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皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。
イラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)の操作画面のことを「ワークスペース」と呼びます。
この「ワークスペース」はパレットの配置やサイズなどの変更をすることができ、自分が使いやすいようにカスタマイズできます。
このカスタマイズした画面はCLIP STUDIO PAINT内で登録(保存)することができ、さらに複数登録すればワークスペースの切り替えも可能となるのです。
今回はこのワークスペースの登録方法に関して紹介させていただきますのでよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!
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CLIP STUDIO PAINT EXCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のワークスペースを登録する方法!
困った時は:クリスタのウィンドウ・アイコン・項目がない時の見つけ方!!
クリスタのワークスペース登録で保存される内容
クリスタのワークスペースを登録する際に、保存される内容は以下の通りです。
パレットの配置・表示内容
ショートカット設定
コマンドバーの配置
環境設定の単位設定
クリスタ画面の表示だけでなく、ショートカットや一部の環境設定も保存されます。
クリスタでワークスペースを登録する手順
クリスタにて登録したいワークスペースの状態にカスタマイズし終わりましたら、
CLIP STUDIO PAINT画面上部から「ウィンドウ」→「ワークスペース」→「ワークスペースを登録」と選択しましょう。
すると以下のウィンドウが開きますので登録名を入力して「OK」を選択しましょう。
これだけで登録完了です。
CLIP STUDIO PAINT画面上部から「ウィンドウ」→「ワークスペース」と選択しますと登録したワークスペース名が表示されています。
※画像ではアルファベットで登録していますが日本語で登録することも可能です。
ここでワークスペース名にチェックが入っている場合、現在そのワークスペースを使用しているという意味になります。
クリスタで登録したワークスペースの特徴
ワークスペースは上書きされる
クリスタに登録したワークスペースを使用中に、改めてパレットの配置移動などワークスペースを変更しますと登録情報が上書きされます。
ワークスペースの初期状態
クリスタでワークスペースの登録を行いますと、登録時のワークスペースを「初期状態」として記録されます。
もし、上書きされたワークスペースを登録時の状態に戻したい場合は、
CLIP STUDIO PAINT画面上部から「ウィンドウ」→「ワークスペース」→「〝〇〇〟を再読み込み」と選択します。
※「〇〇」には登録したワークスペース名が表記されています。
すると以下のウィンドウが開きますので「OK」を押しましょう。
この時、「そのほかの読み込む項目を選択してください」の所でチェックを入れますとその項目の内容も一緒に読み込みされます。
これで現在使用しているワークスペースを登録時の初期状態に戻すことができます。
ワークスペースの初期状態を更新する
先述の通り、クリスタでワークスペースを登録しますとその時の状態が「初期状態」として記憶されるのですが、登録後に変更したワークスペースを初期状態として記憶されることも可能です。
方法はシンプルで、登録時の時と同じようにCLIP STUDIO PAINT画面上部ウィンドウ」→「ワークスペース」→「ワークスペースを登録」と選択します。
そして開いたウィンドウにて初期状態を更新させたいワークスペースの登録名と同じ名前を入力して「OK」を押します。
すると以下のウィンドウが表示されますので「はい」を選択します。
これで初期状態の記録を更新することができます。
【補足】クリスタのパレット配置は固定できる
クリスタのパレットの配置を変更した後は設定によって固定し、移動や変形をさせないようにすることもできます。
詳しくは以下の記事を参考にしていただければと思います。
複数(2つ目以降)のワークスペースをクリスタに登録する場合
同じクリスタでの作業においても、イラスト・漫画・アニメーション・画像編集など制作の目的によってパレットの配置や内容を変更したい場面も出てくるかと思います。
その場合は同じようにワークスペースの登録手順を行えば複数のワークスペースを登録することができます。
ワークスペースを切り替える方法
CLIP STUDIO PAINT画面上部から「ウィンドウ」→「ワークスペース」と選択しますと登録したワークスペース名が表示されており、現在使用中のワークスペースにはチェックが入っています。
ワークスペースを切り替えたい場合はここで目的のワークスペース名を選択します。
すると以下のウィンドウが表示されますので「OK」を選択することでそのワークスペースに切り替えることができます。
このウィンドウにて「ショートカット」「コマンドバー」「環境設定の単位設定」も同時に切り替えるかどうかをチェック項目にて選択することができます。
例えばショートカット設定は現在使用中のワークスペースのものを使用したい場合は「ショートカットの設定」のチェックを外せばいいわけですね。
複数のワークスペースを登録する時の注意点
●ワークスペースをカスタマイズしてから登録する場合
クリスタのワークスペースはカスタマイズすると上書きされてしまうため、2つ目以降のワークスペースを登録するためにカスタマイズを行いますと現在使用しているワークスペースの内容も上書きされてしまいます。
つまりワークスペースAを使用中にカスタマイズしてワークスペースBとして登録しますと、ワークスペースAもBと同じワークスペースの状態になってしまうわけです。
そのため、Bを登録後は改めてAに切り替えてウィンドウメニューから「〝A〟を再読み込み」を選択してワークスペースAを登録時の状態に戻す必要があります。
●ワークスペースを登録してからカスタマイズする場合
2つ目以降のワークスペースを登録する際にカスタマイズしない状態で先に「ワークスペースを登録」を実行し、新しいワークスペースに切り替えた状態でカスタマイズを行う方法もあります。
つまりワークスペースAを使用中にそのままワークスペースBを登録する手順を行い、そこからワークスペースBをカスタマイズしていく方法です。
しかしこの方法の場合、ワークスペースBの初期状態がワークスペースAと同じになってしまいます。ですのでウィンドウメニューから「〝B〟を再読み込み」を選択しますとワークスペースAと同じになってしまうわけです。
この状態を防ぐにはワークスペースBをカスタマイズ後に改めて同じ名前で「ワークスペースを登録」の手順を行って初期状態を更新する必要があります。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のワークスペース登録後にできること
クリスタワークスペースの名前変更・削除
CLIP STUDIO PAINT画面上部から「ウィンドウ」→「ワークスペース」→「ワークスペースの管理」と選択しますと、登録しているワークスペースの一覧を表示したウィンドウが開きます。
↓
ここで任意のワークスペース名を選択して「設定名の変更」を押すことでワークスペースの名前を変更することができます。
※ワークスペース名の部分をダブルクリックすることでも変更作業が可能です。
また、任意のワークスペース名を選択して「削除」を押すことでそのワークスペースを削除することもできます。
どの作業でも最後に「OK」を押すのを忘れないようにしましょう。「OK」を押さないと変更が実行されません。
クリスタワークスペースの読み込み設定
クリスタにてワークスペースを切り替える際に表示されるウィンドウですが、CLIP STUDIO PAINT画面上部から「ウィンドウ」→「ワークスペース」→「ワークスペースの読み込み設定」と選択することでも開くことができます。
↓
ここでワークスペースを切り替える際の設定を予めしておくことができます。
また、「ワークスペースの読み込み時に毎回確認する」のチェックを外せばワークスペースを切り替えてもこのウィンドウは表示されなくなります。
クリスタのワークスペースを購入時の状態に戻す
CLIP STUDIO PAINT画面上部から「ウィンドウ」→「ワークスペース」→「基本レイアウトに戻す」と選択しましょう。
そして次に開くウィンドウにて「はい」を選択することで現在使用しているワークスペースの内、パレットの配置が購入時の状態に戻ります。
※別のワークスペースのパレット配置はそのままですのでご安心を。
ワークスペースの登録ではショートカットやコマンドバーの設定も含まれましたが、こちらはパレット配置のみ購入時の状態に戻ります。
ショートカットやコマンドバーを購入時の状態に戻したい場合はそれぞれの設定ウィンドウにて行いましょう。
※こちらも現在使用中のワークスペースのみで反映されるものです。
CLIP STUDIO PAINT PRO
CLIP STUDIO PAINT EX
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のワークスペースを素材として登録しよう!
クリスタには予め設定が済ませてある画像やツールといった「素材」を使用することができます。
また、これらの素材は自分で作成・登録も可能で、ワークスペースも素材として登録することができます。
これはワークスペースをデータとして(クリスタ内にですが)保存することができるということになります。
クリスタでワークスペースを素材登録する方法!
クリスタのワークスペースを素材登録したい配置・設定にカスタマイズ、もしくは登録したワークスペースを使用している状態でCLIP STUDIO PAINT画面上部から「ウィンドウ」→「ワークスペース」→「ワークスペースを素材として登録」と選択しましょう。
すると「素材のプロパティ」ウィンドウが表示されます。
いろいろ設定項目があるように見えますが、設定するのは「素材名」、「素材保存先」、「検索用タグ」の3つだけです。
「素材保存先」は「すべての素材」しか表示されていませんが左端の「>」を押していくことで細かい保存先を展開・選択することができます。
保存先はどこを選択しても問題ありませんので自分が管理しやすい場所を選択しましょう。
※「素材保存先」を設定しないと素材登録ができません。
「検索用タグ」は必須事項ではありませんが、検索用タグを設定しておくことで多くの素材の中から登録した素材を探しやすくなりますので必要と感じた場合は設定しましょう。
こちらは右下のアイコンを選択することで検索用のタグの入力欄が表示されますので任意の言葉を入力しましょう。
各設定が終わりましたら右上の「OK」を押しましょう。
これでワークスペースの素材登録は完了です。
参考記事
クリスタで素材登録時の設定項目の意味を紹介します!!-素材のプロパティ-
【補足】ワークスペース素材をダウンロードすることもできる
クリスタのワークスペース素材はクリエイター様が作成して公開しているものもあり、それをダウンロードして使用することもできます。(有償・無償あり)
CLIP STUDIO PAINT画面上部から「ウィンドウ」→「ワークスペース」→「ワークスペース素材をさがす」と選択しましょう。
するとCLIP STUDIO(PAINTではない)が起動し、CLIP STUDIO ASSETにて公開されているワークスペース素材の一覧が表示されます。
◆Ver.3.0以降の場合
◆Ver.2以前の場合
ここでお好みのワークスペースをダウンロードすれば後は手元のクリスタに反映させるだけで簡単にワークスペースをカスタマイズすることができます。
※素材をダウンロードする場合はログインが必要です。
※対応するクリスタのバージョンやOSに注意しましょう。
素材ダウンロードに関しては以下の記事も参考にしていただければと思います。
【クリスタ】無料素材でもこんなに便利!ダウンロード方法と使い方を紹介します!
ワークスペース素材をクリスタに反映させる方法
クリスタの素材は「素材パレット」に入っています。
素材パレットを開くにはCLIP STUDIO PAINT画面上部から「ウィンドウ」→「素材」→「素材[〇〇]と選択、
もしくはCLIP STUDIO PAINT画面右側にある素材パレットアイコンをタッチすることで素材の分類別に表示させることができます。
目的の分類が見当たらない場合はどれでもいいので別の素材パレットを選択し、素材パレット左上側で目的の分類を選択しましょう。
目的のワークスペース素材を見つけましたらキャンバスに向けてドラッグする、
もしくは素材を選択して素材パレット下部の「貼り付けアイコン」をタッチしましょう。
この時、手元のクリスタでワークスペースの登録を1度もしていない場合は「ワークスペースを登録」のウィンドウが開きます。
これは現在使用している環境をワークスペースとして登録する作業になります。任意の名前を入力してOKを押しましょう。
※ここでワークスペースを登録しないと先に進めません。
次に「ワークスペースの読み込み設定」のウィンドウが表示されます。
ワークスペースを切り替える時のウィンドウと同じですね。お好みでチェックを入れて「OK」を押しましょう。
最後に以下のウィンドウが表示されますので「OK」を押せばワークスペース素材の反映完了です。
※「変更前の状態に戻すには~」では読み込み時に使用していたワークスペース名が表記されています。
最後のウィンドウに記載されていた通り、ワークスペース素材を反映されますと自動的にそのワークスペースが手元のクリスタに登録され、「ワークスペース」メニューにも追加されています。
そのため、他のワークスペースに切り替えた場合も次回からはこの「ワークスペース」メニューから切り替えが可能になります。
クリスタのクラウドに同期してワークスペース素材を保存・共有できる!
クリスタ購入時などに登録するアカウントを持っていますと誰でも「クラウド」を利用できるようになります。
このクラウドに自作したワークスペース素材も同期(保存)することができます。
CLIP STUDIO (PAINTではない)を起動しログインをしましょう。
◆Ver.3.0以降の場合
◆Ver.2以前の場合
そして左側の項目から「素材管理」を選択し、クリスタ内にある素材の一覧が表示されましたら「種別」で「作成した素材」と選択することで自作した素材のみを絞り込み表示させることができます。
※素材の分類でさらに表示を絞り込むこともできます。
ここで任意の素材の同期をONにすることでクラウドに同期(保存)することができます。
上部のタブで「クラウド」に切り替えてみればクラウド内のデータを確認することができます。
クリスタのクラウドに同期(保存)することで、別のデバイスでログインすればそのデバイスのクリスタにダウンロードすることもできますし、万が一クリスタやデバイスのデータが消えてしまった時のバックアップにもなります。
参考記事
買い替え安心!クリスタ設定は新デバイスに引き継ぎ可能です!!
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のワークスペースを利用して制作環境をより良くしよう!
今回紹介したように、クリスタでは作業画面(ワークスペース)をカスタマイズできるだけでなく、登録することで管理やバックアップも可能になります。
クリスタのワークスペースをカスタマイズはしているものの、登録まではしていないという方は1度お試しください◎
特にバックアップができるという点では誤って配置を移動してしまった時や初期化してしまった時などに役に立ちますよ!
それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!
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