皆さん閲覧ありがとうございます。山本電卓と申します。
今回はイラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)の動作環境、つまりどの程度の性能のパソコン(もしくはタブレット)であれば問題なくCLIP STUDIO PAINTが使用できるかに関しての記事です。
↓まずは公式サイトにある動作環境のページをご覧いただきたいのですが…
公式のクリスタ動作環境ページでは「Windows」「macOS」「iPad」「iPhone」「Galaxy」に分けられておりそこからさらに項目別に記載されています。
ここで皆さん
書いてある単語の意味って分かりますか…?
正直私はよく分からない単語がちらほらあります。(汗)
もちろん分かる人もいるでしょうけれども、パソコンに詳しくない私にはこのページは最低限の説明だけが載せられているといった印象なのです。つまりどういうことか。
「結局どの性能のパソコンならちゃんと動くの???」
となってしまう訳です。
ですのでこのクリスタ動作環境の説明ページに載っている単語の中で分からないものをできるだけ調べてみた結果をここで載せていきたいと思います!
今後CLIP STUDIO PAINTの購入を考えている方の参考に少しでもなればいいなと思っております。
長くなりそうなので細かく区切って載せていきます。今回はWindowsの『OS編』です。
ではよろしくお願いいたします。( `・∀・´)ノ
↓Macの『OS編』はこちら!

▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】
▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】



目次
〈追記〉2020年9月30日からCLIP STUDIO PAINT(クリスタ):OSの動作環境が変更されました!
この記事は2019年3月に書いたものです。
CLIP STUDIO の公式ページでのお知らせ通り、2020年9月30日にOSの動作環境が変更されました。
これによって動作保証が終了したOSではバージョン1.10.0以降のCLIP STUDIO PAINTが使用できなくなりました。
しかし、完全にCLIP STUDIO PAINTが使用できなくなったわけではなく、バージョン1.9.11までのCLIP STUDIO PAINTでしたら普通に使用できます。
また、その1.9.11バージョンをダウンロードできるページもありますので動作保証が終了したOSで使用したい場合はそちらからダウンロード・インストールを行って下さい。
参考記事






2020年9月30日にクリスタの動作保証が終了されたWindows OS
2020年秋以降、動作が保証されなくなるWindows OSは以下の4つです。
●Windows 7
●Windows 8
●Windows 8.1 32bit
●Windows 10 32bit
つまり、今後クリスタの動作が保証されるのは「Windows 8.1 64bit」と「Windows 10 64bit」の2つのみになってしまうようですね。
bit(ビット)数の確認方法
今回の動作環境変更により、OSのバージョンだけでなくbit数も確認する必要が出てきまたので確認方法も簡単に説明させていただきます。
「Windowsキー」+[X]でメニュー表示

メニューから「システム」を選択。

表示されたウィンドウ内の「システムの種類」の項目にbit数が表記されています。

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の動作環境:まずは結論から!
現在、家電量販店で売っているパソコンならCLIP STUDIO PAINTは充分使えます!
中古品やよほど安いパソコンなら不安ですが今チラシに載っているパソコン(デスクトップ、ノートパソコン共に)なら問題なくCLIP STUDIO PAINTは動くでしょう。ですのでこれからパソコンを買う方はそこまで気にしなくてもいいかと思います◎
ただ上記のように2020年秋以降、動作保証が変更されますので悩む場合はできるだけ高性能の方を選ぶ方が安心できるのかなと思います。
ただし、同じWindowsのOSでも「32 bit」のものと「64 bit」のものがありますのでbit数の確認はしっかりしましょう。
10年近く前のノートパソコンでもある程度動いた
私が最初にCLIP STUDIO PAINTをインストールしたパソコンはWindows7が出た頃(2009~2010年)のノートパソコンです。
これでも描画は問題なくできました。ただし、やはりCLIP STUDIO PAINTの機能を充分に使用できる性能ではなかったです。私の場合は普通の漫画が描ければよかったので問題なかったですがね。
ではどんなところが不十分だったかというと
- 大きいデータの保存に時間がかかる
- ブラシサイズが大き過ぎるるとペンの動きと画面の描画にズレが生じる
- 3Dモデルが使えない
こんなところでしょうか。それでもB4原稿用紙の漫画もちゃんと描けてましたよ◎
ただし、先述の通り、CLIP STUDIO PAINTのバージョン1.10.0以降のアップデートはできなくなってしまいました。






クリスタ無料体験版をインストールして試してもよい
正直いろいろ調べるよりこちらの方が手っ取り早いかもしれませんね。いろいろなことを述べてる記事がありますが、結局自分のパソコンと環境で確認するのが確実ですからね。
不要になればアンインストールしてCLIP STUDIO PAINTを削除すればいいでしょう。(ドキュメントフォルダの「CELSYS」ファイルの削除も忘れずに)
↓よろしければこちらを参考に◎↓



それでは次の項目から動作環境に関して述べていきます!
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の動作環境:OS(Windows)
まずはクリスタ動作環境ページが書いてあるページの「CLIPSTUDIOPAINT for Windows」の欄の一番上の「OS」の部分から述べていきましょう。
OSの項目にはこう書かれています。
Microsoft Windows 64bit 日本語オペレーティングシステム
Windows 10
Windows 8.1
Microsoft Windows 日本語オペレーティングシステム
Windows 7 SP1(Service Pack 1)以上
Windows 8.1
Windows 10
ここに記載されている単語を調べてみました!
「OS」とは
「Operating system:オペレーティング システム」の略です。パソコンを動かすための基本的なソフトウェアで、キーボードからの文字入力やマウス操作などの本当に基本的な操作ができるのはこのOSが入っているからなのです。
日本で売られているパソコンのOSの種類では「Windows」と「Mac」の二つがほとんどで、中でも「Windows」のシェアが断トツのようです。
今回はその「Windows(ウィンドウズ)」に関する記述ですね。
自分のパソコンのはWindowsかMacか分からない時
お使いのパソコンのOSがWindowsかMacかは見た目だけでも割と判断はできます。
まずMacのOSが入っているパソコンはアップル社製だけですのでパソコンにリンゴのマークやAppleの文字が書かれているかと思います。
その他のメーカーでしたらほぼWindowsでしょう。
また、パソコンによっては本体にOSを表記したシールが貼ってあったりしますね。
キーボードにも違いがあります。
Windowsには「Windowsキー」や「Altキー」があり
Macには「commandキー」「optionキー」があります。
Windowsの後ろに付いている「7」「8.1」「10」とは
「Windows」は定期的に新しいバージョンが開発され、それを表すのが「7」「8(8.1)」「10」などの数字となります。数字が大きい方が新しいバージョンとなります。
Windowsのバージョンの確認方法
ここではどのバージョンのWindowsでも共通してできる確認方法を載せておきます。
1:「Windowsキー」+「R」を押す

2:入力バーが出るのでそこに「winver」と入力→「OK」を選択

これでOSのバージョンが表示されたウィンドウが出ます。

(時々バージョンの調べ方で「Windows10の場合は…」とか書いてるサイトがあるんですが、いやいやそのバージョンを知りたいのに…(汗)ってりますね…)
64 bit(32 bit)
「bit(ビット)」とはパソコンが扱うデータの単位です。(bitの上の単位にByte(バイト)があります)
つまり、この数値が大きいほど多くのデータを扱える性能ということになります。
販売されているパソコンは32 bitか64 bitの2種類があります。
最新のCLIP STUDIO PAINT(Ver.1.10.0以降)を使用するのでしたら同じOSでも64 bitの方を選ぶ必要があります。
ちなみに32 bitが扱える情報量は2の32乗(=4294967296)、と64 bitが扱える情報量は2の64乗(=18446744073709551616)と大きな差があります。
Microsoft Windows 日本語オペレーティングシステム
Microsoft 社が開発しているOS:「Windows」の日本語版。となります。
CLIP STUDIO PAINTのインストール時に言語を選択する項目があるのですが、公式サイトによると1.6.7以降のバージョンではそこで「日本語」以外を選択すると正しく利用できないようなのです。
Windows 7 Service Pack 1以上
「Windows 7」はOSのバージョンでしたね。Windows Vista の後継版として2009年にリリースされました。「Service Pack 1」は2011年2月に公開・提供された更新プログラムですね。それ以降のOSが入っているパソコンならCLIP STUDIO PAINTの動作が確認されてるということになります。
お使いのパソコンがWindows 7でしたら最新の更新プログラムをインストールしていればまず大丈夫でしょう。
更新プログラムのインストールは「スタート」→「すべてのプログラム」→「Windows Update」と進み「更新プログラムの確認」を選択。
利用可能な更新プログラムが表示されたら「更新プログラムのインストール」を選択すればインストールが始まります。インストールが終わればパソコンの再起動を行いましょう。
※Windows 7へのマイクロソフト社のサポート(延長サポート)は2020年1月14日までです。
Windows 8.1
Windows 8のOSが2012年8月から10月にかけてリリースされ、2013年10月にWindows 8の仕様変更・改良版として提供されたバージョンです。それ以降に購入したパソコンならCLIP STUDIO PAINTの使用も問題ないでしょう。
もしお使いのパソコンがWindows 8でしたら、「スタート画面」の「ストア」からアップデートが可能です。「Windowsのアップデート」から「Windows 8.1に更新」→「ダウンロード」を選択して下さい。ダウンロード・インストールが完了したらパソコンを再起動させて下さい。
ただし、ご利用のパソコンや環境によってはアップデートに数時間もかかる場合もあるようですのでアップデートを行う場合は余裕をもって行って下さい。
※Windows 8.1へのマイクロソフト社のサポート(延長サポート)は2023年1月10日までです。
Windows 8ではCLIP STUDIO PAINTは動かない?
公式の動作環境の記載ページにはWindows 8.1しか記載がありません。ではWindows 8では動かないのかというともちろんそうではありません。
CLIP STUDIO PAINTの最新バージョンが安定して動いているのを確認できているのがWindows 8.1ということなので公式ページにはWindows 8.1の記載となっているのです。
もしWindows 8でCLIP STUDIO PAINTを使っていて、動作に違和感や不具合がある場合はCLIP STUDIO PAINTの最新バージョンではなく旧バージョンに変えてみてはいかがでしょうか。当然新しい機能が使えなくなるなどの不都合はありますがそれで動作が改善されることもあると思います。
※CLIP STUDIO PAINTの旧バージョンへの変え方は後述します。
※Windows 8へのマイクロソフト社のサポートはありません。サポートを受けるには8.1へのアップデートが必要です。
Windows 10
2015年7月にリリースされた、現在(2019年)において最新のバージョンです。現在販売しているWindowsパソコンはこのバージョンが入っていると思います。
リリース当初、CLIP STUDIO PAINTの動作としては重いなどの報告もありましたが私自身は現在Windows 10環境でCLIP STUDIO PAINTを使用してますが問題なく動いてくれていますし、CLIP STUDIO PAINTもWindowsも定期的にアップデートや更新を行っているのでそういった不具合も改善されていくでしょう。
Windows 7以前のパソコンではCLIP STUDIO PAINTは使えないのか
公式サイトの動作環境ページには「7」「8.1」「10」のバージョンしか記載がありません。
Windowsは1985年にWindows 1.0が発売され、2019年現在Windows 10までのバージョンがあります。
新しい順でいいますと
Windows 10、Windows 8.1(8)、Windows 7、Windows Vista、Windows XP、Windows 2000、Windows 98……
と続くのですが、CLIP STUDIO PAINTではWindows VistaとWindows XPの二つはCLIP STUDIO PAINTの旧バージョン「1.5.4」で動作が確認されているようですので、VistaやXPをお持ちの方はそちらをダウンロードしてみてはいかがでしょうか。(※ただし、3D素材・ログインおよびログインが必要な機能は利用できないようです)
CLIP STUDIO PAINT旧バージョンのダウンロード方法
※2020年11月現在、創作応援サイトの表示が変わっており、記載画像のページが変更されています。新しく旧バージョンのダウンロード方法の記事を書きましたのでそちらを参考にして下さい。



↓以降の手順は旧バージョンのものになります。
今パソコンにCLIP STUDIO PAINTの最新バージョンがインストールされている場合はまずはアンインストールしてパソコンを再起動させて下さい。
↓CLIP STUDIO PAINTがインストールされていない状態になりましたらCLIP STUDIO の創作応援サイトを開き、上部にある「ダウンロード」を選択しましょう。

↓こちらの画面が出ますので「アップデータ」を選択しましょう。

↓こちらの画面がでます。「CLIP STUDIO PAINTアップデータ最新版」の欄の下部にある「Version 0.0.0 アップデートプログラム」のWindows版を選択しましょう。(Versionの数字はその時の最新版の数字になっています)

↓「CLIP STUDIO PAINT For Windows アップデータ最新版」と表記された画面が出ます。ずらーっと書いてますが、このページの一番下までいって下さい。

↓ページの下部に「動作環境変更前のアップデータ(Ver.1.5.4)」と表記されている所の「CLIP STUDIO PAINT for Windows Ver.1.5.4 アップデータ」を選択し、ダウンロード・インストールの手順を行うことで旧バージョンを使えるようになります。

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の動作環境 Windows:「OS」まとめ
以上がCLIP STUDIO PAINTの動作環境、WindowsのOS編でした。
最初に述べた通り、古過ぎないパソコンであればCLIP STUDIO PAINTは動いてくれますが、少しでも安心したい方はこちらで確認してみて下さい◎
Windowsのパソコンをお店で新しく購入する場合は、「bit数」の確認を忘れないようにしましょう。
それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!
↓その2はこちら!



↓次の項目はこちら!



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