【クリスタVer.4.2】描画時の遅延を軽減する設定!!

※記事内に広告を含みます

皆さん、本日も閲覧ありがとうございます。
山本電卓と申します。

イラスト・漫画制作ソフトCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)では、ブラシサイズが大きかったり、補正設定が強かったりなど様々な要因で手の動きよりも遅くキャンバスに描画される現象(遅延)が起きる場合があります。

クリスタでの描画遅延


そういった描画の遅延を改善する設定がVer.4.2にていくつか追加されました。

今回はそちらを紹介させていただきますのでよろしくお願いいたします
( `・∀・´)ノ!


▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】

CLIP STUDIO PAINT PRO

▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】

CLIP STUDIO PAINT EX

参考記事:クリスタを購入する3つの方法と手順紹介!!

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)Ver.4.2の入手方法

パソコン(買い切り)版クリスタの場合

パソコン(買い切り)版を使用している場合、Ver.4.2を使用するには「アップデートプラン」の契約が必要になります。

【クリスタ】アップデートプランの契約方法を紹介します!!

タブレット・スマホ版クリスタの場合

タブレット・スマホ版クリスタを使用している場合、月額利用を契約して年額、もしくは月額料金を支払っているので追加料金なしで最新バージョンにアップデートすることが可能です。

MEMO

スマホ版クリスタにて、毎月30時間までなら契約なしで無料で使用できますが、この場合でも追加料金なしでアップデート可能です。

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)環境設定「予測ストロークを表示してブラシ遅延を軽減する」

MEMO

iPad・Android版クリスタの環境設定にあった「予測ストロークを表示する」はこの「予測ストロークを表示してブラシ遅延を軽減する」という名称に変更されています。

「予測ストロークを表示してブラシ遅延を軽減する」をONにして遅延を軽減

クリスタVer.4.2から、環境設定「ツール」カテゴリーに「予測ストロークを表示してブラシ遅延を軽減する」という項目が追加されました。

クリスタ環境設定「予測ストロークを表示してブラシ遅延を軽減する」


参考記事

初心者に知ってほしいクリスタの環境設定26選!!


こちらの項目にチェックを入れることで「手ぶれ補正」や「ブラシサイズ」の設定、描画速度などの条件により描画の遅延が発生する場合に、予測したストロークを一時的に表示して視覚的・感覚的に遅延を感じにくくすることができます。

ポイント

手元のクリスタで確認したところ、「予測ストローク」は見た目で分かるような表示ではないようです。


また、機種により効果に差があり、設定前の描き心地と変わる場合もあります

「表示条件」で予測ストロークの条件を設定

クリスタVer.4.2から、環境設定「ツール」カテゴリーの「予測ストロークを表示してブラシ遅延を軽減する」の下部に「表示条件」という設定項目も追加されました。

※「予測ストロークを表示してブラシ遅延を軽減する」にチェックを入れると設定できる項目です。

クリスタ環境設定「表示条件」


こちらで「自動判定」と「手ブレ補正が低いときのみ」の2種類の予測ストロークが表示される条件を設定できます。

クリスタ環境設定「表示条件」の選択肢


●「自動設定」
描画系ツールの「手ブレ補正」や「ブラシサイズ」などの設定をもとに、予測ストロークを表示するかを自動で判断します。

クリスタブラシ「ブラシサイズ」「手ブレ補正」


●「手ブレ補正が低いときのみ」
描画系ツールの「手ブレ補正」の値が10以下のときに、各設定をもとに予測ストロークを表示するかを判断します。

※こちらはVer.4.1.5以前のPad・Android版クリスタの環境設定にあった「予測ストロークを表示する」と同じ動作になります。

クリスタブラシ「ブラシサイズ」
MEMO

上記のように、各条件によって「判断される」ということですので、設定をONにしていても予測ストロークが表示されない場合もあります。

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)ブラシ系ツールの「画質と速度」

アンチエイリアス「画質と速度」で遅延を軽減する設定が可能に

クリスタVer.4.2から、ブラシ系ツールのサブツール詳細ウィンドウ「アンチエイリアス」カテゴリーに「画質と速度」という項目が追加されました。

クリスタ「画質と速度」


ここで「自動判断」「高品質(標準)」「中品質(やや高速)」「低品質(高速)」の4つから選択できます。

※()内の記載の通り、「高品質」が標準設定となっています。

クリスタ「画質と速度」の選択肢
MEMO

「インク」カテゴリーの「下地混色」にチェックを入れている場合は、「色重ね」を選択している時のみ設定が可能です。

クリスタ「インク」設定「下地混色(色重ね)」


名称の通り、「高品質」にしますと線がキレイに表示される代わりに描画の遅延が発生しやすくなりやすくなります
(「描画の遅延が発生しやすくなる」と述べていますが、ブラシサイズをかなり大きくするなど遅延が起こりやすい設定にしない限りは問題ないでしょう)

そして「中品質」→「低品質」の順に遅延が発生しにくくなる代わりに線の画質が粗くなります

※線の画質の粗さの許容範囲は個人差がありますので実際に目で見て設定を決めるとよいかと思います。

クリスタ「画質と速度」(高品質と低品質)
MEMO

ちなみにこの線の粗さは「モノクロ」でも変化があります。


また、「自動判断」に設定しますと「ブラシサイズ」などの設定をもとにブラシの画質を自動的に設定します。

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の性能向上による遅延軽減(高速化)

クリスタVer.4.2にアップデートすることでクリスタ自体の性能が上がり、自動的に描画の遅延が軽減されるようになりました。
詳細は以下の通りです。

●「塗りつぶしツール」の反応が速く、描画結果も正確になりました。


●レイヤープロパティパレットの「効果」にて「水彩境界」をONにしているレイヤーを編集する時の速度が高速化されました。

クリスタ「水彩境界」


参考記事

クリスタの境界効果でフチを作る方法と使用例!!

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)Ver.4.2で描画の遅延を軽減しよう!

パソコン(買い切り)版クリスタでは「アップデートプラン」の契約が必要になりますが、クリスタをVer.4.2にアップデートすることで様々な描画遅延の軽減方法が実装されました。

クリスタをVer.4.2以上にアップデートできる環境にある方で、描画の遅延に困っている方は今回紹介した設定をお試しいただければと思います◎


それではここまで閲覧ありがとうございました!
お疲れ様でした!!


▼イラスト・簡単な漫画なら【CLIP STUDIO PAINT PRO】

CLIP STUDIO PAINT PRO

▼本格的な漫画・アニメーション制作なら【CLIP STUDIO PAINT EX】

CLIP STUDIO PAINT EX

参考記事:クリスタを購入する3つの方法と手順紹介!!


▼動画視聴型お絵描き講座【Palmie(パルミー)

パルミー

▶パルミーについて詳しく見る