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こちらはイラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)における新規作成「コミック」「すべてのコミック設定を表示」の設定項目の内、「製本(仕上がり)サイズ」の説明をするページになります。
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では早速まいりましょう。
宜しくお願い致します!( `・∀・´)ノ
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目次
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)新規作成「製本(仕上がり)サイズ」の設定内容
クリスタ新規作成の「製本(仕上がり)サイズ」の項目は「漫画原稿設定」のチェックボックスにチェックを入れることで入力が可能になります。
幅・高さ
↓画像の示すオレンジ色の枠内が製本(仕上がり)サイズです。
※「タチ切り線」などと呼ばれることもあります。
「幅」「高さ」はキャンバスサイズ同様それぞれ横と縦の長さを指します。
名前の通り本として印刷(製本)した場合、実際に本に載る範囲です。
数字を直接入力する他に、右のボタンをクリックして出てくる選択肢から選ぶこともできます。選択肢から選ぶと(作品の用途「コミック」の設定時と同様に)キャンバスサイズは一回り上のサイズに自動入力されます。
ここの数値はキャンバスサイズ(原稿用紙全体のサイズ)ではないので注意しましょう。
印刷目的の場合は印刷所の指定するサイズを選択もしくは数値を入力しましょう。商業誌、少なくとも私が投稿したことのある雑誌ではこの製本(仕上がり)サイズは指定していませんでした。
選択肢の「商業誌用」を選択すると、市販されているB4原稿用紙(ここでいうB4は用紙(キャンバス)サイズです)と同じサイズになります。「B5判」を選択すれば市販されているA4原稿用紙と同じサイズになりますのでそれを参考に選ぶか、用紙全体のサイズ指定はあると思いますのでそのサイズが「~判」のサイズかを確認し、その一回り下のサイズを設定するのも一つの手かと思います。
ちなみに一般的な用紙サイズは以下の通りです。(大きさ順/単位はmm)
名 称:幅×高さ
A3判:297×420
B4判:257×364
A4判:210×297
B5判:182×257
A5判:148×210
B6判:128×182
A6判:105×148
個人で漫画を描くだけでしたら自由に入力して下さい。
もし今後印刷や商業誌に投稿・持ち込みする可能性があるのでしたらしっかり調べてサイズを設定しておいた方がいいでしょう。
どのサイズにすればいいか分からない時は大きめの「商業誌用」を選んでおくのが無難かと思います。漫画を描画後に縮小することになっても絵の綺麗さに影響が少ないですから。(逆を言えば、描画後の原稿を拡大すると絵がぼやける可能性があります。)
また、この「製本(仕上がり)サイズ」は原版のサイズなだけです。印刷所に頼む場合、印刷する本のサイズは印刷時に選べます。基本的には大きい原版から縮小して印刷する方が綺麗に仕上げられるので本にしたいサイズより大きいサイズにして制作します。商業誌が指定しているサイズも印刷するサイズより大きいサイズで指定しています。
裁ち落とし幅
↓こちらの新規作成するキャンバス(原稿用紙)において、
↓「裁ち落とし幅」は以下の画像のオレンジ色で示す幅を指します。
漫画原稿を本にする(製本する)際、製本サイズに裁断するのですがそこで多少のズレがどうしても生じてしまいます。「裁ち落とし幅」とはそのズレの起こり得る範囲のことです。漫画制作の際にこの幅の外側まで絵を描いていればどの位置で裁断されても原稿に変な余白が出ることもありません。
つまり本になる場合に実際作品が載るのはこの「裁ち落とし幅」までの部分なのです。ですので、本の外側まで絵を載せたい場合はどこで裁断されてもいいようにこの「裁ち落とし幅」の外側の線まで描きましょう。

※このサイトの漫画は本形式ではないので「裁ち落とし幅」のガイド線に合わせてコマ枠を描き、上下左右に余白をいれて掲載しています。
もしここで数値を間違えて、絵を描いた後にもう少し裁ち落とし幅が長く必要となってしまえばその分を描き足さなくてはいけなくなるので新規作成の時点でしっかり確認・入力しましょう。
商業誌では「裁ち落とし幅」の指定はありません。ですので投稿・持ち込みの場合などは一般的な3mmや5mmにするか、市販の原稿用紙の裁ち落とし幅のサイズと同じにするのがいいでしょう。
ちなみに私がもっている市販の漫画原稿用紙の裁ち落とし幅はB4原稿用紙で6mm、A4原稿用紙で4mmでした。
個人で印刷する場合は、印刷所によって裁ち落とし幅は変わるので利用する印刷所のサイトなどで確認しておきましょう。
不安であれば「裁ち落とし幅」の外側のガイド線を越えた所まで余分に描いておくのも1つの手かと思います。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)で画像データとして書き出す場合の「製本(仕上がり)サイズ」
「製本(仕上がり)サイズ」「裁ち落とし幅」のガイド線は画像として書き出す際には表示されません。
その代わりとなるのが「トンボ」と呼ばれる四隅と上下にある印になります。
こちらでしたら書き出し時に表示・非表示をチェックボックスにチェック入れる・入れないで選択できます。
↓トンボにチェックを入れて書き出した場合
※印刷所ではこの「トンボ」を目印に裁断を行いますので印刷目的の場合はこの「トンボ」を表示させましょう。制作の際も、上からベタなどで塗りつぶして「トンボ」が見えない状態にならないように注意して下さい。
※一部の印刷所ではトンボを非表示で指示している所もあるようです。
「裁ち落とし幅」内に描くものは上記の通り裁断の際に切り落とされる可能性があるのでそうなった場合でも作品に支障がないものしか描かないようにしましょう。例えば、効果線や重要度の低い背景や人物などは切れてしまっても作品の内容は伝わりますよね。
クリスタ新規作成「製本(仕上がり)サイズ」の説明は以上となります。
お疲れ様でした!
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)新規作成時における他の各項目に関して
以下にリンクを貼っておきますので参考にしていただければと思います!↓
親元の記事はこちら!

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トンボを合わせる

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