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皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。
今回は漫画制作にてちょっとした工夫で背景をより上手く描くコツを紹介させていただきます。
あくまで私レベルが教えるレベルですが、初心者で、のっぺりした背景を解消したい方の参考になればと思います。
それではよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!
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CLIP STUDIO PAINT EX①アイレベルを意識する
「アイレベル」とは「(読者の)目線の高さ」、つまりコマを映しているカメラの高さを意味します。
このアイレベル上にあるものは手前・奥に関係なく同じ高さのものとなるのです。
コマの中にアイレベルを設置し、背景の高さの基準を決めることでどの高さに何がくるかを理解できて描きやすくなりますし、絵としても違和感がなくなります。
アイレベルに関しては以下の記事にて詳しく紹介していますので参考にしていただければと思います。
漫画は楽しい!アイレベルでキャラや背景の配置を決めよう!with クリスタ
②線の太さで背景の奥行を表現する
これはキャラクターに対しても言えることですが、手前にある背景の線を太く、奥にある背景の線を細く描くことで奥行(遠近感)を表現することができます。
③グラデーションで奥行を表現する
ただののっぺりとした壁や地面、天井でも、グラデーションを入れることで奥行のある背景の表現が可能になります。
グラデーションのトーンは市販もされていますのでモノクロ漫画をアナログで制作する場合でもこの表現は利用できます。
また、線の密度によってグラデーションを表現することも可能です。
④建物の背景に段差・厚みなどの凹凸を加える
背景の建物などがのっぺりとしたように見えるのは「段差」や「厚み」が描画されていないのも原因の1つです。
窓やドアなど、壁と同じ面に付いているものでも少なからず凹凸部分があります。
線を足してこの凹凸部分を表現するだけでも立体感が出てきます。
また、ただの壁でも平面のままにせず、段差や凹凸部分を加えるだけでもクオリティが少し上がります。
⑤背景内に人を適度に配置する
町や学校など、多くの人が行き交う場所であれば、背景に人(モブ)が映りこんでいないと寂しさや違和感が出てしまいます。
何十人と描く必要はないかもしれませんが、せめて数人は描き込んだ方がリアリティが出るでしょう。
また、人物を描き込む際に『①アイレベルを意識する』で紹介したアイレベルを利用すれば、人の大きさや位置を把握しやすくなるでしょう。
欲を言えば、職業や、1人なのか数人のグループなのか、何をしている最中なのかなどを考えながら人物を描いていくとバリエーションも増やせるでしょう。
⑥背景に小物を追加する
実際に街中を見ると家やお店、建物の前には花壇や看板、ポスターなど様々な物があるのが分かります。
背景を描く場合にもこういった小物を追加するだけでリアリティや生活感を出すことができます。
⑦建物や小物の質感を意識する
背景に各建物や小物を描く場合、それは木で作られているのか、石で作られているのかなど、素材や質感を意識するとリアリティが増します。
木や紙で作られているものはフリーハンドで描く、石や鉄など硬いもので作られているのであれば定規を使って直線で描くなどの描き分けができるようになります。
⑧建物や人の統一感を意識する
これは特にファンタジー漫画にて架空の街を描く際に利用します。
各建物の造形や特徴、そしてそこで生活する人々の服装の種類などを統一させることでリアリティが増します。
その際には、この街がどういった土地に建てれられ、どういった自然環境があるのかを想像すると作りやすいでしょう。
以下の画像は自然が厳しい島の村ですので、
●家は雨風に耐えられるように石をベースに作られている
●ほとんどの住民は何かしらの仕事をしている(人数も少なめ)
●薄着の住民が多い
●周りは自然に囲まれており、地面も舗装されていない
などの特徴を意識しています。
一工夫で漫画背景のクオリティを少し上げよう!
今回紹介した背景をより上手く描くコツはほんの一部かと思います。
少しずつ実践を繰り返していけばご自身の中でのコツも生まれてくるかと思いますので、背景を描くのが苦手な方も1つずつでもいいのでお試しいただければなと思います◎
それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!
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