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皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。
今回はイラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)の「合成フォント」機能を紹介させていただきます。
合成フォント機能は他のソフトにもありますがクリスタでも利用できます!
予め設定しておくことでテキスト入力の一手間が省けますよ◎
それではよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!
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CLIP STUDIO PAINT EXCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の「合成フォント」とは
文字の種類によってクリスタで使用するフォントを自動で変更してくれる機能!
クリスタの「合成フォント」とは、テキストツールを使用して文字を入力する際に「漢字」「数字」「アルファベット」などの文字の種類によってフォントを自動で変更してくれる機能です。
通常、クリスタの「テキストツール」での文字入力は1つのフォントしか選択できませんが、この「合成フォント」を設定・使用していれば、そのまま文字入力をするだけで自動で設定したフォントを振り分けてくれます!
クリスタで「合成フォント」を利用する利点!
クリスタでは使用しているデバイス内にあるフォントを選択して使用することができます。
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どの文字の種類でも同じフォントで問題なければいいのですが、好みによっては
「このフォントの日本語の表記はいいけど、半角数字や半角アルファベットの表記はちょっと気になるんだよなぁ」
なんてこともあるかと思います。
クリスタで「合成フォント」を使っていない場合は文字を入力後にフォントを変えたい部分をマウスドラッグで選択状態にし、その状態で「ツールプロパティ」のフォントを変更する必要があります。
※文字の選択は[Shift]+カーソル移動でもできます。
そんな時にクリスタの「合成フォント」機能で数字やアルファベットなどの特定の種類の文字を別のフォントに設定しておけば、テキスト入力中にそれらの文字を入力する時がきてもそのまま入力するだけでクリスタが自動で設定したフォントに変えてくれるようになり、上記の作業を省略することができるのです!
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)での「合成フォント」作成方法!
困った時は:クリスタのウィンドウ・アイコン・項目がない時の見つけ方!!
クリスタ「テキストツール」のサブツール詳細ウィンドウで作成!
まずはクリスタ内で「テキストツール」を選択します。
そしてCLIP STUDIO PAINT画面上部から「ウィンドウ」→「サブツール詳細」と選択、
もしくは「ツールプロパティ」の右下にあるスパナのマークを選択しますと「サブツール詳細ウィンドウ」を開くことができます。
↓
その中の「フォント」の項目内に「合成フォント」の表記があるのが分かります。
※テキストの入力中は「変更」の項目が表示されません。
ここから、「新規」を選択すると合成フォントの作成ウィンドウを開くことができます。
↓
合成フォントの作成ウィンドウが開きましたら、ここで内容を設定していきます。
●「合成フォント名」
作成する合成フォントの名前を任意で入力できます。
合成フォントを作成するとここで入力した名前で表示されるようになります。
※こちらは「合成フォント」作成後の変更ができません。
●「標準」
標準として使用するフォントを一覧から選択します。
最初はテキストツールで選択中のフォントが表示されています。
下部で設定しなかった種類の文字はここで設定したフォントになります。
●「ひらがな・カタカナ」「漢字」「記号」「半角数字」「半角アルファベット」「約物」「外字」
フォントを「標準」の項目で設定したフォント以外のものにしたい種類の箇所にチェックを入れてフォントを選択していきます。
フォントの振り分けが終わりましたら、「OK」を選択することでオリジナルの合成フォントを作成することができます。
クリスタ「合成フォント」設定ウィンドウの「100%」って数値は何?
クリスタの「合成フォント」を設定・作成するウィンドウにはフォントの横に「100%」の数値が表示されています。
これが公式のリファレンスガイドを読んでも非常に分かりにくいのですが、この数値は
設定した文字サイズに対する倍率
になります。
例えば半角数字を50%に設定しておくと、テキストツールでの文字入力の際には半角数字が「ツールプロパティ」で設定している文字サイズの50%の大きさで表記されるようになります。
↓
フォントだけでなく大きさも変更したい場合はここで数値を設定しましょう。
設定できる範囲は5~200%です。
同じ大きさでいいのでしたら100%のままで大丈夫です◎
クリスタで作成した「合成フォント」の保存場所
クリスタで「合成フォント」を作成しますと、ツールプロパティの「フォント」の表示が作成した合成フォント名になります。
つまり、特殊なフォントとしてフォント一覧の中に保存されるのです。
※1番下に配置されるようです。
「ツールプロパティ」のフォントの項目にあるボタンから選択することで通常のフォントに戻したり、合成フォントを再び使用したりすることができます。
※フォントリストを作成・表示している場合は「すべてのフォント」を表示させないと作成した合成フォントを見つけられませんので注意しましょう。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の「合成フォント」作成後にできる作業
クリスタの「合成フォント」は複数作成できる!
クリスタで「合成フォント」を1つ作成した後でも、「新規」を選択することで新たに作成ウィンドウを開くことができ、新しい「合成フォント」を作成することができます。
2つ目以降に作成した合成フォントも1つ目の合成フォントと同じ様に「フォント」の一覧に表示されますのでここで切り替えができます。
クリスタの作成済み合成フォントは内容を変更できる!
クリスタにて、作成した合成フォントを選択している状態で「サブツール詳細ウィンドウ」の「変更」を選択すると合成フォントの内容が入力された設定ウィンドウが開きます。
↓
ここで設定内容を変更することができます。
ただし、「合成フォント名」だけは変更することができません。
名前を変えたい場合は「新規」で新しく合成フォントを作成しましょう。
最後に「OK」を選択しますと、以下のメッセージが表示されます。
ここで「はい」を選択すると変更が完了します。
メッセージの意味とは…?
合成フォントを変更の際に表示されるメッセージですが、読むだけではいまいち何を言っているのか分かりづらいですね。
通常のテキストツールを使ってフォントやサイズがバラバラなテキストを入力した場合、そのテキストを再編集すると入力する文字のフォントやサイズは周りのテキストと同じになります。
しかし、合成フォントを使って入力したテキストを再編集する場合は周りのテキストに関係なく、設定したフォント・サイズになります。
合成フォントの内容を変更すると、変更前の合成フォントを使って入力したテキストはその機能を失い、再編集する時は通常の再編集と同じで周りのテキストと同じになるようになります。
合成フォントの変更時に表示されるメッセージは上記の仕様変更が起こりますがよろしいですか?ということを伝えるメッセージなのです。
クリスタの作成済み合成フォントは削除できる!
クリスタにて、作成した合成フォントを選択している状態で「サブツール詳細ウィンドウ」の「変更」ボタンの横にあるゴミ箱のマークを選択すると以下のウィンドウが表示され、「はい」を選択することで作成した合成フォントを削除することができます。
↓
ここでのメッセージの意味も前項の「合成フォントの変更」の時に表示されるものと同じです。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の合成フォントまとめ
デザインの好みは人それぞれですので文字の種類に合わせて自動でフォントを変えることができるクリスタの合成フォントはとても便利な機能です。
フォントにこだわりのある方は利用すると1つ作業を省くことができ効率化に繋がりますよ◎
クリスタの合成フォントの存在を知らなかった方、知ってはいたものの意味よく分からない為に使用していなかった方もこれを機に試してみてはいかがでしょうか。
それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!
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