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皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。
今回はイラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)のテキスト機能で出来ることを23のジャンルに分けて紹介させていただきます。
クリスタでの漫画制作する際のセリフ入力の他に、テキストを利用したイラスト、サムネイル制作などにも利用できますね。
それではよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!
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CLIP STUDIO PAINT EXCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のテキスト入力方法
困った時は:クリスタのウィンドウ・アイコン・項目がない時の見つけ方!!
クリスタの「テキストツール」で好きな場所に文字入力!
クリスタでテキストを入力する時には「テキストツール」を使用します。
クリスタ画面の左端にあるツールパレットから「テキストツール」を選択します。
テキストツールを選択した状態でクリスタの制作画面に表示されているキャンバスの好きな場所をタッチすることでテキストの入力カーソルが表示され、キーボードで入力するという形になります。
テキストを入力しましたら、以下の3つの方法のいずれかでテキスト入力確定の操作をします。
※入力確定の操作をしないとテキストは取り消しされてしまいます。
●[Shift]+[Enter」
※[Enter]を押すだけですと改行になります。
●テキスト入力中に表示される「テキストランチャー」の「確定のアイコン」をタッチする
●テキスト以外の場所をタッチする
テキストの入力が完了しましたら、クリスタ画面右下のレイヤーパレットに「テキストレイヤー」が作成されます。
ちなみに、テキストの周りの表示(ハンドル)はテキストツールもしくはオブジェクトツールの使用時にテキストレイヤーを選択すると表示されるものですので書き出し時には表示されません。
また、別の場所にテキストを入力したい場合は改めてテキストツールでキャンバスをタッチして入力していきましょう。
クリスタのツールプロパティでテキスト内容を変更!
クリスタで入力するテキストは、テキストツールの「ツールプロパティ」もしくは「サブツール詳細ウィンドウ」で設定ができます。
クリスタでは、このツールプロパティもしくはサブツール詳細での設定内容によって様々なテキストを表示させることができます。
このテキストツールの設定はテキストを入力前に変更するのはもちろん、入力したテキストを選択した状態で変更することでテキスト入力後の設定変更も可能です。
※テキストの選択は文字入力できる状態でテキスト上をドラッグ、もしくは[Shift]を押しながら十字キーでカーソル移動させることでできます。
※文字入力ができる状態で[Ctrl(Command)]+[A]でテキスト全てを選択することもできます。
また、こういったテキストの設定は同じキャンバス上でも配置したテキスト別に設定を変えることができますし、同じテキスト内でも一部分を選択すればそこだけ設定を変えることも可能です◎
※設定の中にはテキストの一部だけ変更することができないものもあります。
では、具体的にどんな設定ができるのかを次項から紹介していきます。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のテキスト設定紹介!
困った時は:クリスタのウィンドウ・アイコン・項目がない時の見つけ方!!
テキストのフォントを変更できる!
クリスタのテキストはツールプロパティもしくはサブツール詳細の「フォント」の項目でお好みのフォントに変更することができます。
クリスタで入力できるテキストのフォント一覧の内容はCLIP STUDIO PAINTが入っているデバイスで使用できるフォントによって変わります。
また、先述の通り部分的にテキストのフォントを変更することもできます。
ちなみに、Windows版クリスタではVer.3からフォント名の後に太さやスタイルを表すワード(ウェイト)が表記されるようになりました。
ちなみに、ウェイトが表す意味は以下になります。
また、「イタリック(italic)」は「斜体」を意味します。
クリスタの「フォントリスト」機能でフォント選択を便利に!
クリスタのフォント一覧はそのままでは多くのフォントが表示されるため、フォントの選択が大変な場合があります。
そこでフォントリスト機能を利用すればお好みのフォントだけを一覧に表示させることができるようになります。
詳しくは以下の記事を参考にしていただければと思います。
クリスタの「合成フォント」機能も便利!
クリスタにはテキストの種類(ひらがな・漢字・アルファベットなど)によってフォントを自動で変更することができる「合成フォント」という機能があります。
予め設定しておくと、後は入力するだけでクリスタ側がフォントを変更してくれます。
詳しい設定方法は以下の記事を参考にしていただければと思います。
クリスタの購入特典で「イワタアンチック体B」を無料ダウンロードできる!
クリスタを購入・契約しますと特典として「イワタアンチック体B」というフォントをダウンロード・使用することができます。
クリスタ購入特典の「イワタアンチック体B」には漫画のセリフなどで使用できる「!!!」といった記号も含まれており、ダウンロードして損はないかと思います。
詳しいダウンロード方法は以下の記事を参考にしていただければと思います。
クリスタ購入特典!漫画で使えるフォントをダウンロードしよう!!
フォントをダウンロードしてクリスタに追加できる!
クリスタで使用できるフォント=デバイスで使用できるフォントですので、デバイスにフォントを新しくダウンロード・インストールすることでクリスタで使用できるフォントを追加することができます。
※デバイスによってフォントをダウンロード・追加できない場合もあります。
【Ver.2.1.0~】フォントの検索機能
クリスタVer.2.1.0から、フォント選択画面にて新しい機能が追加されました。
フォントのキーワード検索機能
テキストツールのフォント一覧を開きますと、上部にキーワード入力欄が表示されます。
こちらに任意のワードを入力することでそのワードが名前に含まれるフォントを絞り込み表示させることができます。
「最近使用したフォント」の表示
フォントリストが「すべてのフォント」の時、フォント一覧の1番上に「最近使用したフォント」が最大10件まで表示されるようになりました。
ここでよく使うフォントを選択しやすくなりますね。
また、左側の「V」をタッチすることで一覧を折りたたむこともできます。
テキストのサイズを変更できる!
クリスタのテキストはツールプロパティもしくはサブツール詳細の「サイズ」の項目でテキストのサイズ(大きさ)を数値で設定することができます。
テキストのサイズ単位は環境設定で設定した単位になります。
ちなみに「1 Q=0.7114 pt=0.25 mm」です。
参考記事
クリスタのテキストの「サイズ」の項目にはテキスト全体のサイズだけでなく、「水平比率」「垂直比率」といった項目もあり、テキストを細くしたり平べったくしたりすることもできます。
また、テキストの周囲に表示される「ハンドルの●」をドラッグすることで感覚的にサイズを変更させることもできます。
※「オブジェクトツール」でも同様の操作が可能です。
テキストの色・背景色を変更できる!
テキストの色の変更
●クリスタのカラーパレットで色を変更する
クリスタのテキストの色はカラーパレットでの色の選択によって変更することができます。
また、テキストツールのサブツール詳細ウィンドウ内にある「テキストの色」の項目でテキストの色を「メインカラーで選択中の色」にするか「サブカラーで選択中の色」にするか「自分で指定した色(ユーザーカラー)で固定」の3つから色の変更方法を設定することができます。
※「テキストの色」の設定項目はテキストの入力前でないと設定できません。
テキストに使用するカラーが決まっている場合は「ユーザーカラー」に設定しておきますとテキスト入力の際にわざわざ色を指定する手間を省くことができますね。
入力後のテキストの色を変更する場合はテキストを選択してカラーパレットの色を変更する、もしくはサブツール詳細ウィンドウの「色」の項目にあるカラー部分をタッチすることで開く「色の設定ウィンドウ」で色を指定しましょう。
●クリスタの「レイヤーカラー」でテキストの色を変更する
クリスタにはレイヤー全体に色を指定することができる「レイヤーカラー」という機能があります。
このレイヤーカラーはテキストのレイヤーにも使用することができます◎
参考記事
クリスタのレイヤーカラーが変な色になる原因は「元の色」だった!
テキストの背景色の変更
クリスタではサブツール詳細の「背景色」にチェックを入れることで背景色を表示させることができます。
「背景色」にチェックを入れることで表示されるカラー部分をタッチすると開く「色の設定ウィンドウ」で色の変更ができるようになり、不透明度も設定できるようになります。
ただし、テキストの背景色はテキスト全体に設定されます。
テキストのスタイル・アンチエイリアスを設定できる!
テキストのスタイル
「スタイル」とは「太字」や「斜体」などのテキストの表示を指します。
クリスタで設定できるテキストのスタイルは以下の4つです。
ただし、「縦書き」の場合は「太字」と「斜体」の2つしか設定できません。
また、テキストのスタイルは重複させることも可能です。
さらに「袋文字」の項目にチェックを入れることでテキストを輪郭だけの表示することができます。
つまり、文字の中は透過になります。
輪郭の太さは「細」「太」の2種類から選択する形になります。
(差が分かりにくいですが…)
ここから自分で輪郭の太さを大きくしたい場合は後述の「フチ」を設定しましょう。
テキストのアンチエイリアス
「アンチエイリアス」とは線などの端部分をぼやけさせる機能を指し、そのぼやけがあることで周囲に馴染みやすくなります。
クリスタのテキストでは「キャンバス設定」「オン」「オフ」の3つから選択することができます。
描画ツールのようにアンチエイリアスの度合いを設定することはできないようです。
※テキストツールをラスターレイヤーに変換(ラスタライズ)することでぼかし効果を与えることは可能です。
文字・行の間隔を調整できる!
クリスタのテキストでは「字間」「文字詰め」で文字同士の間隔を、「行間」では改行した時の行の間隔を数値で調整できます。
文字間の調整
●「字間」
●「文字詰め」
ちなみに同じテキスト内でも一部分だけ選択状態にすればその箇所だけの間隔を調整させることが可能です。
また、「字間」と「文字詰め」は効果が似ていますが
「字間」=「次の文字までの間隔」
「文字詰め」=「文字前後の隙間を詰める割合」
という違いがあります。
その為、「文字詰め」を最大値にしてもテキストは重なりませんが、「字間」を最小値(マイナス)にしますとテキストが重なります。
行間の調整
「行間」は「長さ指定」と「パーセント指定」の2種類の指定方法から選択することができます。
●「長さ指定」
行間が指定した数値の幅にします。
「-(マイナス)」数値にしますと行が重なります。
●「パーセント指定」
行間がテキストのサイズに対しての割合になります。
「100(%)」でピッタリくっついた状態になり、「200(%)」で1行分の行間ができます。
「100(%)」より低い数値になると行が重なります。
また、「長さ指定」はルビも含めた行間になるのに対し、「パーセント指定」は本文のみで行間を指定します。
「カーニング」による字間調整【Ver.2.3.0~】
クリスタVer.2.3.0から、テキストの「フォント」カテゴリーに「カーニング」が追加されました。
「カーニング」とは2文字間の間隔を調整する機能です。
※「illustrator」や「Photoshop」に搭載されています。
テキストを入力する状態の時にカーソルを文字間に持っていくことで設定が可能になります。
設定内容は「数値指定」と「メトリクス」の2種類があります。
●「数値指定」
カーソルの左側のスペースの間隔を任意の数値で調整します。
初期数値が「0」でー1000~1000の数値で設定します。
+数値ですと間隔が広くなり、
-数値ですと間隔が狭くなり、数値によっては文字同士が重なります。
●「メトリクス」
使用するフォントに文字間隔に関する情報が含まれている場合、その情報を基に間隔を自動調整します。
フォントに文字間隔に関する情報がない場合は変化がありません。
※手元のクリスタでもメトリクスが実行できるフォントはかなり少なかったです。
テキストの縦書き・横書き、行揃えの変更ができる!
縦書き・横書き
日本語は縦書き、横書きの両方を使用しています。(漫画のセリフですと基本的に縦書きですね)
クリスタのテキストでは縦書き・横書きを自由に変更できます。
ただし、同じテキスト内で縦書き・横書きを共有することはできません。
行揃え
テキストが改行してある場合、行を端で揃えるか中央で揃えるかを設定できます。
縦書きテキスト内の半角文字を横並びにできる!(縦中横)
クリスタの縦書きテキストで数字・アルファベット・記号などを半角で入力した場合、基本的には横向き表示になってしまいます。
こういった場合、クリスタのテキストツールにて「自動縦中横」(じどうたてちゅうよこ)を設定することで半角文字を縦向きに自動で変更させることができます。
クリスタのツールプロパティもしくはサブツール詳細にて「自動縦中横」の項目を「1文字」~「4文字」のいずれかを選択しましょう。
これで最大4文字まででしたら半角文字が縦向きに自動変換されます。
ちなみに、「自動縦中横」で選択する文字数は最大文字数です。
つまり、「4文字」を選択している状態ですと1文字~4文字までの半角文字を縦向きに変換してくれます。
最大文字数を超えると横向きに戻ってしまいます。
この方法で漫画のセリフなどで「!!?」といった感嘆符を表示させることができますね。
※必要であれば文字詰めなどの設定を追加しましょう。
関連記事
クリスタで「!!!!」「!!?」などの特殊記号・感嘆符の作り方!!
一部だけ、もしくは5文字以上の半角文字に「縦中横」を適用したい時
「自動縦中横」の設定ですと入力したテキスト全てに縦中横が適用されます。
テキストの中の一部の半角文字だけに縦中横を適用させたい場合は「自動縦中横」は「なし」の設定にし、適用させたい半角文字を選択して「縦中横」にチェックを入れるとその文字だけに縦中横を適用させることができます。
この方法ですと5文字以上でも縦中横を適用させることができます。
【補足】縦書きテキストでアルファベットを縦並びにしたい場合
アルファベットを縦並びに表示したい場合は全角のアルファベットを入力しましょう。
クリスタの縦中横は半角文字を横並びにする機能ですので全角文字を打てばそのまま縦並びに表示されます。
ただし、フォントによっては全角アルファベットを入力した時でも文字が横向きになってしまう場合もあります。
その場合はテキストツールのサブツール詳細ウィンドウ「テキスト」カテゴリーの「自動縦中横」を「なし」に設定した状態でアルファベットを入力し、
その後に1文字ずつアルファベットを選択状態にしてからサブツール詳細ウィンドウ「フォント」カテゴリーの「縦中横」のチェックを入れましょう。
すると選択したアルファベットが縦向きに変換されます。
1文字ずつこの操作をしなければなりませんが、この方法でアルファベットを縦並びにできます。
テキストにフチを付けられる!
クリスタのテキストには「フチ」を付けることができます。
ツールプロパティもしくはサブツール詳細の「フチ」の項目でチェックを入れるとフチの太さと色を設定できるようになります。
フチの色は色が表示されている部分をタッチすること開く「色の設定ウィンドウ」で変更することができます。
フチの太さの単位と最大値はクリスタ環境設定の「長さの単位」での設定によって変わります。
※「mm」より「px」に設定した方が(なぜか)フチの最大幅は大きいです。
また、フチはテキスト全体に付きますのでテキストの一部分だけフチを付けることはできません。
クリスタの「テキストのフチ」の少しややこしい仕様
先述のように、クリスタのテキストに付けるフチには最大値があります。
しかし、テキストのフチを最大値にした状態でテキストのハンドルを使って拡大しますとフチのサイズが最大値を超えた状態になります。
※「サイズ」項目での数値入力による拡大ではフチの太さのサイズは変更されません。
しかし、そこからフチのサイズを再入力しようとしますと数値が元の最大値に戻ってしまいます。
クリスタのテキストのフチにはこういった「仕様」がありますので注意しましょう。
レイヤーの「境界効果」でもフチを付けることができる
クリスタのレイヤープロパティパレットの「効果」の項目にてそのレイヤー全体に様々な効果を付けることができ、その中1つに「境界効果」というものがあります。
「境界効果」とはそのレイヤーにある線全てにフチを付けることができる設定です。もちろんフチの太さや色も設定できます。
※境界効果のフチの太さの単位も環境設定の「長さの単位」で設定したものになります。
この「境界効果」はテキストレイヤーでも設定できます。
この「境界効果」でテキストにフチを付けた場合はテキストのハンドルで拡大したとしてもフチの太さが変更されることがありません。
また、クリスタ環境設定で「長さの単位」を「mm」に設定している場合は「テキストのフチ設定」より境界効果の方が太いフチを付けることができます。
テキストに「ルビ(ふりがな)」を付けることができる!
テキストを入力後にルビを付けたい文字を選択しますとツールプロパティもしくはサブツール詳細の「ルビ設定」が選択できるようになり、ここで選択したテキストのルビを入力することができます
また、ルビのフォントやサイズ、位置や間隔の調整なども設定できます。
※ルビは漢字以外の文字でも付けることができます。
なお、ルビの色はテキストと同じになります。
ルビが他のテキストと重なる場合は「行間」を調整しましょう。
テキストを変形・移動ができる!
テキストの変形
先述の『テキストのサイズを変更できる!』の項目にて、テキストのハンドルを利用したサイズ変更(拡大・縮小)を紹介しましたが、クリスタのテキストではさらに他の変形もできます。
ツールプロパティもしくはサブツール詳細の「変形方法」の項目にて任意の変更方法を選択することでハンドル操作での変形方法を変えることができます。
テキストの変形方法を変更すればあとはテキストのハンドルの「●」部分をドラッグすることで選択した変形が行えます。
このテキストの変形はCLIP STUDIO PAINT画面上部から「編集」→「変形」と選択することでも行えます。
参考記事
また、「回転角」「傾き(横)」「傾き(縦)」の数値を変更することでもテキストの変形をすることができます。
さらに、「左右反転」「上下反転」のアイコンをタッチすることでテキストを反転されることもできます。
また、テキストのハンドルをドラッグすることでもテキストを反転させることができます。
テキストの移動
クリスタではテキストツールを選択している状態でハンドルの「●以外の部分」にポインター(ペン)を持っていきますと「移動アイコン」が表示されます。
この状態でドラッグすることでテキストを移動させることができます。
※「オブジェクトツール」でも同様の操作が可能です。
また、「レイヤー移動」ツールを使用すればポインター(ペン)の位置を気にせずにテキストレイヤーを移動させることができます。
記号を直接入力できる!
クリスタではテキストを入力中にツールプロパティもしくはサブツール詳細の「文字一覧」を選択すると文字や記号の一覧ウィンドウが開きます。
※「文字一覧」の項目はテキスト入力中にのみ表示されます。
↓
右上でフォントを、左上で文字の種類を選択して一覧表示を切り替えることができます。
この一覧の文字・記号をタッチすることで直接入力することができます。
※連続入力も可能
キー入力などでどう打てば表示できるのか分からない文字や記号をこの一覧から探すことができるわけですね(かなりの数ですが…)。
「イワタアンチック体B」で表示できる「!!!」もここから見つけることがでますよ。
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テキストレイヤーをまとめられる!
クリスタのテキストツールで文字を入力しますと「テキストレイヤー」が作成されます。
初期設定では1つのテキストにつき1つのテキストレイヤーが作成されるのですが、漫画制作になりますと結構な数のテキストレイヤーを作成することになります。
このテキストレイヤーを設定で1つになるようにすることもできます。
ツールプロパティもしくはサブツール詳細の「追加方法」の項目で「選択中のテキストに追加」を選択しましょう。
この設定にしますと1つのテキストレイヤーを選択中に別のテキストを入力しますとレイヤーは1つのままになります。
この設定の場合、画像のようにそのレイヤーが表示させているテキスト全てを囲うガイド線が表示されます。このガイド線もハンドル同様、書き出し時には表示されません。
また、編集はテキスト別に行うことができますのでご安心を◎
ただし、先述の「境界効果」や「レイヤーカラー」のようにレイヤー全体に効果を与えるものは全てのテキストにその効果が付いてしまいますので注意しましょう。
ちなみに、「選択中のテキストに追加」の設定をしていてもテキストレイヤーを選択していない場合は新しくテキストレイヤーが作成されます。
また、テキストレイヤーを結合することで後から1つのレイヤーにまとめることもできます。
テキストにレイヤーマスクを付けられる!
クリスタのレイヤーマスク機能とはレイヤー上にある線を部分的に非表示にさせる機能です。
消しゴムツールで消しているのとは違い、非表示にしているだけですので何回でも表示・非表示を変えることができます。
このレイヤーマスク機能ですが、線だけでなくテキストにも付けることができます。
↑画像のようにセリフが被っている時の表現などに使えますね。
レイヤーマスクの詳しい作成方法は以下の記事を参考にしていただければと思います。
テキストを編集可能レイヤーに変換できる!(ラスタライズ)
クリスタのテキストは基本的にペンツールで直接線を加えたり消しゴムツールで消したりすることができません。
しかし、編集可能なレイヤー(ラスターレイヤー)に変換することでテキストの入力機能は失いますが、描画などの編集を加えることが可能になります。
別のレイヤーをラスターレイヤーに変換することを「ラスタライズ」といいます。
テキストレイヤーを選択している状態でCLIP STUDIO PAINT画面上部から「レイヤー」→「ラスタライズ」と選択しましょう。
これだけでテキストレイヤーがラスターレイヤーになります。
※テキストレイヤーのアイコンもなくなります。
ラスタライズを行えば通常の描画のようにペンで線を追加することも消しゴムで消すこともできます。
また、テキストの変形機能ではできなかった「メッシュ変形」などもできるようになります。
ただし、変形などの編集を繰り返して行いますと通常のラスターレイヤーのようにぼやけが発生していきますので注意しましょう。
テキスト内にある約物の字幅を自動で半角にできる!
「約物」とは括弧や句読点などの記号のことです
ツールプロパティもしくはサブツール詳細の「約物の字幅を半角にする」にチェックが入っていますと、特定の記号が半角の幅で入力されるようになります。
ただし、一部の記号は全角幅で表示されるようです。
テキストをフレーム内のみの表示にできる!
「フレーム」とはテキストの周囲に表示されているハンドルのことです。
ツールプロパティもしくはサブツール詳細の「フレームで折り返す」の項目にチェックを入れますと、ハンドルの範囲内でしかテキストが表示されなくなります。
この項目はクリスタのバージョンによってカテゴリーが変わります。
●Ver.2.2までは「テキスト」カテゴリー
●Ver.2.3からは「行間・揃え」カテゴリー
テキストのハンドル(フレーム)のサイズは先述の通りドラッグ操作で変形でき、折り返しの場所を調整できますが、その際にテキストの拡大・縮小はしなくなります。
※テキストのサイズ変更をしたい場合はツールプロパティの「サイズ」の数値を変更させて下さい。
また、ハンドルの範囲を超える文字数になりますとその部分は表示されなくなります。
漫画のフキダシなど特定の範囲内に文字を入れたい時の調整などに役立ちますね。
フレーム内の均等揃えの内容が変更【Ver.2.3.0~】
クリスタVer.2.3.0から、「フレームで折り返す」の「フレーム揃え」が「均等揃え」に変更され、設定項目に「両端揃え」が追加されました。
各アイコンを選択することでフレーム内のテキストの行の揃え方を設定できます。
※「フレームで折り返す」にチェックが入ってない時は設定できません。
※アイコンの線の向きは「縦書き」「横書き」かで変わります。
テキストレイヤーは複製できる!
クリスタのテキストレイヤーは複製して同じテキストを作ることができます。
クリスタでのテキストの複製方法は以下の3つです。
●テキストレイヤーを選択している状態でCLIP STUDIO PAINT画面上部「レイヤー」→「レイヤーを複製」と選択
●テキストレイヤーを選択している状態で[Ctrl(Command)]+[C]→[Ctrl(Command)]+[V]と入力(コピー&ペースト)
●レイヤーパレット内でテキストレイヤーを[Alt(Option)]押しながらドラッグ移動
テキストを複製しますと同じ場所にテキストが表示されますので複製直後は見た目上変化がありませんが、テキストを移動させると複製されていることが分かります。
クリスタEXページ管理機能の「作品情報」「ノンブル」も編集できる!
※「テキストツール」による機能ではないのですが、こちらも紹介させていただきます。
最上位グレードのクリスタEXでは原稿用紙にタイトルや作者名などの作品情報やノンブル(ぺージ番号)を表示させることができます。
これらの作品情報やノンブルを「オブジェクトツール」で選択状態にしますと、ツールプロパティやサブツール詳細の設定を変更することでテキスト編集をすることができます。
↓
クリスタVer.2.0以降はドラッグ操作や複数選択もできる!
クリスタVer.2.0からテキストツールの設定項目に「操作」カテゴリーが追加され、テキストツールでの操作方法が増えました。
「ドラッグ」
キャンバス上でテキストツールをドラッグした時の内容を「テキストボックス作成」「テキスト選択」「なし」の3つから設定できます。
「テキストボックス作成」を設定してキャンバス上をドラッグしますとテキストボックスを作成することができます。
テキストボックス作成後、そのままテキストを入力しますとボックス内で自動改行されるテキストを入力することができます。
(もちろん、自分で改行することもできます。)
「テキスト選択」を設定しますと、ドラッグ操作によってその範囲内にあるテキストを複数選択できるようになります。
「選択の追加」
3つのアイコンから選択することでテキストツールでキャンバス上のテキストをタッチした時の結果が変わります。
「新規追加」の場合はタッチしたテキストのみ選択状態にします。
「追加選択」の場合はタッチするテキストをどんどん選択状態にしていきますので複数選択が可能になります。
「選択状態の切り替え」の場合は、テキストをタッチするたびに「選択状態」と「選択していない状態」とが切り替わります。
クリスタVer.2.0以降はテキストをまとめて編集できる!
Ver.2.0以降のクリスタでは、先述のドラッグ操作や「追加選択」によってテキストを複数選択している状態でツールプロパティやサブツール詳細ウィンドウの設定内容を変更しますと選択したテキストをまとめて編集できるようになります。
クリスタVer.2.0以降は「欧文合字(リガチャ)」もできる!
「欧文合字(おうぶんごうじ)」とはアルファベットを繋げて表記することを指します。
「フォント」カテゴリーの「欧文合字」にチェックを入れることで半角アルファベットを合字にすることができます。
ただし、欧文合字が可能なのは対応している一部のフォントに限られております。
クリスタで扱えるフォントの種類は使用するデバイスによって変わりますのでお手元のクリスタで欧文合字が可能なフォントをご確認ください。
【Ver.3.0】から「欧文合字」の設定場所が変更
Ver.3.0以降のクリスタでは、「欧文合字」は「フォント」カテゴリーの「Open Type機能」の項目にてアイコンでのON・OFF切り替えで設定できるようになりました。
クリスタVer.3.0からは「前後関係に依存する字形」にも対応!
Ver.3.0以降のクリスタでは、「フォント」カテゴリーの「Open Type機能」の項目にて「前後関係に依存する字形」の設定が追加されました。
こちらをONの状態にしておくことで、前後の文字に合わせて文字の形が変わるようになります。
ただし、この表現が可能なのは対応している一部のフォントに限られております。
クリスタで扱えるフォントの種類は使用するデバイスによって変わりますのでお手元のクリスタで「前後関係に依存する字形」が可能なフォントをご確認ください。
クリスタVer.3.0からは円形テキストが作成できる!
Ver.3.0以降のクリスタから、テキスト機能を残したまま円形にする「円形配置」機能が追加されました。
詳しくは以下の記事で紹介していますので参考にしていただければと思います。
クリスタで円形テキスト(円形配置)を作成する方法!【Ver.3】
【補足1】クリスタのバージョンに対応したテキスト表示にもできる
クリスタのテキストはアップデートによって変化・進化していますが、サブツール詳細ウィンドウ「互換設定」カテゴリーにてバージョンを選択することで過去バージョンのテキスト表示にすることができます。
特に理由がなければ1番新しいバージョンを選択していればいいでしょう。
※選択肢はテキスト表示に変化があったバージョンになっています。
※1.13.2はVer.1の最新バージョン(2023年12月現在)になります。
【補足2】クリスタVer.3.0から同梱されるフォントが追加
Ver.3.0以降のクリスタでは、クリスタ購入特典でダウンロードできるフォント「イワタアンチック体B」に加え、以下の4種類の「CLIP STUDIO COMIC」フォントが同梱されるようになりました。
つまり、クリスタVer.3.0以降にアップデートするだけで自動でフォント一覧に追加されるわけですね。
「CLIP STUDIO COMIC」は欧文に適した手書き感のある表現が特徴的なフォントになり、27の言語の言語に対応しています。
もちろん商用利用も可能ですよ◎
「CLIP STUDIO COMIC」についてはクリスタの公式ページでも詳しく紹介されています。
テキストツールを複製して設定ごとに分けることも可能
クリスタではサブツールパレットのメニュー(≡)からサブツールを複製することができます。
参考記事
テキストツールを複製し、異なるフォントや異なる設定内容のものを用意しておけばツールを切り替えるだけで様々な内容のテキストツールをお手軽に使い分けできるようになります。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のテキストは表現方法が豊富!!
クリスタは漫画制作機能も充実していますのでセリフ入力の為のテキスト機能も充実しています。
クリスタ1つあれば漫画作品を最後まで制作することができるのです。
また、これだけの機能があれば漫画のセリフだけでなく画像編集などでも利用できそうですね。
皆さんもぜひお試し下さい◎
それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!
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