※記事内に広告を含みます
皆さん閲覧ありがとうございます。山本電卓と申します。
今回はイラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)で新規作成をする時、作品の用途で「イラスト」を選んだ場合に表示されるウィンドウの設定入力の内容を説明していきたいと思います。
ではよろしくお願いいたします( `・∀・´)ノ!
▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】
CLIP STUDIO PAINT PRO▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】
CLIP STUDIO PAINT EXアナログ制作とCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の違い
クリスタなら用紙を買いに行く必要一切なし!!
本来、絵を描くとなると用紙が必要です。
しかもお店に買いにいけば決まったサイズが別々で売っているため用途に応じてそれぞれを購入しなければいけません。
さらに夜中に用紙がなくなったとなれば翌日のお店の開店時間まで待たなければなりませんね。
それがクリスタで制作するとなると
いつでも無料でお好みのサイズの用紙を無限に使用できる!
これはお財布にも優しいですし、お店に行く時間も無くなるのでその分制作に使えます◎
なかなかの利点といえるのではないでしょうか!
クリスタで制作後にSNSやWEBですぐ公開できる!!
アナログで制作した絵をSNSやWEB上で使用したいとなると、その作品をスキャナーで読み込んだり写真に撮ったりする必要があります。
ですがクリスタで制作した作品はそれ自体がデジタルのデータですのでSNSやWEBですぐに使うことができます!
また、自分のアカウントなどで使用する画像は推奨サイズが設けられていますね。
クリスタではサイズを指定して作成することができますので、必要なサイズで制作することができますよ◎
CLIP STUDIO PAINT PRO
CLIP STUDIO PAINT EX
参考記事:クリスタPROとEXの機能の違い全29項目を紹介します!!
では次項から各項目の意味を紹介させていただきますね!
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)新規作成ウィンドウ「イラスト」の各項目の意味
まずはクリスタで新規作成!
それでは、CLIP STUDIO PAINT画面上部から「ファイル」→「新規」と選択して新規作成ウィンドウを開きましょう。
※[Ctrl(Command)]+[N]でも同じ操作が行えます。
クリスタの新規作成ウィンドウを出しましたら、上部の「作品の用途」で今回のテーマである「イラスト」を選びましょう。
1番左端のアイコンですね。
ちなみに各アイコンの内容は以下の通りです。
クリスタ新規作成ウィンドウ「イラスト」の各項目が意味するものとは
クリスタ新規作成ウィンドウの「作品の用途」で「イラスト」を選択しますと以下のような表示になります。
ではさっそく「イラスト」の新規作成ウィンドウの各項目を見ていきましょう。
ファイル名
保存をする際のクリスタ制作データファイルの名前の入力欄です。
英数字(半角・全角)、日本語、記号など好きな名前を入力することができます。ただし、ファイル名として使えない文字は入力できない仕様になっているようです。
また、このファイル名入力は保存作業時にもできますので必ずしもここで入力しなければならない項目ではありません。さらに、ファイル名は保存作業後でも変更可能です。
何も入力しなければ最初から自動で入力されている「イラスト」がファイル名になります。ただし、空欄の状態では新規作成できません。
「ファイル名を入力してください」との注意のウィンドウが出ます。
プリセット
プリセットの文字の右横の「V」が付いたボタンをクリックすると選択肢が表示され、そこに何種類かのサイズが用意されています。
ここでサイズ選択すること下の項目の「幅」「高さ」「解像度」の入力欄に自動で数字が入ります。
下部のキャンバス設定を自分で直接入力しますと自動で「カスタム」になります。
また、プリセット項目の右端にあるマークをクリックすると「プリセットに登録」のウィンドウが開き、現在入力している「幅」「高さ」「単位」の内容をプリセットの選択肢の中に登録させることができます。
その際にプリセット名を入力したり、その他の入力済の設定も登録内容に追加するかをチェック欄で選択することができます。
何回も同じ設定のキャンバスをクリスタで作成する場合はここで保存しておくとプリセットの選択肢から選ぶだけで同じ内容のキャンバスをすぐに作成することが可能になります。
登録したプリセットを削除したい場合は、選択肢の中から削除したいプリセットを選択した状態でこのゴミ箱のマークを選択しましょう。
クリスタVer.3では登録済みのプリセットと同じ名前を入力した場合の仕様が変更されました。
その仕様は「作品の用途」の選択によって変わります。
●「作品の用途」が登録済みのプリセットと同じ場合
以下のウィンドウが表示され、「上書き」を選択することで登録しているプリセットを上書きすることができます。
●「作品の用途」が登録済みのプリセットと異なる場合
以下の注意ウィンドウが表示され、登録することができません。
別の名前で登録する必要があります。
単位
クリスタの新規作成ウィンドウにて、入力するサイズの数値の単位を選択肢の中から選択することができます。
●cm/mm(センチメートル/ミリメートル)
普段からよく使う単位でどのくらいの大きさになるか一番把握しやすい単位ですね。また、印刷目的であるのならこの単位を選択しましょう。
●in(インチ)
外国で使われている単位です。1 in=25.4 mm。あまり日本ではなじみのない単位ですね。
●px(ピクセル)
デジタル画像における単位です。パソコンなどのモニターは点(ドット)の集合体ですがその点一つ=1 pxとなります。また、解像度は1インチ(2.54cm)の中にいくつ点(ドット)があるのかを表す数字ですので、解像度の数値によって1 pxの長さが変わります。
この単位を使う時はインターネット上で使用する「サイズ指定のある画像」を描く場合が多いです。Twitterのヘッダーや漫画投稿サイトの原稿・サムネイルとかですね。
cmやmmに換算させたい場合はネットなどにあるツールを利用するのが早いですが、「このくらいの大きさで描きたい」となればcmやmmを使えばいいでしょう。
幅・高さ
「プリセット」を選択しない場合はここで新規作成するキャンバスのサイズを直接入力します。「幅」が画面上での横の長さ、「高さ」が画面上での縦の長さとなります。
入力欄右横の「>」をクリックすることで微調整ができるボタンを表示させることができます。
左の矢印をクリックすると「幅」と「高さ」の数字が入れ替わります。縦長・横長の切り替えをしたい時や入力を間違えた時に利用できます。
B4、A4などの用紙サイズを作成したい場合は右横にある「V」の付いたボタンをクリックして下さい。中に用紙サイズの選択肢があり、クリックで選択すると「幅」「高さ」にサイズが自動で入力されます。
解像度
解像度とはクリスタで新規作成するキャンバスの鮮明さを表す数値です。
基本的には入力欄右横の「V」を押して選択肢から選びますが、直接数値を入力することもできます。
●印刷目的のないデジタル画像として使用する場合:72 dpi
●印刷目的のカラーイラストの場合:300~350 dpi
●印刷目的のモノクロ(白黒)イラストの場合:600 dpi以上
※印刷目的のない場合でも、モノクロでトーンを使用する場合は600 dpi以上にしましょう。(解像度が低いとトーンがキレイに表示されない為)
クリスタの新規作成時の解像度の選択に関しては以下の記事も参考にしてください。
基本表現色
クリスタでキャンバスを新規作成後、レイヤーを新しく作成する際の初期設定となる表現色を決める項目となります。
ボタンをクリックして三つの選択肢の中から目的に合わせて選択します。
●カラー
全ての色を使って絵を描く場合
●グレー
白と黒、そしてグレーの濃淡の色を使って絵を描く場合
●モノクロ
白と黒の二色のみを使って絵を描く場合
また、「グレー」もしくは「モノクロ」を選択した場合、基本表現色の選択欄の右横に黒と白の四角いマーク(描画色)が表示されます。
こちらは「黒色」「白色」をキャンバス(レイヤー)上で表示するかどうかの設定です。基本的には両方ON(水色で囲まれている状態)のままでいいでしょう。
片方だけをONにした場合、ONにした色と透明色で絵を描くことになります。両方を同時にOFFにすることはできません。ちなみに両方ONの時も透明色は使用できます。
ちなみに「表現色」は各レイヤーごとに「レイヤープロパティ」から変更することができます。
ですが、メインとなるもしくは一番多く使う表現色を「基本表現色」の項目で設定しておけばレイヤープロパティから変更する手間を減らせるということになりますね。
基本線数
上記の「基本表現色」で「グレー」もしくは「モノクロ」を選択した場合に設定ができる項目です。
制作過程で網点トーンを作成する時に最初に自動で設定される「トーン線数」の設定になります。
直接数値を入力することもできますし、「V」を押して表示される選択肢から選ぶこともできます。
こちらも後からレイヤープロパティで自由に変更が可能です。
線数とは網点の点(ドット)の数を示す数値で、この数値が高いほど点の数は多くなり、それに伴い一つ一つの点(ドット)が小さくなります。
線数は60~65が一般的な数値です。
用紙色
左のチェックボックスにチェックを入れ、右側の色が表示されている箇所をクリックして色を指定することで作成するキャンバスに指定した色の用紙レイヤーを設置します。
基本的には初期設定の白でいいでしょう。
チェックを外すと用紙レイヤーは作成されず、背景色は透明のままキャンバスが作成されます。
クリスタの用紙レイヤーは基本的に全レイヤーの一番後ろ(レイヤーパレットの一番下)に設置され、移動させることもこの上になにか描くこともできません。絵は用紙レイヤーの上に設置する別のレイヤー上に描いていくことになります。
ちなみに、この「用紙色」の設定は気にしなくても大丈夫です。
用紙レイヤーがない状態でもCLIP STUDIO PAINT画面上部から「レイヤー」→「新規レイヤー」→「用紙」と選択して「色の設定ウィンドウ」で色を指定すればすぐに作成することができますし
レイヤーパレットの色表示部分をダブルクリックすれば「色の設定ウィンドウ」を開くことができ、色の変更も可能なのです。
テンプレート
新規作成するキャンバスに最初からコマ枠などの素材を配置しておくことができる設定項目です。
初めて「テンプレート」の項目にチェックを入れる場合はすぐにテンプレートの選択ウィンドウが表示されます。
テンプレートの選択ウィンドウにて、コマ枠などが予め用意されているテンプレートを選択して右上の「OK」を選択しますとクリスタ新規作成ウィンドウに選択したテンプレートが表示されます。
↓
この状態でキャンバスを作成しますと、選択したテンプレートの内容がキャンバスサイズに合わせて配置されます。
テンプレートを設定後に別のテンプレートに変更したい場合はテンプレート名の部分をクリックすることで再びテンプレート選択ウィンドウを開くことができます。
クリスタのテンプレートには初期状態でコマ枠フォルダーを様々なコマ割にした状態のものが用意されています。
(4コマ漫画のコマ割テンプレートくらいしか役に立ちそうなものはありませんが…)
また、テンプレートを使用したコマ枠は(キャンバスサイズによって拡縮されるので)コマ枠同士の間隔を指定できないので注意して下さい。コマ枠の太さは1コマずつにはなりますが「オブジェクトツール」で変更が可能です。
こちらのテンプレートは自分で作成したり公式サイトからダウンロードして増やすこともできます。
ダウンロード方法は以下の記事を参考にして下さい◎
【クリスタ】無料素材でもこんなに便利!ダウンロード方法と使い方を紹介します!
ちなみに、この「イラスト」での新規作成でコマ枠のテンプレートを設定した場合、コマ枠の外側はキャンバスの外側に合わせて作成されます。「コミック」のように内枠に合わせて作成されるといったことはありません。
うごくイラストを作る
クリスタでGIFアニメーションなどの音のないシンプルなアニメーション(制限あり)を作りたい場合は左のチェックボックスにチェックを入れることでアニメーションに関する設定欄が表示されます。
アニメーションもまたやり方が特殊なので意味合いだけ説明させていただきますね。
●セルの枚数
アニメーションは絵の配置やポーズを徐々に動かして描いた複数枚の静止画を連続で表示することで動いているように見せているものです。
その静止画を「セル」と呼びます。ここでは何枚の静止画でアニメーションを制作するかを入力します。ただし、ここで設定できるのは24枚までです。仮にそれ以上の数字を入力したとしても作成されたキャンバスには24枚しかセルが設置されません。
右側の「V」をクリックして表示される選択肢から選択することも可能です。
●フレームレート
1秒間にセルを何枚設置するかを設定します。
新規作成の画面では「6」「8」「10」から選択することになります。
しかし、キャンバスの作成後にCLIP STUDIO PAINT画面上部から「アニメーション」→「タイムライン」→「フレームレートを変更」と選択することで直接数値を入力して変更することができます。
●再生時間
上記の「セルの枚数」と「フレームレート」から自動で計算して表示されます。
例えばセルの枚数が24でフレームレートが8の場合、24÷8で3秒の再生時間となるわけですね。
見本として簡単ですが、セルの枚数6・フレームレート6(再生時間:1秒)で作ったGIF動画を載せておきますね。
タイムラプスを記録する
クリスタVer.1.10.5から追加された項目です。
クリスタでのタイムラプス作成のために制作過程を記録したい場合はここにチェックを入れます。
クリスタVer3.1から、タイムラプスの記録は「品質優先」もしくは「ファイルサイズ優先」を選択することで記録されるようになります。
こちらで「ファイルサイズ優先」を選択しますと出来上がるタイムラプスの画質が下がりますが、ファイルサイズ(容量)は小さくすることができます。
詳しくは以下の記事を参考にしていただければと思います。
クリスタでメイキング動画!タイムラプスの作り方を紹介します!
入力が終われば「OK」でクリスタのキャンバスを作成!
クリスタの新規作成ウィンドウの入力欄を入力し終えたら「OK」を選択して下さい。キャンバスが作成されます。
↓
ここで入力内容を間違えてしまうと面倒なことになることもあるので設定内容はしっかり確認してキャンバスを作成しましょう。
↓注意事項に関してはこちらをどうぞ!
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)で「イラスト」のキャンバス作成後に入力内容を変えたい時は
クリスタで「イラスト」のキャンバス作成後に設定内容を変えることは可能です。そしてその方法は項目によって何種類かあります。
変更にはそれぞれ注意点がありますが、「解像度」に関しては以下の記事の『クリスタで制作した作品を印刷するなら解像度に注意!!』の項目も参考にして下さい。
クリスタメニュー「キャンバス基本設定を変更」で変える
CLIP STUDIO PAINT画面上部から「編集」→「キャンバス基本設定を変更」と選択することで設定ウィンドウを開くことができます。
↓
ここでは「幅」「高さ」「解像度」「基本表現色」「用紙色」の変更が可能です。
ちなみに、漫画原稿設定のチェックボックスにチェックを入れることで漫画作成時に利用する「製本(仕上がり)サイズ」「基本枠(内枠)」「セーフライン」のガイド線の追加・変更が可能です。
参考記事
クリスタで漫画制作!新規作成「コミック」の設定項目の意味を説明します!
クリスタVer.3.1から、「キャンバス基本設定を変更」のウィンドウに「製本用の枠を作成」と「アニメーション用の枠を作成」の2つのボタンが追加されました。
「「製本用の枠を作成」は漫画原稿用紙用のガイド線を表示させる設定項目を追加することができ、
参考記事
クリスタで漫画制作!新規作成「コミック」の設定項目の意味を説明します!
「アニメーション用の枠を作成」はアニメーション用キャンバスのガイド線を表示させる設定項目を追加することができます。
※ただし、この操作だけでイラスト用キャンバスがアニメーション制作用キャンバスに変換されるわけではありません。
こちらはアニメーション制作時に表示されるガイド線などを表示させるための設定項目です。
イラスト用キャンバスをアニメーション用キャンバスにしたい場合はタイムラインパレットにて新規にタイムラインを作成しましょう。
また、追加した項目を削除したい場合は各「削除」のボタンを押しましょう。
クリスタメニュー「キャンバスサイズを変更」で変える
CLIP STUDIO PAINT画面上部から「編集」→「キャンバスサイズを変更」と選択することで設定ウィンドウを開くことができます。
ただし描写済みの絵などの大きさは変わりません。
ここではその名の通りキャンバスサイズ、つまり「幅」と「高さ」を変更できるのですが、「キャンバス基本設定を変更」と違うところは変更後の範囲を確認しながらサイズ変更ができることです。
もちろん数字入力でも変更は可能です。
またサイズ変更する際の基準点を下の図形の場所(9か所)から指定することもできます。
※ドラッグ操作で変更する際に基準点を利用したい場合は[Altキー]を押しながら操作して下さい。
クリスタメニュー「画像解像度を変更」で変える
CLIP STUDIO PAINT上部から「編集」→「画像解像度を変更」と選択することで設定ウィンドウを開くことができます。
ここでは「幅」「高さ」「解像度」を変更できます。ただしここで変更した場合は、キャンバスの幅と高さの比率は変更することができません。「幅」もしくは「高さ」のどちらかを入力した場合、もう片方も比率に合わせて自動で変更されます。
その為、この作業でのサイズ変更では描写済みの絵なども変更したサイズと同じ比率でサイズが変更されます。
また、「解像度」は1インチ(2.54cm)の中にいくつドットがあるのかを表す数字ですので、「解像度」を変更するとそれに合わせてドットの数と関連のあるpxの単位で表現されるキャンバスサイズも変更されます。(解像度を2倍にすれば「幅」「高さ」のpx単位のサイズも2倍になります。)
ただし、「ピクセル数を固定」にチェックを入れると「解像度」のみ変更することができます。
ここで勘違いしてはいけないのが、解像度の数値でサイズを変更させる場合、サイズが変更されるのはパソコン(デジタル)上のサイズである「px」のみで「mm」や「cm」などの実寸となるサイズは変更されません。
さらに描写済みの絵などのサイズが解像度変更にともない変更された場合でも、鮮明さは描写時の解像度のものになりますので、仮に解像度を高くしたとしても描写済みの絵などが綺麗になるということはありません。
また、「倍率」の入力欄を利用すれば「解像度」はそのままで「幅」「高さ」のサイズを入力した「倍率」に合わせて変更することができます。
補間方法とは?
クリスタで新規作成したキャンバスの像解像度を変更するときに隣接するピクセル間の色を補間する方法のことです。「補間方法」の文字の右にあるボタンをクリックして出てくる選択肢の中から選択することができます。
●ソフトな輪郭(バイリニア法)
輪郭(色の境界)を隣のピクセルの色と混ぜ、滑らかにする補間方法です。ただし、変形する内容によっては、輪郭がぼやける場合があるようです。
●ハードな輪郭(ニアレストネイバー法)
画像内のピクセルを複製して補間する方法です。隣のピクセルに影響されないため、輪郭(色の境界)がハッキリします。ただし、変形する内容によっては輪郭がギザギザになる場合があるようです。
●輪郭強調(バイキュービック法)
補間方法は「ソフトな輪郭(バイリニア法)」と同じですがこちらはさらに輪郭が強調されるように処理されます。ただし、変形する内容によっては、輪郭の周囲に白いノイズが発生する場合があるようです。
●高精度(色の平均)
変形後の1ピクセルごとに含まれる変形前のピクセルの色の平均を厳密に計算して補間する方法です。拡大はハッキリ、縮小は滑らかになります。また、細い線を縮小しても途切れないようになります。ただし、変形する内容によっては輪郭がぼやけたり、処理に時間がかかったりする場合があるようです。
●超解像(スマートスムージング)[Ver.2.2.0~]
Ver.2.2.0から追加された項目です。
解像度の変更の際に「スマートスムージング」を実行してくれるようになります。
「スマートスムージング」とは画像のサイズ変更時に発生する荒れ(ジャギー)を滑らかな表示に変換する機能です。
あくまで荒れ(ジャギー)をぼかしているだけですので、元の絵がより鮮明になるわけではありません。
こういった補間が入るということは「解像度」を後から変更するというのはやはり描いた絵にも影響が出ることだと思います。ですので、できれば新規作成時に必要な解像度をしっかり確認し、後々変更するということがないようにするのがベストだと思います。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)新規作成:「イラスト」設定項目まとめ
クリスタ新規作成の「イラスト」の設定入力内容の説明は以上になります。
初心者の方に対しての記事ですので細かく書かせていただきましたが、そこまで複雑な内容ではなかったと思います。
注意すべきなのは「解像度」ですのでそこさえしっかり設定すれば恐れることはありません。ドンドン新規作成してガンガン描いていきましょう。
ここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!
▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】
CLIP STUDIO PAINT PRO▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】
CLIP STUDIO PAINT EX▼動画視聴型お絵描き講座【Palmie(パルミー)】