※記事内に広告を含みます
皆さん閲覧ありがとうございます。山本電卓と申します。
「CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)の動作環境ページの意味を解説する」第4弾です。
イラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)の購入を検討されている中で、どのくらいの性能のパソコンがあれば問題なく使用できるのかとお悩みの方への参考になればと思っています。
↓クリスタ動作環境その1(結論記載)はこちら
クリスタの動作環境「OS(Windows)」の意味を解説します!
↓クリスタ動作環境の前回の記事はこちら
今回はクリスタ動作環境ページにおいて「タブレット」の欄に書かれている単語に関してです。こちらはWindows、Mac両方に共通しているので一緒に述べていきます。
それではよろしくお願いいたします( `・∀・´)ノ!!
▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】
CLIP STUDIO PAINT PRO▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】
CLIP STUDIO PAINT EXCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の動作環境:タブレット
Windows・mac OS共にクリスタ動作環境ページの「タブレット」の項目には以下のように書かれています。
Windows Ink Platformに対応したコンピュータ
筆圧検知機能を有するスタイラスに対応したタブレットおよび液晶タブレット(Wintab互換)
Wintab互換タブレットはWACOM製推奨
筆圧検知機能を有するスタイラスに対応したタブレットおよび液晶タブレット
WACOM製推奨
Windows Ink Platformに対応したコンピュータ
Windows Ink Platformとは
絵をパソコンで描く際、マウスでも描くことはできますがやはりペンで描く方がスムーズですよね。Windowsのパソコンの中でそのペンでの描画をできるようにしてくれる機能を「Windows Ink 」と呼ぶようです。
このクリスタ動作環境の「タブレット」の項目に書かれていることから、おそらくはタブレットPCのことを指しているのではないかと思われます。ですのでペン入力機能があるWindowsのタブレットPCであれば大丈夫ということでしょう。
ちなみにですが普通のパソコンでも2006年に出たWindows Vista以降のOSでWindows Inkは標準搭載されているとのこと。
つまり、Windows Vista、Windows 7、Windows 8(8.1)、Windows 10、Windows 11ではWindows Inkが標準搭載されていることになります。
「Platform」とはアプリケーションソフトを稼働させるための基本ソフト(またはハードウエア環境)という意味で、ここでいうアプリケーションソフトに当たるのはWindows Inkですね。結局はWindows Inkが使えるパソコンって意味ですね。
筆圧検知機能を有するスタイラスに対応したタブレットおよび液晶タブレット(Wintab互換)
筆圧検知機能
原稿用紙に付けペンを使って線を描いていく際、力を入れて描く所と力を抜いて描く所では線の太さや鋭さなどが変わりますよね。このような筆圧の変化をちゃんと感じ取ってくれる機能が筆圧検知機能です。
極端な話、線を描くだけならマウス操作でもできます。しかし実際の紙に描くような線をパソコンの画面上でも表現するためにはとても重要な機能となりますね。
スタイラス
簡単に言えば「ペン」のことです。スマホやゲームですとタッチペンという呼び方をしますね。こういった電子機器で使うインクの出ないペンのことです。
あまり聞きなれない言葉ですよね…。
筆圧検知機能を有するスタイラスに対応したタブレットおよび液晶タブレット
↓画像のようなペン(スタイラス)を使ってパソコン内で描画ができるタブレットのことです。
対応商品の詳細欄には「筆圧検知(もしくは感知)機能付きペン」との記載があるので確認はしやすいと思います。
Wintab互換
「互換」とは互いに取り換えがきくということです。つまりWintabと取り換えがきくタブレットということです。
ではWintabとは何なのか。
調べたところ、WintabはWACOM(ワコム)社が作ったWindows上で筆圧検知ができるペンを使うための「機能」(APIというらしいです)で、これがあることでペンの筆圧情報を正確に描画ソフトに伝え、画面上に筆圧が効いた線を描画することを可能にするのです。
例えば使いたい描画ソフトが購入したタブレットの筆圧検知機能に対応してないがWintabには対応している場合、Wintabドライバをダウンロードすることで対応してないタブレットでも筆圧の効いた線が描けるようになるというもの。
つまりWintab互換とはこのWintabに対応している描画ソフトで使えるタブレットということになります。
クリスタはWintabに対応しているのでタブレットを購入する際はそのタブレットがクリスタに対応しているかを調べるといいでしょう。
とは言えクリスタは有名なペイントソフトですのでほとんどの場合は対応していると思いますが。
WACOM製推奨
WACOM社は描画ソフト用のタブレットの販売シェア80~90%となっており、家電量販店で販売しているタブレットはほとんどWACOM製のものです。
WintabもWACOM社が作ったものですし、先程タブレットがクリスタに対応しているか調べるといいと述べましたがWACOM製のタブレットでしたらクリスタに対応していますので調べる必要はありません。
初心者の方はWACOM製のタブレットを買うのがよいでしょう。
WACOM製以外のタブレットではダメなのか
結論から言えばダメというわけではありません。ただしクリスタ側で動作確認をしているのはWACOM製のタブレットなのでWACOM製推奨と表記されています。
そのため、WACOM製以外のタブレットを購入してクリスタがうまく使えなかったとしてもそれは自己責任となってしまいます。確実にクリスタを使いたいのならWACOM製のタブレットを購入するのが無難でしょう。
シェア80~90%ですし、もちろん性能もいいので間違いはないかと思います。
ただ、少し気になるのは上記のようにWACOM製以外も絶対使えないわけではないのにクリスタ側が「WACOM製しか使えません」と明言しているところがあったりやたらとWACOMびいきなところがありますね。
シェア率を見ればそうなるのは仕方ないことなのかもしれませんが、もう少し柔軟な対応をしてくれてもいいような気はします。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の環境設定の確認を忘れずに
CLIP STUDIO PAINT画面上部から「ファイル(mac OSの場合は「CLIP STUDIO PAINT」)」→「環境設定」→「タブレット」と選択すると上部に「Wintab」と「Tablet PC」の選択項目が出てきます。
クリスタをタブレットPCで使用する場合は「Tablet PC」にチェックを、ペンタブレット・液晶タブレットで使用する場合は「Wintab」にチェックを入れましょう。
間違った設定をすると筆圧検知機能がうまく働かない可能性があります。
参考記事
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の動作環境:タブレットまとめ
というわけで以上がクリスタの動作環境 タブレット編でした。
「Windows Ink」と「Wintab互換」を調べるのがかなり大変で、これらの単語を説明する文が出てきてもその文の中の単語にまたよく分からない用語が出てきてそれを調べて…と…。そしていくつものサイトを読んで自分なりになんとか結論を絞り出してみました。
クリスタ動作環境に記載されている短い文章を理解するのになかなかの労力と時間がかかるのです。自分と同じ苦労をしないように、ここにまとめておきますので皆様のお役に立てれば幸いです。
では、お疲れ様でした!!
↓次の記事はこちら!
クリスタの動作環境「ストレージ空き領域」の意味を解説します!
▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】
CLIP STUDIO PAINT PRO▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】
CLIP STUDIO PAINT EX▼動画視聴型お絵描き講座【Palmie(パルミー)】