クリスタパレットの移動・配置方法とその仕様!!

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皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。

イラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)ではツールや設定、レイヤーなどを表示している「パレット」が制作画面の周りに配置されています。

初期配置のままでも使用できますが、CLIP STUDIO PAINTではこのパレットを自分のお好みの位置に移動・お好みのサイズに変更することが可能なのです。

今回はその方法と仕様を紹介させていただきますのでよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!

※こちらはパソコン版・タブレット版CLIP STUDIO PAINT向けの記事になります。


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参考記事:クリスタを購入する3つの方法と手順紹介!!

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のパレットを配置する前の準備

困った時は:クリスタのウィンドウ・アイコン・項目がない時の見つけ方!!

クリスタのパレットに関する名称を確認

「パレット」

冒頭で述べたように、「ツールパレット」サブツールパレット」「カラーパレット」「レイヤーパレット」など画面上にある各ウィンドウを「パレット」と呼びます。

クリスタのパレット


参考記事

クリスタ超初心者講座!クリスタ画面の見方解説!!

「パレットドック」

クリスタの各パレットを上下、もしくは左右にまとめている箇所を「パレットドック」と呼びます。

クリスタのパレットドック

クリスタのパレットドック固定メニューのチェックを外しておこう

クリスタでは意図しないドラッグ操作でパレットが動いてしまわないようにパレットを固定する設定項目があります。

そのため、パレットを移動・サイズ変更する場合はこの設定がOFFになっている必要があります。


CLIP STUDIO PAINT画面上部「ウィンドウ」から「パレットドック」と選択しますと、「パレットドック幅を固定する「パレットドックの高さを固定する」「パレットの配置を固定する」の3つの固定に関する項目が表示されます。

クリスタ「パレットドック」メニュー


ここにチェックが入っていなければ固定はOFFになっている状態です。

もしチェックが入っている場合はその項目を選択することでOFFに変更することができます。

※もう1度メニューを開けばチェックが外れているのを確認できます。

タブレット版クリスタは環境設定でパソコン用表示に変換しておこう

iPadなどのタブレット版クリスタでは初期設定で専用の画面になっています。

iPad・タブレット版クリスタ


この画面でもパレットの移動・配置は可能なのですが、右側にパレットドックが作成できないなどの報告を確認しています。

そのため、お好みのパレット配置にカスタマイズしたい場合はパソコン用の画面に変換しておく方がいいかと思います。

変換は「環境設定」で簡単にできます。


CLIP STUDIO PAINT画面上部からクリスタマーク→「環境設定」と選択して環境設定ウィンドウを開きましょう。

タブレット版クリスタ「環境設定」


クリスタの環境設定ウィンドウが開きましたら、左側で「インターフェース」カテゴリーを選択し、「パレットの基本レイアウトをタブレットに適した構成にする」のチェックを外して右上の「OK」を押しましょう。

クリスタ環境設定「レイアウト」


これでタブレット版クリスタの画面表示をパソコン版クリスタと同じにできます。

※変化がない場合はクリスタを再起動させてみましょう。

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)でパレットを移動・配置する方法

クリスタの「パレットのタブ」・「パレットドックの上部」をドラッグすることで移動できる!

パレットの移動

クリスタのパレットには上部にそのパレットの名称が表示されている「タブ」があります。

クリスタパレットのタブ


同じ箇所に複数のパレットが重なっている場合はその「タブ」をタッチすることで表示を切り替えることができます。

クリスタのタブ


この「タブ」をドラッグすることでそのパレットを移動することができます。

クリスタのパレットをドラッグ移動

パレットドックの移動

パレットドックの上部をドラッグすることでパレットドック全体を移動させることができます。

クリスタのパレットドックをドラッグ移動

クリスタのパレットは移動先によって配置方法が変わる!

クリスタでパレットをドラッグ操作で移動しますと、ドラッグ先(配置先)が赤色で表示されます。

クリスタパレットの移動先表示


この時の表示(ドラッグ先)によってパレットの配置が変わります。

クリスタパレットの移動先表示

クリスタのパレットドックは下部にもある

クリスタの初期配置では下部にも「タイムラインパレット」と「四面図パレット」が配置されています。

クリスタのタイムラインパレット
MEMO

折りたためられている場合は上向きの「≫」や「>」をタッチすることで開くことができます。

クリスタのタイムラインパレットを開く


そのため、画面下部にもパレットドックのようにパレットを配置することができます

クリスタの画面下部にパレットを配置


ただし、画面上部にはパレットドックを配置できないようです。

ポイント

配置できないのは画面の端に配置する「パレットドック」であり、独立したパレット単体を画面上部に配置することは可能です。

クリスタの画面上部にパレットを単独配置

【補足】タブレット版クリスタでのドラッグ操作

iPadなどのタブレット版クリスタでは、長押し操作などもあるため、ドラッグ操作が反応しづらい場合があります。

一旦別の方向にドラッグするなど、一工夫加えることでドラッグがしやすくなるかと思います。

目的別クリスタのパレットの移動・配置方法!

クリスタの画面上に独立したウィンドウ(パレット)を配置したい

クリスタの画面上に独立したウィンドウ(パレット)として配置したい場合は、パレットやパレットドックに重ならない位置にドラッグします。

クリスタのパレットを移動


独立したウィンドウ(パレット)を配置すれば、再びタブをドラッグすることでいつでも自由に位置を変更することができます。

クリスタのパレットを単独移動


この独立した表示にしますとパレットの右上に「最小化マーク(_)」が表示され、このマークをタッチすることでタブだけの表示にすることができるようになります。

クリスタのウィンドウを最少化


もう1度最小化マークをタッチしますと再びパレットを開くことができます。


また、この独立したウィンドウ(パレット)に対して別の独立したパレットを近付けるとピッタリくっつけることもできます。

※結合されるわけではないのでパレットドックのようにまとまるわけではありません。

クリスタの単独パレットを重ねる

ショートカットで表示・非表示切り替えも可能に

クリスタ画面上部の「ウィンドウ」メニューでは各パレット名が並んでおり、こちらを選択することでそのパレットの表示・非表示を切り替えることができます。

クリスタのウィンドウメニュー


このメニューをショートカットに登録しておけば必要な時にだけ独立したパレットを表示させることもできます。


参考記事

クリスタでショートカットを設定して作業効率を上げよう!

MEMO

クリスタのショートカットではウィンドウ(パレット)をポップアップ表示(カーソルの位置に一時表示)させることもできます。


ポップアップ表示は別の箇所をタッチしますと自動で閉じるという仕様です。

お手軽にウィンドウ(パレット)を閉じたい場合はポップアップ表示に、
ウィンドウ(パレット)を開いたまま別の作業も行いたい場合はウィンドウメニューでの表示にしましょう。

パレットドックの段を追加したい場合

※こちらはパレットドック全体を移動する方法では利用できません。

パレットの間、もしくはパレットドックの端にドラッグすることでその位置に段を追加する形でパレットが配置されます。

クリスタのパレットをパレットドックに挿入

パレットに重ねてタブを追加したい場合

※こちらはパレットドック全体を移動する方法では利用できません。

パレットにタブを追加する形でパレットを配置する方法は2つあります。

パレットに重ねるようにドラッグ

パレットに重ねるようにドラッグすることでそのパレット部分にタブを追加する形で配置することができます。
その場合、ドラッグしたパレットが1番手前に配置されます。

クリスタのパレットを重ねるようにドラッグ

タブの並びにドラッグ

パレットのタブ表示部分にドラッグすることでその位置にタブを追加することができます。

クリスタのパレットをタブの並びにドラッグ

【補足】タブ自体もドラッグで並び替え可能

タブの並びの中でドラッグすることで並び替えも可能です。

クリスタのパレットタブを並び替え

パレットドックを追加したい場合

クリスタの画面の端やパレットドックの端・間にドラッグすることで新しいパレットドックを追加する形でパレットが配置されます。

クリスタでパレットドックを追加する


パレットを1つだけドラッグさせてパレットドックを追加した場合はパレットが1つだけのパレットドックになりますが、そのパレットドックの中へ別のパレットをドラッグ移動させて増やすこともできます。

「パレットドックの段」を追加したい場合

クリスタではパレットドック別に段分けすることができます。

パレット単体をパレットドックの上部あたりにドラッグする、
もしくはパレットドック全体を別のパレットドック上にドラッグしますと赤表示がパレットドック全体に広がります。

クリスタのパレットをパレットドック全体にドラッグする


この状態でドラッグを完了しますとパレットドックそのものを段分けすることができます。

パレットドックを段分けしますと、横にパレットのアイコンが一緒に表示される状態になり、このアイコンを選択することでそのパレットが配置されているパレットドックが開くという形になります。

クリスタのパレットドック表示とアイコン


この時、パレットドック内の同じ段にあるパレットのアイコンは繋がって表示されています。

この配置方法をすることで1つ分のパレットドック範囲で複数のパレットドックを収納することができます。


ちなみに、このアイコンの列の間にパレットをドラッグすることでもパレットドックを段分けにすることができます。

クリスタのパレットをパレットドックアイコンにドラッグ



また、アイコンの上にパレットをドラッグすることでパレットドックの中にパレットを追加することもできます。
この時のドラッグしたパレットはパレットドックの上段に配置されます。

クリスタのパレットをパレットドックアイコンにドラッグ(追加)


さらに、このパレットドックを段分けした箇所も上部をドラッグすることでまとめて移動させることもできます。

クリスタのパレットドック全体をドラッグ移動

「クイックアクセスパレット」「素材パレット」は複数のパレットドックの段分け表示だった

クリスタの初期画面にて右側にあるクイックアクセスパレットと素材パレットを開くアイコンが並んでいますが、このアイコン表示はパレットドックを段分けにした時と同じなのが分かります。

つまり、このクイックアクセスパレットと各素材パレットはそれぞれ1つのパレットドックだったということが分かります。

クリスタの素材パレット=パレットドック


そのため、これらのパレットに別のパレットをドラッグ移動させることでパレットを追加していくこともできます。


関連記事

【クリスタ】素材アイコンが繋がっている現象と解決策

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)でパレットのサイズ(幅・高さ)を変更する方法

クリスタのパレットやパレットドックの端をドラッグ!

クリスタのパレットやパレットドックの端にカーソルを持っていきますと矢印マークになります。

クリスタのパレットドックのサイズ変更


この状態でドラッグしますとパレット・パレットドックの幅・高さを変更することができます。

パレット内の内容によって必要なサイズに変更することができますね。


●幅の変更

クリスタのパレットドックの幅変更


●高さの変更

クリスタのパレットドックの高さを変更
注意

パレットの幅や高さを狭くすることでパレット内のアイコンが隠れてしまう場合もありますので注意しましょう。

クリスタのレイヤーパレットの幅によるアイコン表示の違い


また、独立したウィンドウ(パレット)の場合は縦横比も自由に変更できます。
こういった場合はパレット内の項目の並びも形状に合わせて変更されます。

クリスタのウィンドウを変形

【補足】クリスタのパレットドックは折りたためる

クリスタのパレットドック上部にある「≪(≫)」や「<(>)」をタッチすることで折りたたむことができます。

クリスタのウィンドウ折りたたみマーク


「≪(≫)」をタッチしますとパレットドックを全て折りたたむことができます。

クリスタでパレットドックを全て折りたたむ


「<(>)」をタッチしますとパレットをアイコン表示にすることができます。

クリスタでパレットドックをアイコン表示にする


このアイコンのどれか1つをタッチしますとパレットドック全てが開きます。

クリスタ「パレットをタブ表示」


パレットドックを折りたたんでいる状態で反対向きの「≫(≪)」や「>(<)」をタッチしますと再びパレットドックを開くことができます。

ポイント

「≪」や「<」がクリスタ画面の外側を向いている場合は折りたたみ、内側を向いている場合は開くことになります。

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)でパレットを移動・配置した後の作業

クリスタのパレットドック固定メニューのチェックを入れよう

クリスタのパレットは今回紹介したようにドラッグ操作で簡単に移動・サイズ変更させることができます。

そのため、作品制作の時に誤ってパレット部分をドラッグしてしまわないようにパレットの配置が完了しましたらパレットドックを固定する設定をしておきましょう。

CLIP STUDIO PAINT画面上部から「ウィンドウ」→「パレットドック」と選択することで表示される「パレットドック幅を固定する「パレットドックの高さを固定する」「パレットの配置を固定する」の3つの項目の内、チェックが入っていない項目を選択してチェックを入れましょう。

クリスタ「パレットドック」メニュー


この各項目をチェックが入っている状態にしますとパレットドック固定の設定がONになりますので安心して制作をすることができます。

注意

メニュー名の通り、この設定で固定できるのはパレットドラッグのみであり、独立したウィンドウ(パレット)を固定することはできません。


また、パレットを画面上に独立した状態で配置した後に「パレットの配置を固定する」にチェックを入れますと、パレットドックに重ねるようにパレットを配置することもできます。

クリスタのパレットドックの上にパレットを配置


参考記事

クリスタでパレットの幅・高さ・配置を固定する方法!!

その他のクリスタ画面カスタマイズ

クリスタではパレットの配置だけでなく、パレット内の項目やコマンドバーなどパレット以外の表示もカスタマイズすることができます。

詳しくは以下の記事を参考にしていただければなと思います。

クリスタが見づらい時は不要な表示を消して整理しよう!

ワークスペースをクリスタに保存

パレット配置を含むクリスタの作業画面を「ワークスペース」と呼びます。
クリスタではのこのワークスペースを登録しておくことができます。

この登録は複数できるため、作業内容によってワークスペースを切り替えることも可能なのです。

詳しくは以下の記事を参考にしていただければなと思います。

クリスタのワークスペース(配置)を登録する方法!!

クリスタのパレット配置を初期状態に戻したい場合

クリスタのパレットを移動・配置した後で初期状態に戻したい場合は

CLIP STUDIO PAINT画面上部から「ウィンドウ」→「ワークスペース」→「基本レイアウトに戻す」と選択しましょう。

クリスタ「基本レイアウトに戻す」


そして次に開くウィンドウにて「はい」を選択することで現在使用しているワークスペースの内、パレットの配置が購入時の状態に戻ります

クリスタ「基本レイアウトに戻す」ダイアログ

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)パレットを自分が使いやすい配置にしよう!

クリスタのパレット移動の仕様が分かれば自分のお好みの位置にパレットを配置することができます。

右利きの方はパレットを右側に全て集めるなど、ご自身がクリスタで制作する上で使いやすいパレット配置にして作業効率をさらに上げていきましょう◎


それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!


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参考記事:クリスタを購入する3つの方法と手順紹介!!


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