クリスタのテキストで出来る23のコト!!

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皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。

今回はイラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)のテキスト機能で出来ることを23のジャンルに分けて紹介させていただきます。

クリスタ:テキスト機能


クリスタでの漫画制作する際のセリフ入力の他に、テキストを利用したイラスト、サムネイル制作などにも利用できますね。

それではよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!


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参考記事:クリスタを購入する3つの方法と手順紹介!!

目次

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のテキスト入力方法

困った時は:クリスタのウィンドウ・アイコン・項目がない時の見つけ方!!

クリスタの「テキストツール」で好きな場所に文字入力!

クリスタでテキストを入力する時には「テキストツール」を使用します。

クリスタ画面の左端にあるツールパレットから「テキストツール」を選択します。

クリスタのテキストツール


テキストツールを選択した状態でクリスタの制作画面に表示されているキャンバスの好きな場所をタッチすることでテキストの入力カーソルが表示され、キーボードで入力するという形になります。

クリスタのテキスト入力


テキストを入力しましたら、以下の3つの方法のいずれかでテキスト入力確定の操作をします。

[Shift]+[Enter」
※[Enter]を押すだけですと改行になります。


テキスト入力中に表示される「テキストランチャー」の「確定のアイコン」をタッチする


テキスト以外の場所をタッチする

クリスタのテキスト入力確定


テキストの入力が完了しましたら、クリスタ画面右下のレイヤーパレットに「テキストレイヤー」が作成されます。

クリスタのテキストレイヤー


ちなみに、テキストの周りの表示(ハンドル)はテキストツールもしくはオブジェクトツールの使用時にテキストレイヤーを選択すると表示されるものですので書き出し時には表示されません。

クリスタのテキスト「リサイズハンドル」


また、別の場所にテキストを入力したい場合は改めてテキストツールでキャンバスをタッチして入力していきましょう。

MEMO

テキスト入力時に、入力した最初の文字が画面に大きく表示されてテキストが隠れてしまう現象が稀に確認されます。

こちらは単なる不具合ですので制作中のファイルデータを保存してクリスタを再起動させれば直るかと思います。

(再起動せずに別のツールを使用していると自然と直っている場合もあります)

※デバイスの設定によって表示されるものとは別の現象です。

クリスタのツールプロパティでテキスト内容を変更!

クリスタで入力するテキストは、テキストツールの「ツールプロパティ」もしくは「サブツール詳細ウィンドウ」で設定ができます。

クリスタのツールプロパティとサブツール詳細(テキスト)
MEMO

「サブツール詳細ウィンドウ」はツールプロパティ右下の「スパナのマーク」を押す、もしくはCLIP STUDIO PAINT画面上部から「ウィンドウ」→「サブツール詳細」と選択することで表示させることができます。


また、テキスト入力中に表示される「テキストランチャー」の「ペンのマーク」をタッチすることでもサブツール詳細ウィンドウを表示させることができます。


クリスタでは、このツールプロパティもしくはサブツール詳細での設定内容によって様々なテキストを表示させることができます。

ポイント

Ver.2.0以降では設定→テキスト入力という作業を行う場合、「ツールプロパティ」カテゴリーの「設定対象」を「新規のみ」にしておきましょう。

クリスタのテキストツール「新規のみ」


ここで「選択中」を設定し、キャンバス上のテキストを選択している状態でツールプロパティやサブツール詳細ウィンドウの設定を変更しますとその選択しているテキストの設定内容が変更されてしまいますので注意しましょう。


ちなみに、選択しているテキストを編集する状態ですと選択しているテキストの文字と「テキスト編集中」の表記が出ますので見た目でも分かりやすいかと思います。

クリスタのテキストツール(編集中)


このテキストツールの設定はテキストを入力前に変更するのはもちろん、入力したテキストを選択した状態で変更することでテキスト入力後の設定変更も可能です。

クリスタの設定変更

※テキストの選択は文字入力できる状態でテキスト上をドラッグ、もしくは[Shift]を押しながら十字キーでカーソル移動させることでできます。

※文字入力ができる状態で[Ctrl(Command)]+[A]でテキスト全てを選択することもできます。


また、こういったテキストの設定は同じキャンバス上でも配置したテキスト別に設定を変えることができますし、同じテキスト内でも一部分を選択すればそこだけ設定を変えることも可能です◎

※設定の中にはテキストの一部だけ変更することができないものもあります。

クリスタのテキスト設定


では、具体的にどんな設定ができるのかを次項から紹介していきます。

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のテキスト設定紹介!

困った時は:クリスタのウィンドウ・アイコン・項目がない時の見つけ方!!

テキストのフォントを変更できる!

クリスタのテキストはツールプロパティもしくはサブツール詳細の「フォント」の項目でお好みのフォントに変更することができます。

クリスタのフォント一覧
クリスタ:フォント


クリスタで入力できるテキストのフォント一覧の内容はCLIP STUDIO PAINTが入っているデバイスで使用できるフォントによって変わります


また、先述の通り部分的にテキストのフォントを変更することもできます。

ポイント

フォント一覧の左下にあるアイコンでフォント一覧の表示方法を変更することもできます。

クリスタのフォント一覧(表示変更)


※固定テキストは画像の通り「012abcABCあいう」となっております。


ちなみに、Windows版クリスタではVer.3からフォント名の後に太さやスタイルを表すワード(ウェイト)が表記されるようになりました。

クリスタのフォント(ウエイト)


ちなみに、ウェイトが表す意味は以下になります。

フォントのウェイト


また、「イタリック(italic)」は「斜体」を意味します。

クリスタの「フォントリスト」機能でフォント選択を便利に!

クリスタのフォント一覧はそのままでは多くのフォントが表示されるため、フォントの選択が大変な場合があります。

そこでフォントリスト機能を利用すればお好みのフォントだけを一覧に表示させることができるようになります。

クリスタのフォントリスト


詳しくは以下の記事を参考にしていただければと思います。

クリスタでよく使うフォントをまとめるフォントリスト機能!!

クリスタの「合成フォント」機能も便利!

クリスタにはテキストの種類(ひらがな・漢字・アルファベットなど)によってフォントを自動で変更することができる「合成フォント」という機能があります。

クリスタ:合成フォント


予め設定しておくと、後は入力するだけでクリスタ側がフォントを変更してくれます。

詳しい設定方法は以下の記事を参考にしていただければと思います。

フォントを自動変更!クリスタの合成フォントが便利!!

クリスタの購入特典で「イワタアンチック体B」を無料ダウンロードできる!

クリスタを購入・契約しますと特典として「イワタアンチック体B」というフォントをダウンロード・使用することができます。

イワタアンチック体Bフォント


クリスタ購入特典の「イワタアンチック体B」には漫画のセリフなどで使用できる「!!!」といった記号も含まれており、ダウンロードして損はないかと思います。

詳しいダウンロード方法は以下の記事を参考にしていただければと思います。

クリスタ購入特典!漫画で使えるフォントをダウンロードしよう!!

MEMO

クリスタVer.3以降ではCLIP STUDIO PAINTのアプリ自体に「イワタアンチック体B(I-OTFアンチックStdB)」が入っていますのでクリスタをダウンロードするだけで使用できます。

フォントをダウンロードしてクリスタに追加できる!

クリスタで使用できるフォント=デバイスで使用できるフォントですので、デバイスにフォントを新しくダウンロード・インストールすることでクリスタで使用できるフォントを追加することができます。

※デバイスによってフォントをダウンロード・追加できない場合もあります。

クリスタでフォントを追加する方法!!(全デバイス対応)

【Ver.2.1.0~】フォントの検索機能

クリスタVer.2.1.0から、フォント選択画面にて新しい機能が追加されました。

MEMO

「ダウンロード・パッケージ版クリスタ」をVer.2.1.0にアップデートするにはアップデートプランの契約か、Ver.3を購入する必要があります。

【クリスタVer.3】アップデートプランの契約方法を紹介します!!

フォントのキーワード検索機能

テキストツールのフォント一覧を開きますと、上部にキーワード入力欄が表示されます。
こちらに任意のワードを入力することでそのワードが名前に含まれるフォントを絞り込み表示させることができます。

クリスタのフォント名検索

「最近使用したフォント」の表示

フォントリストが「すべてのフォント」の時、フォント一覧の1番上に「最近使用したフォント」が最大10件まで表示されるようになりました。

クリスタ「最近使用したフォント」


ここでよく使うフォントを選択しやすくなりますね。

また、左側の「V」をタッチすることで一覧を折りたたむこともできます。

クリスタ「最近使用したフォント」(折りたたみ)

テキストのサイズを変更できる!

クリスタのテキストはツールプロパティもしくはサブツール詳細の「サイズ」の項目でテキストのサイズ(大きさ)を数値で設定することができます。

クリスタのテキスト(サイズ)


テキストのサイズ単位は環境設定で設定した単位になります。
ちなみに「1 Q=0.7114 pt=0.25 mm」です。

クリスタのテキスト(単位)


参考記事

初心者に知ってほしいクリスタの環境設定23選!!

ポイント

漫画におけるテキストのサイズは一般的に商業用(B4)で20 Q(約14.2 pt)、同人誌用(A4)で18 Q(約12.8 pt)と言われることが多いです。

また、WEB上に公開してスマホで読んでもらうことを想定して上記のサイズより少し大きめのテキストにするといった考え方もあります。


クリスタのテキストの「サイズ」の項目にはテキスト全体のサイズだけでなく、「水平比率」「垂直比率」といった項目もあり、テキストを細くしたり平べったくしたりすることもできます。

クリスタのテキスト(水平比率・垂直比率)


また、テキストの周囲に表示される「ハンドルの●」をドラッグすることで感覚的にサイズを変更させることもできます。

※「オブジェクトツール」でも同様の操作が可能です。

クリスタのテキスト(サイズ変更)
注意

テキストのハンドルが表示されない場合は「リサイズハンドルを表示」のチェックが外れている可能性があります。

クリスタのテキスト「リサイズハンドルを表示」


また、「縦横比固定」にチェックが入っていない場合、ハンドルでサイズ変更すると縦横比がバラバラになってしまいます(自由変形になる)ので注意しましょう。

クリスタのテキスト「縦横比固定」

テキストの色・背景色を変更できる!

クリスタのテキスト(色・背景色)

テキストの色の変更

●クリスタのカラーパレットで色を変更する

クリスタのテキストの色はカラーパレットでの色の選択によって変更することができます。

クリスタ:カラーパレット


また、テキストツールのサブツール詳細ウィンドウ内にある「テキストの色」の項目でテキストの色を「メインカラーで選択中の色」にするか「サブカラーで選択中の色」にするか「自分で指定した色(ユーザーカラー)で固定」の3つから色の変更方法を設定することができます。

※「テキストの色」の設定項目はテキストの入力前でないと設定できません。

クリスタのテキスト「テキストの色」
クリスタ:カラー


テキストに使用するカラーが決まっている場合は「ユーザーカラー」に設定しておきますとテキスト入力の際にわざわざ色を指定する手間を省くことができますね。

MEMO

ユーザーカラーの指定は、「ユーザーカラーを選択」から指定するか、

クリスタのテキスト「ユーザーカラーを選択」


「ユーザーカラーのアイコン」を選択している状態でもう1度アイコンをタッチすることでカラーパレットで選択中の色をユーザーカラーにすることができます。

クリスタのテキスト「ユーザーカラー」


入力後のテキストの色を変更する場合はテキストを選択してカラーパレットの色を変更する、もしくはサブツール詳細ウィンドウの「」の項目にあるカラー部分をタッチすることで開く「色の設定ウィンドウ」で色を指定しましょう。

クリスタのテキスト「色」
●クリスタの「レイヤーカラー」でテキストの色を変更する

クリスタにはレイヤー全体に色を指定することができる「レイヤーカラー」という機能があります。

このレイヤーカラーはテキストのレイヤーにも使用することができます◎

クリスタのテキスト(レイヤーカラー)


参考記事

クリスタのレイヤーカラーが変な色になる原因は「元の色」だった!

テキストの背景色の変更

クリスタではサブツール詳細の「背景色」にチェックを入れることで背景色を表示させることができます。

クリスタのテキスト「背景色」


「背景色」にチェックを入れることで表示されるカラー部分をタッチすると開く「色の設定ウィンドウ」で色の変更ができるようになり、不透明度も設定できるようになります。


ただし、テキストの背景色はテキスト全体に設定されます。

テキストのスタイル・アンチエイリアスを設定できる!

テキストのスタイル

「スタイル」とは「太字」や「斜体」などのテキストの表示を指します。

クリスタで設定できるテキストのスタイルは以下の4つです。

クリスタのテキスト「スタイル」
クリスタのテキスト(スタイル)


ただし、「縦書き」の場合は「太字」と「斜体」の2つしか設定できません。


また、テキストのスタイルは重複させることも可能です。

クリスタのテキスト(スタイルの重複)
MEMO

フォント自体に太字や斜体の要素が既に含まれているものは「スタイル」を設定しても変化がない場合があります。


さらに「袋文字」の項目にチェックを入れることでテキストを輪郭だけの表示することができます。

つまり、文字の中は透過になります。

クリスタのテキスト「袋文字」


輪郭の太さは「細」「太」の2種類から選択する形になります。
(差が分かりにくいですが…)

ここから自分で輪郭の太さを大きくしたい場合は後述の「フチ」を設定しましょう。

テキストのアンチエイリアス

「アンチエイリアス」とは線などの端部分をぼやけさせる機能を指し、そのぼやけがあることで周囲に馴染みやすくなります。

クリスタのテキストでは「キャンバス設定」「オン」「オフ」の3つから選択することができます。

クリスタのテキスト「アンチエイリアス」
クリスタのテキスト(アンチエイリアス)


描画ツールのようにアンチエイリアスの度合いを設定することはできないようです。

※テキストツールをラスターレイヤーに変換(ラスタライズ)することでぼかし効果を与えることは可能です。

MEMO

「キャンバス設定」ではキャンバス新規作成時の基本表現色の設定によってアンチエイリアスのオン・オフが自動で変わります。

クリスタの新規作成「基本表現色」


「モノクロ=オフ」「グレー・カラー=オン」という形になります。

※入力後のテキストでは「オン」と「オフ」の設定だけになります。

文字・行の間隔を調整できる!

クリスタのテキストでは「字間」「文字詰め」で文字同士の間隔を、「行間」では改行した時の行の間隔を数値で調整できます。

文字間の調整

●「字間」

クリスタのテキスト「字間」


●「文字詰め」

クリスタのテキスト「文字詰め」


ちなみに同じテキスト内でも一部分だけ選択状態にすればその箇所だけの間隔を調整させることが可能です。


また、「字間」と「文字詰め」は効果が似ていますが

「字間」=「次の文字までの間隔」
「文字詰め」=「文字前後の隙間を詰める割合」

という違いがあります。

その為、「文字詰め」を最大値にしてもテキストは重なりませんが、「字間」を最小値(マイナス)にしますとテキストが重なります。

クリスタのテキスト(文字詰めと字間の違い)

行間の調整

クリスタのテキスト「行間」


「行間」は「長さ指定」と「パーセント指定」の2種類の指定方法から選択することができます。

クリスタのテキスト「行間・指定方法」


●「長さ指定」
行間が指定した数値の幅にします。
「-(マイナス)」数値にしますと行が重なります。

MEMO

数値の単位はクリスタ環境設定「定規・単位」カテゴリーの「テキストの単位」で設定した単位になります。

初心者に知ってほしいクリスタの環境設定23選!!

●「パーセント指定」
行間がテキストのサイズに対しての割合になります。
「100(%)」でピッタリくっついた状態になり、「200(%)」で1行分の行間ができます。
「100(%)」より低い数値になると行が重なります。


また、「長さ指定」はルビも含めた行間になるのに対し、「パーセント指定」は本文のみで行間を指定します。

クリスタ「行間」の指定方法の違い

「カーニング」による字間調整【Ver.2.3.0~】

MEMO

「ダウンロード・パッケージ版クリスタ」をVer.2.3.0にアップデートするにはアップデートプランの契約か、Ver.3を購入する必要があります。

【クリスタVer.3】アップデートプランの契約方法を紹介します!!


クリスタVer.2.3.0から、テキストの「フォント」カテゴリーに「カーニング」が追加されました。
「カーニング」とは2文字間の間隔を調整する機能です。

※「illustrator」や「Photoshop」に搭載されています。

テキストを入力する状態の時にカーソルを文字間に持っていくことで設定が可能になります。

クリスタ「カーニング」


設定内容は「数値指定」と「メトリクス」の2種類があります。


●「数値指定」
カーソルの左側のスペースの間隔を任意の数値で調整します。
初期数値が「0」でー1000~1000の数値で設定します。

+数値ですと間隔が広くなり、

クリスタ「カーニング」(+数値指定)


-数値ですと間隔が狭くなり、数値によっては文字同士が重なります。

クリスタ「カーニング」(-数値指定)
ポイント

ちなみに、[Alt(Option)]+十字キーでもカーニングの数値を「20」ずつ変更していくことができます。

横書きの時は左右キー、縦書きの時は上下キーを使用します。

([下][右]キーで間隔を広く、[上][左]キーで間隔を狭くします)

[Alt]+十字キー


●「メトリクス」
使用するフォントに文字間隔に関する情報が含まれている場合、その情報を基に間隔を自動調整します。
フォントに文字間隔に関する情報がない場合は変化がありません。

クリスタ「カーニング」(メトリクス)

※手元のクリスタでもメトリクスが実行できるフォントはかなり少なかったです。

MEMO

ちなみに、テキストを1文字選択状態にすることで「字間」でも似た調整が可能ですよ。

クリスタ「字間」で文字間調整


これでしたらVer.2.3.0より前のクリスタでも利用可能ですね。

注意

「カーニング」は「欧文合字」がONの時には利用できませんので注意しましょう。

クリスタ「カーニング」×「欧文合字」

テキストの縦書き・横書き、行揃えの変更ができる!

縦書き・横書き

日本語は縦書き、横書きの両方を使用しています。(漫画のセリフですと基本的に縦書きですね)

クリスタのテキストでは縦書き・横書きを自由に変更できます。

クリスタのテキスト「文字方向」


ただし、同じテキスト内で縦書き・横書きを共有することはできません。

MEMO

同じ1つのテキスト内で共有できないだけで、同じキャンバス内では縦書き・横書きを共有させることはできます。

クリスタのテキスト(縦書き・横書き)

行揃え

テキストが改行してある場合、行を端で揃えるか中央で揃えるかを設定できます。

クリスタの行揃え

縦書きテキスト内の半角文字を横並びにできる!(縦中横)

クリスタの縦書きテキストで数字・アルファベット・記号などを半角で入力した場合、基本的には横向き表示になってしまいます。

クリスタのテキスト(半角文字)


こういった場合、クリスタのテキストツールにて「自動縦中横」(じどうたてちゅうよこ)を設定することで半角文字を縦向きに自動で変更させることができます。

クリスタのツールプロパティもしくはサブツール詳細にて「自動縦中横」の項目を「1文字」~「4文字」のいずれかを選択しましょう。

クリスタのテキスト「自動縦中横」


これで最大4文字まででしたら半角文字が縦向きに自動変換されます。


ちなみに、「自動縦中横」で選択する文字数は最大文字数です。

つまり、「4文字」を選択している状態ですと1文字~4文字までの半角文字を縦向きに変換してくれます。

最大文字数を超えると横向きに戻ってしまいます。


この方法で漫画のセリフなどで「!!?」といった感嘆符を表示させることができますね。

※必要であれば文字詰めなどの設定を追加しましょう。

クリスタ:テキスト(文字詰め)


関連記事

クリスタで「!!!!」「!!?」などの特殊記号・感嘆符の作り方!!

一部だけ、もしくは5文字以上の半角文字に「縦中横」を適用したい時

「自動縦中横」の設定ですと入力したテキスト全てに縦中横が適用されます。

テキストの中の一部の半角文字だけに縦中横を適用させたい場合は「自動縦中横」は「なし」の設定にし、適用させたい半角文字を選択して「縦中横」にチェックを入れるとその文字だけに縦中横を適用させることができます。

クリスタの自動縦中横設定
クリスタのテキスト「縦中横」


この方法ですと5文字以上でも縦中横を適用させることができます。

【補足】縦書きテキストでアルファベットを縦並びにしたい場合

アルファベットを縦並びに表示したい場合は全角のアルファベットを入力しましょう。
クリスタの縦中横は半角文字を横並びにする機能ですので全角文字を打てばそのまま縦並びに表示されます。

クリスタのテキスト(全角と半角)


ただし、フォントによっては全角アルファベットを入力した時でも文字が横向きになってしまう場合もあります。

クリスタテキストのアルファベット表示(横向き)


その場合はテキストツールのサブツール詳細ウィンドウ「テキスト」カテゴリーの「自動縦中横」を「なし」に設定した状態でアルファベットを入力し、

その後に1文字ずつアルファベットを選択状態にしてからサブツール詳細ウィンドウ「フォント」カテゴリーの「縦中横」のチェックを入れましょう

クリスタでアルファベットを縦並びにする


すると選択したアルファベットが縦向きに変換されます。
1文字ずつこの操作をしなければなりませんが、この方法でアルファベットを縦並びにできます。

テキストにフチを付けられる!

クリスタのテキストには「フチ」を付けることができます。

ツールプロパティもしくはサブツール詳細の「フチ」の項目でチェックを入れるとフチの太さと色を設定できるようになります。

クリスタのテキスト「フチ」


フチの色は色が表示されている部分をタッチすること開く「色の設定ウィンドウ」で変更することができます。


フチの太さの単位と最大値はクリスタ環境設定の「長さの単位」での設定によって変わります。

※「mm」より「px」に設定した方が(なぜか)フチの最大幅は大きいです。

クリスタの環境設定「長さの単位」


また、フチはテキスト全体に付きますのでテキストの一部分だけフチを付けることはできません。

クリスタの「テキストのフチ」の少しややこしい仕様

先述のように、クリスタのテキストに付けるフチには最大値があります。

しかし、テキストのフチを最大値にした状態でテキストのハンドルを使って拡大しますとフチのサイズが最大値を超えた状態になります。

※「サイズ」項目での数値入力による拡大ではフチの太さのサイズは変更されません。

クリスタのテキスト(フチの最大値)


しかし、そこからフチのサイズを再入力しようとしますと数値が元の最大値に戻ってしまいます

クリスタのテキスト(フチの最大値)


クリスタのテキストのフチにはこういった「仕様」がありますので注意しましょう。

レイヤーの「境界効果」でもフチを付けることができる

クリスタのレイヤープロパティパレットの「効果」の項目にてそのレイヤー全体に様々な効果を付けることができ、その中1つに「境界効果」というものがあります。

クリスタの境界効果でフチを作る方法と使用例!!


「境界効果」とはそのレイヤーにある線全てにフチを付けることができる設定です。もちろんフチの太さや色も設定できます。

※境界効果のフチの太さの単位も環境設定の「長さの単位」で設定したものになります。


この「境界効果」はテキストレイヤーでも設定できます。

クリスタの境界効果(テキストレイヤー)


この「境界効果」でテキストにフチを付けた場合はテキストのハンドルで拡大したとしてもフチの太さが変更されることがありません。

また、クリスタ環境設定で「長さの単位」を「mm」に設定している場合は「テキストのフチ設定」より境界効果の方が太いフチを付けることができます。

テキストに「ルビ(ふりがな)」を付けることができる!

クリスタ:ルビ振り


テキストを入力後にルビを付けたい文字を選択しますとツールプロパティもしくはサブツール詳細の「ルビ設定」が選択できるようになり、ここで選択したテキストのルビを入力することができます

また、ルビのフォントやサイズ、位置や間隔の調整なども設定できます。

※ルビは漢字以外の文字でも付けることができます。

クリスタのテキスト「ルビ設定」
クリスタのテキスト「ルビ」


なお、ルビの色はテキストと同じになります。

ルビが他のテキストと重なる場合は「行間」を調整しましょう。

MEMO

テキストとルビの色を別にしたい場合はルビ設定ではなく、ルビの文字も同じテキスト内に入力し、ルビとなる文字のサイズや行間・字間、色を変更させればいいでしょう。(ルビの位置の調整が少し難しいですが…)

クリスタのテキスト(テキストとルビで異なる色)

テキストを変形・移動ができる!

テキストの変形

先述の『テキストのサイズを変更できる!』の項目にて、テキストのハンドルを利用したサイズ変更(拡大・縮小)を紹介しましたが、クリスタのテキストではさらに他の変形もできます。

ツールプロパティもしくはサブツール詳細の「変形方法」の項目にて任意の変更方法を選択することでハンドル操作での変形方法を変えることができます。

クリスタのテキスト「変形方法」


テキストの変形方法を変更すればあとはテキストのハンドルの「●」部分をドラッグすることで選択した変形が行えます。

クリスタのテキスト「平行ゆがみ」


このテキストの変形はCLIP STUDIO PAINT画面上部から「編集」→「変形」と選択することでも行えます。

参考記事

クリスタなら絵・イラストをこれだけ自在に変形できる!!

また、「回転角」「傾き(横)」「傾き(縦)」の数値を変更することでもテキストの変形をすることができます。

クリスタのテキスト「変形設定」


さらに、「左右反転」「上下反転」のアイコンをタッチすることでテキストを反転されることもできます。

クリスタのテキスト「変形設定(反転)」


また、テキストのハンドルをドラッグすることでもテキストを反転させることができます。

クリスタのテキストをドラッグで反転
MEMO

テキストの変形はテキスト全体に反映されますので、同じテキスト内で一部変形という表示はできません。

テキストの移動

クリスタではテキストツールを選択している状態でハンドルの「●以外の部分」にポインター(ペン)を持っていきますと「移動アイコン」が表示されます。

クリスタのテキスト(移動アイコン)


この状態でドラッグすることでテキストを移動させることができます。

※「オブジェクトツール」でも同様の操作が可能です。

クリスタのテキスト移動


また、「レイヤー移動」ツールを使用すればポインター(ペン)の位置を気にせずにテキストレイヤーを移動させることができます。

クリスタのレイヤー移動ツール

記号を直接入力できる!

クリスタではテキストを入力中にツールプロパティもしくはサブツール詳細の「文字一覧」を選択すると文字や記号の一覧ウィンドウが開きます。

※「文字一覧」の項目はテキスト入力中にのみ表示されます。

クリスタ:文字一覧

クリスタ:文字一覧


右上でフォントを、左上で文字の種類を選択して一覧表示を切り替えることができます。

この一覧の文字・記号をタッチすることで直接入力することができます。

※連続入力も可能

クリスタのテキスト「文字一覧」


キー入力などでどう打てば表示できるのか分からない文字や記号をこの一覧から探すことができるわけですね(かなりの数ですが…)。

「イワタアンチック体B」で表示できる「!!!」もここから見つけることがでますよ。

クリスタ購入特典!漫画で使えるフォントをダウンロードしよう!!

テキストレイヤーをまとめられる!

クリスタのテキストツールで文字を入力しますと「テキストレイヤー」が作成されます。

初期設定では1つのテキストにつき1つのテキストレイヤーが作成されるのですが、漫画制作になりますと結構な数のテキストレイヤーを作成することになります。

クリスタのテキストレイヤー


このテキストレイヤーを設定で1つになるようにすることもできます。

ツールプロパティもしくはサブツール詳細の「追加方法」の項目で「選択中のテキストに追加」を選択しましょう。

クリスタのテキスト「選択中のテキストに追加」


この設定にしますと1つのテキストレイヤーを選択中に別のテキストを入力しますとレイヤーは1つのままになります。

クリスタのテキスト(選択中のテキストに追加)


この設定の場合、画像のようにそのレイヤーが表示させているテキスト全てを囲うガイド線が表示されます。このガイド線もハンドル同様、書き出し時には表示されません。


また、編集はテキスト別に行うことができますのでご安心を◎


ただし、先述の「境界効果」や「レイヤーカラー」のようにレイヤー全体に効果を与えるものは全てのテキストにその効果が付いてしまいますので注意しましょう。


ちなみに、「選択中のテキストに追加」の設定をしていてもテキストレイヤーを選択していない場合は新しくテキストレイヤーが作成されます。


また、テキストレイヤーを結合することで後から1つのレイヤーにまとめることもできます。

クリスタのテキストを結合

クリスタでレイヤーを1つにする結合方法とその仕様を紹介!!

テキストにレイヤーマスクを付けられる!

クリスタのレイヤーマスク機能とはレイヤー上にある線を部分的に非表示にさせる機能です。

消しゴムツールで消しているのとは違い、非表示にしているだけですので何回でも表示・非表示を変えることができます。

クリスタ:レイヤーマスク


このレイヤーマスク機能ですが、線だけでなくテキストにも付けることができます。

クリスタ:テキストにマスク



↑画像のようにセリフが被っている時の表現などに使えますね。

レイヤーマスクの詳しい作成方法は以下の記事を参考にしていただければと思います。

クリスタのレイヤーマスク(隠す)機能と使い方!!

テキストを編集可能レイヤーに変換できる!(ラスタライズ)

クリスタのテキストは基本的にペンツールで直接線を加えたり消しゴムツールで消したりすることができません。

しかし、編集可能なレイヤー(ラスターレイヤー)に変換することでテキストの入力機能は失いますが、描画などの編集を加えることが可能になります。

別のレイヤーをラスターレイヤーに変換することを「ラスタライズ」といいます。

テキストレイヤーを選択している状態でCLIP STUDIO PAINT画面上部から「レイヤー」→「ラスタライズ」と選択しましょう。

クリスタのラスタライズ


これだけでテキストレイヤーがラスターレイヤーになります。

※テキストレイヤーのアイコンもなくなります。

クリスタのテキスト(ラスタライズ)


ラスタライズを行えば通常の描画のようにペンで線を追加することも消しゴムで消すこともできます。

また、テキストの変形機能ではできなかった「メッシュ変形」などもできるようになります。

クリスタのテキスト(ラスタライズ)


ただし、変形などの編集を繰り返して行いますと通常のラスターレイヤーのようにぼやけが発生していきますので注意しましょう。

テキスト内にある約物の字幅を自動で半角にできる!

「約物」とは括弧や句読点などの記号のことです

ツールプロパティもしくはサブツール詳細の「約物の字幅を半角にする」にチェックが入っていますと、特定の記号が半角の幅で入力されるようになります。

クリスタのテキスト「約物の字幅を半角にする」
クリスタのテキスト(約物の字幅を半角にする)


ただし、一部の記号は全角幅で表示されるようです。

テキストをフレーム内のみの表示にできる!

「フレーム」とはテキストの周囲に表示されているハンドルのことです。

ツールプロパティもしくはサブツール詳細の「フレームで折り返す」の項目にチェックを入れますと、ハンドルの範囲内でしかテキストが表示されなくなります。

クリスタのテキスト(フレームで折り返す)


この項目はクリスタのバージョンによってカテゴリーが変わります。


●Ver.2.2までは「テキスト」カテゴリー

クリスタのテキスト「フレームで折り返す」


●Ver.2.3からは「行間・揃え」カテゴリー

クリスタ「フレームで折り返す」


テキストのハンドル(フレーム)のサイズは先述の通りドラッグ操作で変形でき、折り返しの場所を調整できますが、その際にテキストの拡大・縮小はしなくなります

※テキストのサイズ変更をしたい場合はツールプロパティの「サイズ」の数値を変更させて下さい。

クリスタのテキスト(フレームで折り返す)


また、ハンドルの範囲を超える文字数になりますとその部分は表示されなくなります。

クリスタのテキスト(フレームで折り返す)


漫画のフキダシなど特定の範囲内に文字を入れたい時の調整などに役立ちますね。

フレーム内の均等揃えの内容が変更【Ver.2.3.0~】

MEMO

「ダウンロード・パッケージ版クリスタ」をVer.2.3.0にアップデートするにはアップデートプランの契約か、Ver.3を購入する必要があります。

【クリスタVer.3】アップデートプランの契約方法を紹介します!!

クリスタを無期限Ver.2・Ver.3に!優待バージョンアップ購入方法!


クリスタVer.2.3.0から、「フレームで折り返す」の「フレーム揃え」が「均等揃え」に変更され、設定項目に「両端揃え」が追加されました。
各アイコンを選択することでフレーム内のテキストの行の揃え方を設定できます。

※「フレームで折り返す」にチェックが入ってない時は設定できません。

※アイコンの線の向きは「縦書き」「横書き」かで変わります。

クリスタ「均等揃え」
注意

「均等揃え」を設定する場合は設定したいテキストを選択状態にしてから行いましょう。

クリスタでテキストを選択
クリスタ「均等揃え」
MEMO

Ver.2.3.0より前のクリスタでは「テキスト」カテゴリーの「フレーム揃え」の項目で「両端揃え」以外の並べ方を設定できます。

クリスタのテキスト「フレーム揃え」
ポイント

クリスタVer.3より前のバージョンでは、「フレームで折り返す」・「両端揃え」設定のテキスト内に「縦中横」がありますと文字の位置がズレる現象が発生していたのですが、Ver.3以降では改善されています。

クリスタ「フレームで折り返す」「両端揃え」「縦中横」設定によるバージョンの違い

テキストレイヤーは複製できる!

クリスタのテキストレイヤーは複製して同じテキストを作ることができます。

クリスタのテキスト複製


クリスタでのテキストの複製方法は以下の3つです。

●テキストレイヤーを選択している状態でCLIP STUDIO PAINT画面上部「レイヤー」→「レイヤーを複製」と選択


●テキストレイヤーを選択している状態で[Ctrl(Command)]+[C]→[Ctrl(Command)]+[V]と入力(コピー&ペースト)


●レイヤーパレット内でテキストレイヤーを[Alt(Option)]押しながらドラッグ移動


テキストを複製しますと同じ場所にテキストが表示されますので複製直後は見た目上変化がありませんが、テキストを移動させると複製されていることが分かります。

クリスタのテキスト(複製)
注意

先述の設定でテキストの追加方法を「選択中のテキストに追加」にしている場合、[Ctrl(Command)]+[C]→[Ctrl(Command)]+[V]の方法でテキストの複製を行いますとレイヤーパレットにテキストレイヤーが複製されませんので気付きにくいですが、テキストを移動させるとちゃんと複製されています。

クリスタEXページ管理機能の「作品情報」「ノンブル」も編集できる!

※「テキストツール」による機能ではないのですが、こちらも紹介させていただきます。


最上位グレードのクリスタEXでは原稿用紙にタイトルや作者名などの作品情報やノンブル(ぺージ番号)を表示させることができます。

クリスタ:作品情報/ノンブル

クリスタ新規作成「作品情報」の設定内容を説明します!

クリスタ新規作成「ノンブル」の設定内容を説明します!


これらの作品情報やノンブルを「オブジェクトツール」で選択状態にしますと、ツールプロパティやサブツール詳細の設定を変更することでテキスト編集をすることができます。

クリスタ:ノンブル(オブジェクトツール)

クリスタ:ノンブル(オブジェクトツール)

クリスタVer.2.0以降はドラッグ操作や複数選択もできる!

クリスタVer.2.0からテキストツールの設定項目に「操作」カテゴリーが追加され、テキストツールでの操作方法が増えました。

「ドラッグ」

キャンバス上でテキストツールをドラッグした時の内容を「テキストボックス作成」「テキスト選択」「なし」の3つから設定できます。

クリスタのテキストツール「ドラッグ」


テキストボックス作成」を設定してキャンバス上をドラッグしますとテキストボックスを作成することができます。

クリスタのテキストボックス作成


テキストボックス作成後、そのままテキストを入力しますとボックス内で自動改行されるテキストを入力することができます。
(もちろん、自分で改行することもできます。)

クリスタのテキストボックス


テキスト選択」を設定しますと、ドラッグ操作によってその範囲内にあるテキストを複数選択できるようになります。

クリスタのテキストツールでドラッグ選択

「選択の追加」

3つのアイコンから選択することでテキストツールでキャンバス上のテキストをタッチした時の結果が変わります。

クリスタのテキストツール「選択の追加」


新規追加」の場合はタッチしたテキストのみ選択状態にします。

追加選択」の場合はタッチするテキストをどんどん選択状態にしていきますので複数選択が可能になります。

クリスタのテキストツール「追加選択」


選択状態の切り替え」の場合は、テキストをタッチするたびに「選択状態」と「選択していない状態」とが切り替わります。

クリスタのテキストツール「選択状態の切り替え」

クリスタVer.2.0以降はテキストをまとめて編集できる!

Ver.2.0以降のクリスタでは、先述のドラッグ操作や「追加選択」によってテキストを複数選択している状態でツールプロパティやサブツール詳細ウィンドウの設定内容を変更しますと選択したテキストをまとめて編集できるようになります。

クリスタのテキストを複数選択
クリスタのテキストをまとめて編集
注意

テキストをまとめて編集するには、サブツール詳細ウィンドウ「ツールプロパティ」カテゴリーの「設定対象」にて「選択中」を選択している必要があります。

クリスタのテキストツール「設定対象」

クリスタVer.2.0以降は「欧文合字(リガチャ)」もできる!

「欧文合字(おうぶんごうじ)」とはアルファベットを繋げて表記することを指します。

「フォント」カテゴリーの「欧文合字」にチェックを入れることで半角アルファベットを合字にすることができます。

クリスタのテキストツール「欧文合字」


ただし、欧文合字が可能なのは対応している一部のフォントに限られております。

クリスタで扱えるフォントの種類は使用するデバイスによって変わりますのでお手元のクリスタで欧文合字が可能なフォントをご確認ください。

【Ver.3.0】から「欧文合字」の設定場所が変更

Ver.3.0以降のクリスタでは、「欧文合字」は「フォント」カテゴリーの「Open Type機能」の項目にてアイコンでのON・OFF切り替えで設定できるようになりました。

クリスタ「欧文合字」(Ver.3.0)
クリスタ「欧文合字」のON・OFF(Ver.3.0)

クリスタVer.3.0からは「前後関係に依存する字形」にも対応!

Ver.3.0以降のクリスタでは、「フォント」カテゴリーの「Open Type機能」の項目にて「前後関係に依存する字形」の設定が追加されました。

クリスタ「前後関係に依存する字形」(Ver.3.0)


こちらをONの状態にしておくことで、前後の文字に合わせて文字の形が変わるようになります。

クリスタ「前後関係に依存する字形」nのON・OFF(Ver.3.0)


ただし、この表現が可能なのは対応している一部のフォントに限られております。

クリスタで扱えるフォントの種類は使用するデバイスによって変わりますのでお手元のクリスタで「前後関係に依存する字形」が可能なフォントをご確認ください。

クリスタVer.3.0からは円形テキストが作成できる!

Ver.3.0以降のクリスタから、テキスト機能を残したまま円形にする「円形配置」機能が追加されました。

クリスタの円形配置


詳しくは以下の記事で紹介していますので参考にしていただければと思います。

クリスタで円形テキスト(円形配置)を作成する方法!【Ver.3】

【補足1】クリスタのバージョンに対応したテキスト表示にもできる

クリスタのテキストはアップデートによって変化・進化していますが、サブツール詳細ウィンドウ「互換設定」カテゴリーにてバージョンを選択することで過去バージョンのテキスト表示にすることができます。

特に理由がなければ1番新しいバージョンを選択していればいいでしょう。

クリスタテキスト「互換設定」

※選択肢はテキスト表示に変化があったバージョンになっています。

※1.13.2はVer.1の最新バージョン(2023年12月現在)になります。

【補足2】クリスタVer.3.0から同梱されるフォントが追加

Ver.3.0以降のクリスタでは、クリスタ購入特典でダウンロードできるフォント「イワタアンチック体B」に加え、以下の4種類の「CLIP STUDIO COMIC」フォントが同梱されるようになりました。

クリスタCLIP STUDIO COMICフォント


つまり、クリスタVer.3.0以降にアップデートするだけで自動でフォント一覧に追加されるわけですね。

「CLIP STUDIO COMIC」は欧文に適した手書き感のある表現が特徴的なフォントになり、27の言語の言語に対応しています。

もちろん商用利用も可能ですよ◎

「CLIP STUDIO COMIC」についてはクリスタの公式ページでも詳しく紹介されています。

テキストツールを複製して設定ごとに分けることも可能

クリスタではサブツールパレットのメニュー(≡)からサブツールを複製することができます。

クリスタのテキストツールを複製


参考記事

クリスタのツール使用に関する豆知識まとめ!!


テキストツールを複製し、異なるフォントや異なる設定内容のものを用意しておけばツールを切り替えるだけで様々な内容のテキストツールをお手軽に使い分けできるようになります。

クリスタのテキストツールをフォント別に複製

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のテキストは表現方法が豊富!!

クリスタは漫画制作機能も充実していますのでセリフ入力の為のテキスト機能も充実しています。

クリスタ1つあれば漫画作品を最後まで制作することができるのです。

また、これだけの機能があれば漫画のセリフだけでなく画像編集などでも利用できそうですね。

皆さんもぜひお試し下さい◎

それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!


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