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皆さん、閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。
今回はイラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT（クリップスタジオペイント）で「手描き風のコマ枠」を作成する方法を紹介させていただきます。
漫画を作成する方の中にはデジタルで作成するキッチリしたコマ枠を好まない方もいらっしゃいます。
そんな方でもクリスタを使用していただけるよう、手描き風のコマ枠の作成方法を2パターン紹介します！
それではよろしくお願いいたします( ｀・∀・´)ﾉ！
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CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）の「プリセット登録」で手描き風コマ枠を作成する方法！
困った時は：クリスタのウィンドウ・アイコン・項目がない時の見つけ方！！
まずはクリスタでコマ枠を作成しよう！
まずはクリスタでキャンバスを新規作成し、CLIP STUDIO PAINT画面上部から「レイヤー」→「新規レイヤー」→「コマ枠フォルダー」と選択し、必要な設定を入力して基本枠（内枠）上に大きな1つのコマ枠を作成しましょう。
詳しい設定内容などは以下の記事を参考にしてみて下さい◎
クリスタで漫画制作！新規作成「コミック」の設定項目の意味を説明します！
クリスタの漫画コマ枠作成＆コマ割り方法！2ステップ+αで簡単！！
クリスタ内で好みの線が描ける描画ツールを選ぼう！
次にコマ枠にしたい線が描ける描画ツールをクリスタ内で選択しましょう。
ここではクリスタ既存の「リアルGペン」を選択します。
もし既存のツールではお好みの線が描けないという場合は、CLIP STUDIO ASSETSで探してダウンロードしてみて下さい。無償・有償それぞれありますが、様々なペンがありますよ◎
参考記事
【クリスタ】無料素材でもこんなに便利！ダウンロード方法と使い方を紹介します！
クリスタで描画ツールを選択しましたら、「ツールプロパティ」の右下にあるスパナのマークを選択して「サブツール詳細」ウィンドウを表示させましょう。
※CLIP STUDIO PAINT画面上部から「ウィンドウ」→「サブツール詳細」と選択しても表示させることができます。
「サブツール詳細」ウィンドウが表示されましたら、「ブラシ形状」の項目から「プリセットに登録」を選択しましょう。
すると一覧に選択中のツールが表示されるようになります。
これで準備は完了しました。
クリスタの「オブジェクトツール」でコマ枠の線を変更させよう！
クリスタ描画ツールの「プリセット登録」が完了しましたら、「オブジェクトツール」でコマの枠線か「レイヤーパレット」のコマ枠フォルダーをタッチして選択状態にしましょう。
そして「ツールプロパティ」の「ブラシ形状」の「∨」をタッチし、表示された選択肢の中から先程登録した描画ツールを選択しましょう。
「ツールプロパティ」内に「ブラシ形状」の項目が見当たらない場合は「サブツール詳細」の中で見つけることができます。
ただし、ここで設定する場合は描画ツールを選択した後に下部の「ブラシ形状を適用」を選択しないと反映してくれませんので注意して下さい。
また、「目のマーク」を表示させることで「ツールプロパティ」にも表示されるようになります。
「ブラシ形状」から登録した描画ツールを選択しますと、コマ枠が選択したツールで描画した線になります！
これで手描き風のコマ枠を作成することができます◎
あとは「コマ枠カットツール」で分割するなどしてコマ割りをしていけばいいですね。
参考記事
クリスタの漫画コマ枠作成＆コマ割り方法！2ステップ+αで簡単！！
CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）「手動」で手描き風コマ枠を作成する方法！
クリスタの「プリセット登録」機能を使用せずに、コマ枠を自分で引いていく方法も紹介していきます。
少し手間ですが、筆圧や入り抜きなども自分で調整しながら引ける方法です。
クリスタでコマ割りまで進めよう！
手動で手描き風コマ枠を作成する方法は1コマずつ手で枠線を引いていきますので、まずはクリスタの機能を利用してコマ割りまで進めていく必要があります。
クリスタの漫画コマ枠作成＆コマ割り方法！2ステップ+αで簡単！！
クリスタで作成したコマの枠線を非表示にしよう！
クリスタの「オブジェクトツール」でコマ枠を変えたいコマの枠線か「レイヤーパレット」のコマ枠フォルダーをタッチして選択状態にしましょう。
この状態で「ツールプロパティ」の「枠線を描画する」の項目でチェックを外しましょう。
これでコマの枠線を非表示にすることができます。
これは非表示になっただけでクリスタのコマ枠フォルダーのマスク（絵がはみ出さない機能）はそのまま継続されています。
参考記事
この作業で全てのコマ枠を非表示にしましょう。
手描き風コマ枠線を描画するためのレイヤーを準備しよう！
手描き風コマ枠を描画するためのレイヤーを新規作成します。
CLIP STUDIO PAINT画面上部から「レイヤー」→「新規レイヤー」と選択し、作成したいレイヤーの種類を選択して下さい。
個人的には描画後に修正・調整が可能な「ベクターレイヤー」がおすすめです。
関連記事
レイヤーを作成しましたらレイヤーパレットでドラッグ移動させて全てのコマ枠フォルダーより上の位置に配置しましょう。
レイヤーパレット内の移動を行う際、移動先は赤い印で表示されます。
特に「コマ枠フォルダー」を含むレイヤーフォルダーがある場所でレイヤーを移動する場合は、この赤い印の表示の仕方によって移動先が「フォルダーと同じ並びになる」か「フォルダーの中に入る」か変わりますので注意して下さい。
今回の用途では「同じ並び」になるように移動・配置しましょう。
コマ枠フォルダーの「定規」を持ってきて枠線を描画しよう！
コマ枠描画用のレイヤーが準備できましたら、コマ枠フォルダーの「定規」を1つドラッグ移動してコピーしてきます。
本来、クリスタの定規はドラッグすると移動させることができるのですが、コマ枠フォルダーの定規はドラッグさせるとコピーになります。
また、定規をドラッグするとコマ枠フォルダーの定規がONになってしまいますのでコマ枠フォルダーの定規のアイコンを［Shift］を押しながらタッチするか、
CLIP STUDIO PAINT画面上部から「レイヤー」→「定規・コマ枠」→「定規を表示」を選択して定規をOFFの状態に戻して下さい。
定規のアイコンに×印が付けばOKです◎
「定規」を持ってきましたらコマ枠の形の「定規」が1つ表示されています。
クリスタの定規はフリーハンドでも表示されている形に描画することができる便利なツールです。
この状態でお好みの線が描ける描画ツールを使用して「定規」上に線を描いていきます。
こうすることでコマ枠の形にキレイに線を描くことができるのです◎
1つのコマが終われば別のコマ枠フォルダーの「定規」をコピーして～というのを繰り返して次々描いていきましょう。
定規沿いに描画できない場合、スナップ機能がOFFになっている可能性があります。
以下の記事を参考にスナップ設定を確認してみてください。
クリスタの「定規」は上からコピーさせると上書きされ、新しく移動させた方のみ表示されます。
定規のおかげでコマ枠の形にキレイに線を描くことができるのですが、描画自体は自分の力加減で行うので筆圧の変化による線の変化も表現できてより手描き感のあるコマ枠を描くことができます。
クリスタ特有のベクターレイヤーなら描画したコマ枠線を自由に修正可能！
この方法は通常のレイヤー上に枠線を描いただけですので、コマ枠フォルダーの枠線と違い、線を消したり付け足したりなど自由な修正ができます。
その際、「定規」がONになっていると枠線の形にしか線を描けなくなるので必要に応じて「定規」をOFFにしましょう。
×印が付いた「定規」のアイコンにそのままタッチすれば再びONの状態になります。（［Shift］は不要）
また、「ベクターレイヤー」上に描いたのであれば「オブジェクトツール」などで様々な修正・変形ができますよ。
参考記事
その代わり、他のコマ枠と連動させて変形させるなどのクリスタのコマ枠機能を利用した修正はできませんので注意しましょう。
関連記事
CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）での手描き風コマ枠の作成方法まとめ
クリスタでの手描き風のコマ枠の描き方の紹介は以上になります。
デジタルの修正が自由な所が魅力的、でも線は暖かみのある手描きの線がいいという理由でデジタルに移行していないという方もいるかと思います。
完全に手描きの線を再現することは難しいかもしれませんが、クリスタの機能と工夫次第で近付けることはできます。
もし「デジタルもいいかな？」と思っていただければ、クリスタの使用も検討してみて下さい◎
それではここまで閲覧ありがとうございました！
お疲れ様でした！！
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