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皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。
今回はイラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)でのトーンの貼り方、つまり「トーンレイヤー機能」を紹介させていただきます。
こういう網点トーンを表現できるやつですね↓
【various sun】第3笑:この世界ってこんなの(19P)
それではよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!
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CLIP STUDIO PAINT EX漫画制作で使用する「網点トーン」とは
漫画制作において「網点トーン」とは(スクリーン)トーンの一種で、点や線・模様などを規則的に並べたものになります。
アナログ漫画では黒以外の色味を表現する時に使用します。
影の表現に使ったり、髪や服に使ったり、背景に使ったりと用途はさまざで、(スクリーン)トーンの中で最も使うことの多いトーンですね。
クリスタでは標準機能でこのトーンを無料で自由に貼ることができます!
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)でのトーンの貼り方!
困った時は:クリスタのウィンドウ・アイコン・項目がない時の見つけ方!!
まずはクリスタでキャンバスを新規作成し、絵を描こう!【解像度に注意!】
クリスタで必要な設定を行い、キャンバスを新規作成しましょう。
この時、「解像度」は「600 dpi以上」に設定して下さい。
「解像度」は印刷する場合に必要な設定ですが、トーンを使用する場合は低い解像度ですと表示自体がキレイにならないのでウェブ用の絵・漫画でも高めに設定する方がいいです。
※ウェブ用の作品でしたらトーンでなくグレーで配色するのもいいかと思います◎
解像度は絵を描画した後に変更しても意味がないので新規作成時にしっかり設定しましょう。
クリスタでキャンバスを作成しましたら、絵や漫画のペン入れ作業まで進めます。
「トーンレイヤー」を作成しよう!
クリスタで絵も描き終わりましたらトーンを貼る作業を行います。
クリスタでのトーン表示は「トーンレイヤー」というものを作成・使用します。
これは、1種類のトーンに1つの「トーンレイヤー」を使用する形になります。
トーンレイヤーを作成する前の準備
【線で囲まれた範囲にトーンを貼りたい場合は選択範囲を作成】
髪の毛部分など、線で囲まれた範囲にトーンを貼りたい場合はまず「自動選択ツール」でトーンを貼りたい場所を範囲選択しましょう。
キャンバス上の任意の場所をタッチするとその場所から線で囲まれている範囲を選択してくれます。
※選択範囲ツールで選択範囲を作成する方法でも大丈夫です◎
【線で囲まれていない範囲にトーンを貼りたい場合】
線でキレイに囲まれていない範囲や、線画に関係ない箇所にトーンを貼りたい場合は何もせずにそのまま次の工程に進みましょう。
クリスタのトーンレイヤーを作成する
CLIP STUDIO PAINT画面上部から「レイヤー」→「新規レイヤー」→「トーン」と選択しましょう。
すると「簡易トーン設定」ウィンドウが表示されます。
ここで作成する「トーンレイヤー」の内容を設定していきます。
「トーンレイヤー」の内容を設定しよう!
※右側のプレビュー画面でどんな風なトーンになるかを確認しながら設定することができます。
簡易トーン設定の設定内容
●「線数」
※市販のトーンで「L」や「番」の単位で表示されているものです。
数値が高い程、トーンの点や線の数が多くなります。
また、それに合わせてトーンの点の大きさや線の太さも変わります。
「60」が印刷でもキレイに表示される一般的な数値と言われていますが、決まりはありません。
ただ、数値が低いと隙間が目立ちますし、高すぎると印刷時にトーンがつぶれてしまう可能性があります。
不安な方は「60」を選択するのが無難でしょう。
また、入力欄の右横の「∨」をタッチするとよく使用される数値が表示されますのでそこから選択するのも1つの手ですね◎
※「種類:ノイズ」においてのみ、この数値は関係なくります。
●「濃度」
※市販のトーンで「%」の単位で表示されているものです。
数値が高い程、トーンの点や線の隙間がなくなっていき濃い表示になります。
※数値を「100」にすると黒になります。
●「種類」
トーンで表示される点や線の形を選択肢から選びます。
網点トーンでは「円」が一般的です。
※「四角」と「菱形」が逆に見えるかもしれませんが、それは角度が45度になっているためです。
●「角度」
トーンの点や線の並びの角度を設定できます。
45度が一般的です。
●「サイズ」
「種類」の項目で「ノイズ」を選択した時のみ設定できる項目です。
数値が高い程、1つ1つのノイズの柄のサイズが大きくなります。
●「係数」
「種類」の項目で「ノイズ」を選択した時のみ設定できる項目です。
数値が高い程、ノイズが強くなります。
※0が基準値です。
具体的にいえば、1つ1つのノイズの柄が細長くなっていきます。
●「同じ設定のトーンがある時はこの一つにまとめる」
この項目にチェックを入れていると全く同じ設定の「トーンレイヤー」を作成した場合に1つのレイヤーに自動でまとめられます。
レイヤー数を抑えたい場合にチェックを入れていると便利でしょう。
ただし、コマ枠フォルダーごとにトーンレイヤーを作成したい場合は、ここのチェックを外さないとトーンレイヤーが1つにまとめられ、コマ枠内にトーンが反映されないということも起きてしまいます。
クリスタではレイヤーパレット内でのトーンレイヤーの位置で表示のされ方が変わるのでトーンレイヤーの配置を細かく指定したい場合などはチェックを外した方が都合がいいでしょう。
「OK」を選択してトーンレイヤーを作成!
クリスタで作成したいトーンの設定を入力し終えましたら「OK」を選択しましょう。
するとクリスタのレイヤーパレットに「トーンレイヤー」が作成され、選択範囲を作成していた場合はその箇所に設定した内容のトーンが表示されます。
選択範囲を作成していない場合はキャンバス全体にトーンが貼られますので、ここから次項で紹介する方法で表示範囲を指定していきます。
クリスタの描画ツールでトーンを貼る範囲を指定していこう!
クリスタで「トーンレイヤー」を作成しましたら、その「トーンレイヤー」を使って同じ内容のトーンの表示範囲を増やしていくことができます◎
まずは作成した「トーンレイヤー」のマスク部分を選択していることを確認して下さい。
※「トーンレイヤー」を作成した直後でしたらすでにマスク部分が選択されています。
この状態で描画ツールを使用しますと、その描画部分がトーンの表示範囲になるわけです。
【線で囲まれた箇所の表示範囲を増やす場合】
「塗りつぶしツール」を使用すれば線で囲まれている範囲にどんどん同じ内容のトーンを表示させていくことができます!
その場合のおすすめは「囲って塗るツール」です。
「囲って塗るツール」を使用しますと囲った範囲内にある線で囲まれた部分全てにトーンを表示してくれるようになります。
「他レイヤーを参照」といった通常の塗りつぶしツールですと細かい隙間にトーンの塗り残しが出てくるのですが、この「囲って塗るツール」ですと細かい隙間にもキレイにトーンを表示してくれるようになります。
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【線で囲まれていない箇所の表示範囲を増やす場合】
トーンレイヤー作成時にキャンバス全体にトーンが表示されている場合はまずトーンレイヤーのマスク部分を選択している状態で「消去」を実行して1度トーンを全て非表示にしましょう。
※「消去」は[Backspace]や[Delete]キーを押す、もしくはCLIP STUDIO PAINT画面上部から「編集」→「消去」と選択することで実行できます。
※クリスタ画面上部にあるコマンドバーには「消去」のショートカットアイコンもあります。
1度トーンを非表示にしましたら、トーンレイヤーのマスク部分を選択している状態で「ペンツール」や「図形ツール」などお好みの描画ツールでトーン表示させたい箇所を描画していきましょう。
使用する描画ツールに合わせて描画部分がトーンの表示範囲となります。
例えばデコレーションツールを使用すればその形状のトーン表示ができるわけです。
また、この時の描画色は何色でも大丈夫です。「描画=トーンを表示」となります。
その為、「グラデーションツール」も「塗りつぶし」と同じ扱いになります。
前述しましたが、1つの「トーンレイヤー」で表示できるトーンは1種類のみということですね。
トーン表示を自由に消す(非表示にする)ことも可能!
クリスタのトーンは、「消しゴムツール」や「切り取り」などを使用して部分的にトーンを非表示にすることもできます!
※この時もトーンレイヤーのマスク部分を選択している状態にしましょう。
先述の描画ツールを使用する方法でも、「透明色」を描画色として選択していればその描画ツールの形状でトーンを非表示にすることができます。
また、非表示にした部分を改めて(透明色以外の色で)描画すると周りのトーンの柄にピッタリ合ったトーンを再び表示させることができます◎
違う内容のトーンを使用したい場合は新しいトーンレイヤーを作成しよう!
前項で述べた通り、クリスタでは1つの「トーンレイヤー」で表示できるトーンは1種類のみです。
1つでも項目の違う内容のトーンを使用したい場合は新しく「トーンレイヤー」を作成しましょう。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のトーンの設定内容を変更する方法!
レイヤープロパティにてトーン設定内容の変更が可能!
クリスタにおいて1つの「トーンレイヤー」で表現できるトーンは1種類ですが、トーンレイヤーを作成後にその設定内容を変更することは可能です◎
「トーンレイヤー」の選択中には、「レイヤープロパティ」にそのトーンの設定内容が表示されます。
ここで項目や数値を変更するだけで簡単にトーンの表示内容を変えることができます!
レイヤープロパティにはトーンレイヤー作成時に設定できなかった項目もある!
クリスタのレイヤープロパティには「トーンレイヤー」の作成時に設定した項目の他に様々なトーンに関する設定項目が表示されています。
どの項目も内容を変更すればトーン表示がそれに合わせて変更されます。
トーン
クリスタのレイヤープロパティを見ると「トーン」の項目に色が付いて選択された状態になっています。
これはトーン表現を有効にしているということを表しており、「トーンレイヤー」は全てこの状態になっています。
この「トーン」の項目をタッチしてトーンの有効状態を解除するとグレー表示になってしまいます。
※この時のグレーの濃さは「現在表示しているトーンの濃度」ではなく、「作成時に設定したトーンの濃度」に合わせた濃さになります。
レイヤーカラー
「レイヤーカラー」を選択することでトーンをカラーにすることができます◎
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クリスタのレイヤーカラーが変な色になる原因は「元の色」だった!
効果範囲
「画像」と「マスクした画像」の2つから選択できます。
これは下記の「階調」の項目で「あり」に設定している場合に効果が出る項目です。
「画像」を選択している場合、描画ツールなどで表現したトーンのぼかし効果をそのまま表示します。
「マスクした画像」を選択した場合、ぼかし効果の部分の濃さに合わせてトーンの濃度を変更してくれるようになります。
濃度
「トーンレイヤ―」のトーンの濃さを設定・変更できます。
初期設定では「指定の濃度を使用」になっており、数値は「トーンレイヤー」作成時に設定した「濃度」の数値になっています。
ここではどの数値を濃度の値にするかを設定でき、「指定の濃度を使用」「画像の色を使用」「画像の輝度を使用」の3つから選択することができます。
●「指定の濃度を使用」
「トーンレイヤー」を作成した際に設定した「濃度」と同じですね。
ここで数値を変更すれば簡単にトーンの濃度を変えることができます。
●「画像の色を使用」
「トーンレイヤー」のサムネイルを見てもらうと分かると思いますが、このレイヤーにはグレーが使用されています。
このレイヤーに使用されている色の濃さに合わせたトーンの濃度を表示させることができます。
しかし、このグレーは「トーンレイヤー」を作成時に設定した「濃度」の濃さと同じになっているため、「画像の色を使用」を選択した時点ではトーンの濃度に変化はありません。
ただし、「オブジェクトツール」を選択した状態でカラーパレットから色を指定することでレイヤーに使用されている色を変更させることができます。
するとその色の濃さに合わせてトーンの濃さが変化します。
この時、グレーを選択した場合はそのグレーの濃さが、グレー以外の色を選択した場合はその色をグレーに変換した時の濃さがトーンの濃度に反映されます。
●「画像の輝度を使用」
「輝度(きど)」とは本来「光源の明るさを表す」ものですが、クリスタでは「カラーサークル」で「HLS」表示にした場合の「L」の値になります。
この「L」の値を基にトーンの濃さが決まりますが、こちらも「画像の輝度を使用」を選択した時点では変化がありません。
この「輝度」も「オブジェクトツール」を選択して色を指定することで変更させることができます。
「L」の値が低い程濃いトーンになり、高い程薄いトーンになります。
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◆レイヤーの不透明度を反映
ここにチェックを入れていると、レイヤーパレットの「不透明度」を下げた場合にトーン表示がグレーにならずに「トーン濃度」が低くなります。
もし「画像の色を使用」を選択している場合は「不透明度」の数値が低くなるとそれに合わせてトーンレイヤーの白く表示される箇所が狭くなり下のレイヤーが見えるようになってきます。
網の位置
初期設定では「X」「Y」ともに「0」です。
「X」の数値を上げるとトーンの並びが右方向に移動し、下げると左方向に移動します。
「Y」の数値を上げるとトーンの並びが下方向に移動し、下げると上方向に移動します。
※「-(マイナス)」も入力できます。
トーンの網の表示位置が気になる場合などはここで調整できます。
階調
「あり」と「なし」を選択することができ、グレー部分を表示するかどうかを設定できます。
「あり」を選択した場合、描画ツールのぼかし効果なども反映され、トーンにグレー部分が表示されるようになります。
「なし」を選択した場合、トーンの表示部分は「黒色」か「白色」のみになります。描画ツールにぼかし効果がある場合はその濃さによって黒色(トーン部分)か白色に分けられます。
●閾値(いきち)
ぼかし効果などでグレー部分ができるツールで描画したトーンの「階調」を「なし」に設定した場合、「閾値」という項目が表示されます。
これは黒色(トーン)か白色どっちに表示させるかを決める際の境目となるグレーの濃さの数値となり、自分で調整ができます。(数値は1~255)
数値が低い程、黒色(トーン)部分が多くなり、高い程少なくなります。
CLIP STUDIO PAINT PRO
CLIP STUDIO PAINT EX
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)での色々なトーン表現方法
描画ツールを利用した「トーン削り」
アナログではトーンの表示部分をカッターの側面で削り、ぼかし効果を出す表現方法がありますが、クリスタでもそういったトーン削りの表現が可能です!
クリスタでトーン削りを表現したい場合は「デコレーションツール」の「カケアミ」や「トーン削り」などを使用します。
ここで注意したいのが、「カケアミ」や「トーン削り」などのツールは「描画ツール」の分類になりますので普通のカラーで使用するとトーンを追加で描画するという形になってしまいます。
表示されているトーンを削りたい場合は「透明色」を使用しましょう。
削り過ぎても「透明色」以外の色で描画すれば再びトーンを表示させることができますね◎
また、「トーンレイヤー」の上にラスターレイヤーもしくはベクターレイヤーを作成し、「ペンツール」や「カケアミツール」「ガーゼツール」などを使用して白色で描画することで削りと同じような表現をさせる方法もありますよ!
トーン設定を利用した「トーン重ね」
例えばトーンを貼った物に影を付けたい時など、トーンの上からさらにトーンを重ねるといった方法をとることがあります。
クリスタでもこういった「トーン重ね」を表現することができます!
しかしそれには少し注意すべき点があります。
「トーン重ね」を表現する際の注意点…!
●「濃度」の項目では下のレイヤーを透過できるものを選択する
重ねるので当然ですが下のレイヤーを透過できる設定である必要があります。
トーンレイヤーの「レイヤープロパティ」の「濃度」の項目で「指定の濃度を使用」か「画像の輝度を使用」を選択しておきましょう。
●重ねるトーンの「線数」「角度」は同じにする
「線数」「角度」が異なるトーン同士を重ねると「モアレ」という模様ができてしまいます。
敢えて「モアレ」を使う目的以外では2つの設定を同じにしましょう。
●「網の位置」で調整する
例えばクリスタで線数60/濃度10のトーンと線数60/濃度30のトーンをそのまま重ねると以下のようになります。
これは濃度10のトーン(網点)が濃度30のトーン(網点)にピッタリ重なってしまい、網点の大きい濃度30しか見えない状態になってしまっています。
そこで「レイヤープロパティ」の「網の位置」の項目でトーンの網点の位置をずらし、片方のトーンの網点の隙間部分にもう片方の網点が見えるようにすることでお互いのトーンをしっかり表示させて、トーン重ねの効果を出すことができるようになります◎
【補足】CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)での「トーンレイヤー」の仕組み
今回作成したクリスタの「トーンレイヤー」はどういったものなのかを少し説明させていただきます。
クリスタの「トーンレイヤー」は、「簡易トーン設定ウィンドウ」内で設定した濃度のグレーをキャンバス全体に塗りつぶしし、それを他の設定項目の通りにトーン化し、そこに「(レイヤー)マスク」を付けて範囲選択した箇所だけ表示させている状態になっています。
トーンを描画する際にマスク部分を選択するのはこの為です。
クリスタのマスクに関しては以下の記事を参考にして下さい◎
また、先述のレイヤープロパティの「濃度」の説明でサムネイルにグレーが表示されている理由もこれですね。
トーンの柄を描いているのではなく、キャンバス全体に貼られているトーンを「描画ツールで表示箇所の指定」し、「消しゴムツールで非表示箇所の指定」しているということなのです◎
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のトーンは書き出し設定に注意が必要!
書き出しで「色の詳細設定」をちゃんと設定しないとトーンが表示されない!
クリスタで「トーンレイヤー」を使用した絵や漫画原稿を書き出しする場合は、書き出し時にトーンが表示されるような設定を行う必要があります。
まずクリスタの書き出し設定ウィンドウで「色の詳細設定」を選択します。
するとさらに新しいウィンドウが1つ開き、その中に「トーンの出力設定」があります。
ここでしっかり設定を行わないと思い通りにトーンが書き出しされません。
特に「レイヤーに付与されたトーン効果を有効にする」にチェックを入れないと書き出ししたデータにトーンが表示されません。
チェックがない場合はグレーで表示されます。
忘れずにチェックを入れましょう。
クリスタ書き出し設定の詳しい内容は以下の記事を参考にして下さい◎
クリスタで書き出し!作品を画像ファイルで保存する方法と補足説明!!
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)でのその他のトーン表現方法
グラデーショントーン
「トーンレイヤー」に「グラデーションツール」を使用しても「塗りつぶしツール」と同じになると説明しましたが、クリスタでもトーンでのグラデーション表現も可能です◎
条件としましては、解像度に加え「基本表現色」が「モノクロ」であることです。
クリスタで条件にあったキャンバスを作成しましたら、「グラデーションツール」を選択し、「サブツール」の一覧の1番下にある「マンガ用グラデーション」を選択しましょう。
また、サブツール詳細の「インク」の項目内にある「描画対象」が「グラデーションツールレイヤーを作成」になっていることを確認しましょう。
あとはキャンバス上でドラッグすることでトーンのグラデーションを描画することができます。
※必要であれば選択範囲を利用しましょう。
こちらも網点トーン同様、他の箇所を塗りつぶしや描画することでグラデーションの繋がりを保ったままトーンの表示範囲を増やしていくことができます◎
以下の画像では髪と目が1つのグラデーショントーンで表現されています↓
また、「オブジェクトツール」をでグラデーション部分をタッチして表示される「ハンドル」を操作すればグラデーションの幅や角度の修正もできますよ◎
また、幅や形を調整してから描画することで様々なグラデーションを描画することもできます◎
参考記事
クリスタの「トーン素材」を利用する
CLIP STUDIO PAINT画面上部から「ウィンドウ」→「素材」→「素材[単色パターン]」と選択すると「素材パレット」が開き、単色パターンの素材一覧が表示されます。
※「素材[単色パターン]の項目がない場合は任意の項目を選択して素材パレットを開き、左側で「単色パターン」を選択しましょう。
その中には様々なパターンのトーン素材があります。
このトーンを範囲選択した箇所にドラッグすることでトーンを貼ることができます。
ただし、トーン素材の中には黒ドットではなく、白ドットの「ホワイトトーン」もあります。
これをモノクロの漫画の白背景に貼り付けても見た目上何もないように見えてしまいますので注意しましょう。
ちなみにこのホワイトトーンが白いのはレイヤープロパティの「レイヤーカラー」がONになっているからであるため、OFFにすることで黒ドットのトーンに変換することができます。
また、既存のトーンでお気に召すものがない場合は、CLIP STUDIO ASSETSで検索・ダウンロードすることも可能です。(有償・無償あり)
関連記事
【クリスタ】無料素材でもこんなに便利!ダウンロード方法と使い方を紹介します!
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)での網点トーンの貼り方まとめ
クリスタでのトーンの貼り方紹介は以上になります。
私自身は元々トーンを多く使う方ではないのですが、それでもアナログで作業していた頃のトーン貼りの作業は精神的にも結構辛い所がありました。
今ではクリスタのトーン機能のおかげでトーンを使うことになんの躊躇もありません◎
(このサイトに載せているオリジナル漫画はトーン部分をグレーに変換していますが)
トーンを使うのが苦手な方やトーン貼り作業で苦労している方はクリスタの使用も検討してみてはいかがでしょうか◎
また、以下の記事も参考にしていただければと思います。
それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!
▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】
CLIP STUDIO PAINT PRO▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】
CLIP STUDIO PAINT EX▼動画視聴型お絵描き講座【Palmie(パルミー)】