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皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。
今回はイラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT（クリップスタジオペイント）において、ベクターレイヤーを使用した便利な機能の第2弾として「線修正ツール」を使用した「制御点」の操作に関して私個人が便利だと思う機能を紹介したいと思います！
それではよろしくお願いいたします
( ｀・∀・´)ﾉ！
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CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）の基本情報
クリスタの「ベクターレイヤー」とは
デジタル制作では「レイヤー」という透明な紙に絵を描いていくのですが、この「ベクターレイヤー」とはクリスタ特有のレイヤーで、このベクターレイヤー上に絵を描くとその絵をデータとして扱えるようになり、描画後でも様々な修正作業を行うことができるとても便利なものなのです◎
詳しくは第1弾の記事にて紹介させていただいてますのでそちらを参考にして下さい◎
クリスタの「制御点」とは
クリスタにおいて「制御点」とは線を形成させるもので、「ベクターレイヤー」上に描画した線の中に含まれるものです。
この「制御点」を操作することにより描画後でも線の形や性質を変更することができるのです！
CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）で「制御点」を操作して線を修正しよう！
困った時は：クリスタのウィンドウ・アイコン・項目がない時の見つけ方！！
クリスタの「線修正ツール」を設定しよう！
クリスタにて「線修正ツール」を選択し、サブツールパレット上部で「線修正」を選択、さらに下部の一覧から「制御点」を選択しましょう。
クリスタの「線修正ツール」にはサブツールパレット内に「線修正」に関するツールが7種類、「ごみ取り」に関するツールが3種類存在し、選択しているツールによってアイコンの表示が変わります。
求めるアイコンが見当たらない場合は、これらのツールのいずれかを選択している可能性があります。
クリスタの線修正ツールで「制御点」を選択するとベクターレイヤーに描画した線の制御点を操作できるようになります。
クリスタでの操作の内容は「ツールプロパティ」でチェックを入れた内容になります。
目的に合った項目にチェックを入れましょう。
各項目の操作内容は次項から紹介します。
クリスタの「線修正ツール」による「制御点」の操作を行う場合、ツールのポインターを線の上に持ってきた時のみ「制御点」が表示され、操作できるようになります。
また、「制御点」が表示される範囲は1本の線として認識されている部分のみです。
ポインターが線から離れると「制御点」の表示が消えてしまうので注意して下さい。
クリスタ線修正ツールで「制御点の移動」を選択した場合
「制御点」をドラッグすることで「制御点」を移動させて線の形を変形・整えることができます。
クリスタの「制御点」の移動による線の修正のコツは以下の記事にまとめてありますので参考にしてみて下さい◎
ベジェ曲線の制御点の移動は少しコツがいる
例えばクリスタで3次ベジェ曲線では「通過点」と「方向点」という２種類の制御点が存在します。
ここで厄介なのは、「クリスタの線修正ツールはベクターレイヤーの線の上にポインターを持ってきた時しか制御点が表示されない」という仕様です。
上記の画像のように、ベジェ曲線では線上ではないところにも制御点（方向点）が存在します。
こういった線上にない制御点を操作する場合、ポインターをぴったり合わせるのが結構難しいです…。
方向点などの線上にない制御点を操作したい場合は、ポインターを線上の制御点（通過点）から沿って方向点にポインターを合わせるといった方法を行うなどのコツが必要になってきます。
この方法が面倒な場合は「オブジェクトツール」を使用しましょう。
クリスタのオブジェクトツールはベクターレイヤーの線を1回タッチするだけで制御点を表示し続けてくれるようになります。
また、オブジェクトツールは制御点の移動も可能ですのでこちらの方が操作しやすいかと思います。
クリスタ線修正ツールで「制御点の追加」を選択した場合。
ベクターレイヤーの線上でタッチした場所に「制御点」が追加されます。
「ベジェ曲線」などの曲線ツールで描画した線に「制御点」を追加した場合は曲線ツール特有の制御点も一緒に追加されます。
また、線修正ツールの「制御点の追加」はツールプロパティで別の項目を選択している場合でも［Shift］を押しながら線上をタッチすることでも実行できます。
クリスタ線修正ツールで「制御点の削除」を選択した場合
ベクターレイヤーの線上に表示されている「制御点」をタッチするとその「制御点」を消すことができます。
消すことができるのは線上の「制御点」だけです。
曲線ツール特有の線上にない「制御点」（３次ベジェ曲線の「方向点」など）はそもそも表示されず、タッチすることができません。
また、クリスタの「制御点」はベクターレイヤーの線を形成させるものですので、一部の「制御点」を消すことによって線の形が変わる可能性があります。
ただし、ペンツールで描画した線は基本的に「制御点」が多いので1つ2つ消しても大きく線が変わることは少ないでしょう。
また、線修正ツールの「制御点の削除」はツールプロパティで別の項目を選択している場合でも［Alt（Option）］を押しながら制御点をタッチすることでも実行できます。
クリスタ線修正ツールで「角の切り替え」を選択した場合
ベクターレイヤーの「制御点」をタッチするたびに「角あり」/「角なし」が切り替わります。
「角なし」の制御点は「〇」で表示されています。
「角あり」の制御点は「口」で表示されています。
※線の端となる「制御点」は「角あり」になっています。
ちなみに、「3次ベジェ曲線」では制御点（通過点）を「角あり」にすることで「方向点」を個別に移動できるようにもなります。
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また、線修正ツールの「角の切り替え」はツールプロパティで別の項目を選択している場合でも［Shift］＋［Alt（Option）］を押しながら制御点をタッチすることでも実行できます。
「角なし」と「角あり」の違い
「角なし」の線はどんなに急な曲がり方をしても曲線を保っています。
しかし「角あり」の線になりますとカクっとした線になります。
クリスタ線修正ツールで「線幅修正」を選択した場合
「制御点」を右にドラッグするとその「制御点」を中心に線が太くなります。
また、
「制御点」を左にドラッグするとその「制御点」を中心に線が細くなります。
クリスタ線修正ツールで「濃度修正」を選択した場合
これは線に「アンチエイリアス」がある場合のみ使用できます。
「アンチエイリアス」とは線にぼやけを付けて見た目をなめらかにする機能です。
※表現色が「モノクロ」の場合、アンチエイリアスは設定できません。
クリスタでは「アンチエイリアス」の設定がされていない線でも「オブジェクトツール」でその線を選択し、ツールプロパティもしくはサブツール詳細の「アンチエイリアス」の項目で設定を変更することができます。
「制御点」を左にドラッグするとその「制御点」を中心に線を薄くすることができます。
また、「制御点」を右にドラッグすると「制御点」を中心に線を濃くすることができます。
クリスタ線修正ツールで「線の切断」を選択した場合
線上でタッチすると線自体の形は変わりませんが、その場所から「制御点」の繋がりを切断します。
※タッチする場所は「制御点」である必要はありません。
その為その場所に「制御点」が作成され、表示される範囲も分別されます。
「線の切断」をすることでできること
クリスタの線修正ツールで「線の切断」をするとどんなことができるようになるかといいますと、
線の修正を別々に行うことができるのです！
例えば絵の一部を移動・変形・消去できるようにできたり↓
線の色を途中で変えたりできるようになります↓
特にこの線の色を途中で変えるという作業はカラーイラストを制作する上でとても役に立つのではないでしょうか◎
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CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）の制御点操作紹介まとめ
クリスタの「線修正ツール」での「制御点」の操作方法の紹介は以上になります。
この「制御点」の操作を行うことでペンツールで描いた線の修正だけでなく、ペンツールの描画だけでは難しい表現も可能になります！
クリスタにおいて「制御点」の操作は「ベクターレイヤー」での線を修正する上でとても重要ですので是非利用して自身の作品をより良いものにしていきましょう◎
それではここまで閲覧ありがとうございました！
お疲れ様でした！！
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