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皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。
デジタルでイラストや漫画を描く場合、レイヤーの枚数が多くなって探すのが大変と思った方も多いのではないでしょうか。
イラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)には、レイヤーを見分けるための機能として「パレットカラー」というものがあります。
今回はそちらを紹介させていただきますのでよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!
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CLIP STUDIO PAINT EXCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の「パレットカラー」とは
クリスタでレイヤーの端を色付けする機能!
クリスタの「パレットカラー」とはレイヤーパレット内の各レイヤーの左側に色を付ける機能です。
用意されている6色から選択することもできますし、自分でお好みの色を指定することも可能ですよ。
レイヤーを用途別に色分けしてクリスタ作業をスムーズにできる!
クリスタのレイヤーを「線画用のレイヤーはこの色」、「色塗り用のレイヤーはこの色」という風に用途別に色分けすることで視覚的にレイヤーの管理を行いやすくすることができます。
【注意】パレットカラーはレイヤーごとに設定が必要…!
クリスタのパレットカラーは各レイヤー1つ1つに手動で色を設定していかなければなりません。
この作業を効率化させたい場合は、オートアクションに「レイヤー作成→レイヤー名変更→パレットカラー指定」といった動作を登録する、もしくは予めパレットカラーを設定した複数のレイヤーを素材として登録しておくなどしておくといいでしょう。
ただし、1度パレットカラーを設定して保存をした場合はそのクリスタデータ(ファイル)を閉じても次に開いた時はパレットカラーの設定も残っています。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)でパレットカラーを設定する方法!
困った時は:クリスタのウィンドウ・アイコン・項目がない時の見つけ方!!
クリスタのレイヤーパレットで色を選択するだけ!
クリスタのパレットカラーの設定方法はとても簡単です◎
まずクリスタのレイヤーパレットにて、パレットカラーを設定したいレイヤーを選択し、レイヤーパレット左上のパレットカラーアイコン(「ロ」マーク部分)をタッチしましょう。
すると以下のように小さいウィンドウが開きます。
あとはここでパレットカラーを選択するだけです。
クリスタが用意してくれている色を選択する場合
クリスタのパレットカラーには予め「赤色」「橙色」「黄色」「緑色」「青色」「紫色」の6色が用意されています。
これらの色を選択することでレイヤーの左側に色を付けることができます◎
自分でパレットカラーを指定する場合
クリスタが用意してくれた色以外を自分で指定してパレットカラーにしたい場合は「その他の色を使用」を選択しましょう。
すると「色の設定ウィンドウ」が開き、こちらで色の指定ができます。
「色の設定ウィンドウ」での色の選択画面はウィンドウ上部で切り替えることができます。
左側で直接色を選択することもできますし、右側で数値を指定して色を決めることもできます。
また、「スポイトマーク」をタッチしますと画面内の色を取得して選択することもできます。
既にお好みのパレットカラーを設定している別のレイヤーと同じパレットカラーを使用したい場合はこのスポイトでパレットカラー部分をタッチして取得しましょう。
パレットカラーにしたい色を設定しましたら、選んだ色が「色の設定ウィンドウ」左上の表示の下半分に表示されます。
ここで右上の「OK」を選択しましょう。「色の設定ウィンドウ」が閉じてレイヤーの左側が選択した色になります◎
複数のレイヤーにパレットカラーを同時に設定したい場合
レイヤーの左側にある空欄にチェックを入れて複数選択した状態でパレットカラーを設定することで選択したレイヤー全てにパレットカラーの色を付けるすることができます。
パレットカラーを変更する場合
1度設定したパレットカラーを変更したい場合は上記のパレットカラーの設定方法をもう1度行いますとパレットカラーが上書きされて変更されます。
1度設定を消すという作業は必要ありません。
パレットカラーを含むフォルダーにも表示させたい場合
パレットカラーが設定されているレイヤーを選択している状態でCLIP STUDIO PAINT画面上部から「レイヤー」→「レイヤー設定」→「 パレットカラーを親フォルダーにも表示」と選択しましょう。
すると、クリスタのレイヤーパレットにてパレットカラーが設定されているレイヤーをレイヤーフォルダー内に入れた場合にレイヤーフォルダーも自動で同じパレットカラーが表示されるようになります。
そのため、レイヤーフォルダーを折りたたんだ状態でもレイヤーの場所を把握することができます◎
こちらの表示を解除したい場合は同じように「パレットカラーを親フォルダーにも表示」を選択しましょう。
※レイヤーフォルダーではなくパレットカラーを選択した状態で行うのを忘れないようにしましょう。
レイヤーを複製するとパレットカラーの設定も複製される
クリスタのレイヤーはCLIP STUDIO PAINT画面上部から「レイヤー」→「レイヤーを複製」と選択する、もしくは[Alt(Option)]+ドラッグなどで複製することができます。
複製するレイヤーにパレットカラーが設定されている場合はその設定も複製されます。
パレットカラーの設定を解除したい場合
1度設定したパレットカラーを消して通常のレイヤー表示に戻したい場合はクリスタのレイヤーパレット左上のパレットカラーアイコンをタッチして「パレットカラーを使用しない」を選択しましょう。
これでパレットカラーの表示が消え、通常のレイヤー表示に戻ります。
アニメーション制作でもクリスタのパレットカラーは役に立つ!
CLIP STUDIO PAINT画面上部から「レイヤー」→「レイヤー設定」→「パレットカラーをキャンバスにも表示」と選択しますと設定しているパレットカラーの1/2の不透明度でキャンバス上にも表示されるようになります。
こちらはイラストや漫画制作時にはどのレイヤーを選択していてもキャンバス上に表示されてほぼ意味のない機能なのですが、アニメーション制作時に活躍できる機能なのです。
クリスタの「パレットカラーをキャンバスにも表示」の機能はアニメーション制作におきまして、「タイムラインパレット」でパレットカラーを設定しているレイヤーが割り当てられているフレームを選択した時にキャンバス上にもパレットカラーが表示されるという機能です。
タイムラインパレットにおきましては別のレイヤーが割り当てられているフレームを選択している場合は元のキャンバス表示に戻ります。
【使用例】修正レイヤーを発見できる!
例えばアニメーション制作中に1つのレイヤーを修正したとします。
この修正したレイヤーがアニメーションの中で複数個所のフレームに使用されている場合、どのシーンでも修正箇所に違和感がなければ問題ありませんが、一部違和感が出てきてしまうのであればそこだけ別で調整を行う必要が出てきます。
こういった時に、修正したレイヤーにパレットカラーと「 パレットカラーをキャンバスにも表示」 を設定してクリスタ内で再生することで修正したレイヤーが使用されているフレームを見つけやすくすることができるのです。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)Ver.3.1からセルやクリップにレイヤーカラーを表示することが可能に!
月額利用でクリスタを使用している場合は無料で最新版へのアップデートが可能ですが、
パソコン版クリスタをVer.3.1以上にアップデートするにはアップデートプランの契約が必要です。
クリスタVer.3.1から、タイムラインパレット左上のメニュー「≡」から「パレットカラー表示」と選択することで「クリップにパレットカラーを表示」と「セルにパレットカラーを表示」を選択・設定できるようになりました。
●「クリップにパレットカラーを表示」
各アニメーションフォルダーにパレットカラーを設定した場合、タイムラインパレットの各パレット上部にもパレットカラーが表示されるようになります。
●「セルにパレットカラーを表示」
アニメーションフォルダー内にて、セルに当てはめているレイヤーやレイヤーフォルダーにパレットカラーを設定した場合、タイムラインパレットの各セル(フレーム)にもパレットカラーが表示されるようになります。
また、この2つの設定は併用も可能です。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のパレットカラーでレイヤーを色分けして作業を効率化させよう!
今回はクリスタのレイヤーに色を付けるパレットカラー機能を紹介させていただきました。
レイヤーに色を付けることができるということを知らなかった方もいるのではないでしょうか。
視覚的にレイヤーを管理すればレイヤーの位置も把握しやすくなるでしょう◎
また、クリスタはツールなどのアイコンにも背景色を表示させたり、自作の絵をアイコンに設定することもできます。
クリスタのアイコンは見づらい?実は好きな画像に変更可能です!!
さらに、レイヤーパレットを2画面表示にすることもできますよ◎
クリスタは制作をサポートしてくれる機能だけでなく、作業画面を自分好みにカスタマイズできる機能も豊富にありますのですでに所有されている方もこれから購入を検討されているかたもぜひお試しください。
それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!
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