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皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。
今回はイラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT（クリップスタジオペイント）でコマ枠を作成する際、コマ枠の1辺1辺の長さを決めて作成する方法を紹介させていただきます。
それではよろしくお願いいたします
( ｀・∀・´)ﾉ！
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通常のCLIP STUDIO PAINT（クリスタ）でのコマ枠制作
クリスタのコマ枠サイズは基本的に目分量
クリスタでコマ枠を作成する基本的な方法は、原稿用紙（キャンバス）の基本枠に大きい1つのコマ枠を作成し、そこからコマ枠を分割していくといった方法です。
↓
詳しくは以下の記事を参考にしていただければなと思います。
クリスタの漫画コマ枠作成＆コマ割り方法！2ステップ+αで簡単！！
この「分割」というのが自分でペン（マウス）を操作して行うものなのでコマの1辺を何 mmにして分割といったことは難しくなっています。
※分割する幅（コマとコマの間隔）は設定で長さを指定できます。
コマの1辺の長さも指定したい場合は別の方法でコマ枠を作成する必要があります。
CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）で辺の長さを指定してコマ枠を作成する方法！
まずはクリスタの「グリッド」を設定しよう！
クリスタで漫画制作！新規作成「コミック」の設定項目の意味を説明します！
原稿用紙（キャンバス）を新規作成しましたら、「グリッド」の設定を行います。
クリスタにおいて「グリッド」とは格子状のガイド線のことで、1つのマス目のサイズを設定で変更させることができます。
この「グリッド」を以下の記事を参考にして1マス1 mmで設定・表示させましょう。
この「グリッド」のマス目のサイズが1 mmという小さいサイズまで必要ない場合は「分割数」を小さくすれば1マス2 mmにするなどグリッドを調整することができます。
ただし、「基本枠」などのガイド線とグリッドが合わなくなる可能性もありますので注意しましょう。
また、CLIP STUDIO PAINT画面上部の「表示」を選択すると開く項目の中で「グリッドにスナップ」にチェックが入っている状態にしましょう。
チェックが入っていない場合は「グリッドにスナップ」を選択することでチェックが入ります。
※「グリッドにスナップ」を選択すると項目の表示は消えますが、再び「表示」の項目を開くと「グリッドにスナップ」にチェックが入っているのが分かります。
「スナップ」とはガイド線などにピッタリ合わせて描画させる機能であり、この「グリッド」で言えばペンツールなどが「グリッド」のガイド線上に動くようになります。
※ツール側も「スナップ」をONにする必要があります。
クリスタの「コマ作成ツール」を用意しよう！
クリスタには、独立してコマ枠を作成することができる「コマ作成ツール」というものがあります。
この「コマ作成ツール」を以下の記事を参考にお好みの設定にしましょう。
クリスタなら重なるコマ枠も自在に作成できる！！その制作方法を画像付きで紹介します！
また、設定時に「スナップ可能」の項目にチェックを入れるのを忘れないようにして下さい。
この「スナップ可能」の項目は同じ「コマ作成ツール」でも「長方形コマ」「折れ線コマ」「コマ枠ペン」それぞれにありますので使い分ける際は注意して下さい。
クリスタのキャンバスに「グリッド」を目盛りにしてコマ枠を1コマずつ作成しよう！
クリスタの「グリッド」、「コマ作成ツール」の準備ができましたらコマ枠の作成に移ります。
「グリッド」、「コマ作成ツール」共にスナップをONにしているとコマ作成ツールがグリッド上でピッタリ動いてくれるようになります。
つまり、グリッドのマス目をものさし（定規）の目盛りとしてコマ枠を作成すればコマ1辺の長さを指定することができるということなのです！
もちろん、「基本枠」などのガイド線にも注意して作成しましょう。
斜めのコマ枠を作成したい場合は「折れ線コマ」の「直線」で1辺ずつコマ枠を制作すればいいでしょう◎
また、一手間入りますが、最初に「長方形コマ」で作成した後に「オブジェクトツール」で他のコマ枠を連動させた状態で角度を付けるといった方法もありますね。
画面を拡大表示してどのマス目がどの位置にあるのかが把握しづらい場合は、下描きを目印にしてもいいですね。
クリスタの「ルーラー」を表示させるのも1つの手かと思います。
参考記事
これでクリスタにて1辺の長さを自分で決めたコマ枠を作成することができます！
特に「折れ線コマ」で作成すると特殊な形のコマ枠も作成しやすいですね。
コマ枠の作成が終われば、CLIP STUDIO PAINT画面上部から「表示」→「グリッド」と選択し、グリッドを非表示にしてコマ枠内に絵を描いていきましょう！
また、これらのコマ枠は作成後の修正も可能ですよ◎
CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）で長さを指定してコマ枠を作成する方法の弱点…！
通常のクリスタのコマ枠作成方法より時間がかかる…！
当然ながら、この方法は1コマずつ長さを確認しながら作成していくことになる為、クリスタの通常のコマ枠作成方法よりかは時間がかかってしまいます。
しかし、それでもアナログ制作でものさし（定規）を使って長さを測り、下描きをし、さらに歪まないようにペン入れしていくという方法よりかは断然効率はよく、修正も容易です◎
コマ枠のズレに注意点…！
クリスタにおけるこの方法は1マス1 mmという細かいグリッドを利用してコマ枠を作成しますので、キッチリ制作できる反面、「よく見ると1 mmズレている…！」といったことも起こり得ます。
制作の際はしっかり確認しましょう。
とは言え、ズレが見つかった時は「オブジェクトツール」での修正・調整ができますので大きな時間ロスにはならないかと思います。
ツールプロパティにて「別のコマ枠にスナップ」にチェックを入れておけば他のコマと同じ位置でピタッと止めてくれますよ。
CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）で辺の長さを指定してコマ枠を作成する方法まとめ
クリスタは漫画のデジタル制作においてとても便利なソフトですが、こういった長さの指定などはまだまだ機能が追い付いていない所があります。
しかし、既存のクリスタ機能を駆使すればちゃんと希望する作品を制作することは可能なのです◎
コマの長さまでこだわりたい且つ、デジタル制作で効率も上げたい方は是非試してみて下さい！
それではここまで閲覧ありがとうございました！
お疲れ様でした！！
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