クリスタで選択範囲をフチ取りして線を引く方法！！（境界線を描く）

皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。

今回はイラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT（クリップスタジオペイント）にて選択範囲の形にフチ取りして線を引く（描画する）方法を紹介させていただきます。

それではよろしくお願いいたします
( ｀・∀・´)ﾉ！

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参考記事：クリスタを購入する3つの方法と手順紹介！！

CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）の「選択範囲をフチ取り」とは

クリスタではキャンバス上に編集範囲を指定することができる「選択範囲」を作成することができます。

選択範囲の作成方法は、図形のように作成するものやフリーハンドで作成するもの、レイヤーの描画部分に沿って作成するものなど様々です。

参考記事

クリスタ4つの「選択範囲」作成方法とその機能！！

クリスタの「選択範囲をフチ取り」とは、この選択範囲の形に線を描画することができる機能なのです。

これによって任意の形に線を描画したり、絵をフチ取りすることもできるわけですね◎

MEMO

Photoshopでいうところの「境界線を描く」ですね。

クリスタEX・PROどちらでも利用可能！

「選択範囲をフチ取り」機能は、最上位グレードであるクリスタEXはもちろん、下位グレードのクリスタPROでも利用可能です。

クリスタPROとEXの機能の違い全32項目を紹介します！！

参考記事：クリスタを購入する3つの方法と手順紹介！！

CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）で「選択範囲をフチ取り」を行う方法

困った時は：クリスタのウィンドウ・アイコン・項目がない時の見つけ方！！

クリスタで「選択範囲をフチ取り」を行う準備をしよう

線を描画したい形の選択範囲を作成しよう

まずはキャンバス上で選択範囲を作成しましょう。

クリスタの選択範囲の作成方法は複数ありますので以下の記事を参考にしていただければと思います。

クリスタ4つの「選択範囲」作成方法とその機能！！

線を描画するレイヤーを用意しよう

クリスタのレイヤーパレットにて「選択範囲をフチ取り」によって線を描画するためのレイヤーを作成・選択しましょう。

この時のレイヤーはラスターレイヤーでもベクターレイヤーでも大丈夫です。
ただし、レイヤーの種類によって一部「選択範囲をフチ取り」で利用できない設定項目が出てきます。

MEMO

手元のクリスタで試したところ、ベクターレイヤーに描画する際は線が少しいびつになる印象です。

参考記事

クリスタのイラスト・漫画用レイヤー種類・特徴を紹介！！

カラーパレットで描画色を選択しよう

「選択範囲をフチ取り」で描画される線の色はクリスタのカラーパレットで選択している色になります。

ですので予めカラーパレットにて描画する線の色を選択しておきましょう。

※レイヤーもしくはキャンバスの「表現色」設定も確認しておきましょう。

クリスタで「選択範囲をフチ取り」を実行しよう！

クリスタの編集メニューから「選択範囲をフチ取り」を選択！

クリスタ画面上部から「編集」→「選択範囲をフチ取り」と選択しましょう。

「選択範囲をフチ取り」の内容を設定しよう！

クリスタ編集メニューから「選択範囲をフチ取り」を選択しますと以下のウィンドウが開き、描画する線の内容を設定します。

「境界の描画方法」

基準となる選択範囲に対してどの位置に線を描画するかを「外側に描画」「境界線上に描画」「内側に描画」の3つから選択します。

「線の太さ」

描画する線の太さを設定します。

MEMO

「線の太さ」の単位はクリスタ環境設定「単位」カテゴリーにある「長さの単位」で設定してある単位になります。

参考記事

初心者に知ってほしいクリスタの環境設定20選！！

「拡張タイプ」

※こちらはベクターレイヤーに描画する場合には設定できません。

角部分の表現を「直角に拡張」「円状に拡張」の2種類から選択します。

「キャンバスの端でも描画」

選択範囲がキャンバスの端にある場合、この部分の線の描画をどうするかを設定できます。

●チェックあり
キャンバスの端でも線が描画されるようになります。

「境界の描画方法」にて「内側に描画」以外を選択していますとキャンバスの端とそれ以外の部分で線の表示が変わります。

※上記の画像は「境界線上に描画」の場合

●チェックなし
選択範囲があってもキャンバスの端部分だけは線が描画されなくなります。

ポイント

クリスタの「自動選択ツール」を使用しますとキャンバスの端まで選択範囲が作成されますが、「キャンバスの端でも描画」のチェックを外しておくことで絵の周辺だけに線を描画することができるようになります。

「アンチエイリアス」

※こちらはベクターレイヤーに描画する場合にのみ設定できます。

描画される線のフチにぼかし（アンチエイリアス）を入れるか、もしくはぼかしの強さを「なし」「弱」「中」「強」の4種類から選択できます。
（差が少し分かりにくいかもしれませんが…）

最後に「OK」を押して「選択範囲をフチ取り」を実行しよう！

各設定を行いましたら、最後に右上の「OK」を押しましょう。
「選択範囲をフチ取り」が実行されます。

「選択範囲をフチ取り」実行後に編集も可能！

クリスタの「選択範囲をフチ取り」は選択したレイヤーに描画する機能ですので、ペンツールや図形ツールなどで描画したものと同じ扱いになります。

そのため、「選択範囲をフチ取り」によって描画した線はクリスタの他のツールを使った編集も可能になります。

※選択範囲を表示したままですとその選択範囲内でしか編集ができませんので必要に応じて選択範囲を解除しましょう。

CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）「選択範囲をフチ取り」の使用例

フチ表現

自動選択ツールやシュリンク選択、「レイヤーから選択範囲」などを利用して絵の形状に選択範囲を作成すればフチ表現をすることができます。

【補足】その他のフチ表現方法

クリスタのレイヤーパレット機能である「境界効果」でもフチ表現が可能です。

クリスタの境界効果でフチを作る方法と使用例！！

フチを使った空間表現

前項のように絵に合わせたフチの線を描画し、絵の部分を非表示にすることでフチの線だけを残す表現ができます。

ベクターレイヤーに描画した線でしたら「ブラシ形状」を後から変更することができますので、点線に変更して「今までここにあった（居た）」という表現もできますね。

線の変更方法は以下の記事の『CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）のベクターレイヤーで描画した線の表現を後から変更できる！！』の項目を参考にしていただければと思います。

クリスタのブラシ形状適用で後からも線を変更できる！！

枠線を作成

クリスタの図形ツールなどで任意の図形を作成し、その形に選択範囲を作成して「選択範囲をフチ取り」を実行することで枠線を作成することができます。
（作成した図形は必要に応じて非表示にします）

この方法を利用することでコマ枠フォルダーを使わない簡易的なコマ枠を作成することもできます。

参考記事

漫画制作機能がないソフトでコマ枠を作る方法を考えてみた！

CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）の「選択範囲をフチ取り」で楽に線を描画しよう

クリスタの選択範囲はその範囲内で編集するだけでなく、今回紹介したように線を描画する際にも利用できます。

メニュー選択と設定だけで線を描画できますので、場合によっては手で描画するより楽になることもあるでしょう。

「選択範囲をフチ取り」をうまく活用してご自身の制作にお役立ていただければと思います◎

それではここまで閲覧ありがとうございました！
お疲れ様でした！！

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参考記事：クリスタを購入する3つの方法と手順紹介！！

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