クリスタのタイリングで柄パターン素材を自作する方法!!

皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。

イラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)では、パターン素材を使ってイラストや漫画に柄や模様を表示させることができます。

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パターン素材はCLIP STUDIO PAINTに元々入っているものやCLIP STUDIO ASSETSからダウンロードすることもできます。(有償・無償あり)

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さらに、こういったパターン素材は自分で作ることができるのです!

今回はCLIP STUDIO PAINTで柄パターンを自作する方法を紹介させていただきますのでよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!


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CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)における柄パターンとは

クリスタにおきまして、「柄パターン」とは同じ絵(柄)が規則的に並んでいる画像をいいます。

クリスタの柄パターン素材


クリスタの素材パレットでは「カラーパターン」「単色パターン」の分類に入っているのもです。

クリスタ素材パレット(柄パターン)


クリスタで描いた絵に簡単に柄・模様・背景を付け加えることができるとても便利なものです。

※クリスタでのパターン素材の詳しい使い方は後述します。


こういった柄パターンは自分の好きな絵(柄)で簡単に作成することができるのです◎

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)で柄パターン素材を自作する方法!

CLIP STUDIO PAINT画面クリスタのウィンドウ・アイコン・項目がない時の見つけ方!!

まずはクリスタで柄パターンにしたい絵(柄)を描こう!

まずはクリスタでキャンバスを作成し、基となる絵(柄)を描いていきましょう。

絵(柄)は図形でも模様でもキャラクターでもなんでもお好みで大丈夫です。

クリスタで描画(シマウマ)
新規作成クリスタで絵を描く最初のステップは「新規作成」!!


キャンバスサイズや解像度はその柄パターンを使する目的に合わせて決めましょう。

目的別・解像度の決め方

●印刷目的のモノクロ漫画

600 dpi 以上


●印刷目的のカラー漫画

300~350 dpi


●印刷目的のないデジタルでの使用

72 dpi


また、図形のような模様を制作する場合は「対称定規」や「グリッド」などを利用するといいでしょう。

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クリスタの柄パターンはその場でも作成できる!

今回紹介するクリスタでの柄パターン作成方法は、イラストや漫画を制作中のキャンバスでもその場で作成することができます

柄パターンを入れたい箇所に合わせて作成したい場合や、その場で1回しか使用しない場合は通常のイラスト・漫画制作中のキャンバスで柄パターンを作成してもいいでしょう。

クリスタにて絵(柄)が完成したらレイヤーをまとめよう!

柄パターンをの基となる絵(柄)が完成しましたら、次の作業を行うためにその絵(柄)の制作で使用したレイヤーをまとめた状態にします。

今回は2つのまとめ方を紹介します。どちらの方法でも大丈夫です。

クリスタのレイヤーパレットでレイヤーを複数選択状態にする

クリスタのレイヤーパレットにて、レイヤー表示の左側にある空欄にチェックを入れてまとめたいレイヤーを全て選択状態にしましょう。

※[Ctrl(Command)]や[Shift]を押しながらレイヤーをタッチすることでも複数選択が可能です。

クリスタのレイヤー(複数選択)
MEMO

クリスタのレイヤー複数は別のレイヤーをタッチすると簡単に解除されるのでそれが不安な方は選択したレイヤーを結合しましょう。


レイヤーの結合は、CLIP STUDIO PAINT画面上部から「レイヤー」→「選択中のレイヤーを結合」と選択します。

クリスタのレイヤーフォルダーでレイヤーを1つにまとめる

まとめたいレイヤーを複数選択状態にして、クリスタのレイヤーパレット上部にある「新規レイヤーフォルダー」のアイコンに複数選択したレイヤーをドラッグさせましょう。

これで選択したレイヤーがレイヤーフォルダーに入った状態になり、レイヤーをまとめることができます。

クリスタのレイヤーをフォルダーにまとめる
MEMO

レイヤーパレット上部の「新規レイヤーフォルダー」のアイコンをタッチして空のレイヤーフォルダーを作成し、その中にまとめたいレイヤーを入れるという手順でもかまいません。


レイヤーフォルダーの作成は、CLIP STUDIO PAINT画面上部「レイヤー」→「新規レイヤーフォルダー」と選択しても作成できます。

クリスタ機能で画像レイヤーに変換しよう!

柄パターンの基となる絵(柄)が描かれているレイヤーをまとめましたら、そのレイヤーをクリスタの機能で「画像レイヤー」に変換する作業を行います。

レイヤーを複数選択している、もしくはレイヤーをまとめたレイヤーフォルダーを選択している状態にしてCLIP STUDIO PAINT画面上部から「レイヤー」→「レイヤーの変換」と選択しましょう。

クリスタ「レイヤーの変換」


すると以下のウィンドウが開きますので「種類」の項目で「画像素材レイヤー」を選択して「OK」を押しましょう

※「ベクター画像素材レイヤー」では柄パターンを作成できません。

クリスタのレイヤーを画像レイヤーに変換


これで選択したレイヤーが画像レイヤーに変換されました。

クリスタでレイヤーを画像レイヤーに変換


複数選択状態のレイヤーや、レイヤーフォルダーも1つの画像レイヤーに変換されます。

クリスタ「レイヤーの変換」公式リファレンスガイド

クリスタの「タイリング」で柄パターンを作ろう!

クリスタにてレイヤーを画像レイヤーに変換しましたら最後の工程です。

画像レイヤーを選択している状態でオブジェクトツールを選択しましょう。

するとツールプロパティ、もしくはサブツール詳細ウィンドに「タイリング」という項目があります。

※この項目は「画像レイヤー」選択時にしか表示されません。「画像レイヤー」に変換したのはこのためです。

クリスタ「タイリング」


この「タイリング」にチェックを入れますと右側のアイコンのタイプに合った柄パターンで画像レイヤーの絵(柄)表示されるようになります。

クリスタのタイリング機能
MEMO

ツールプロパティでは「タイリング」の左側にある「+」を押すことで隠れている項目を開くことができます。

クリスタ「タイリング」

クリスタ「タイリング」アイコンの意味

「タイリング」

●「繰り返し」

基となる絵(柄)が同じ向きで表示されます。

クリスタのタイリング(繰り返し)


●「折り返し」

基となる絵(柄)が横方向は左右反転に、縦方向は上下反転に表示されます。

クリスタのタイリング(折り返し)


●「裏返し」

「繰り返し」を左右反転した表示になります。

※上下反転で表示させたい場合は後述で説明する「オブジェクトツール」での変形を利用しましょう。

クリスタのタイリング(裏返し)
「タイリング方向」

●「上下左右」

基となる絵(柄)が縦方向・横方向に表示されるようになります。

クリスタのタイリング(上下左右)


●「左右のみ」

基となる絵(柄)が横方向にのみ表示されるようになります。

クリスタのタイリング(左右のみ)


●「上下のみ」

基となる絵(柄)が縦方向にのみ表示されるようになります。

クリスタのタイリング(上下のみ)

柄パターンの「つなぎ目」を意識すると絵(柄)がつながる!

上記のように、クリスタのタイリング機能を利用すれば基となる絵(柄)を自動で複数表示することができ、柄パターンの表現ができるようになります。

そのため、柄パターンの基となる絵(柄)の端部分をつなぎ目で絵(柄)が繋がることを意識して制作しますとタイリング機能を利用した時にキレイに絵(柄)をつなげることができます。

クリスタのタイリング(つなぎ目を意識)

基となる絵(柄)自体の表示や形・位置を変えることもできる!

クリスタでは画像レイヤーを選択中にオブジェクトツールを使用しますとキャンバスの画像に「ハンドル」が表示され、このハンドルを操作したりツールプロパティやサブツール詳細ウィンドウの項目で設定を変更することで画像の表示や形を変えることができます。

また、ドラッグ移動することで位置も変更できます。

クリスタのハンドル
クリスタオブジェクトツールによる画像レイヤーの変形

参考記事

クリスタ:変形クリスタなら絵・イラストをこれだけ自在に変形できる!!


この画像レイヤーの表示変更や変形はタイリングにも反映されます。

そのため、タイリング機能を使用中でも基となる絵(柄)の部分に「ハンドル」が表示されています。


ですので、基となる絵(柄)を拡大・縮小することで柄パターンの柄のサイズを変えることができます。

クリスタのタイリング(柄の拡大・縮小)


また、基となる絵(柄)の表示や形を変えることで面白い柄パターンを作成することもできますよ◎

クリスタのタイリング(柄の変形)

【注意!】作成した柄パターンの基となる絵(柄)には「余白」がない…!

柄パターンですのであまり問題はないかと思いますが、クリスタのキャンバス上で柄パターンの基となる絵(柄)を制作して画像レイヤーに変換する場合、レイヤー内の描画部分を使用しますので「余白」が生まれません


もし、「余白」を作りたい場合は柄パターンの基となる絵(柄)を制作した余白のあるキャンバスごとJPEGやPNGなどの画像データに書き出しし、その画像データをクリスタの別のキャンバス上に開きましょう。

※クリスタのキャンバス上で画像データを開きますと自動で「画像レイヤー」になります。

クリスタの画像(余白のあり・なし)
クリスタ:書き出しクリスタで書き出し!作品を画像ファイルで保存する方法と補足説明!!


ただし、この方法で画像レイヤーを表示させた場合、余白部分は透過されません

クリスタの画像(透過なし)


余白部分を透過させたい場合は先述の方法で柄パターンを完成させた後に「ラスタライズ(ラスターレイヤーに変換)」して白色の部分を透過させる作業を行いましょう。

参考記事

クリスタ:白を透明化サムネクリスタでアナログ漫画の白い部分を操作1つで透明にする方法!!

作成した柄パターンをCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の素材として登録しよう!

クリスタで自作した柄パターンを素材としてクリスタに登録しておくことでいつでも何回でも使用することができるようになります。

CLIP STUDIO PAINT画面クリスタのウィンドウ・アイコン・項目がない時の見つけ方!!

柄パターンの基となる絵(柄)をクリスタに素材登録しよう!

クリスタに素材登録する時は「タイリング」をOFFにしよう!

先述のように、クリスタでは1つの画像を「タイリング」という機能で柄パターンとして表示させています。

そのため、素材として登録する画像は基となる絵(柄)1つでいいわけです。

ですので柄パターンの基となる絵(柄)としてクリスタに素材登録する際はツールプロパティもしくはサブツール詳細ウィンドウの「タイリング」でチェックを外し、タイリング機能をOFFにしましょう。

クリスタのタイリングをOFF

クリスタメニューから素材登録をしよう!

「タイリング」をOFFにしましたら、素材登録したいレイヤーを選択した状態でCLIP STUDIO PAINT画面上部から「編集」→「素材登録」→「画像」と選択しましょう。

クリスタ「素材登録(画像)」


すると素材登録用のウィンドウ(素材のプロパティ)が開きます。

クリスタ「素材のプロパティ」ウィンドウ


ここで必要事項を設定していきます。こちらの記事では柄パターン素材の登録において大事な項目を抜粋して紹介させていただきます。


●「素材名」

レイヤー名が自動で入力されています。必要であれば変更しましょう。

クリスタ素材のプロパティ(素材名)


●「拡大縮小」

素材をクリスタのキャンバスに貼り付けた時のサイズに関する設定です。チェックを入れますと右側の項目で内容を変更することができます。

クリスタ素材のプロパティ(拡大縮小)


基本的には「貼り付け後に調整」でいいかと思います。

貼り付け後に調整素材を貼り付けた際、ハンドルが表示されます。
貼り付け先全面に広げる貼り付け先の全面に素材が貼り付けられます。
貼り付け先に納める素材全体が貼り付け先に収まるように貼り付けられます。
貼り付け先に合わせて調整貼り付け先の大きさに合わせて、素材が拡縮されます。
テキストに合わせる素材を貼り付ける位置にテキストがある場合、そのテキストの大きさに合わせて素材が拡縮されます。


●「タイリング」

素材をクリスタのキャンバスに貼り付ける時にタイリング機能をONにするかの設定です。

チェックを入れますと貼り付け時に自動でタイリングがONの状態になります。

また、右側の項目でタイリングの内容も設定できます。

※貼り付け後にオブジェクトツールで内容を変更することももちろん可能です。

クリスタ素材のプロパティ(タイリング)


●「素材保存先」

登録する素材の保存先(素材パレット)を選択します。保存先を指定しないと素材登録を完了できませんので必ず任意の保存先を選択しましょう。保存先はどこでも大丈夫です。

最初は「すべての素材」しか表示されていませんが左端の「>」を押していくことで細かい保存先を展開・選択することができます。

クリスタ素材のプロパティ(素材保存先)


●「検索用タグ」

右下のアイコンを選択することで検索用のタグを入力することができるようになります。任意の言葉を入力しましょう。

こちらは必須事項ではありませんが、検索用タグを設定しておくことで多くの素材の中から探しやすくなります。

クリスタ素材のプロパティ(検索用タグ)

最後に右上の「OK」を選択すれば素材登録完了です。


その他の設定項目に関してはクリスタ公式のリファレンスガイドを参考にしていただければと思います。

クリスタ「素材のプロパティダイアログ」公式リファレンスガイド

クリスタに登録した自作柄パターン素材の使い方!

クリスタでキャンバスを開いた状態でCLIP STUDIO PAINT画面上部から「ウィンドウ」→「素材」→「素材[〇〇]」と選択して先ほど登録した素材の保存先となる素材パレットを開きましょう。

クリスタメニュー「素材パレット」
MEMO

クリスタのメニューで目的の素材パレットが見当たらない場合は別の「素材[〇〇]」を選択して素材パレットを開き、左側の項目で選択しましょう。

クリスタの素材パレット


また、クリスタの素材パレットは画面右側の素材パレットアイコンをタッチすることでも開くことができます。

クリスタの素材パレット


素材パレットを開きましたら右側の素材一覧から柄パターン素材を探して1回タッチして選択状態にします。

MEMO

素材登録したてでしたら1番上に表示されています。
素材登録時に「検索用タグ」を入力していた場合は、素材パレット左下の「ユーザータグ」でそのタグ名を選択することで絞り込み表示をすることができます。

クリスタの素材パレット(ユーザータグ)


柄パターン素材を選択状態にしましたら素材パレット下部にある貼り付けのアイコンをタッチしましょう。

クリスタ素材パレットの貼り付けアイコン
クリスタ素材パレットの貼り付けアイコン


これでクリスタのキャンバス上に柄パターン素材が表示されるようになります。

クリスタの自作パターン素材


クリスタのキャンバス上に柄パターンを表示させましたら、先述のようにオブジェクトツールで表示や形・位置を変えることもできますよ。

クリスタの自作柄パターン素材のタイリング設定


また、選択範囲を作成している状態で素材をキャンバスに貼り付けますとその選択範囲内にのみ素材が表示され、レイヤーマスクが作成された状態になります。

クリスタの柄パターン素材貼り付け(選択範囲)
クリスタのレイヤーマスク

参考記事

クリスタ:レイヤーマスクアナログではできない!クリスタのマスク(隠す)機能と使い方!!


ちなみに、素材パレットにて素材を選択した状態で下部の歯車のアイコンをタッチしますと素材登録時のウィンドウ(素材のプロパティ)が開きますので登録内容を変更することもできます。

クリスタ素材のプロパティ
MEMO

画像素材をそのままキャンバスやレイヤーパレットにドラッグすることでも画像素材を表示させることができます。

クリスタの素材をドラッグで貼り付け


キャンバスに画像素材をドラッグする場合、画像素材はキャンバスの中央ではなくドラッグ先を基準に表示されます。


また、レイヤーパレットにドラッグする場合、他のレイヤーの上にドラッグしますとそのレイヤーがドラッグした画像素材に上書きされて消えてしまいますので注意しましょう。

レイヤーを上書きしたくない場合はレイヤーの間にドラッグしましょう。

注意

表現色が「モノクロ」のキャンバスに画像を貼り付けた場合、画像素材にはトーン効果が自動で追加されます。

トーンの効果を消したい場合はレイヤープロパティの「トーン」のアイコンをタッチしてトーン効果をOFFにしましょう。

クリスタでトーン効果をOFFにする

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)で柄パターンを自作して制作を楽しもう!

このようにクリスタの「タイリング」機能を利用すれば自分でも柄パターンを作成することができます。

基となる絵(柄)を1つ制作するだけでいいので簡単ですね◎

クリスタで柄パターンを自作することでイラストの背景やキャラクターの服の柄、建物の壁紙など様々な場面で利用することができます。

元々クリスタに入っている柄パターンやCLIP STUDIO ASSETSで公開されている柄パターンの中でお気に入りのものが見つからない場合は自分で作ってしまいましょう!

それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!


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