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皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。
今回はイラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)を最初の購入時の状態に戻す「初期化」の手順・方法を紹介させていただきます。
クリスタの初期化は一気に全ての設定を初期状態(インストールした時の状態)に戻すだけでなく、初期化したい項目だけ選択して実行することもできます。
初期化の方法も知らないと分からないやり方ですのでその手順・方法と初期化で選択できる項目の内容も書かせて頂こうと思います。
それではよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!
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CLIP STUDIO PAINT EXCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)で初期化する前に…
「初期化」は様々な設定などを購入時の状態に戻す作業です。
初期化を行うことによって消えてしまった設定などは元に戻すことはできませんので注意しましょう。
クリスタの設定はクラウドに保存できる
クリスタの設定はクリスタアカウント登録(無料)している方は誰でも利用できる「クラウド」に保存することができます。
不安な方は初期化前に現在の設定をクラウドに保存しておくもの1つの手でしょう。
詳しくは以下の記事を参考にしていただければと思います。
買い替え安心!クリスタ設定は新デバイスに引き継ぎ可能です!!
また、このクラウドには自分で作成・登録した素材も保存することができます。
クリスタで素材登録時の設定項目の意味を紹介します!!-素材のプロパティ-
素材はマイダウンロードから再ダウンロードもできる
まずはCLIP STUDIO でログインした状態にし、ASSETSのページを開きます。
◆Ver.3.0以降の場合
CLIP STUDIO START画面右上の「メニュー」アイコン→「素材を探す」と選択しましょう。
◆Ver.2以前の場合
CLIP STUDIO画面の左側中央の「CLIP STUDIO ASSETS 素材を探す」を選択しましょう。
するとCLIP STUDIO ASSETSのページが開きますので、右上のアイコン→「マイダウンロード」と選択しますと過去にダウンロードした素材の一覧を見ることができます
ここで各素材の詳細ページから再ダウンロードが可能です。
初期化などで素材が消えてしまった場合でもここからもう1度ダウンロードが可能ですので覚えておくといいでしょう。
※制作者がその素材をASSETSから削除した場合は再ダウンロードできません。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の初期化方法
パソコンでクリスタを初期化する場合
パソコン環境でCLIP STUDIO PAINTを初期化する場合はまずCLIP STUDIO(PAINTではない)を起動します。
CLIP STUDIO を起動させるにはCLIP STUDIOのショートカットアイコンをダブルクリックする、もしくはパソコンのメニュー欄にある「CLIP STUDIO」を一回クリックします。
CLIP STUDIOを起動しましたら、[Shift]を押しながらCLIP STUDIO PAINTを起動させましょう。
この時、CLIP STUDIO PAINTが起動するまで[Shift]を押したままにします。
◆Ver.3.0以降の場合
CLIP STUDIO STARTにて[Shift]を押しながら「絵を描く」アイコンを選択します。
◆Ver.2以前の場合
CLIP STUDIOにて[Shift]を押しながら「PAINT」アイコンを選択します。
すると初期化設定を行うウィンドウを開くことができます。
※この起動方法を「初期化起動」と呼びます。
この「初期化起動」ウィンドウにて、「すべて選択」もしくは初期化したい項目にチェックを入れて「OK」を選択しましょう。
初期化起動ウィンドウの各項目については後述の『CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の初期化時に選択できる項目とその意味』を参考にしていただければと思います。
最後に最終確認のウィンドウが表示されますのでもう1度「OK」を選択しましょう。
するとウィンドウは閉じ、初期化されたCLIP STUDIO PAINTが開いている状態になります。
iPad・iPhoneでクリスタを初期化する場合
iPadやiPhoneでCLIP STUDIO PAINTを初期化する場合は各OSの「設定」から「CLIP STUDIO」を選択し、起動オプションの「初期化起動」をONにします。
その後にCLIP STUDIO PAINTを起動しますと初期化設定を行うウィンドウが開くことができます。
※初期化作業が終われば「初期化起動」をOFFに戻すのを忘れないようにしましょう。
この「初期化起動」ウィンドウにて、「すべて選択」もしくは初期化したい項目にチェックを入れて「OK」を選択しましょう。
初期化起動ウィンドウの各項目については後述の『CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の初期化時に選択できる項目とその意味』を参考にしていただければと思います。
最後に最終確認のウィンドウが表示されますのでもう1度「OK」を選択しましょう。
するとウィンドウは閉じ、選択した項目が初期化されたCLIP STUDIO PAINTが開いている状態になります。
Androidでクリスタを初期化する場合
Android端末でCLIP STUDIO PAINTを初期化する場合はホーム画面の「CLIP STUDIOアイコン」を長押しすることで表示されるメニューから「初期化起動」を選択します。
スマートフォン版クリスタを契約なしで使用している場合は「初期化起動」を選択した後にもう1度「はじめる」を選択する必要があります。
するとCLIP STUDIO PAINT起動と同時に初期化起動ウィンドウが開きます。
この「初期化起動」ウィンドウにて、「すべて選択」もしくは初期化したい項目にチェックを入れて「OK」を選択しましょう。
初期化起動ウィンドウの各項目については後述の『CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の初期化時に選択できる項目とその意味』を参考にしていただければと思います。
最後に最終確認のウィンドウが表示されますのでもう1度「OK」を選択しましょう。
するとウィンドウは閉じ、選択した項目が初期化されたCLIP STUDIO PAINTが開いている状態になります。
Chromebookでクリスタを初期化する場合
Chromebook端末でCLIP STUDIO PAINTを初期化する場合はホーム画面の「CLIP STUDIOアイコン」を右クリックすることで表示されるメニューから「初期化起動」を選択します。
するとCLIP STUDIO PAINT起動と同時に初期化起動ウィンドウが開きます。
この「初期化起動」ウィンドウにて、「すべて選択」もしくは初期化したい項目にチェックを入れて「OK」を選択しましょう。
初期化起動ウィンドウの各項目については後述の『CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の初期化時に選択できる項目とその意味』を参考にしていただければと思います。
最後に最終確認のウィンドウが表示されますのでもう1度「OK」を選択しましょう。
するとウィンドウは閉じ、選択した項目が初期化されたCLIP STUDIO PAINTが開いている状態になります。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の初期化時に選択できる項目とその意味
困った時は:クリスタのウィンドウ・アイコン・項目がない時の見つけ方!!
ツール
クリスタのツールパレット、サブツールパレットに登録されている「ツール」「サブツール」が初期状態になります。
この時、ツールプロパティやサブツール詳細の設定内容も初期状態になります。
また、ツールに関するショートカットも初期状態に戻ります。
ブラシ形状
クリスタのサブツール詳細ウィンドウの「ブラシ形状」に登録されているプリセット初期状態になります。
新しく追加登録したブラシ形状も削除されます。
ブラシサイズ
こちらはブラシサイズの設定ではなく、クリスタの「ブラシサイズパレット」が初期状態に戻ります。
こちらは自分で任意のサイズを追加登録できるのですが初期化すると追加登録したブラシサイズは削除されます。
カラーセット
クリスタの「カラーセットパレット」に登録されているカラーセットが初期状態に戻ります。
こちらも自分で好きな色のセットを作成したり、CLIP STUDIO ASSETSから素材としてダウンロードできるのですが、初期化すると新しく追加したカラーセットは削除されます。
グラデーションセット
クリスタの「グラデーションツール」や色調補正の「グラデーションマップ」で使用できるグラデーションの種類が初期状態に戻ります。
こちらも自分でグラデーションの設定を変更したりCLIP STUDIO ASSETSでダウンロードすることができますが、初期化すると変更した設定は初期状態に戻り、新しく追加されたものは削除されます。
色混ぜパレット
Ver.1.12.0から追加されたパレットです。
こちらで本物のパレットのように色を混ぜて作り、その色をスポイトで取得して使用するといったことができるようになります。
この色混ぜパレット内の内容はクリスタを閉じても保存されるのですが、こちらが削除されて初期状態に戻ります。
自動陰影のプリセット(Ver.2~)
Ver.2.0から追加されたイラストに陰影を自動で作成してくれる機能が追加されました。
この時の設定内容をプリセットに登録することができるのですが、こちらが削除されて初期状態に戻ります。
カラーリファレンス(Ver.3~)
Ver.3から、キャンバス上にある描画部分の色に対して、選択した画像やグラデーションの色味を加えて表示色を変える色調補正機能が追加されました。
クリスタ色調補正:カラーリファレンスで色を掛け合わせてみよう!【Ver.3】
このカラーリファレンス内で使用・保存する画像は手元のデバイスのフォルダから追加することができるのですが、この追加した画像が削除されて初期状態に戻ります。
選択色
クリスタの「メインカラー」「サブカラー」「カラーヒストリーパレット」「中間色パレット」「近似色パレット」が初期状態に戻ります。
規定のキャンバスサイズ
クリスタでキャンバスを新規作成するウィンドウにて、「プリセット」に登録してあるキャンバスサイズが初期状態に戻ります。
こちらも任意のサイズのキャンバスを登録できるのですが初期化すると削除されます。
クリスタで絵を描く!新規作成「イラスト」の設定項目の意味を説明します!!
レイヤープロパティ
クリスタの「レイヤープロパティパレット」内の項目の設定が初期状態に戻ります。
素材の検索
クリスタの「素材パレット」では自分のCLIP STUDIO PAINT内に入っている素材(初期素材・ダウンロード素材含む)の一覧が表示されているのですが、「検索タグ」によって素材の表示を絞ることができます。
この検索タグには「デフォルトタグ」と「ユーザータグ」があり、「デフォルトタグ」は素材をダウンロードすると自動的に付けられるタグで、「ユーザータグ」は自分で新しく追加することができます。
初期化を行いますとこの検索タグが初期状態に戻り、追加したタグも削除されます。
ただし、これは「検索タグ」に対する初期化ですので素材自体は削除されません。
サブビュー
クリスタでは「サブビューパレット」に画像を登録することでその画像を(参考画像のように)表示させた状態で作業を行うことができます。
クリスタのサブビューで画像を開きながら作業できます!!-意外と知らないクリスタ機能-
このサブビューに登録した画像はクリスタを閉じても残ります。
初期化を行うとこのサブビューの画像登録情報が削除されます。
これはサブビューの表示がなくなるだけで画像データそのものが削除されるわけではありません。
環境設定
クリスタではお手元のCLIP STUDIO PAINTの表示や動作を「環境設定ウィンドウ」にて各々で設定することができます。
初期化を行うとこの環境設定の設定内容が初期状態に戻ります。
環境設定ウィンドウはCLIP STUDIO PAINT画面上部から「ファイル(mac OSの場合は「CLIP STUDIO PAINT」)」→「環境設定」と選択することで表示することができます。
タッチ(スマホ・タブレット版のみ)
Ver.2.0.5からタッチ位置の調整機能が追加されました。
タッチ位置の調整は環境設定の中に含まれている項目なのですが、この「タッチ」にチェックを入れることでタッチ位置の設定のみを初期状態に戻すことができます。
ショートカットキー設定
クリスタの「ショートカットキー設定」で設定した内容の内、「ツール」以外の設定が初期状態に戻ります。
※「ツールのショートカット設定」は「初期化起動ウィンドウ項目のツール」にチェックを入れることで初期化できます。
「ショートカットキー設定」はCLIP STUDIO PAINT画面上部から「ファイル(mac OSの場合は「CLIP STUDIO PAINT」)」→「ショートカットキー設定」と選択することで表示することができます。
また、「修飾キー設定」の設定内容も初期状態に戻ります。
「修飾キー」とはキーボードやマウスにツールや機能を割り当ててクリスタを操作できるようにするものです。
「修飾キー設定」のウィンドウはCLIP STUDIO PAINT画面上部から「ファイル(mac OSの場合は「CLIP STUDIO PAINT」)」→「修飾キー設定」と選択することで表示することができます。
コマンドバー・クイックアクセス設定
クリスタの「クイックアクセス」「コマンドバー」「選択範囲ランチャー」の設定内容が初期状態に戻ります。
●クイックアクセス
クイックアクセスとは、よく使用する機能やメニューなどを登録しておくことができ、登録した項目をタッチするだけでその機能・メニューをすぐに実行することができる機能です。
クイックアクセスの設定はクイックアクセスパレットの左上の「≡」メニューから「クイックアクセス設定」と選択することでできます。
●コマンドバー
CLIP STUDIO PAINT画面上部に表示されており、アイコンを選択することで各機能を実行することができます。
コマンドバーの設定はCLIP STUDIO PAINT画面上部から「ファイル(mac OSの場合は「CLIP STUDIO PAINT」)」→「コマンドバー設定」と選択することでできます。
●選択範囲ランチャー
選択範囲を作成するとその下にアイコンが並んだ「選択範囲ランチャー」が表示されます。
このアイコンを選択することで選択範囲に関する機能を実行することができます。
選択範囲ランチャーの設定は選択範囲を表示中にCLIP STUDIO PAINT画面上部から「表示」→「選択範囲ランチャーの設定」と選択することで行うことができます。
※選択範囲ランチャーの右端のアイコンを選択することでも「選択範囲ランチャーの設定」を行うことができます。
Tab-Mate Controller
「Tab-Mate-Controller」とは、パソコンに接続してクリスタの操作が行える片手デバイスの旧タイプです。
※2020年現在公式では販売されていません。
「保存」や「新規レイヤー作成」「ベタ塗り」など、様々な機能を片手で実行でき、その機能も自分で好きに設定できます。
初期化を行うことで「Tab-Mate Controller設定」と「クイックメニュー設定」の設定内容が初期状態に戻ります。
※Tab-Mate Controller自体の設定=「Tab-Mate-Controller設定」、Tab-Mate Controllerで操作する機能の設定=「クイックメニュー設定」となります。
各設定はCLIP STUDIO PAINT画面上部から「ファイル(mac OSの場合は「CLIP STUDIO PAINT」)」→「Tab-Mate Controller」→「Tab-Mate Controller設定」もしくは「クイックメニュー設定」と選択することで行うことができます。
CLIP STUDIO TABMATE
Tab-Mate Controllerの後継機となる片手デバイスです。
関連記事
CLIP STUDIO TABMATE(タブメイト)を安く買う方法!-クリスタ優待価格-
初期化を行うことで「CLIP STUDIO TABMATE設定」と「ツールローテーション設定」の設定内容が初期状態に戻ります。
※「ツールローテーション」とはTABMATEのボタンを押す度にツールを切り替えることができる機能です。
各設定はCLIP STUDIO PAINT画面上部から「ファイル(mac OSの場合は「CLIP STUDIO PAINT」)」→「CLIP STUDIO TABMATE設定」もしくは「ツールローテーション設定」と選択することで行うことができます。
CLIP STUDIO TABMATE(タブメイト)の接続・設定方法!
CLIP STUDIO TABMATE2接続情報(Ver.3~)
CLIP STUDIO TABMATEの後継機であり、Ver.3から使用できるCLIP STUDIO TABMATE2はデバイスからでなく、CLIP STUDIO PAINTから接続を行います。
CLIP STUDIO TABMATE 2をクリスタに接続する方法!
この接続設定の情報を削除して初期状態(未接続状態)に戻します。
最近使ったファイル
クリスタではCLIP STUDIO PAINT画面上部から「ファイル」→「最近使ったファイル」と選択すると自身が最近クリスタで作業したファイルデータの一覧が表示され、そこからデータを開くことができます。
初期化を行うことでこの「最近使ったファイル」で表示される一覧が削除されます。
一覧が削除されるだけでファイルデータが削除されるわけではありません。
キャンバスウィンドウ
クリスタ画面にて、絵を描くキャンバスが表示される場所を「キャンバスウィンドウ」と呼びます。
ここに目盛り表示の「ルーラー」やキャンバスの表示を移動できる「スクロールバー」、選択範囲ツールなどで選択範囲を作成した時に表示される「選択範囲の境界線」などを表示するかしないかの切り替えを行うことができます。
初期化を行うことでこの「ルーラー」「スクロールバー」「選択範囲の境界線」などの表示状態(表示するかしないか)が初期状態に戻ります。
表示の切り替え設定はCLIP STUDIO PAINT画面上部から「表示」と選択し、表示させたい項目を選択することで表示切り替えを行うことができます。
ウィンドウ表示位置
CLIP STUDIO PAINT画面のパレット・ウィンドウの配置や表示内容が初期状態に戻ります。
ウィンドウの表示・非表示はCLIP STUDIO PAINT画面上部から「ウィンドウ」メニューの各ウィンドウ名を選択することで切り替えることができ、位置はドラッグ移動で自由に配置することができます。
表示内容は各ウィンドウで設定・変更できます。
また、新規作成ウィンドウなどのいわゆる「ダイアログ」の表示位置も初期位置に戻ります。
ワークスペース
クリスタの作業画面全体を「ワークスペース」と呼びます。
このワークスペースにあるパレット・ウィンドウは前述の通り移動・変更させることができますので自分が作業を行いやすい画面を自由に作ることができます。
さらにクリスタではその自分で移動・変更したワークスペースを登録しておくことができます。
複数のワークスペースを登録しておけば作業に応じてワークスペースの表示・配置を切り替えることができるのです。
初期化を行うことで登録したワークスペースが初期状態に戻り、新しく登録したワークスペースは削除されます。
オートアクション
クリスタには複数の作業を自動で実行してくれる「オートアクション」という機能があります。
初期段階でオートアクションパレット内にいくつかのオークションが用意されており、自分でもオートアクションを作成・登録することができます。
初期化を行うことで自分で作成・登録したオートアクションが削除され、初期状態(予め用意されていたオートアクションだけ)に戻ります。
フォント
クリスタでは使用できるフォントをダウンロードして追加することができるのですが、この追加したフォントを削除して初期状態に戻すことができます。
フォントリスト・合成フォント
クリスタでテキストを入力する際、フォントを一覧から選ぶのですがこの一覧を自分が使用するフォントだけをまにとめることができ、それを「フォントリスト」と呼びます。
そして、入力する文字の種類によってフォントを変更することができる「合成フォント」というものをクリスタ上で作成することができます。
初期化を行うことで新しく作成した「フォントリスト」「合成フォント」が削除され、初期状態に戻ります。
書き出し
クリスタにて「画像を統合して書き出し」を行うと、次回書き出しする時に前回の設定内容が残ります。
クリスタで書き出し!作品を画像ファイルで保存する方法と補足説明!!
初期化を行うことでこの書き出し設定の内容がリセットされ、初期状態に戻ります。
印刷
書き出し同様、クリスタ経由で制作した作品を印刷する場合の設定内容は前回の設定が残ります。
また、CLIP STUDIO PAINT画面上部から「ファイル」→「印刷設定」と選択することで印刷の設定を事前に行うことができます。
初期化を行うことでこの設定が初期状態に戻ります。
出力用キャッシュ
「キャッシュ」とはデータや情報などを一時的に保管し、同じものを使用する際にその保管したデータ・情報を利用して読み込みなどの動作や表示を早くしてくれるものです。
動作が早くなるのは便利なのですが、このキャッシュが溜まり続けると逆に動作が遅くなる原因にもなります。
クリスタにもこのキャッシュ機能があり、「出力用キャッシュ」は書き出しや保存にかかる時間を短くしてくれるものになります。
初期化を行うことでこの「出力用キャッシュ」が削除されます。
キャッシュを使用するかどうかは「環境設定」の「ファイル」項目内にある「書き出し時にレイヤーキャッシュを利用する」にチェックを入れる・入れないで切り替えることができます。
キャンバスの復元情報
クリスタには何らかの不具合により急にクリスタが閉じてしまった場合、次に起動する時に作業中のキャンバスを復元してくれる機能があります。
※パソコン自体の電源が落ちてしまった場合、この機能は使えません。
キャンバスの復元機能は「環境設定」の「ファイル」項目内にある「キャンバスの復元を有効にする」にチェックを入れることで有効にすることができ、「復元情報の保存間隔」で何分おきに保存してもらうかを設定することができます。
この指定時間ごとに保存されたデータの中で1番最新のものが復元されるようになっています。
初期化を行うことでこの復元用のデータが削除されます。
メッセージの再表示
CLIP STUDIO PAINTでは作業中に様々なメッセージが表示されることがあります。
このようなメッセージウィンドウが出た時に「再表示しない」にチェックを入れて閉じると今後同じメッセージは表示されないようにすることができます。
初期化を行うことでこの再表示しない状態をなくし、再びメッセージが表示されるようになります。
スマートフォン接続情報
クリスタではスマートフォンを片手入力デバイスとして使用することができるコンパニオンモードという機能があります。
このコンパニオンモードを利用する際にクリスタとスマートフォンを接続するのですが、初期化を行いますとコンパニオンモードを利用する前の状態に戻します。
スマートフォンの接続情報が初期化されても、再び接続作業を行えばコンパニオンモードは利用することができます。
バックアップファイルの削除(スマホ・タブレット版のみ・Ver.2.2.0~)
※こちらはVer.2.2.0から追加され、スマホ・タブレット版クリスタでのみ表示される項目です。
クリスタでは保存した時に保存データとは別にバックアップデータとして同じデータを保存してくれています。
関連記事
このバックアップデータを削除することができます。
バックアップデータを削除することでソフト(アプリ)内の容量が減り、動作が軽くなる場合があります。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)を初期化することで不具合が改善されることがある!
クリスタはデジタルソフトですので、まれに表示がおかしくなるなどの不具合が生じる場合があります。
そういった場合に不具合が生じた項目を初期化することで不具合が改善される可能性があります。
私の場合はスマホ版クリスタのフォント一覧が画像↓の左側のようにはみ出した表示になっていたのですが、「ウィンドウ表示位置」「フォント」「フォントリスト」など関連項目にチェックを入れて初期化することで元の表示に戻すことができました。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)は項目別に初期化ができる!
「初期化」といえば全ての項目を一気に最初の状態に戻す作業というイメージですが、クリスタの場合は上記のように初期化したい項目を選んで実行することができます。
その為、クリスタを完全に初期状態に戻したい時以外に「一部の設定だけを元に戻したい」場合などでもこの初期化の作業を利用することができます。
クリスタの設定などで部分的に初期化したい場合はこの記事を参考にしていただければと思います。
それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!
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