することでCLIP STUDIO PAINTを3ヶ月無料で使用できるサービスがあります。

この「月額利用」ではパソコンだけでなく、iPad・iPhone・Galaxy・Android端末でもCLIP STUDIO PAINTを使用することが可能です。

クリスタ:3ヶ月無料サムネ【クリスタ月額利用】3ヶ月無料で使う方法と注意点!!

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のベクターレイヤーで線画の効率を上げよう!

まだまだクリスタには便利な機能がたくさんあるのですが、私が個人的に便利だなと思うベクターレイヤーの機能を描かせていただきました。

中にはうまく使いこなせないと普通に描き直す方が早いといったこともあるかもしれませんが、特にはみ出した線を一発で消せることと線幅の修正はアナログで描いている方にはかなり魅力的ではないでしょうか。

色々試してみて、クリスタでの創作作業を充実させてもっと絵を楽しんでいただければなと思います◎


また、クリスタの他のレイヤーに関しては以下の記事を参考にしていただければと思います。

レイヤー:サムネクリスタでキャンバス作成後はレイヤーを作って絵を描こう!!


それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!


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