【various sun】第16笑:——で? (9P/21P) 公開!!2020.11.23

教えてクリスタ!ペンの入り抜き設定項目の意味が知りたい!!

クリスタ:入り抜き設定サムネ

皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。

山本電卓と申します。

今回は漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)の設定の中で、初心者の方が気になるものの1つであるペンの設定の中で「入り抜きの設定方法」に関して紹介させていただきます。

いざ設定をしようとしても、どういう設定をしたらどういう表現になるのかは画面を見るだけではよく分からない部分もあります。

そういった疑問を解決できればなと思います。

それではよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!


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CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の入り抜き設定とは

ペンの「入り」「抜き」とは

CLIP STUDIO PAINTに限らず、デジタルペイントソフトにおいてペンや筆などの描画ツールで線を描いた時の「描き始め部分」を「入り」「描き終わり部分」を「抜き」と呼びます。

クリスタ:入り抜き

アナログ制作の場合、線を描く筆圧によって実際に描画する線の太さや濃度が変わり、これを利用して線の先を尖らせたりしますよね。

アナログ:入り抜き


デジタル制作では、筆圧を検知(検知)できるペンタブレットや液晶タブレット、もしくはスタイラスペン(デジタル制作用のペン)を使用するとアナログ制作のように力加減で入り抜きを表現できますが、そういった機能がない場合でもペイントソフト側で入り抜き設定をすることで線の描き始めと描き終わりの線の変化・効果を自動で表示してくれるのです

クリスタ:筆圧の調整サムネ【クリスタ】デジタルの不安解消!基本は描くだけ!「筆圧の調整」を設定すると理想の線に近付けます!!

この設定をすることでアナログに近い線を表現することができるというわけです。

「入り抜き」の表現は描画後に変更(修正)される

先述のように「入り抜き」はソフト側で自動で変更して表現しています。

その為、線の端の表現は描画後に変化します。

クリスタ:入り抜き


描画とタイムラグがありますので「アナログのように描く」という感覚は遠いかもしれませんが、筆圧検知(感知)の機能がないデバイスでも「アナログのような線を描く」ことができるということです。

クリスタの「入り抜き」機能は線の細さの表現だけではない!

「入り抜き」といえば線の端を細くして尖らせる機能として扱っているペイントソフトも多いですが、CLIP STUDIO PAINTの「入り抜き」機能で表現できるものは線の細さだけではありません

CLIP STUDIO PAINTにおいての「入り抜き」とは線の端に自動で変化・効果を付ける機能です。

線の太さの変化はその中の1つという訳で、その他にも様々な変化・効果を付けることができます。

各変化・効果の設定場所は後述します。

入り抜きを設定できる場所

CLIP STUDIO PAINTでの入り抜き設定は各描画ツールごとに行います。

ペンや筆などの描画ツールを選択している状態でCLIP STUDIO PAINT画面上部から「ウィンドウ」→「サブツール詳細」と選択、もしくはツールプロパティの右下にある「スパナのマーク」を選択するとサブツール詳細ウィンドウを開くことができます。

クリスタ:サブルール詳細
クリスタ:サブツール詳細


そのサブツール詳細ウィンドウの左側の項目から「入り抜き」を選択しますと右側が入り抜きの設定ができる表示に切り替わります。

クリスタ:入り抜き設定


入り抜きに関する設定はここで行います。

CLIP STUDIO PAINT画面【クリスタ補足】ウィンドウ(パレット)やアイコンが説明されている場所に見当たらない時は?

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ):入り抜き設定項目の意味

「入り抜き」

クリスタ:入り抜き設定(入り抜き)


前項で説明した入り抜き部分に付ける変化・効果の種類を選択・設定する項目です。

初期設定では「ブラシサイズ」のみが選択されています。

「入り抜き」の文字の右側にあるボタン部分を選択すると「入り抜き影響先設定」というウィンドウを開くことができ、ここで変化・効果を付ける項目をチェックを入れることで選択していきます。※複数選択可。

クリスタ:入り抜き設定(入り抜き影響先設定)


しかし、この各選択肢はパッと見ただけではそういう変化・効果かは分かりませんよね…。

この「入り抜き影響先設定」の各項目の意味に関しましては以下の記事にまとめさせていただきましたのでそちらを参考にしていただければと思います。

クリスタ:入り抜き影響先設定サムネ教えてクリスタ!ペンの入り抜き影響先設定とは何か知りたい!!

線の細さだけなら「ブラシサイズ」のみでOK!

アナログの付けペンで描く線のように線の端を段々細くして尖らせる表現がしたい場合は入り抜き影響先設定で「ブラシサイズ」だけにチェックを入れれば大丈夫です。

さらに、ここでチェックを入れた項目には「最小値」を設定することができるようになるのですが、基本は「0」でいいでしょう。

クリスタ:入り抜き設定(ブラシサイズ)


最小値」とは描画した線の中で1番変化・効果が小さい端の箇所の値のことです。

クリスタ:入り抜き(最小値)

数値は最大値に対する割合になりますので単位は「%」になります。

最大値とは描画ツールで設定した値を100%表現できる値になります。

例えば、ペンツールのブラシサイズを「1(mm)」に設定したとして、入り抜き影響先設定で「ブラシサイズ」にチェックを入れ、「最小値」を「10(%)」に設定したとします。

この時のブラシサイズの「最大値」は「1(mm)」であり、線のメイン部分はこの太さになります。(※筆圧調整の設定をしている場合は最大限の筆圧で描画した時のサイズが1mmになります。

そして最大値の10%は0.1mmですので「最小値」は「0.1(mm)」となり、線の1番端の1番細い部分が0.1mmとなります。

クリスタ:入り抜き(最小値)

「入り」「抜き」

クリスタ:入り抜き設定(入り/抜き)


「指定方法」の項目の意味を説明する前に、先に「入り」「抜き」の項目の意味を知っておいた方がいいので先に説明させていただきます。

「入り」「抜き」で設定する数値は線の先(最小値)からの変化や効果を自動で付ける範囲(長さ)を指定するものです。

クリスタ:入り・抜き範囲

その為、「ブラシサイズ」の入り抜き効果の場合、数値を大きくすればするほどブラシサイズが最小値になるまでの距離が長くなり、より鋭い変化を表現できるようになるという仕組みなのです。

クリスタ:入り抜き範囲

また、ここで「入り」「抜き」それぞれにチェックをいれないと数値の設定もできず、入り抜きの表示もされません

入り抜きの変化・効果を表示させたい場合はチェックを入れるのを忘れないようにしましょう

逆を言えば、ここでチェックを外すことで「入り」「抜き」の表現をなしにすることができます。

また、この「入り」「抜き」で設定する数値の意味・単位は「指定方法」の設定によって変わります

デジタル入り抜き設定サムネデジタルで絵を描くコツの1つはペンの「入り設定」!!

「指定方法」

クリスタ:入り抜き設定(指定方法)


初期設定では「長さ指定」になっているかと思いますが、この部分を選択しますと「長さ指定」「パーセント指定」「フェード」の3つの指定方法を選ぶことができます。

クリスタ:入り抜き設定(指定方法)


それぞれどういう指定方法なのかを紹介させていただきます

「長さ指定」

指定方法で「長さ指定」を選択した場合、描画した線の長さに関わらず「入り」「抜き」の項目で設定した長さの入り抜きが表示されるようになります。

例えば「抜き」の場合、そのペンで線を描くと描いた線の描き終わりから「抜き」で設定した数値の長さの部分が「抜き」の表現範囲になるということです。

クリスタ:入り抜き設定(長さ指定)

ちなみに設定した数値の単位は「環境設定」の「定規・単位」の項目内の「長さの単位」で設定した単位になります。

クリスタ:環境設定(単位)

※「環境設定」のウィンドウはCLIP STUDIO PAINT画面上部から「ファイル(mac OSの場合は「CLIP STUDIO PAINT」)」→「環境設定」と選択することで開くことができます。

「パーセント指定」

指定方法で「パーセント指定」を選択した場合、入り抜き部分の長さは描画した線の長さに対しての割合で算出されます。

その為、「入り」「抜き」での項目では「%」での数値を設定することになります。

例えば「抜き」で「30」と設定しますと、描画した線の先から全体の30%の部分を尖らせる表示にしてくれるようになります。

クリスタ:入り抜き設定(パーセント指定)

「フェード」

指定方法で「フェード」を選択した場合、「抜き」だけ設定できるようになります。

クリスタ:入り抜き設定(フェード)


描き始めからすぐ「抜き」の変化・効果が始まり、「抜き」で設定した数値の長さの所で最小値になります。線が最小値になってもまだ描き続けますと、最小値のまま描画することになります。

クリスタ:入り抜き(フェード)

この時の「抜き」の数値の単位は「長さ指定」時と同様に「環境設定」の「定規・単位」の項目内の「長さの単位」で設定した単位になります。

速度による入り抜き

クリスタ:入り抜き設定(速度による入り抜き)


この項目にチェックを入れますと、描画する速さによって入り抜きの変化・効果が付く範囲が変わるようになります。

ゆっくり描く程、入り抜きの範囲は小さくなります。

クリスタ:速度による入り抜き

アナログでも勢いよく描いた方が「抜き」部分が鋭くなりますよね。そのような表現を再現できます。

ただし、こちらはチェックを入れる入れないだけの設定ですので、どのくらいの速度だとどのくらいの範囲になるかは実際にご自身で体験してみないと感覚はつかめないかと思います。

不確定要素が不安な方はチェックを外してもいいかと思います。

筆圧検知(感知)をしてくれるデバイス環境で制作している場合は筆圧も線の描画に影響されますのでそちらで調整することもできますからね。

複数のペン設定を利用したい場合はツールを複製しよう!

ツールは複製できる!

入り抜き設定に限らず、ツールの設定を用途によって変えたい場合はツールを複製して各設定ごとに保存しておくことができます。

複雑な設定をその都度設定するのは少し面倒ですよね。

ツールを複製し、複製した方で設定を行っておけばあとは必要な時にそのツールを選択するだけですぐ使用することができます。

ツールの複製方法

ツールを複製したい場合は、複製したいツールを選択している状態でサブツールウィンドウの下部にある四角が重なったアイコンを選択、もしくはサブツールウィンドウの左上の「≡」をクリック→「サブツールの複製」と選択します。

クリスタ:サブツールの複製


すると以下のようなウィンドウが表示されますのでここで名前やアイコンなどを決めて「OK」を選択すれば複製完了です。

クリスタ:サブツールの複製

クリスタ:サブツールの複製


あとはお好みの設定にしていきましょう◎

設定変更できないうようにロックもできる!

設定内容を忘れないように固定したい場合は「ロック機能」を使うといいでしょう。

ツールプロパティ上部右端にある「開いている錠のアイコン」をタッチする、もしくはサブツールウィンドウの左上にある「≡」をタッチすると表示されるメニューから「ロック」を選択すると「閉じている錠のアイコン」に変わります。

クリスタ:ロック

クリスタ:ロック


また、ロック状態になるとサブツールウィンドウのツール名の横にも閉じた錠のアイコンが表示されます。

クリスタ:ロック


この「ロック状態」になりますと、設定内容の変更は可能なのですが、別のツールに切り替え、改めてそのツールを選択するとロックした時の設定に戻っています

これで設定を保つことができます。

ただし、ブラシサイズなどもロックした時の数値に戻ってしまいますのでブラシサイズをよく変更して描画される方は注意しましょう。

ロックの解除はロックした時と同じ様にツールプロパティの閉じた錠のアイコンをタッチする、もしくはサブツールウィンドウの「≡」をタッチすると表示されるメニューから「ロック」を選択することでできます。

筆圧の設定もしている場合はその影響も反映される

先述の通り、CLIP STUDIO PAINTにはデバイスの機能によって筆圧を検知(感知)することで線の太さや濃さに変化を与えることができます。

この筆圧の影響も線に出るように設定している場合は、入り抜きの設定に加えて筆圧の設定も反映されて線が描画されまさす。

その為、例えば「長さ指定」で「入り」「抜き」の範囲を固定したとしても描画時の筆圧によってその範囲に変動が出ます

そちらも意識して描画していきましょう。

筆圧による反映をOFFにする方法

筆圧の影響を反映させたくない場合、各項目ごとに反映をOFFにすることができます。

描画ツールを選択した状態でツールプロパティもしくはサブツール詳細の筆圧が反映される設定項目名の右横にあるアイコンをタッチしましょう。

筆圧が反映される設定項目には「ブラシサイズ」「インク」の「絵の具量」などがありますね。

クリスタ:ブラシサイズ影響元設定


すると各設定項目の「影響元設定」のウィンドウが開きますのでその中の「筆圧」の項目のチェックを外すことで筆圧の反映をOFFにすることができます。

クリスタ:ブラシサイズ影響元設定(筆圧)


また、「傾き」も検知する場合は同様にここでチェックを外すことで反映をOFFにすることができます。

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の入り抜き設定項目の説明まとめ

入り抜き設定は数値を大きくしたら線の先が細くなるといった感じで何となくで設定をやっていたという方も多いのではないのでしょうか。

詳しく意味を調べ、この設定をするとどういう結果・効果になるのかを理解していればより自分の求める線が描けるペン設定ができるようになっていくと思います◎

また、これからCLIP STUDIO PAINTの使用を検討されている方にとっても、こういった設定ができるということが知れるというのは1つの安心材料になるのではないでしょうか。

それではここまで閲覧ありがとうございました!

お疲れ様でした!!


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