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皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。
イラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)では、Ver.2.0.5にてスマホ版に、Ver.2.1.0にてタブレット版に「シンプルモード」が追加され、簡単操作が可能になりました。
今回はこのシンプルモードの紹介をさせていただきますのでよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!
※スマホ版クリスタでのシンプルモードが先に追加されましたので、画像はスマホ版クリスタをメインに紹介しています。
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CLIP STUDIO PAINT EXまずはスマホ・タブレット版CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)をアップデートしよう!
スマホ版クリスタのタシンプルモードはVer.2.0.5から、タブレット版クリスタのシンプルモードはVer.2.1.0からの機能ですので、まずはお手元の版クリスタを最新バージョンにアップデートしましょう。
各アプリストアにてアップデート(更新)が可能です。
参考記事
スマホ・タブレット版CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)でシンプルモードに切り替える方法
クリスタの「シンプルモード」とは
スマホ・タブレット版クリスタに追加された「シンプルモード」とは以下の画像のように操作画面内のアイコンなどの表示が少なく、簡単な操作で且つ広い画面での制作ができるようになるモードになります。
●スマホ版クリスタの場合
●タブレット版クリスタの場合
クリスタは便利な機能が搭載されている反面、「操作が難しい」「覚えることが多い」といった意見も多かったのですが、そういった方はこのシンプルモードを利用するといいでしょう◎
通常の画面は「スタジオモード」
新しく登場したシンプルモードに対して、今まで使用していたモードは「スタジオモード」と呼びます。
●スマホ版クリスタの場合
●タブレット版クリスタの場合
<~Ver.3.0>
<Ver.3.1~>
このシンプルモードとスタジオモードはいつでも自由に切り替えが可能です。
キャンバスを開いている制作中の状態でも切り替えが可能です◎。
クリスタで「シンプルモード」に切り替える方法
スマホ版クリスタの場合
まずはスマホ版クリスタを起動し、キャンバスを開いた制作画面にしましょう。
制作画面の開き方は以下の記事を参考にしていただければと思います。
この制作画面にて左上のメニューアイコン「≡」→「シンプルモードに切り替え」と選択することでシンプルモードに切り替えることができます。
タブレット版クリスタの場合
タブレット版クリスタを起動しましたら、CLIP STUDIO PAINT画面上部から「クリスタマーク」→「シンプルモードに切り替え」と選択することでシンプルモードに切り替えることができます。
【補足】シンプルモードでクリスタを終了した場合
シンプルモードの状態でクリスタを終了した場合、次回以降もシンプルモードで起動するのですが、その際にスタジオモードに切り替えるかどうかのウィンドウが表示されます。
これはシンプルモードで起動するたびに表示されますのでシンプルモードを使い続ける場合は下部の「再表示しない」にチェックを入れて閉じましょう。
※メニューからスタジオモードに切り替えることもできますのでご安心を◎
クリスタのシンプルモードから「スタジオモード」に切り替える方法
シンプルモード画面右上のメニューアイコン「…」から「スタジオモードに切り替え」と選択し、表示されるウィンドウにて「スタジオモードに切り替え」ボタンを押すことでスタジオモードに切り替えることができます。
スマホ・タブレット版CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)「シンプルモード」の使い方
クリスタのシンプルモードでツール・機能を使用する
※「カラーフィルター」と「効果」はVer.3.1から追加された機能です。
●スマホ版クリスタの場合
シンプルモード画面下部にある左から2番目のアイコンをタッチしますと10種類の機能・ツールを選択できます。
(ここのアイコンは選択中の機能・ツールによって変わります)
●タブレット版クリスタの場合
画面の左端にあるツールバーから10種類の機能・ツールを選択できます。
「移動・変形」
「移動・変形」のアイコンをタップしますと「変形」機能が実行されます。
サイズや形を変えずにスライドすることで「移動」もできますので一緒になっているようですね。
※選択中のレイヤーに変形できる描画部分がない場合は実行できません。
変形中は下部にタブが表示され、上方向にスライドすることで設定ウィンドウの展開ができます。
ここで各変形に対する設定が可能です。
ウィンドウ上部のタブで3種類の変形に切り替え可能です。
また、画面上部の矢印で変形操作を1つ前や1つ後の状態にすることもできます。
「OK」を押せば変形の確定、「キャンセル」を押せば変形そのものをなかったことにします。
参考記事
「選択範囲」
「選択範囲」のアイコンをタップしますと、選択範囲ツールを使用できるようになります。
参考記事
選択範囲ツールの使用中は新たに6つのアイコンが下部(2段目)に表示されます。
選択範囲ツールの切り替え
2段目左端のアイコンをタップしますと3種類の選択範囲ツールを切り替えることができます。
選択している選択範囲ツールによってアイコンの表示が変わります。
また、「長方形」「円形」を選択している場合は下部の左から3番目のアイコンから(作成する選択範囲の)縦横比を固定するかどうかの設定も可能になります。
選択範囲の追加・部分解除
2段目左から2番目のアイコンにて、選択範囲作成時に「追加選択」するのか「部分削除」するのかの設定変更ができます。
選択範囲の反転
2段目左から3番目のアイコンをタップすることでキャンバス上の選択範囲を反転することができます。
変形
2段目左から4番目のアイコンをタップしますと先述の「移動・変形」を行うことができます。
選択範囲作成中に実行しますとその範囲内で「移動・変形」を行います。
※選択中のレイヤーや選択範囲内に変形できる描画部分がない場合は実行できません。
コピー&貼り付け
2段目左から5番目のアイコンをタップしますと選択中のレイヤーを「コピー」し、新規作成したレイヤーに「貼り付け」を実行します。
選択範囲作成中に実行しますとその選択範囲内で「コピー」「(新規レイヤーに)貼り付け」を行います。
切り取り&貼り付け
2段目左から6番目のアイコンをタップしますと選択中のレイヤーを「切り取り」し、新規作成したレイヤーに「貼り付け」を実行します。
選択範囲作成中に実行しますとその選択範囲内で「切り取り」「(新規レイヤーに)貼り付け」を行います。
選択範囲の解除
選択範囲を作成中は画面上部に「選択範囲を解除」ボタンが表示されます。
このボタンを押すことで選択範囲を解除することができます。
「ゆがみ」
「ゆがみ」のアイコンをタップしますと、ゆがみツールを使用できるようになります。
2段目右端のアイコン、もしくは下部の左から3番目のアイコンからゆがみツールの設定が行えます。
ゆがみツール設定のうち「ブラシサイズ」「ゆがませ方」に関しては2段目のスライダー・アイコンからも設定可能です。
ゆがみツールに関しては(パソコン版クリスタでの説明になりますが)以下の記事を参考にしていただければと思います。
「図形」
「図形」のアイコンをタップしますと、図形ツールを使用できるようになります。
2段目の左端のアイコンで作成する図形の種類を選択できます。
2段目左から2番目のアイコンにて、図形の線と内側の塗りをどうするかを選択することができます。
※「塗り」に関しては線のみなどの囲わない描画では適用されません。また、ベクターレイヤーでも「塗り」は実行できません。
2段目右端のアイコン、もしくは下部左から3番目のアイコンをタップすることで各設定が行えます。
参考記事
「ブラシ」
「ブラシ」のアイコンをタップしますと、ブラシ・ペンツールを使用できるようになります。
描画を行うペンもこの「ブラシ」に含まれています。
「ブラシ」を使用中は画面下部(2段目)にスライダーが表示され、ここでブラシサイズとブラシ不透明度を設定できます。
下部の左から3番目のアイコンをタップすることで様々なブラシ系ツールを選択することができます。
この一覧の中には「色混ぜ」や「デコレーション」、「消しゴム」ツールまであります。
左側で各ブラシ系ツールを選択しますと、右側でさらに細かい「サブツール」を選択することができます。
また、各サブツールの右端にあるアイコン「>」をタップしますとそのツールの設定画面が開きます。
サブツールの一覧に戻りたい場合は左上の「<」をタップしましょう。
※設定ウィンドウのままウィンドウを閉じますと、次に下部左から3番目のアイコンをタップした時も設定ウィンドウが開きます。
ツールを追加したい場合
下部の左から3番目のアイコンをタップすることで開く一覧にて右上の「+」→「おすすめブラシを追加」と選択しますとクリスタの素材をダウンロードできるCLIP STUDIO ASSETSのサイト(ブラシ系ツールが絞り込み検索されたページ)が開き、ここで任意のブラシをダウンロード・インストールすることができます(有償・無償あり)。
※Ver.2.2.0より前では「新しいブラシを探す」になっています。
参考記事
【クリスタ】無料素材でもこんなに便利!ダウンロード方法と使い方を紹介します!
また、右上の「+」→「スタジオモードからインポート」と選択しますとクリスタで使用できるツール一覧が開き、ここで任意の(サブ)ツールを選択して「OK」を押すことでシンプルモードの一覧に追加することができます。
(「>」をタップすることで一覧の展開が可能です)
追加したツールは1番上の「ダウンロード」の項目で選択することができます。
参考記事
追加したツールを削除したい場合
シンプルモードで初期搭載されているツールは削除できないのですが、複製や追加したツールは削除が可能です。
一覧にて、削除したい(サブ)ツールを長押し→「ブラシを削除」と選択し、表示されるウィンドウにて「削除」を選択することで削除が可能です。
※削除後でも改めて複製・ダウンロード・インポートは可能です。
手ブレ補正・入り抜き設定
下部の左から3番目のアイコンをタップすることで開く一覧にて右上の「…」アイコン→「手ブレ・入り抜き・一括変更」をタップすることで手ブレ補正と入り・抜きの設定ができるウィンドウが開きます。
●「手ブレ補正」
数値が大きくなるほど手ブレによる線の歪みが少なくなります。
自分の描画に合った数値を見つけるといいでしょう。
●「入り」「抜き」
右側のチェックボタンをONにしますと数値の設定が可能になります。
数値が大きくなるほど線の入り部分・抜き部分が鋭くなります。
「消しゴム」
「消しゴム」のアイコンをタップしますと、消しゴムツールを使用できるようになります。
ブラシ同様、2段目にてブラシサイズとブラシ不透明度の設定ができます。
ちなみに、この消しゴムツールは前項の「ブラシ」にて消しゴムを選択した時と同じ状態です。
「塗りつぶし」
「塗りつぶし」のアイコンをタップしますと、塗りつぶしツールを使用できるようになります。
塗りつぶしツールを使用中に表示される2段目左端のアイコンをタップすることで「タップで塗る」と「囲って塗る」の2種類の塗り方を選択できます。
※塗りを行うレイヤーが線画のあるレイヤーより上の場合、線画の上にも塗りが入ります。
また、2段目中央には「すきま閉じ」の項目しかありませんが、2段目右端のアイコンもしくは下部左から3番目のアイコンをタップすることで細かい設定項目が開きます。
※「囲って塗る」の場合「すきま閉じ」の設定はできません。
●「すきま閉じ」
ONにすることで線に隙間があっても塗りが広がらないようになります
また、ONの時は数値設定が可能になり、数値が大きくなるほど大きい隙間に対応できるようになります。
※手元のクリスタで試したところ、少しだけ飛び出す形になりました。
●「色の誤差」
多少の色の変化やぼやけがある色も同じ色として認識され、塗りが止まる範囲が変化する設定になります。
数値が大きいほど同じ色と認識される範囲が広くなります。
●「領域拡縮」
ONにしますと、本来塗りが止まる位置より少し広い範囲まで塗りつぶしされるようになります。
線にぼやけ(アンチエイリアス)がある場合でも隙間なく塗れるようになります。
●「すべてのレイヤーを参照」
ONにしますと、全レイヤーの線や塗りを認識して塗りつぶし範囲が決まります。
逆にOFFにしますと、選択中のレイヤーのみ参照した塗りつぶしになります。
●「不透明度」
塗りつぶしを行う色の不透明度を設定します。
●「アンチエイリアス」
ONにしますと、塗りのフチがぼやけるようになります。
「スポイト」
「スポイト」のアイコンをタップしますと、スポイトツールを使用できるようになります。
スポイトツールでキャンバス上をタップしますとその場所の色を取得することができます。
この色を取得する方法(参照先)は「表示色」「レイヤー色」の2種類から選択できます。
●「表示色」
画面上に表示されている色をそのまま取得します。
●「レイヤー色」
表示上の色ではなく、描画時に使用していた色を取得します。
つまり、筆ツールや合成モードなどで選択した色とは少し異なる色で描画された色でもちゃんと使用していた色を取得することができるわけです。
また、こちらでは「選択中のレイヤーに描画されている色」のみを取得します。
「カラーフィルター」(Ver.3.1~)
※こちらはVer.3.1から追加された機能です。
「カラーフィルター」のアイコンをタップしますと、絵に対してフィルターや補正など色味を変化させる設定が行えます。
詳しくは以下の記事で紹介していますので参考にしていただければと思います。
「効果」(Ver.3.1~)
※こちらはVer.3.1から追加された機能です。
「効果」のアイコンをタップしますと、絵に対して様々な効果を付けることができる設定が行えます。
詳しくは以下の記事で紹介していますので参考にしていただければと思います。
消しゴムツールとブラシツールの切り替え
消しゴムとブラシが表示されているのアイコンをタップすることで消しゴムツールもしくはブラシツールへの切り替えが可能です。
こちらはブラシツール以外のツールを使用中でも消しゴムツールもしくはブラシツールのどちらかに切り替わります。
切り替わるツールはアイコンの右下側に表示されているツールです。
以下の画像の場合はブラシツールになりますね。
スタジオモードのように使用中のツールと消しゴムツールを切り替えるわけではないので注意しましょう。
ただし、ブラシツール内で「筆」や「スプレー」などを使用していた場合はそのツールと消しゴムツールでの切り替えになります。
クリスタのシンプルモードで色を選択する
シンプルモード画面下部にある左から4番目のアイコンをタップしますとカラーパレットが開き、使用する色を選択することができます。
色の選択方法も上部のカラーサークルの他に、ウィンドウをスライドした先にあるカラーセット、カラースライダーなど様々な種類から行えます。
また、カラーパレット上部にて使用する色を「メインカラー」「サブカラー」「透明色」から選択できます。
※「メインカラー」「サブカラー」は色の変更ができますが、「透明色」は固定です。
タブレット版クリスタの場合は画面左端のツールバーに「メインカラー」「サブカラー」「透明色」が表示されています。
クリスタのシンプルモードでレイヤーを管理する
シンプルモード画面下部の右端のアイコンをタップしますと画面右側にレイヤーパレットが開きます。
こちらはアイコンをタップするたびに表示・非表示の切り替えが可能です。
また、レイヤーパレットを左右ににスワイプしますとレイヤーパレットを広げる・折りたたむことができます。
このレイヤーパレットで選択したレイヤーで描画・編集することになります。
シンプルモードのレイヤー操作
レイヤーを追加する
「+」アイコンをタップすることで新しいラスターレイヤーを追加することができます。
また、「フォルダー」アイコンをタップすることでレイヤーフォルダーを追加することができます。
さらに、「+」アイコンを長押しすることでレイヤー追加に関するメニューが開きます。
●「画像から追加」
デバイスに保存してある画像をレイヤーパレットに読み込みします。
●「カメラで撮影して追加」
カメラが起動し、撮影した画像をレイヤーパレットに読み込みします。
●「統合レイヤーを追加」
表示中のレイヤー全てを結合したもののコピーをレイヤーパレットに追加します。
スタジオモードでいう「表示レイヤーのコピーを結合」と同じです。
レイヤーのメニュー
レイヤーをタップすることでレイヤーメニューが開きます。
ここでレイヤーに関する各設定が行えます。
また、1番下の「…」をタップしますと他のレイヤー設定の項目も選択することができるようになります。
参考記事
レイヤーの並べ替え
並べ替えたいレイヤーを長押し→ドラッグすることでレイヤーの並べ替えができます。
レイヤーフォルダーにレイヤーを入れる時もこの方法でドラッグして入れます。
クリスタのシンプルモードでのメニュー操作
シンプルモード画面右上のメニューアイコン「…」をタップすることでメニュー一覧を開くことができます。
※Ver.2.2.0より前では「ヘルプ」の項目が、Ver.3より前では「CLIP STUDIO TABMATE」の項目がありません。
「画像を書き出し」に関してはiPhone・iPadとAndroidで少し操作が変わります。
「画像を書き出し」【iPhone・iPadの場合】
※Ver.2.1.3より前では「画像の共有」になっています。
制作した作品の書き出しやSNSなどへの共有(公開)ができます。
「画像を書き出し」を選択しましたら下部で画像のデータ形式(PNG、JPG、PSD)を選択し、右上の「共有」をタップしましょう。
すると以下のような画面になりますので、別のアプリで共有したい場合は任意のアプリを選択し、画像として書き出ししたいだけの場合は「画像を保存」を選択しましょう。
「画像を書き出し」【Androidの場合】
※Ver.2.1.3より前では「画像の共有」になっています。
制作した作品の書き出しやSNSなどへの共有(公開)ができます。
「画像を書き出し」を選択しますと「共有」か「端末内に保存」かの選択肢が表示されます。
「共有」を選択した場合
下部で画像のデータ形式(PNG、JPG、PSD)を選択し、右上の「共有」をタップしましょう。
「共有」をタップしますと共有するアプリの選択画面が開きますので利用したいアプリを選択して共有・公開しましょう。
※画面は機種によって異なります。
「端末内に保存」を選択した場合
下部で画像のデータ形式(PNG、JPG、PSD)を選択し、右上の「保存」をタップしましょう。
画面上に以下のメッセージが表示されましたら、使用してるデバイスに書き出しした画像が保存されています。
「タイムラプスを書き出し」
※Ver.2.1.3より前では「タイムラプスを共有」になっています。
タイムラプスを記録していない場合
まず「タイムラプスを書き出し」を選択しますと下部に「共有」か「端末内に保存」かの選択肢が表示されます。
しかし、タイムラプスの記録を開始していない場合はどちらを選択しても以下のウィンドウが表示され、「タイムラプスの記録を開始」を選択しますとタイムラプスの記録が開始されます。
※タイムラプスの記録は同じメニュー欄にある『キャンバス設定』(後述)からも行えます。
タイムラプスを記録している場合
「タイムラプスを書き出し」を選択しますと下部に「共有」か「端末内に保存」かの選択肢が表示されます。
●「共有」を選択した場合
タイムラプスの書き出しと共有が行えます。
タイムラプス書き出しウィンドウの内容に関しては以下の記事の『映像にしたい作業まで終わればタイムラプスの書き出しをする』の項目を参考にしていただければと思います。
クリスタでメイキング動画!タイムラプスの作り方を紹介します!
書き出し設定が終わり、右上の「共有」をタップしますとタイムラプスの書き出しが始まります。
すると書き出ししたタイムラプスデータと共に共有するアプリの選択画面が開きますので利用したいアプリを選択して共有・公開しましょう。
●「端末内に保存」を選択した場合
タイムラプスの書き出し・保存が行えます。
タイムラプス書き出しウィンドウの内容に関しては以下の記事の『映像にしたい作業まで終わればタイムラプスの書き出しをする』の項目を参考にしていただければと思います。
クリスタでメイキング動画!タイムラプスの作り方を紹介します!
書き出し設定が終わり、右上の「保存」をタップしますとタイムラプスの書き出しが始まります。
画面上に以下のメッセージが表示されましたら、使用してるデバイスに書き出ししたタイムラプスデータが保存されています。
「左右反転表示」
制作画面を左右反転した表示にします。
左右反転表示にしたままでも編集が可能ですのでイラストのバランスを確認しながら制作することができますね。
また、左右反転表示にしますと画面上部に「反転アイコン」が表示されますので、このアイコンをタップするか、再び「左右反転表示」メニューを選択しますと元の表示に戻ります。
「キャンバス設定」
「キャンバス設定」を選択しますと、画面下部に3つの項目が表示されます。
●「キャンバスサイズを変更」
キャンバスの「幅」「高さ」の他に、「単位」の変更や「回転」、「反転」が行えます。
また、「幅」と「高さ」の間の「鎖アイコン」をタップしてONにすることで比率を固定することも可能です。
●「全体をリサイズ」
「単位」「幅」「高さ」「解像度」の変更ができます。
「倍率」によるサイズ変更も可能です。
●「タイムラプスの記録を開始」
以下の表示が開き、「タイムラプスの記録を開始」を選択しますとタイムラプス作成のための記録が開始されます。
タイムラプスを記録中ですとこの項目は「タイムラプスの記録を終了」になり、この項目を選択し、改めて表示されるウィンドウにてもう1度「タイムラプスの記録を終了」と選択することでタイムラプスの記録を終了・削除することができます。
※タイムラプスの記録を削除しますとタイムラプスの書き出しができなくなるので注意しましょう。
タイムラプスに関しては以下の記事を参考にしていただければと思います。
クリスタでメイキング動画!タイムラプスの作り方を紹介します!
「CLIP STUDIO TABMATE」(Ver.3~)
※こちらはクリスタVer.3から追加された項目です。
CLIP STUDIO TABMATE 2を接続する際に選択します。
詳しくは以下の記事を参考にしていただければと思います。
CLIP STUDIO TABMATE 2をクリスタに接続する方法!
「環境設定とヘルプ」
※Ver.2.2.0より前では「環境設定」のみです。
シンプルモードの表示や操作の設定が行えます。
「ダークモード」
ONにすることでスリスタ全体の色味を変更することができます。
「左右のインターフェース配置を入れ替える」(タブレット版のみ)
※こちらはクリスタVer.2.3.0から追加された項目です。
ONにすることでアイコンなどの表示位置を左右反転させることができます。
「ブラシカーソル」
ブラシ使用時のカーソル表示の種類を3種類から選択できます。
※ブラシの種類によっては「ブラシ形状」が「ブラシサークル」のように円形に表示される場合もあります。
「タッチ位置調整」
指やタッチペンなどで画面を触れる位置とクリスタが認識する位置の調整が行えます。
詳しくは以下の記事を参考にしていただければと思います。
「指で描画する」
※こちらはVer.2.1.0から追加された項目です。
ONにすることで、指での描画ができるようになります。
OFFにしますと、指での操作はキャンバスのスクロール(2本指ドラッグと同じ)になります。
Apple PencilやSペンといったスタイラスペンに対応しているデバイスを使用する場合、「指で描画する」をOFFにしておくことで指が当たって描画してしまうことを防ぐことができます。
「タッチジェスチャー」
5種類のタッチ操作のON・OFFができます。
※「ローテート」とは回転させることを指します。
「メモリの使用量を警告」
※こちらはVer.2.3から追加された項目です。
ONにしておきますと、メモリの使用量が一定水準を超えた際に警告メッセージが表示されるようになります。
参考記事
「キーボードショートカット「エアアクションコマンド」「CLIP STUDIO TABMATE」
※こちらはVer.3.0から追加された項目です。
●「キーボードショートカット」
キーボード操作ができる環境にて利用できるショートカットコマンドを確認できます。
こちらのコマンドは固定で変更できません。
●「エアアクションコマンド」
Galaxy付属のSペンの動きで操作できるエアアクションのコマンドを確認できます。
こちらのコマンドは固定で変更できません。
●「CLIP STUDIO TABMATE」
先述の「CLIP STUDIO TABMATE」を選択した時と同じページが開きます。
「ヘルプ」
※こちらはVer.2.2.0から追加された項目です。
※環境設定ページを開いただけでは見えませんが、下にスクロールすると確認することができます。
「イントロダクション」とは機能紹介ページです。クリスタをアップデート後に起動した際にも自動で表示されます。
その他の項目はクリスタ公式のWEBページが開きます。
「スタジオモードに切り替え」
「スタジオモードに切り替え」をタップして画面下部に表示される「スタジオモードに切り替え」を選択することでスタジオモードに切り替えることができます。
スタジオモードではパソコン・タブレット版クリスタと同じ機能を利用できます。
※「PRO」「EX」といったグレードの違いによる機能の差はあります。
クリスタのシンプルモードで素材を使用する
クリスタではキャンバス上に貼り付ける「画像」や絵を描く見本にできる「3Dデッサン人形」といった「素材」を使用することができます。
スマホ版クリスタのシンプルモードで素材を使用する場合は画面右上の「画像アイコン」をタップして素材一覧を開きます。
この一覧からキャンバスに貼り付けたい素材を選び、タップすることでキャンバス上にその素材が表示されます。
画像素材を貼り付ける場合
キャンバス上に画像素材を貼り付けた場合は以下のような画面になり、下部のウィンドウを上にドラッグしますと様々な設定項目があります。
ここで画像の表示を変更することができます。
また、キャンバス上に表示されている「●」を直接ドラッグして直接変形させることも可能です。
「角操作の縦横比を固定」のチェックを外せば「●」をドラッグする際に縦横比を無視した変形ができます。
さらに、ウィンドウ上部にて「自由変形」のタブを選択しますと「●」をドラッグする際に自由変形になります。
最後に画面に右上の「OK」をタップしますと画像素材の貼り付けが完了します。
3D素材(3Dデッサン人形)を貼り付ける場合
キャンバス上に3D素材(3Dデッサン人形)を貼り付けますと以下の画面になります。
スタジオモードではオブジェクトツールで3Dデッサン人形を直接触ってポーズを変更するのですが、スタジオモードでは下部のウィンドウで設定します。
ポーズは「ポーズ素材を適用」から選択する形ですね。
※直接ポーズを変更したい場合はスタジオモードで行いましょう。
「カメラ詳細」タブを選択しますと、「パース」の変更も可能です。
また、「アングルプリセットを適用」からアングルを選択することでカメラアングルの変更も可能です。
さらに、左側に表示されるアイコンの選択でキャンバス上の3Dデッサン人形の操作方法が変わります。
●カメラアイコン
カメラアイコンを選択している状態で画面上をドラッグしますとカメラアングルを変更することができます。
1本指ドラッグでカメラの回転、2本指ドラッグでカメラの上下左右移動、2本指ピンチイン・アウトでズームアウト・インができます。
●キャンバスアイコン
キャンバスアイコンを選択している状態で画面上をドラッグしますとキャンバス表示の位置変更、ピンチイン・アウトでキャンバス表示の拡大率の変更ができます。
●光源アイコン
光源アイコンを選択している状態で画面上をドラッグしますと光源の向きの変更ができます。
右下の矢印で光源の向きを確認できます。
また、下部のスライダーで「光源の強さ」の変更もできます。
最後に画面に右上の「OK」をタップしますと3Dデッサン人形の貼り付けが完了します。
画像素材と異なり、3Dデッサン人形は3Dレイヤーとなり、この3Dレイヤーを選択していますと画面上部に「3Dレイヤーを編集」というボタンが表示され、選択することで再編集が可能になります。
その他の素材操作
素材の追加
素材一覧の「ダウンロード」ページから右上の「+」→「おすすめ素材を追加」と選択することでCLIP STUDIO ASSETSのサイトが開き、ここで任意の素材をダウンロードすることができます(有償・無償あり)。
※Ver.2.2.0より前では「新しい素材を探す」になっています。
↓
ダウンロードした素材はこの「ダウンロード」のページに表示されます。
「まとめて表示」のタブではダウンロードした素材が単体で表示され、
「リスト表示」のタブでは自動でフォルダ別に表示されます。
参考記事
【クリスタ】無料素材でもこんなに便利!ダウンロード方法と使い方を紹介します!
素材の「お気に入り」登録
素材一覧にて各素材の右上に表示されているハートマークをタップして青色にしますとお気に入りとして登録ができます。
お気に入り登録しますと「お気に入り」タブにて表示されるようになりますのでよく使用する素材を登録しておくと一覧から探す手間を省けます。
もう1度ハートマークをタップしますと以下のウィンドウが表示され、「お気に入り解除」ボタンを選択しますとお気に入りの解除が可能です。
素材の使用履歴
素材一覧の「履歴」タブでは過去に使用した素材が表示され、ここから素材を使用することもできます。
素材の削除
素材一覧にて各素材を長押ししますと以下のウィンドウが表示され、ここで「素材を削除」を選択し、次に表示されるウィンドウにて改めて「削除」と選択することで素材を削除することができます。
また、「履歴」タブでは「履歴から削除」の項目もあります。
(こちらはこの項目を1回選択するだけで削除されます。履歴から削除されるだけで素材そのものを削除するわけではありません。)
クリスタのシンプルモードでのその他の操作
「取り消し」「やり直し」
シンプルモードにて画面上部に表示されている矢印をタップすることで「取り消し(1つ戻る)」「やり直し(1つ進む)」ができます。
CLIP STUDIO を起動(タブレット版のみ)
タブレット版クリスタのシンプルモードでは画面左上にCLIP STUDIO のアイコンが表示されています。
このアイコンをタップすることでクリスタのポータルアプリであるCLIP STUDIO STARTを起動させることができます。
チュートリアル(タブレット版のみ)
Ver.3.2から追加された機能です。
アイコンをタップすることでチュートリアルを開くことができます。
作品の書き出し
クリスタのシンプルモードでの書き出し方法は、先述の『クリスタのシンプルモードでのメニュー操作』の「画像を書き出し」の項目にて紹介しています。
クリスタで保存・終了する
スマホ版クリスタの場合
スマホ版クリスタでの保存は定期的に自動保存される形になります。
※スタジオモードでは「ファイル」メニューから自分の好きなタイミングでの保存も可能です。
また、クリスタを終了する時も自動で保存が行われます。
スマホ版クリスタのシンプルモードにて制作を終了する場合は画面左上の「<」をタップしましょう。
これだけでクリスタが保存・終了します。
※手元のスマホ版クリスタでは、スマホのブラウザバックボタンでも同じように保存・終了ができました。
タブレット版クリスタの場合
タブレット版クリスタの画面左上にある「保存アイコン」をタップすることで(上書き)保存が可能です。
終了はタブレットでアプリを閉じる手順を行ってください。
※「スタジオモード」ではクリスタアイコンのメニューから「CLIP STUDIO PAINTを終了」を選択することでクリスタを終了させることもできます。
スマホ版CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のシンプルモードの注意点
クリスタのシンプルモードで制作できるのはイラストのみ
この記事でのクリスタのシンプルモードの使い方を見ていただければ分かるかと思いますが、シンプルモードに搭載されている機能はイラスト制作のものだけであり、漫画やアニメーションの制作作業は基本的にできません。
漫画やアニメーションの制作データを開き、絵の編集はできますが、コマ枠やテキスト、タイムラインといったその他の編集機能がないわけですね。
漫画やアニメーションを制作したい場合は「スタジオモード」で行いましょう。
スマホ・タブレット版CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のシンプルモードでお手軽に制作しよう!
シンプルモードの登場によってクリスタのハードルが下がり、お手軽に始めることができるようになりました。
イラストを制作するだけでしたらシンプルモードでも十分な性能を持っています。
また、シンプルな操作だけでなく、必要になれば「スタジオモード」に切り替えてクリスタの機能をフルに利用できるのも他のペイントアプリにはない利点ですね◎
先述の通りスマホ版クリスタは1日1時間まででしたら無料で製品版と同じ機能を利用できますのでまずはそこから試してみてはいかがでしょうか。
それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!
▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】
CLIP STUDIO PAINT PRO▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】
CLIP STUDIO PAINT EX▼動画視聴型お絵描き講座【Palmie(パルミー)】