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皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。
漫画のセリフ表現として「あ゛」などの通常では濁点を付けない文字に濁点を付けたい場面もあるかと思います。
しかし、デジタルでのテキスト入力だけではうまく濁点を付けることができません。
そこで今回はイラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)で文字に濁点を付ける方法を紹介させていただきます。
こんな感じですね↓
それではよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!
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CLIP STUDIO PAINT EXCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のテキストで濁点を付ける方法!
現状のクリスタ(Ver.1.11.1)で利用できる機能内において、縦書きテキストに濁点を付ける方法を紹介します。もっと細かく言えば濁点が付いているように見せる方法ですね。
クリスタの基本的なテキスト機能に関しては以下の記事を参考にしていただければと思います。
クリスタで縦書きテキストに濁点を付ける方法!①「行間」
まずは通常通りにクリスタのテキストツールでテキストを入力し、濁点を付けたいテキストの右側を改行で1行分空けましょう。
そして濁点を付けたい文字の横までカーソルを移動させ、「だくてん」と入力→変換させて「 ゛」を表記させます。
※「 ゜」を表記させたい場合は「はんだくてん」と入力しましょう。
「 ゛」を入力しただけでは文字と濁点までが離れすぎですので行間を詰める作業を行います。
濁点を付けたい文字がある行と濁点がある行をドラッグで選択状態にします。
※[Shift]を押したままカーソルを動かすことでも選択状態にできます。
テキストを選択状態にしましたらツールプロパティ右下にあるスパナマークをタッチしてサブツール詳細ウィンドウを開きます。
サブツール詳細ウィンドウ「行間・揃え」の「指定方法」の項目で「長さ指定」を選択します。
※「長さ指定」にすることで上部の「行間」の項目でマイナス数値を入力できるようになるのです。
最後に「行間」の項目で数値を下げていきますと選択した行の間隔が狭くなっていきますのでお好みの位置になる数値を設定しましょう。
ここの数値はテキストサイズによって適正数値が異なりますので実際に位置を確認しながら設定してください。
これでクリスタの文字に濁点を付けることができました!
濁点の上下位置は[スペース]幅の調整で変更することができます。
クリスタで縦書きテキストに濁点を付ける方法!②「ルビ」
こちらはクリスタ公式のQ&Aページでも紹介されていた方法です。
まずは通常通りにクリスタのテキストツールでテキストを入力し、濁点を付けたい文字をドラッグで選択状態にします。
※[Shift]を押したままカーソルを動かすことでも選択状態にできます。
そしてツールプロパティパレット右下にあるスパナマークをタッチしてサブツール詳細ウィンドウを開きます。
サブツール詳細ウィンドウ「ルビ」で「ルビ設定」を選択し、開いた入力欄(ルビ文字列)に「だくてん」と入力→変換させて「 ゛」を表記させます。
[Enter]キーか入力欄以外の箇所をタッチすることでルビ入力が確定します。
そして「ルビサイズ」を「100(%)」、「ルビ位置」を「先頭揃え」に設定します。
最後に「ルビと本文の間隔」の数値を下げることでルビの「゛」と文字の間隔を狭くなっていきますのでお好みの位置になる数値を設定しましょう。
また、「ルビ調整」でルビの上下位置も調整できます。
これでクリスタの文字に濁点を付けることができました!
「ルビ」を使って濁点を付ける方法ではうまくいかない時がある…!?
クリスタのルビ機能を利用して文字に濁点を付ける方法は公式のQ&Aのページを始め、様々なところで紹介されている方法ですが、この方法ではうまく濁点を付けれない場合があります。
それが大きいテキストに濁点を付ける時です。
例えば、15 ptのテキストをルビ機能を使用して「ルビと本文の間隔」を最小値にしたとしても画像のような位置になってしまい、間隔を完全に埋めることができません。
手元のクリスタで確認したところ、ルビ機能を使って濁点を付ける方法でうまく表示できるのは11 pt程度まででした。
どうしてもルビ機能で濁点を付けたい場合は、
11 pt以下のテキストで濁点を付け、その後にハンドルドラッグで拡大させる
という方法をとりましょう。
※ツールプロパティのテキストサイズの数値を変更させる方法ではうまくいきません。
こうすることで「ルビと本文の間隔」の本来の数値を超えた最小値にすることができます。
ただしこの方法で濁点を付けた場合、拡大後に「ルビと本文の間隔」の設定を触ってしまうと最小値が本来の数値に戻り文字と濁点の間隔が広がってしまいますので注意しましょう。
横書きテキストならクリスタで濁点を付けるのは簡単!
クリスタで横書きテキストに濁点を付けるのは比較的簡単です。
クリスタのテキストツールでテキストを入力する際、濁点を付けたい文字の右横に「だくてん」と入力→変換して「゛」を表記させます。
後は濁点を付けたい文字と濁点をドラッグで選択状態にし、サブツール詳細ウィンドウ「フォント」の「字間」の項目の数値を下げることで文字と濁点の間隔が狭く狭くなっていきますのでお好みの位置になる数値を設定しましょう。
※「文字詰め」より「字間」の方が調整幅が広いです。
※[Shift]を押したままカーソルを動かすことでも選択状態にできます。
これだけでクリスタの文字に濁点を付けることができます◎
ただし、この方法では濁点の上下位置の調整ができません。
横書きで濁点の上下位置を調整したい場合は先述の「ルビ」を利用する方法で濁点を表示させましょう。
「ルビ調整」で左右、「ルビと本文の間隔」で上下の調整ができます。
※こちらも11 pt 以下のサイズで設定してから拡大させましょう。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)で文字に濁点を付けて表現の幅を広げよう!
漫画ではセリフの文字に濁点を付けることで様々な感情表現が可能になります。
今回紹介したクリスタで文字に濁点を付ける方法を利用すればクリスタで制作した漫画作品でもそういった表現をすることができるようになります。
ひらがなだけでなく、漢字でも表記可能ですよ。
このようにクリスタの機能を駆使・工夫すれば、少々手間がかかることもありますがその分ご自身の漫画作品の表現は広がるかと思います◎
クリスタで「!!!!」「!!?」などの特殊記号・感嘆符の作り方!!
クリスタのテキスト表現に困っている方はぜひ参考にしていただければと思います。
それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!
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