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皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。
イラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT（クリップスタジオペイント）では、CLIP STUDIO ASSETSから様々なブラシ素材をダウンロード（有償・無償あり）して自由に使うことができます。
【クリスタ】無料素材でもこんなに便利！ダウンロード方法と使い方を紹介します！
しかし、ダウンロードした素材の中にはカラーパレットで色を指定しても黒色でしか描けないものもあります。
今回はそんなブラシ素材をカラーでも描けるようにする方法を紹介させていただきますのでよろしくお願いいたします
( ｀・∀・´)ﾉ！
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【現象と原因】CLIP STUDIO ASSETSからダウンロードしたブラシ素材が黒色でしか描けない…！？
クリスタで使用するためにCLIP STUDIO ASSETSからお好みのブラシをダウンロードしていざ使用すると、カラーパレットで色を指定しても黒色でしか描けないブラシ素材がたまにあります。
こちらは、素材の制作者様がブラシ先端として設定する画像を「表現色：カラー」で制作して素材登録した場合に起こる現象なのです。
【解決方法】CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）でブラシ素材をカスタマイズし直そう！
CLIP STUDIO ASSETSからダウンロードした素材は基本的に自分の作品内にて自由に使用することができ、商業利用も可能です。
※一部ライセンス素材もありますので注意しましょう。
また、ダウンロードした素材はカスタマイズも自由に行えます。
ですので、黒色しか描画できないブラシ素材を自分でカラーも描画できるブラシ素材にカスタマイズすることができるのです。
①念のためダウンロードしたブラシ素材を複製しておこう！
こちらは必ず行わなければいけない作業ではありませんが、「元の素材を残しておきたい」「カスタマイズを失敗した時の保険」という意味でダウンロードしたブラシ素材を複製しておくと安心かと思います。
サブツールの複製は、サブツールパレットにて複製したいサブツールを選択した状態でサブツールウィンドウの下部にある四角が重なったアイコンを選択、
もしくはサブツールウィンドウ左上メニューアイコン「≡」→「サブツールの複製」と選択しましょう。
すると以下のようなウィンドウが表示されますのでここで名前やアイコンなどを決めて「OK」を選択すれば複製完了です。
複製したサブツールはサブツールパレットの1番下に配置されます。
②クリスタの素材パレットからブラシ先端素材を見つけよう！
実は、CLIP STUDIO ASSETSでブラシ素材をダウンロードしますと、そのブラシのブラシ先端として設定している画像素材も同時にダウンロードされています。
※ブラシ先端に画像を使用している素材の場合に限ります。
まずはブラシ先端として登録されている画像素材の名称を確認しましょう。
ブラシ素材（複製した場合はどちらか片方）を選択し、サブツール詳細ウィンドウ「ブラシ先端」カテゴリー「先端形状」を選択して「先端形状」を見れる状態にします。
スタイラスペン（描画用ペン）を使用しているならばカーソルを上に持っていくだけで、
タブレット・スマホ版クリスタならば画像素材部分を1回タップすればその画像素材の登録名が表示されます。
（画像では「レイヤー 1」と表示されています）
※複数登録されている場合は全ての画像の登録名と並び順を確認しておきましょう。
ここで画像素材の登録名を確認しましたら、（どれでもいいので）素材パレットを開き、左側で「すべての素材」を選択し、検索欄に先ほど確認した画像素材の登録名を入力しましょう。
検索欄による絞り込みは入力中にも実行されるので、登録名全文字を入力し終わるまでには素材一覧から探していた画像素材が見つけられるようになるかと思います。
※全文字を入力する場合、全角・半角、スペースのあるなしなど、完全に一致しないと表示されません。
素材パレット左下に「ダウンロードした素材」や「ブラシ形状」などのタグがありますが、元の素材の制作者様がタグ付けを行っていないと逆に表示されなくなるので無理にタグを選択しなくてもよいかと思います。
また、手元のスマホ版クリスタでは、画像素材の登録名は日本語なのに、「先端形状」では英語で表示されてしまいました。
もし検索欄に入力しても画像素材が表示されない場合は言語を変えてみるといいかもしれません。
③クリスタのキャンバスにブラシ先端素材を貼り付けて「表現色」を変換しよう！
ブラシ素材の「先端形状」に登録してある画像素材が見つかりましたら、クリスタで任意のキャンバスを新規作成しましょう。
参考記事
キャンバスサイズは、画像素材全体が入る大きさであれば大丈夫です。
制作者様がよほど大きなサイズで作成していない限りは1000 px以内になっているかと思います。
また、「解像度」も「72 dpi」で問題ありませんが、不安でしたらご自身が制作で使うキャンバスの解像度に合わせてもいいでしょう。
キャンバスを作成しましたら、素材パレットから見つけてきた画像素材をドラッグしてキャンバス上に貼り付けます。
※画像素材がキャンバス内に入っていれば問題ありません。
貼り付けた画像素材のレイヤーを選択し、レイヤープロパティを見ますと「表現色」が「カラー」になっていることが確認できるかと思います。
ここで「表現色」を「モノクロ」もしくは「グレー」に変換しましょう。
表現色を変換した際に下部に「プレビュー中の表現色を適用」というボタンが表示された場合はこのボタンを押して表現色の変更を確定させましょう。
④「表現色」を変換したらクリスタに素材登録しよう！
表現色の変換が終わりましたら、そのレイヤーを選択した状態で
CLIP STUDIO PAINT画面上部から「編集」→「素材登録」→「画像」と選択しましょう。
すると「素材のプロパティ」というウィンドウが開きますのでここで素材登録の設定を行います。
●「素材名」
元の画像素材の名前と同じにすると見分けがつかなくなるので、ご自身で後から見つけやすいような名前を任意で付けましょう。
●「ブラシ先端形状として使用」
必ずチェックを入れましょう。ここにチェックを入れないとブラシの先端形状に登録できません。
●「貼り付け動作」「重ね合わせの指定」
何も設定しなくてよいです。
●「素材保存先」
素材を保存するフォルダーを指定します。
こちらを設定しないと素材登録できませんので、どこでもいいので1つ指定しましょう。
※ブラシ用の素材なので「画像素材」の「ブラシ」が分かりやすいかと思います。
●「検索用タグ」
素材パレットで見つけやすいようにするために任意でタグをつけることができますが、必ず設定しなくてはいけないものではありません。
最後に「OK」を押せば登録完了です。
先端形状に登録してある画像素材が複数ある場合は全ての画像素材に対して同じ作業をして素材登録をしましょう。
⑤ブラシ素材の「先端形状」を入れ替えて完成！
クリスタへの素材登録が完了しましたら、ブラシ素材（複製した場合はどちらか片方）を選択し、サブツール詳細ウィンドウ「ブラシ先端」カテゴリー「先端形状」に登録されている画像素材部分の右側の「▼」を押しましょう。
すると「ブラシ先端形状の選択」ウィンドウが開きますので、検索欄に先ほど登録した画像素材の素材名を入力して一覧から見つけ出しましょう。
※こちらも素材パレットの時と同様に登録名を全文字入力する必要はありません。
※「素材のプロパティ」にて「ブラシ先端形状として使用」にチェックを入れていないとここに表示されません。
先ほど素材登録した画像素材が見つかりましたら、その素材を選択して「OK」を押しましょう。
これでブラシ素材に登録されている先端形状を自分が登録し直した画像素材に入れ替えることができました。
先端形状に登録してある画像素材が複数ある場合は全ての画像素材を順番通りに入れ替えましょう。
登録し直した画像素材は「グレー」か「モノクロ」の表現色で素材登録したものですので、先端形状は元の素材と同じのままカラーでの描画が可能なブラシ素材になっています◎
CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）の素材カスタマイズに関する注意事項
冒頭にも述べましたが、クリスタの素材は基本的に自分の作品内にて自由に使用することができ、今回のようなカスタマイズすることも問題ありません。
しかしこのカスタマイズした素材を自作の素材として公開するのは規約違反です。
あくまで自分の作品内で使用するものとして扱いましょう。
CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）の素材をお好みでカスタマイズしよう！
今回紹介したように、CLIP STUDIO ASSETSからダウンロードした素材でもご自身の作品で使用する範囲でなら自由にカスタマイズが可能です。
もし「せっかくダウンロードしたブラシ素材が黒しか描けなくてガッカリ…」という場合でもカラーを描画できるようになります。
自由な色で描画できるようになりましたら、クリスタでの創作を楽しみましょう！
それではここまで閲覧ありがとうございました！
お疲れ様でした！！
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