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皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。
イラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)には3Dデッサン人形が標準で搭載されています。
この3Dデッサン人形に様々なポーズをさせることでキャラを描く時の参考にできるわけですね。
そしてクリスタの3Dデッサン人形は頭身や体型を自由に変更できるのです!
今回はそちらを紹介させていただきますのでよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!
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CLIP STUDIO PAINT EXCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)3Dデッサン人形の基本情報
【注意】クリスタを使用するデバイスの性能を確認しよう!
クリスタで3Dデッサン人形を使用する場合、使用するデバイス(パソコン・タブレット・スマートフォン)にある程度の性能があることが条件になります。
とはいえ、私が所有する2018年のスマートフォンでも使用できることを確認できましたから、よほど古いデバイスでない限りは使用できるかと思います。
参考記事
クリスタ3Dデッサン人形の種類
クリスタの3Dデッサン人形には以下の4種類のデッサン人形が標準搭載されています。
●3Dデッサン人形(男性)
●3Dデッサン人形(女性)
●3Dデッサン人形-Ver.2(男性)
●3Dデッサン人形-Ver.2(女性)
「3Dデッサン人形」はリアルな体型のデッサン人形であり、「3Dデッサン人形-Ver.2」はイラスト・漫画向けの体型のデッサン人形になります。
その為、基本的には「3Dデッサン人形-Ver.2」の方を使用する場合が多いかと思います。
クリスタ3Dデッサン人形の表示方法
クリスタの3Dデッサン人形は「素材」ですので素材パレットの中に入っています。
パソコン・タブレット用クリスタの場合
CLIP STUDIO PAINT画面上部から「ウィンドウ」→「素材」→「素材[3D]」と選択しましょう。
※素材の項目の並び順は人によって異なります。
するとCLIP STUDIO PAINT画面右側に素材パレットが開きます。
「素材[3D]」のパレットが開きましたら左上の項目で「体型」を選択しますと素材パレット右側に3Dデッサン人形の一覧が表示されます。
後は任意の3Dデッサン人形をキャンバスにドラッグするだけでデッサン人形を表示させることができます。
※キャンバスが漫画原稿用紙の場合、3Dデッサン人形をオブジェクトツールで選択中は基本枠などのガイド線が一時的に非表示になるようです。
スマートフォン用クリスタの場合
CLIP STUDIO PAINT画面下部の「素材パレットのアイコン」をタップします。
素材パレットが開きましたら上部の「フォルダのアイコンをタップ」→「体型」とタップし、最後に下部の「OK」をタップします。
すると素材パレットに3Dデッサン人形の一覧が表示されます。
後は任意の3Dデッサン人形をタップして下部の「選択中の素材をキャンバスに貼り付け」のアイコンをタップする、
もしくは「ドラッグ用アイコン」を触りながらキャンバスにドラッグすることで3Dデッサン人形を表示させることができます。
クリスタの素材パレットに3Dデッサン人形が見当たらない場合
クリスタの素材パレットを開いても3Dデッサン人形が見当たらない時は「追加素材」をダウンロードしてみて下さい。
この作業によって3Dデッサン人形が素材パレット内に追加される可能性があります。
クリスタ追加素材は新規ダウンロード時以外でも入手できます!!
クリスタ3Dデッサン人形の操作
3Dデッサン人形のアイコン表示
クリスタの3Dデッサン人形をオブジェクトツールで選択しますと、上下にアイコンが表示されます。
「オブジェクトランチャー」が表示されない場合はCLIP STUDIO PAINT画面上部から「表示」→「オブジェクトランチャー」と選択しましょう。
表示サイズの変更方法
クリスタの3Dデッサン人形は最初に表示させるとキャンバス全体に表示されます。
この表示サイズを変更させたい場合はオブジェクトツールでカメラに縦の矢印があるアイコンを選択した状態で3Dデッサン人形以外の部分をドラッグ操作しましょう。
※3Dデッサン人形部分をドラッグ操作しますとポーズが変更されます。
下もしくは右にドラッグで拡大表示され、上もしくは左にドラッグで縮小表示されます。
(正確にはカメラをズームイン・アウトを行っています。)
移動方法
クリスタの3Dデッサン人形を移動したい場合はオブジェクトツールでカメラに十字の矢印があるアイコンを選択した状態で3Dデッサン人形以外の部分をドラッグ操作しましょう。
(正確には3Dデッサン人形ではなくカメラの位置を移動しています。)
※3Dデッサン人形部分をドラッグ操作しますとポーズが変更されます。
デッサン人形上部のアイコンに関しては以下の記事も参考にしていただければと思います。
3Dデッサン人形はクリスタPRO・EXどちらでも使用可能!
クリスタの3Dデッサン人形は標準搭載ですのでクリスタEXはもちろん、下位グレードのクリスタPROでも使用することができます。
ただし、3D素材を操作するのに便利な「4面図パレット」はクリスタPROで使用することができません。
CLIP STUDIO PAINT PRO
CLIP STUDIO PAINT EX
参考記事:クリスタPROとEXの機能の違い全29項目を紹介します!!
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の3Dデッサン人形をお好みの体型にカスタマイズしよう!
クリスタのキャンバス上に3Dデッサン人形を表示させましたら、自身の絵柄に合わせた頭身や体型に変更していきましょう。
市販されているデッサン人形でしたら頭身はそのままで絵を描く際に自分の頭の中で描きたい絵柄の頭身に変換しなければなりませんが、クリスタの3Dデッサン人形でしたらデッサン人形そのものの頭身を変更できる為、そのまま絵の参考にすることができます。
まずは自分の絵柄の身長・頭身・体型を確認しよう
クリスタの3Dデッサン人形をカスタマイズするにはキャラクターの「身長」と「頭身」の数値データと「体型」の情報が必要になります。
その為、カスタマイズをする前に自分のキャラクターの身長・頭身・体型を確認しましょう。
身長は自分で自由にキャラクターに合った数値を決めるといいでしょう。
頭身と体型の決め方は以下の2つの方法があるかと思います。
●数値として自分で設定を決める
●キャラクターの正面画の画像を用意し、そこから計測する
自分で描いたキャラクターの正面画から計測する場合は、クリスタの直線定規に目盛りを表示させて計測すれば自身のキャラクターの頭身が分かるかと思います。
このキャラクターの正面図を計測してみたところ、全身が43mm、頭部が7mmでしたので
43÷7≒6.14
となり約6.1頭身だと分かりますね。
クリスタ3Dデッサン人形のサブツール詳細で頭身・体型をカスタマイズ!
クリスタのキャンバス上に3Dデッサン人形を表示させますとオブジェクトツールを選択した状態になります。
この状態でツールプロパティ右下にある「スパナのマーク」を選択して「サブツール詳細ウィンドウ」を表示させます。
困った時は:クリスタのウィンドウ・アイコン・項目がない時の見つけ方!!
サブツール詳細ウィンドウが表示されましたら左側の項目から「デッサン人形」を選択しましょう。右側の設定項目が切り替わります。
※Ver.1.11.6以降のクリスタから、「体型」の項目が「デッサン人形」に変更されています。
3Dデッサン人形の身長と頭身を設定しよう!
「体型」の設定項目の中からまずは3Dデッサン人形の身長と頭身の数値を直接入力していきます。
今回のキャラクターの身長は171㎝ということにしますので「身長」を「171.0(mm)」、頭身を「6.1」と入力します。
3Dデッサン人形の「体型」をパーツ別に設定していこう!
次に体型を設定していきます。
クリスタの3Dデッサン人形は「全身」「頭」「肩」「胴体」「腕」「手」「腰」「脚」「足」の計9つの項目で細かい設定ができます。
設定を行いますとキャンバス上に表示している3Dデッサン人形にすぐ反映されますので目で確認しながら設定することができます。
各パーツを設定する際は自身のキャラクターの正面図を(不透明度を下げて)重ねて表示しておけばより設定がしやすいかと思います。
また、設定をリセットしたい場合は各設定でグラフの右上にある丸いアイコンをタッチしましょう。
※「初期体型」をタッチしますと身長・頭身を含めた全ての設定がリセットされます。
「全身」
「全身」を設定する場合は人型マークの左の箇所を選択します。
全身を設定できるようになりましたら人型のマークの右側のグラフ内の「+」マークを移動させることで体型を設定していきます。
例えばこんな感じです↓
また、グラフ下で数値による設定もできます。
「頭」「頭」「肩」「胴体」「腕」「手」「腰」「脚」「足」
「全身」以外の8つの設定は人型マークの各パーツを選択することで設定できるようになります。
設定方法は「全身」同様、グラフ内の「+」マークを移動させることでできます。
この8つの項目に関しましては縦方向・横方向で長さ・太さを設定する形になります。
※「肩」と「腰」は横幅のみの設定になります。
例えばこんな感じです↓
また、設定後に「比率を維持する」にチェックを入れますとその設定の比率を維持したままサイズの変更ができます。
クリスタVer.2.2から、「肩」「胴体」「腕」「脚」の設定項目が増え、さらに調整が可能になりました。
ただし、クリスタVer.2.2にアップデートするには「アップデートプラン」の契約か、「優待バージョンアップ」の購入でVer.3.0にする必要があります。
クリスタ3Dデッサン人形カスタマイズ時の注意点…!
「身長」「頭身」は設定中に変更される可能性がある…!
各パーツの長さの設定を行いますとそれに合わせて身長・頭身の数値が自動で変更されてしまいます。
その為、キャラクターの身長・頭身を数値として決めている場合は最後に身長を元々入力していた数値に戻して調整する必要があります。
特に身長や頭身にこだわりがなく、キャラクターの正面画に合わせて3Dデッサン人形の設定を行ったのであれば変更された数値をそのまま採用するというのもアリだと思います。
マウスホイールの操作に注意…!
通常、クリスタで制作をする場合はマウスホイールでキャンバスの拡大・縮小表示が行えます。
しかし、オブジェクトツールで3Dデッサン人形を選択中にマウスホイールを操作しますとサブツール詳細ウィンドウ「カメラ」の項目にある「パース」の数値が変更され、3Dデッサン人形の表示がパースがかかっているように変化してしまいますので注意しましょう。
※3Dデッサン人形のパーツを選択した状態でマウスホイールを操作しますと選択したパーツの角度が変更されます。
クリスタVer.2.2.0から、マウスホイールでの操作設定を変更できるようになりました。
クリスタを月額利用で使用している場合はそのままアップデートができますが、一括払いのパソコン版クリスタをVer.2.2.0以降にするには「アップデートプラン」の契約が必要です。
設定後は3Dデッサン人形を床面に設置させよう
クリスタの3Dデッサン人形を設定していきますと影の位置がズレてきます。
こういう場合は「オブジェクトランチャー」の「モデルを床面に設置」のアイコンをタッチすることで影の位置を戻すことができます。
クリスタVer.2.1.0以降では「身長」や「頭身」の設定を行っても、影(地面)とデッサン人形の位置がズレないようになりました。
クリスタを月額利用で使用している場合はそのままアップデートができますが、一括払いのパソコン版クリスタをVer.2.1.0以降にするには「アップデートプラン」の契約が必要です。
今回クリスタでカスタマイズした3Dデッサン人形
今回のキャラクターを基にカスタマイズした3Dデッサン人形は以下のようになりました。
髪の毛や服による膨らみも考慮して設定しました。
何度も使用する場合は3Dデッサン人形の設定をクリスタに保存しよう!
漫画のキャラクターなど、何度も使用する機会がある場合は設定した3Dデッサン人形の体型をクリスタに登録しましょう。
3Dデッサン人形のサブツール詳細ウィンドウ、もしくは3Dデッサン人形の下部に表示されているオブジェクトランチャーの「素材登録のアイコン」を選択しましょう。
すると以下のウィンドウが開きますので「素材名」と「保存先」、必要であれば「検索用タグ」を入力して「OK」を選択しましょう。
これで素材パレットに設定した3Dデッサン人形が登録されましたので、次から使用する場合は同じように素材パレットからキャンバスにドラッグ移動などで表示させることができます。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)でカスタマイズした3Dデッサン人形にポーズを付けよう!
クリスタで自分のキャラクターと同じ体型の3Dデッサン人形ができましたら後は描きたいポーズを付け、それを参考に絵を描いていきましょう。
クリスタの3Dデッサン人形は指1本単位で操作できますよ◎
クリスタ3Dデッサン人形にポーズを付ける方法に関しては以下の記事を参考にしていただければと思います。
【補足】CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)にはキャラクター素材もある
クリスタの3D素材パレットの「キャラクター」の項目には4種類のキャラクター素材が標準搭載されています。
こちらは体格を変更することができませんが、髪型や表情、服装も用意されている選択肢から選び変更させることができます。
もちろんポーズを付けることも可能で、さらに髪などをなびかせることもできます。
オリジナルキャラクターにはなりませんが、絵を描く際の参考にはなるかと思います。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の3Dデッサン人形を自分の絵柄にカスタマイズしよう!
クリスタで3Dデッサン人形が使えるということは聞いたことがあっても、体型を自由にカスタマイズできることは知らなかったという方も多いのではないでしょうか。
また、市販のデッサン人形ではなかなかできないポーズも付けることができます。
これがクリスタを購入するだけで自由に使えるわけですね◎
描きたいポーズが描けないとなった時は是非この3Dデッサン人形をカスタマイズして利用してみて下さい。
それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!
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