【various sun】第15笑:空気の読めない一座 (3P/19P) 公開!!2020.7.4

クリスタでマス目のある「方眼紙」を簡単に作る方法はあります!!

クリスタ:方眼紙サムネ

ペイントツールのスタンダード【CLIP STUDIO PAINT PRO】

マンガ制作ソフトの最高峰【CLIP STUDIO PAINT EX】

 

皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。

山本電卓と申します。

 

今回は漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)でマス目のある「方眼紙」を作る方法を紹介させていただきます。

 

こんな感じのものですね↓

クリスタ:方眼紙

 

CLIP STUDIO PAINT自体にこういったマス目を作る機能はないのですが、ツールを利用して作成することができるのです◎

 

MEMO

CLIP STUDIO PAINTにはガイド線としてマス目状の表示をさせる「グリッド」という機能がありますが、このグリッドは書き出しデータには表示されませんので今回紹介するマス目の作成とは別のものになります。

クリスタ:グリッド・ルーラー【クリスタ:漫画制作サポート機能】グリッド・ルーラーのおすすめ設定!!

 

それではよろしくお願いいたします

( `・∀・´)ノ!

《クリスタで方眼紙作成①》解像度300dpi以上のキャンバスを作成しよう!

CLIP STUDIO PAINTを起動しましたら、まずは新規作成でキャンバス(用紙)を作成しましょう。

 

今回紹介する方法では低い解像度では線の太さが均一になりませんでしたので少なくとも300 dpi以上の解像度でキャンバスを作成して下さい。

クリスタ:方眼紙

 

新規作成:イラスト【クリスタで絵を描く!】「イラスト」の新規作成時の設定項目の意味を説明します!!

 

こちらの説明では分かりやすく、100 mm×100 mm、解像度300 dpiのキャンバスを作成します。

クリスタ:新規作成

クリスタ:キャンバス

 

《クリスタで方眼紙作成②》マス目を作ろう!

「まばら流線ツール」を設定しよう!

マス目の作成を行うのに使用するのは「まばら流線ツール」です。

 

「図形ツール」を選択→サブツールウィンドウ上部から「流線」を選択→サブツールウィンドウ下部から「まばら流線」を選択することで設定・使用することができます。

クリスタ:まばら流線ツール

 

この「まばら流線」を含む流線ツールは本来、漫画の効果線を簡単に作成する為のツールです。

クリスタ:流線ツール

 

今回はこちらを利用してマス目を作成していきます。

まずはその為の設定を行いましょう。

 

ツールの設定は「ツールプロパティ」もしくは「サブツール詳細ウィンドウ」で行います。

クリスタ:まばら流線ツール

 

今回は「サブツール詳細ウィンドウ」で説明させていただきます。

「ツールプロパティ」では全ての設定項目が表示されていない場合が多く、さらに折りたためられて項目が隠れていることも多いので。

 

では「まばら流線ツール」を選択しましたら、CLIP STUDIO PAINT画面上部から「ウィンドウ」→「サブツール詳細」と選択するかツールプロパティの右下にある「スパナのマーク」を選択しましょう。

クリスタ:サブツール詳細

クリスタ:サブツール詳細

 

これで「サブツール詳細ウィンドウ」が開きますので設定を行っていきます!

クリスタ:サブツール詳細(まばら流線ツール)

 

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CLIP STUDIO PAINT画面【クリスタ補足】ウィンドウ(パレット)やアイコンが説明されている場所に見当たらない時は?

 

「角度」の数値をまずは0に「描画先」は「常に流線レイヤーを作成」か「編集対象のレイヤーに描画」のどちらかに

クリスタ:まばら流線ツール設定

 

カテゴリ:「流線」

「角度」の数値をまず「0」にしましょう。

 

「描画先」は「常に流線レイヤーを作成」か「編集対象のレイヤーに描画」のどちらかにしましょう。

クリスタ:まばら流線ツール設定

 

「常に流線レイヤーを作成」にしますと流線を作成した際に「流線レイヤー」が作成されます。

クリスタ:流線レイヤー

 

「編集対象のレイヤーに描画」にしますと選択中のレイヤーに流線が描画されます。

その際には「ベクターレイヤー」に描画するのが便利かと思います。

ベクターレイヤー【これぞクリスタの特徴!】ベクターレイヤーでこんなことができる!!

 

※もう1つの「流線レイヤーに作成」にしますと、流線の作成の時にすでに別の流線レイヤー」があった場合はその流線レイヤーの基準線を上書きしてしまうのでこちらは選ばないようにしましょう。

 

他の項目はチェックが外れていても大丈夫です。

 

「曲線」は「直線」を選択

クリスタ:まばら流線ツール設定

 

カテゴリ:「連続曲線」

曲線」は左端の「直線」のアイコンを選択しましょう。

これで流線の配置操作が直線で行えるようになります。

 

他の項目はチェックが外れていても大丈夫です。

 

お好みの「ブラシサイズ」を設定し、「乱れ」のチェックを外す

クリスタ:まばら流線ツール設定

 

カテゴリ:「ブラシサイズ」

ブラシサイズ」の数値はマス目の線の太さになりますのでお好みの数値を入力して下さい。

太くすればする程、マス目内の面積が小さくなりますのでそちらも考慮して設定しましょう。

※単位はキャンバスと同じ(mm)です。

 

乱れ」のチェックは必ず外しておきましょう。

こちらにチェックが入っていますと、マス目の線の太さがまばらになってしまいます。

 

「線の間隔」でマス目のサイズを設定、「乱れ」「まとまり」のチェックを外し、「最大本数」で線の数を設定

クリスタ:まばら流線ツール設定

 

カテゴリ:「描画間隔」

線の間隔」で作成したいマス目1辺の長さを設定します。

※単位はキャンバスと同じ(mm)です。

 

クリスタ:まばら流線ツール設定

 

こちらは作成する流線の線同士の間隔を設定する項目になりますので入力した数値がそのままマス目1辺の長さになるのです。

 

注意

例えば、「線の間隔」を10 mm、ブラシサイズを1 mmでマス目を作成すると1マスの内側の辺はブラシサイズの幅が入るので9 mmになります。

クリスタ:まばら流線ツール設定

 

この辺も意識して設定を行いましょう。

 

同様に、「ブラシサイズ」を大きくし過ぎて「線の間隔」を小さくし過ぎる設定をするとマス目の内側の隙間がなくなりベタ塗り状態になってしまいますので注意しましょう。

 

また、この「線の間隔」の下にある「乱れ」のチェックは必ず外しましょう。

チェックが入っていると線同士の間隔がまばらになり、キレイなマス目になりません。

 

さらに「まとまり」のチェックも必ず外して下さい。

ここにチェックが入っていると設定した数の線の束ができてしまいます。

 

「最大本数」では線の数の最大数を設定します。

ここでマス目を作成する線の数を設定できます。

 

クリスタ:まばら流線ツール設定

キャンバス全体にマス目を配置したい場合は

キャンバス1辺の長さ<(最大線数−1)×線の間隔

となるように入力しましょう。

※「最大線数-1」=マス目の数

 

「長さ」でマス目全体の長さを設定、「基準位置」は「中点」にし、「基準位置のずれ」のチェックを外す

クリスタ:まばら流線ツール設定

 

カテゴリ:描画位置

「長さ」で作成する線の長さを設定します。

※単位はキャンバスと同じ(mm)です。

 

これがマス目全体の長さになるわけですね。

 

クリスタ:まばら流線ツール設定

また、この下にある「乱れ」のチャックは必ず外して下さい。

チェックが入っていると線の長さがまばらになってしまいます。

 

キャンバス全体に線を配置したい場合は「コマ外まで延長」のチェックを入れましょう。

これでコマ枠のないキャンバスでは「長さ」の数値を無視してキャンバスの端まで線が配置されるようになります。

 

基準位置」は「中点」を選択しましょう。

これで線の配置を指定した際に、指定した範囲を中心に線を配置してくれるようになります。

個人的にはこの中心を支点にする方法が分かりやすいですのでこちらの設定で説明させていただきます。

 

MEMO

基準位置は「中点」の他に「始点」「終点」があり、「始点」は指定した範囲から線を配置し、「終点」は指定した範囲までの箇所に線を配置します。

クリスタ:まばら流線ツール(基準位置)

 

そして、「基準位置のずれ」のチェックは外しておきましょう。

チェックが入っていると、入力した数値に応じて線配置の支点となる基準位置から線がまばらにずれるようになってしまいます。

 

「スナップ可能」にチェックを入れる

クリスタ:まばら流線ツール設定

 

カテゴリ:補正

スナップ可能」のチェックを入れることで線の作成作業がやりやすくなりますので、こちらの設定をおすすめしています。(必須項目ではありません)

 

他の設定項目は目的に合わせて設定

前項で紹介したもの以外の項目は目的に合わせて設定しましょう。

 

くっきりした線でマス目を作りたい場合は「不透明度」を「100」、「アンチエイリアス」も「なし」にするのがいいでしょう。

クリスタ:まばら流線ツール設定

 

「グリッド」を設定・表示させよう!

次にマス目を作成する作業で利用する「グリッド」の設定をしていきます。

 

CLIP STUDIO PAINT画面上部から「表示」→「グリッド・ルーラーの設定」と選択し、設定ウィンドウを表示させます。

グリッド・ルーラーの設定

グリッド・ルーラーの設定ウィンドウ

 

設定ウィンドウ上部の「グリッド・ルーラーの原点」の項目で「中央」を選択し、下部の「グリッド設定」の「間隔」を大きめに、「分割数」を小さめに設定して下さい。

※単位が「mm」の場合、「間隔」の最大値は「100」・「分割数」の最小値は「1」です。

 

これはグリッドの数を比較的少なめにし、キャンバスの中心線を分かりやすくするのが目的です。

 

今回の見本であるキャンバスは100 mm×100 mmとそこまで大きくないキャンバスですので「間隔」を「50」、「分割数」を「2」で設定しますね。

クリスタ:グリッド・ルーラー設定

 

 

設定が終わりましたら、CLIP STUDIO PAINT画面上部から「表示」→「グリッド」を選択してグリッドを表示させましょう。

グリッド表示

クリスタ:グリッド

 

また、CLIP STUDIO PAINT画面上部から「表示」を選択した際に出るメニュー欄の「グリッドにスナップ」の項目にチェックが入っていることを確認しましょう。

グリッドにスナップ

 

チェックが入っていない場合はこの項目を選択することでチェックを入れることができます。

「グリッドにスナップ」を選択するとメニュー一覧が閉じますが、もう1度メニュー一覧を開くとチェックが入っているのが確認できます。

 

この「グリッドにスナップ」と「まばら流線ツール」の「スナップ可能」にチェックが入っていることで、「まばら流線ツール」の操作をグリッド上で行うことができるようになります。

 

つまり、線をキャンバスの中心線を基準に配置できるようになるのです◎

 

マス目の横線部分を作成しよう!

それではいよいよマス目を作成していきます。

前項の設定で「角度」の数値を「0」にしたのは水平の線を作成する為です

 

ここで注意しなければならないのが、「流線ツール」は「直線ツール」のように線を直接描画するものではなく、流線を配置する場所を指定することで流線を作るツールということです。

 

このことを意識した上で作成していきましょう。

 

今回は1マス5 mm、ブラシサイズ(線の太さ)1 mmの方眼紙をキャンバス全体に作成していくことにします。

●設定

描画先:常に流線レイヤーを作成

ブラシサイズ:1.00

線の間隔:5.00

最大本数:21以上

長さ:100以上

 

ではまず水平方向の流線を配置する為にキャンバスの上部のグリッドの中心となる位置をタッチして真っ直ぐキャンバス下部まで操作線を伸ばしましょう。

グリッドの近くをタッチするだけでグリッドの中心線上をキレイに操作線が通って(スナップして)くれます。

※「ドラッグ」しなくて大丈夫です。

クリスタ:まばら流線ツール

 

キャンバス下部の外側の所まで操作線を伸ばしましたらダブルクリックもしくは[Enterキー]を押しましょう。

クリスタ:まばら流線ツール

 

すると水平方向に線が配置されました!

クリスタ:まばら流線ツール

 

マス目の縦線部分を作成しよう!

まず「角度」の数値を「90」に変更!

最後に縦線を作成する為に、最初に設定した「角度」の数値を「90」に変更します。

これで縦線を作成できるようになります。

クリスタ:まばら流線ツール設定

 

縦線の配置範囲を指定しよう!

設定が終わりましたら、線の配置する範囲を指定していきます。

左右どちらかのキャンバスの外側のグリッドの中心となる位置をタッチし、反対側のキャンバスの外側まで操作線を伸ばします。

クリスタ:まばら流線ツール

 

横線と同じように操作線がグリッドの中心線にキレイに乗ってくれます。

※先に作成した横線でグリッドが見えにくい場合は横線のレイヤーを非表示(もしくは不透明度を下げる)にすればいいでしょう。

 

キャンバスの外側まできましたらそこでダブルクリックもしくは[Enterキー]を押しましょう。

 

これで垂直方向にも線が配置され、マス目を作ることができました!

クリスタ:まばら流線ツール(マス目)

 

1マス1 mmのグリッドを表示させるとキレイにマス目が入っていることが分かると思います。

※線の太さが1 mmなので1マスの内側の辺の長さは4 mmになっています。

クリスタ:方眼紙

 

 

「流線レイヤー」を作成した場合は後から設定の変更が可能!

「まばら流線ツール」設定の「描画先」の項目で「常に流線レイヤーを作成」を選んでおり、レイヤーパレットに「流線レイヤー」がある場合、「オブジェクトツール」を利用すればマス目を作成後でも設定の変更が可能です。

 

「オブジェクトツール」を選択している状態で「流線レイヤー」を選択すると「レイヤープロパティ」もしくは「サブツール詳細ウィンドウ」にはその流線レイヤーが表示している線の設定内容が表示されます。

クリスタ:オブジェクトツール(まばら流線)

ここで設定内容や数値を変更すると表示されている流線の内容を変更することができるのです。

クリスタ:まばら流線設定変更

 

《クリスタで方眼紙制作・応用編①》キャンバスの一部にマス目を作成できる!

前述の通り、設定項目の「長さ」で方眼紙部分の1辺の長さを設定できますし、「最大本数」でマス目の数を設定できますのでキャンバス内の一部分だけにマス目を作成することもできます。

クリスタ:方眼紙

さらに、グリッドの設定を利用して表示位置を調整し、マス目の作成時に利用すればキャンバスの中央以外の位置にも配置することも可能になります。

クリスタ:まばら流線(マス目)

 

《クリスタで方眼紙制作・応用編②》重線のマス目を作成できる!

「まばら流線ツール」の設定にて、「描画間隔」の項目にある「まとまり」にチェックを入れ、数値を入力しますと、入力した数ごとの束の流線を作成することができます。

クリスタ:まばら流線ツール設定

 

その場合、

「線の間隔」=束となる部分の線の間隔

になり、

束と束の間の長さ=「線の間隔」×「隙間」の数値

になります。

 

また、「最大本数」は全ての線の合計数ですので束となる部分の線の数も含めて計算します。

 

「線の間隔」を1 mm、「まとまり」の数値を3、「隙間」を10の設定で作成すると以下のようになります。

クリスタ:まばら流線(まとまり)

クリスタ:まばら流線ツール(まとまり)

 

《クリスタで方眼紙制作・応用編③》マス目の配置を変える!

「まばら流線ツール」で作成した流線は、「オブジェクトツール」や「レイヤー移動ツール」を使用すればペンや十字キーで移動させることができます。

クリスタ:まばら流線の移動

 

しかし、この方法では1 mmだけ移動させるなどといったことが難しいです。

 

そこで「キャンバスサイズの変更」を利用してマス目の配置を移動させたいと思います。

 

以下の画像のように、マス目の線がキャンバスの端から2 mm離れた位置に作成されたものをキャンバスの左上に線がピッタリくるようにしていきたいと思います。

クリスタ:まばら流線(マス目)

 

CLIP STUDIO PAINT画面上部から「編集」→「キャンバスサイズを変更」と選択します。

クリスタ:キャンバスサイズを変更

 

すると設定ウィンドウが開きます。

クリスタ:キャンバスサイズを変更

 

ここで下部の「基準点」で合わせたいキャンバスの位置とは反対の場所の「□」を選択します。

今回の場合は左上に合わせるので右下の「□」を選択します。

 

そして「幅」「高さ」の数値を線に合わせたい分だけ小さくします。

今回の場合は「幅」「高さ」共に2 mmずつ小さくします。

クリスタ:キャンバスサイズを変更

 

これで線とキャンバスの端がピッタリ合うようになります。

クリスタ:キャンバスサイズを変更

 

しかしこのままではキャンバスサイズが小さくなったままですので、「基準点」を線とキャンバスを合わせた位置、今回では左上の「□」に選択し直します。

 

そして改めて「幅」「高さ」を元の数値に戻します。

今回ではそれぞれ2 mmずつ大きくします。

クリスタ:キャンバスサイズを変更

 

最後に「OK」を選択しましょう。

 

これでマス目の線の位置を変えることができました。

クリスタ:キャンバスサイズを変更(マス目)

 

もし、マス目の線の数や長さをキャンバスにピッタリ合うように作成していた場合は端に隙間ができてしまうので「オブジェクトツール」を選択し、「長さ」や「最大本数」の設定変更をして隙間を埋めましょう。

クリスタ:まばら流線

 

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)での方眼紙作成方法まとめ

今回はSNSでマス目を「グリッドのスナップ機能を利用して手作業で作成した」という投稿を拝見して、何かもっと簡単に作成できる方法はないかなと思い、この「流線ツール」を利用すればできるのではないかという考えに至り記事にさせていただきました。

 

この方法でしたらあっという間にキャンバス全体にマス目を作成できますし、「ブラシ形状」を変える、「角度」を変えるなどをすればさらに色々なことができるのではないでしょうか◎

 

CLIP STUDIO PAINTは基本的には絵を描くソフトですが、機能・ツールを工夫して使用することで出来ることを増やすこともできるのです!

 

それではここまで閲覧ありがとうございました!

お疲れ様でした!!

 

ペイントツールのスタンダード【CLIP STUDIO PAINT PRO】

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